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岡田宰 / 2id Architectsによる、静岡・浜松市の住宅「白岩の家」
岡田宰 / 2id Architectsによる、静岡・浜松市の住宅「白岩の家」 photo©矢野紀行

岡田宰 / 2id Architectsが設計した、静岡・浜松市の住宅「白岩の家」です。

静岡県浜松市に位置する、山の中腹にあるみかん畑の中に建つ自邸。
自身が東京と浜松(都市と地方)を行き来する2拠点生活を送る中、改めて周辺環境の豊かさや自然の魅力、価値を感じた事で、“建築と自然の距離感”を考え直した計画である。

この住宅には2つの距離感が同居する。建物の周囲を覆ったパーゴラ空間は、周辺環境へ拡がる“開放性”を与え、室内空間は山を背にし、斜面に身を委ねるように“安心感”を与える。

建物はミニマムな長方形ボリュームに抑え、傾斜地を利用し斜面に寄り添うように腰を据えた一方、
パーゴラ空間を最大化し、建物を軽やかに包み込み“建築と自然” をゆるやかに繋げた。そしてこれらの面積比率は1:1となった。この緩衝領域のアンバランスさと、それぞれの“自然との距離感”を自由に行き来する暮らし方が、この土地ならではの快適性と住宅としてのリアリティを生んでいる。

建築家によるテキストより
静岡・磐田市を拠点に、地域の公共建築を数多く手掛ける 渡辺隆へのインタビュー「すべてをフラットに扱うことから生まれるおおらかな建築」

静岡・磐田市を拠点に、地域の公共建築を数多く手掛ける 渡辺隆へのインタビュー「すべてをフラットに扱うことから生まれるおおらかな建築」がAGCのサイトに掲載されています。同インタビューシリーズのアーカイブはこちらから閲覧可能

公共建築物の入札に積極的に取り組んできた渡辺隆さん。「良い建物の強度とは、デザインだけでなく信頼、信頼からくる確かさでもあって、そのバランスが重要なのだ」という。

プレック研究所・内藤廣建築設計事務所JVによる、岩手・陸前高田市の「東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル」の写真

プレック研究所内藤廣建築設計事務所JVによる、岩手・陸前高田市の「東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル」の写真が2枚、東海新報に掲載されています。2019年9月23日に開館した施設です。こちらのサイトにも遠景の写真が1枚。施設の公式サイトはこちら(トップページに空撮写真などが掲載)。
以下は、建物の様子も紹介したニュース動画。

谷尻誠+吉田愛 / SUPPOSE DESIGN OFFICEによる、静岡・浜松の、高床の家 の写真とインタビュー記事「建売と建築家住宅の間」

谷尻誠+吉田愛 / SUPPOSE DESIGN OFFICEが設計した、静岡・浜松の、高床の家 の写真と図面が10枚とインタビュー記事「建売と建築家住宅の間」がLIXILのウェブサイトに掲載されています。

藤原徹平に、二階堂の家について聞いているインタビュー記事「つづき間という日本的空間を考える」

藤原徹平に、二階堂の家について聞いているインタビュー記事「つづき間という日本的空間を考える」が、LIXILのサイトに掲載されています。藤原のサイトでは、二階堂の家の写真・図面・テキストが閲覧できます

北澤伸浩建築設計事務所による、神奈川・横浜市の、住宅+賃貸住宅「笹沼邸」
北澤伸浩建築設計事務所による、神奈川・横浜市の、住宅+賃貸住宅「笹沼邸」 photo©鈴木研一
北澤伸浩建築設計事務所による、神奈川・横浜市の、住宅+賃貸住宅「笹沼邸」 photo©三嶋一路

北澤伸浩建築設計事務所が設計した、神奈川・横浜市の、住宅+賃貸住宅「笹沼邸」です。北澤はSANAA出身の建築家です。
今作品は、SANAAによる作品等の撮影で知られる鈴木研一と、鈴木理策に師事したアーティスト・三嶋一路によるコンセプトの異なる二人の写真によってお伝えします。

ひとつの建物の中に、専用住宅と賃貸住宅2戸を内包する計画である。

敷地は旗竿敷地で、周辺に2~3階建ての住宅やマンションが立ち並ぶ街区の中央に位置しながらも、南側と西側は開かれた明るい大きな場所だった。

賃貸に出す部屋は、学生や若い社会人などを想定したワンルームで、数年で住み手が変わり、それぞれの生活スタイルや、家にいる時間帯も異なるだろうと思った。一方、専用住宅は、建主が長くこの地で暮らし、家族と共に年月を重ねていこうと考えていた。
大きく性格の異なるこれらの住空間をひとつの敷地に考えるにあたって、お互いが同じ敷地に存在するからこそ、それぞれの空間がより豊かになるような関係性にしたいと思った。

建築家によるテキストより
菊竹清訓の旧都城市民会館のスキャンモデルを、スマホを通して実空間と重ね合わせられる「旧都城市民会館AR β」が一般にも公開

菊竹清訓の旧都城市民会館のスキャンモデルを、スマートフォンを通して実空間と重ね合わせられる「旧都城市民会館AR β」が一般にも公開されています。クラウドファウンディングファン支援者先行公開だったものが、広く一般にも公開されたようです。
twitterにも沢山写真が投稿されています

クレジットは以下。

『旧都城市民会館デジタルアーカイブプロジェクト』
 ・ドローン撮影:大隣昭作 facebook
  (福岡大学工学部社会デザイン工学科)
 ・フォトグラメトリ/WebAR制作:藤原龍 twitter
  (ホロラボ / 龍lilea@xRArchi)

 主催:gluon+KUMONOS

ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、スイス・バーゼルの、集合住宅・オフィス・店舗等の複合ビル「meret oppenheim hochhaus」の写真

ヘルツォーグ&ド・ムーロンが設計した、スイス・バーゼルの、集合住宅・オフィス・店舗等の複合ビル「meret oppenheim hochhaus」の写真が13枚、yohanzerdoun.comに掲載されています。designboomにも他の写真が掲載されています。外壁全周に取り付けられた可動式建具によって、建物外観の見え方が変わるのが興味深いです。
以下はtwitterに投稿されている写真。

日建設計CGスタジオ展「Visualize⁺ 建築を伝えるちから」が開催

日建設計CGスタジオ展「Visualize⁺ 建築を伝えるちから」が開催

日程

日建設計CGスタジオ展「Visualize⁺ 建築を伝えるちから」が開催されます。会期は2019年9月30日~11月29日まで。場所は日建設計東京ビル 1階ギャラリーです。

建築CGは、多くのデータ、デザイン、表現手法などがレイヤーのように集積して構築されます。
現実に未だ存在していない建物の姿そのものや、そこから生まれる新たなアクティビティを、建物に係わる様々な人々にリアルに可視化して伝えることができるコミュニケーションツールです。
日建設計CGスタジオは、ビジュアライゼーションの専門家集団として、高品質なCGを生み出し、新しいCGの可能性に挑戦し続けてきました。
多種多様な表現や技術、さらに制作の裏側まで、本企画展でしか見ることのできない、CGスタジオが描く建築の世界「Visualize⁺」を、ぜひご覧ください。

会期 2019年9月30日(月)~2019年11月29日(金) 9:10-17:00(月-金)
休館日 土日祝日 10月12日(土)、19日(土)、11月9日(土)、23日(土) のみ10:00-17:00開館
入場 無料
会場 日建設計東京ビル 1階ギャラリー(東京都千代田区飯田橋2-18-3)
問合せ 日建設計 広報室 webmaster@nikken.jp tel.03-5226-3030

「建築の3次元デジタルアーカイブの未来はどこへ?─『旧都城市民会館』3DDAトークセッションレポート」(note / FUKUKOZY)

「建築の3次元デジタルアーカイブの未来はどこへ?─『旧都城市民会館』3DDAトークセッションレポート」がnoteのFUKUKOZYのページにあります。

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/9/23-9/29]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/9/23-9/29]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/9/23-9/29)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによる、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」(19/10/4-10/14の期間、現地で展覧会が開催)
  2. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、山梨・富士吉田市の、既存オフィスビルを改修した宿泊施設「富士吉田のホステル」
  3. 藤本壮介の初NYプロジェクトとなる、ブルックリンの新しい運営形態の集合住宅の画像
  4. 山家明+田代朋彦による、大阪の、住宅兼事務所「大阪の住宅」
  5. 長谷川豪とジョナサン・モンク、MOUNT FUJIとリアム・ギリックがコラボして設計した、岡山の小型宿泊施設の写真と図面
  6. 山本周+小林栄範による、神奈川・横浜市の多目的ホール「荏田南交差点の改修」
  7. JIA新人賞2019の一次審査通過作品が公開。2019年10月12日には公開2次審査が開催
  8. ザハ・ハディド・アーキテクツとADPアンジェニエリによる、中国・北京の新空港「北京大興国際空港」
  9. 青木淳による、京都市京セラ美術館の建築についてのテキスト「像を重ねていく美術館」
  10. 春口滉平による、白須寛規設計の「並びの住宅」についての論考『中途半端「すぎる」こと』
  11. 原田将史+谷口真依子 / ニジアーキテクツによる、東京・目黒区の住宅「扉の家」
  12. ヒルサイドテラスの50周年記念で展示や、槇文彦・妹島和世・西沢立衛・隈研吾・藤森照信らが出演するイベントが開催
  13. 畑友洋建築設計事務所による、兵庫の、武骨な構造体と長細いプロポーションが印象的な「明石市大蔵海岸公園施設」の動画
  14. 葛島隆之建築設計事務所による、愛知・刈谷市の、資材置き場や仕事仲間や近隣住民の為のコミュニティスペースなどの機能を持つ離れ「Hut」
  15. 隈研吾による、トルコ・エスキシェヒルの現代美術館「The Odunpazari Modern Art Museum」がオープン
  16. 山家章宏+戸村英子による、東京・港区の、サロンスペース&ショップ「tac:tac I’M HERE」
  17. スノヘッタの設計で完成した、アメリカ・フィラデルフィアの、テンプル大学新図書館の写真など
  18. ユルゲン・マイヤー・Hによる、ドイツの、既存住宅を改修した異なる仕上げを同じトーンでまとめた繊細な表情が印象的な住宅「Casa Morgana」の写真
  19. 平本英行 / ヒラモトデザインスタジオによる、北海道・札幌市の宿泊施設「佳松御苑」
  20. 【20位 URL】” target=”_blank”>徳野由美子建築設計事務所による、物販店舗+エステサロン「Vent de Senteales」

津川恵理による、自作・さんきたアモーレ広場を通して記された論考「個の表現から生まれるパブリック・スペース」

津川恵理による、自作・さんきたアモーレ広場を通して記された論考「個の表現から生まれるパブリック・スペース」が、LIXILのサイトに掲載されています。「さんきたアモーレ広場」は神戸市三宮駅前に位置し、津川が2019年の3月にコンペで最優秀賞に選定されていました。こちらで当時の提案書を見ることができます。津川は、ディーラー・スコフィディオ+レンフロ勤務経験をもつ建築家です。

藤井亮介の内装デザイン、RhizomatiksDesignの映像、幅允孝の総合プロデュースで、東京・日本橋に「猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店」がオープン
藤井亮介の内装デザイン、RhizomatiksDesignの映像、幅允孝の総合プロデュースで、東京・日本橋に「猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店」がオープン

藤井亮介の内装デザイン、RhizomatiksDesignの映像、幅允孝の総合プロデュースで、東京・日本橋に「猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店」がオープンしています。店舗の場所はこちら(GoogleMap)

『猿田彦珈琲とブックディレクター幅允孝氏は、表参道店での選書や調布焙煎ホールでのコンセプト立案で、過去に取り組みを重ねてきました。その中で「コーヒーと本」の関係、そしてそこからもたらされる喫茶の本分とも言える、お客さまにとっての「居心地の良い豊かな時間と空間」について深く考えるようになりました。

日々時間に追われ、ソーシャルメディアが発達した現代に、1冊の本に没頭する機会はそんなに多くないかもしれません。しかし、書き手の言霊が込められた本の中にある小さな言葉やアイデア、気づきに触れることが、私たちが届けたい「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」を体現するものだと思い、本プロジェクトの総合プロデュースに幅氏を、店舗内装デザインに藤井氏を起用しました。

また、店内にただ居るだけで言葉を体験でき、五感だけでなく六感にも訴える表現を創り上げるためには、ライゾマティクスデザインへの協力も欠かせませんでした。

空間全体を用いた作品「DRIP WORDS -言葉の抽出-」は、カフェの新しい在り方について投げ掛けるものになると信じています。』

プレスリリースより
徳野由美子建築設計事務所による、物販店舗+エステサロン「Vent de Senteales」
徳野由美子建築設計事務所による、物販店舗+エステサロン「Vent de Senteales」 photo©徳野由美子建築設計事務所

徳野由美子建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区の物販店舗+エステサロン「Vent de Senteales(ヴァン ドゥ サンテアル)」です。徳野は、西沢立衛建築設計事務所出身の建築家。店舗の公式サイトはこちら

肌や身体のことを気軽に相談できるまちの小さなクリニックのような、日頃なんとなく立ち寄る小さな公園のような、身近な場所としてエステサロンを作りたいと考えました。

そしてエステ内で扱う予定の ”サンテアル”という製品のイメージから発想を得て、人間、動物や植物が本来持っている生命力やその美しさを感じられるデザインとしたいと考え、明るく着色した木で仕上げたゆったり として力強さを感じるカーブした間仕切り壁を、店舗の顔となるファサードであり、 エステルームの一部にもなるように設えました。

建築家によるテキストより
「タピオカ効果で空き店舗が減少 福井市中央1丁目、出店相次ぎ」(福井新聞ONLINE)

「タピオカ効果で空き店舗が減少 福井市中央1丁目、出店相次ぎ」という記事が、福井新聞ONLINEに掲載されています。

JIA新人賞2019の一次審査通過作品が公開。2019年10月12日には公開2次審査が開催

JIA新人賞2019の一次審査通過作品が公開。2019年10月12日には公開2次審査が開催されます。

JIA新人賞2019の1次審査が行われ、下記の10作品が2次審査・公開審査に選ばれました。
2次審査・公開審査は、10月12日(土)13:30から建築家会館1階ホールにて開催いたします。どなたでも参加可能ですので、奮って、ご参加ください。なお参加希望の方は、会場の準備もありますので、メール(rkikuchi@jia.or.jp)か、FAX(03-3408-7129)で、氏名、所属先名、連絡先を明記の上、お申込みください。

【JIA新人賞2019 1次審査通過リスト】
No.012 「Hat Hhouse -生きていく 住まい-」
阿曽芙実(阿曽芙実建築設計事務所)
No.022 「古澤邸」
古澤大輔(リライト_D/日本大学理工学部建築学科)
No.026 「新潟の集合住宅Ⅲ/ザ・パーク一番堀」
細海拓也(細海拓也一級建築士事務所)
No.047 「コロナ電気 新社屋工場 1+2期」
井坂幸恵・田邉雄之(bews/㈲ビルディング・エンバイロメント・ワークショップ一級建築士事務所)
No.050 「Maebashi Shed 2」
高濱史子・高濱吉徳(+ft+/高濱史子建築設計事務所)
No.055 「弦と弧」
中山英之(㈱中山英之建築設計事務所)
No.059 「TENTOSHI」
神田篤宏・佐野もも(コンマ、一級建築士事務所 comma)
No.065 「houseA / shopB」
木村吉成・松本尚子(木村松本建築設計事務所)
No.071 「アパートメントハウス」
高橋一平(高橋一平建築事務所)
No.072 「SPACESPACE HOUSE」
香川貴範・岸上純子(SPACESPACE一級建築士事務所)

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