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柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMONHILLSarchitectsによる、大阪の香里三井団地の5住戸の改修「寝屋川の窓間/内出窓」


all photos©長谷川健太

 
柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMONHILLSarchitectsによる、大阪の香里三井団地の5住戸の改修「寝屋川の窓間/内出窓」です。

団地の豊かな外部環境に寄り添うように住戸の窓辺をアップデートする提案である。

<<ニコイチについて>>
大阪府住宅供給公社が行う「ニコイチ」という改修プロジェクトの一環で、2017年に行われたコンペにて我々のアイデアも採用された。
「ニコイチ」とは45㎡の2戸をつなげ、90㎡の空間を創りだすリノベーションのプランで、子育て世帯などの若年層の居住を目的とする。
古い団地の運用のため、水回りなどの更新が必須で、事業性を優先し、ローコストな提案が求められた。

南木隆助の設計による、東京・渋谷の、外部広告看板と店舗スペースのデザインが連続する店舗「MILKLAND HOKKAIDO →SHIBUYA 」
南木隆助の設計による、東京・渋谷の、外部広告看板と店舗スペースのデザインが連続する店舗「MILKLAND HOKKAIDO →SHIBUYA 」 photo©中野幸英
南木隆助の設計による、東京・渋谷の、外部広告看板と店舗スペースのデザインが連続する店舗「MILKLAND HOKKAIDO →SHIBUYA 」 photo©中野幸英

南木隆助の設計による、東京・渋谷の、外部広告看板と店舗スペースのデザインが連続する「MILKLAND HOKKAIDO →SHIBUYA」です。

極小の店舗か、巨大な広告か。

日本の酪農王国、北海道の牛乳製品を体験するためのポップアップショップのデザイン。この場所はそもそも巨大看板がメインの広告媒体だった。つまりインテリアの店舗スペースはいわば看板の付属物。我々はこの場所を体験を伴う広告メディアだと捉え、広告と連続した空間を設計した。

巨大でインパクトのある牛柄看板に惹かれた人々は、ファサードの延長で全て牛柄で包みこまれた内部へと足を踏み入れる。来場者は1Fの牛柄に包まれたカウンターでソフトクリームや牛乳を使ったスイーツを手にし、2Fに向かう。2Fでも牛柄空間は続き、そこには柄の中に潜むように立つ実物大の牛と巨大なトッピングバーが待っている。このトッピングバーで来場者は自由に買ったスイーツへのトッピングを楽しむことができる。トッピングバーは牛柄を半楕円形にそのまま立ち上げたようなデザインで、床や壁と同じ材料で仕上げられ、中のトッピングのカラフルさや多様さが際立つ。いくつかのトッピング用の容器は空気圧でモグラ叩きのように飛び出し、来場者のトッピングを楽しく邪魔をする。

喜多俊之・小林恭+マナ・鈴木マサルが出演する、ワールドインテリアウィーク2018の「デザインシンポジウム」が東京ミッドタウン・デザインハブで開催
喜多俊之・小林恭+マナ・鈴木マサルが出演する、ワールドインテリアウィーク2018の「デザインシンポジウム」が東京ミッドタウン・デザインハブで開催

 
喜多俊之・小林恭+マナ・鈴木マサルが出演する、ワールドインテリアウィーク2018の「デザインシンポジウム」が東京ミッドタウン・デザインハブで開催されます

プロダクトデザイナーの喜多俊之設計事務所imaの小林恭+マナ・テキスタイルデザイナーの鈴木マサルが出演する、ワールドインテリアウィーク2018の「デザインシンポジウム」が東京ミッドタウン・デザインハブで開催されます。開催日は2018年5月26日。要事前申し込みです。【ap・pr】

「World Interiors Day」デザインシンポジウム& カクテルパーティ
世界が注目するニッポンのデザイナー
– 小林恭氏・マナ氏、鈴木マサル氏をお迎えして –

人の暮らしを豊かにする優れた「デザイン」は、国境、境界、様々な領域を飛び越えて世界をつなぐ重要な役割を果たしています。それは、まさしくWIW&WIDの掲げる2018年共通テーマである『Design Without Borders』の意味することなのでしょう。

今回、世界が注目する人気デザイナーの小林恭さん+マナさん、鈴木マサルさんに、作例とともにフィンランドを代表するブランドのマリメッコ社など、国内外のクライアントを相手に彼らの仕事の取り組み方、美意識、発想などをお話しいただきます。

トークセッションには、今も国内外を飛び回る日本の先駆けデザイナーでもある、WIW実行委員長の喜多俊之さんが加わり、「ニッポンデザイン」の活性化と産業の発展、世界から求められる「ニッポンデザインと人」世界への取り組みなどを探求します。そして暮らしのあり方考える機会となればと思います。

その他にもワールドインテリアウィーク2018の開催期間(2018年5月25日~31日)様々なイベントが企画されています。
詳細は以下でどうぞ。

チッパーフィールドが、改修と増築を手掛けた、ロンドンの国立美術学校「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」の写真など

チッパーフィールドが、改修と増築を手掛けた、ロンドンの国立美術学校「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」の写真などがdezeenに掲載されています

デイビッド・チッパーフィールドが、改修と増築を手掛けた、ロンドンの国立美術学校「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」の写真などが11枚、dezeenに掲載されています。ギャラリーの改修や新しい講堂の設計、二棟をコンクリートの廊下でつなぐなどを行ったようです。

隈研吾らによる、フランス サン・マローの海事歴史博物館設計コンペの勝利案の画像

隈研吾らによる、フランス サン・マローの海事歴史博物館設計コンペの勝利案の画像が公開されています

隈研吾らによる、フランス サン・マローの海事歴史博物館設計コンペの勝利案の画像が8枚公開されています。家型ヴォリュームが上階に行くほど張り出しているデザインです。
以下はCG動画。

このたび、フランスの海事歴史博物館のコンペティションにて、隈研吾建築都市設計事務所が最優秀者として選定されました。

フランス、サン・マロー
ミュージアム
6,000m2
パートナーインチャージ:Matthieu Wotling

西沢立衛のチーム、BIGのチーム、アジャイのチーム、チッパーフィールドのチームら6組が最終候補に残っている、オーストラリアのアデレード現代美術館設計コンペの各者の提案の画像

西沢立衛のチーム、BIGのチーム、アジャイのチーム、チッパーフィールドのチームら6組が最終候補に残っている、オーストラリアのアデレード現代美術館設計コンペの各者の提案の画像がarchdailyに掲載されています

西沢立衛のチーム、BIGのチーム、デイビッド・アジャイのチーム、デイビッド・チッパーフィールドのチームら6組が最終候補に残っている、オーストラリアのアデレード現代美術館設計コンペの各者の提案の画像が25枚、archdailyに掲載されています。

藤原徹平・山梨知彦・工藤和美・金田充弘が参加した「働き方改革」をテーマに行ったシンポの内容記事の後編

藤原徹平・山梨知彦・工藤和美・金田充弘が参加した「働き方改革」をテーマに行ったシンポの内容記事の後編が日経XTECHに掲載されています

藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ)・山梨知彦(日建設計)・工藤和美(シーラカンスK&H)・金田充弘(アラップ)が参加した「働き方改革」をテーマに行ったシンポの内容記事の後編が日経XTECHに掲載されています。記事のタイトルは『「全員同じ机」「スマホで打ち合わせ」─生産性高める組織運営とは?』です。2018年5月19日5時まで無料閲覧可能記事です。

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、神奈川・横浜の靴店「A Shoe Lounge at the Wednesday night」
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、神奈川・横浜の靴店「A Shoe Lounge at the Wednesday night」 photo©Ken Okamoto

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、神奈川・横浜の靴店「A Shoe Lounge at the Wednesday night」です。

水曜日の夜だけオープンする「HUDSONS」。
横浜にある古いビルの2階の一室を改修した。
扉を開けると、ゲストのためだけのラウンジとして、靴一足と向き合うのに適した環境を目指した。

ピークスタジオによる、神奈川・川崎の共同住宅の一住戸の改修「SHEEP HOUSE」
ピークスタジオによる、神奈川・川崎の共同住宅の一住戸の改修「SHEEP HOUSE」 腰壁で区切られた部屋の中心   photo©ピークスタジオ

ピークスタジオ一級建築士事務所による、神奈川・川崎の共同住宅の一住戸の改修「SHEEP HOUSE」です。

賃貸マンションの一住戸を子育て世帯向けに改修したプロジェクトである。
解体前のプランは高度成長期につくられたファミリータイプの3DK。面積に対して個室が多く、またその個室は外周部に配置されるため、家族の中心となるダイニングキッチンがとても暗かった。
現代の生活スタイルというものは、機能にあわせて多くの個室が1室1対応である必要はなく、多用途に用いられる場所が望まれる。また、子育て世帯に求められることは、子どもの安全が第一、そして、大人も安心して生活できることだ。子どものために全てを犠牲するのではなく、ある程度の距離感を保ちながら、少しでも快適に、楽しく子育てができないものかと考えた。

既存の間取りは極力残し、天井まである間仕切り壁を腰の高さにまで切り下げた。ファミリータイプの3DKがかつて描いた夢の再構築として、シンプルな手法を試みたかった。

死角をなくして、部屋をつくる。
それぞれが独立していた個室は、腰壁によって、場所を与えられながらも、視線・風・光・匂いを共有することで、水平方向へゆるく繋がった。

驚くほど明るくなったキッチンで料理をしながら、子どもが遊んでいるのが感じられる。
キッズリビングと名付けたその場所は、子どもが自由に過ごせる(放牧できる)場所であり、母親と一緒に寝られる場所であり、家族のリビングでもある。

これは、家族の関係性を捉え直すひとつの試みである。

杉下均建築工房による、愛知・名古屋の住宅「安井邸」の写真 スティーブン・ホールが完成させた、アメリカの、ヒューストン美術館・グラッセル美術学校の新施設の動画

スティーブン・ホールが完成させた、アメリカの、ヒューストン美術館・グラッセル美術学校の新施設の動画です。写真と図面が10枚こちらのページで見られます。ヒューストン美術館の詳しい解説はこちらのページに

原広司による「京都駅ビル」に使われた73種類の石材の使用個所の特定を行った人々の記録

原広司による「京都駅ビル」に使われた73種類の石材の使用個所の特定を行った人々の記録がtogetterにあります

原広司による「京都駅ビル」に使われた73種類の石材の使用個所の特定を行った人々の記録がtogetterにあります。

京都駅ビルの京都タワー前には、小さな「石の博物館」があるのをご存知でしょうか?
[Kyoto Maniacs]大きな京都駅にある小さな博物館「石の博物館」
そこには、京都駅で使われている73種類の石材を含む世界各国の288種類の石材が展示されているのです。

そして我々は、その石材がどこに使われているのかを調べてみたくなりました!

藤森照信の建築展が、静岡・浜松の自身の作品「秋野不矩美術館」で開催。館外で新作茶室もつくられるそう

藤森照信の建築展が、静岡・浜松の自身の作品「秋野不矩美術館」で開催されます

藤森照信の建築展が、静岡・浜松の自身の作品「秋野不矩美術館」で開催されます。会期は2018年8月4日~9月17日(※会期を修正しました)。

秋野不矩美術館開館20周年を記念し、当館を始め多数の建築設計を手掛けている建築家・建築史家、藤森照信(ふじもり てるのぶ、1946-)の仕事を紹介する特別展を開催します。
長野県諏訪郡宮川村(現・茅野市)に生まれ、建築史家として、近代建築史・都市史の研究や、建築探偵団・路上観察学会などの活動を展開する傍ら、1991(平成3)年、44歳の時に故郷・茅野市の神長官守矢資料館の設計で建築家としての活動を始めました。以降、自然素材を随所に取り入れた独創的な手法によって、建築の既成概念を覆す作品を次々と生み出し、現在も世界各地で公共建築や住宅・茶室等の設計を数多く手掛けています。藤森の仕事は、国内外において、学術面のみならず芸術面に関しても高く評価されています。
今回、当館設計者である藤森照信が重ねてきた建築家としての成果を、写真パネルや模型・スケッチ・建築素材見本等によって紹介し、藤森建築の概況を展観します。また、秋野不矩作品の鑑賞に適した空間として考案された当館展示室で、開館に際して制作・寄贈を受けた《オリッサの寺院》など秋野不矩の代表作をご覧いただくとともに、館外では、本展に合わせて新たに設計される新作茶室を、地元の天竜産木材を用いて制作・展示します。

竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルによる、京都・西陣のゲストハウスの内覧会が開催
竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルによる、京都・西陣のゲストハウスの内覧会が開催

 
竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルによる、京都・西陣のゲストハウスの内覧会が開催されます(PDF)

竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルによる、京都・西陣のゲストハウス「京都・粋伝庵 離れ ドミトリー翆」の内覧会が開催されます。開催日は2018年5月20日。また2018年5月25日は体験宿泊会も行われるとの事。

内覧会のお知らせ
京都西陣にて株式会社アルファヴィルが設計監理して参りました、ゲストハウスが竣工いたしました。
内覧会開催の運びとなりましたので、ご多忙中とは存じますがご高覧頂けますと幸いです。

京都・粋伝庵 離れ ドミトリー翆
日時:5月20日(日)13~17時
場所:京都府京都市上京区真倉町730番地 京都・粋伝庵南隣
https://goo.gl/maps/N7q2FkAVNFF2

交通:
A:京都駅より市バス206号系統(北大路まわり)
「乾隆校前(けんりゅうこうまえ)」下車 徒歩5分

B:地下鉄今出川駅下車、御所側バス停(烏丸今出川)より市バス59号系統
「乾隆校前」下車 徒歩5分

案内PDF:https://1drv.ms/b/s!AnvJoHONJrj9gp0Iqbna1Y__vK4iuA

●5月25日(金)
体験宿泊会のお知らせ
オープンに先立ちまして、定員15名程の無料体験宿泊会を開催いたします。
現在参加者を募集しており、夜には設計者による座談会も予定しております。
宿泊の際にお気づきの点などございましたら、ご意見頂けると幸いです。
合わせて竣工写真のモデルにご協力お願いしておりますので、是非よろしくお願いします。

日程:5月25日(金)
時間:チェックイン午後10時頃まで、チェックアウトは翌朝の午前10時
部屋タイプ:1人用のスモールキャビン×14、3人用の個室×2室

下記連絡先までメールいただたい方には詳細お送りいたしますので、ご不明な点等お問合せ頂けると幸いです。

Mail:006@a-ville.net
担当:平田

大松俊紀 / 大松俊紀アトリエによる、椅子「LYR」
大松俊紀 / 大松俊紀アトリエによる、椅子「LYR」 photo©清田千裕

大松俊紀 / 大松俊紀アトリエがデザインした、椅子「LYR」です。

今日まで様々な椅子がデザインされてきた。その形状は、数え切れないほどの種類があり、すでに形自体に大した意味はなくなりつつある。かといって、単純に素材だけで、新しい椅子の在り方という問題を乗り越えられるわけではないであろう。
ある時はその存在自体がありふれた風景の一部になり、またある時はその存在が異常に存在感を表徴する。そんな椅子が作れないかと思っている。

ドット(斑点)が、与えられる対象とは全く無関係に、あるモノの表面を覆い尽くしたらどうなるであろうか? 絵画やグラフィックデザインではよくあることかもしれないが、それが家具や建築のレベルで立体的に表面を侵食したら、そのモノ、空間自体がどのように変容するのであろうか? 

変容の様子を素直に見届けるため、椅子の形状は出来るだけ普通のものとし、素地は出来るだけ白い木肌でかつ硬い木質を持つハードメープルを使用。すべての厚みを40mmに統一することで、出来るだけ見慣れた普通の椅子の形状を装い、各部(座面、脚、背もたれなど)の在り方の差異を無くそうとした。
椅子にドットを施すために、すべての表面にメラミン板を貼り、特殊なルーターで均一に球状の穴をあけた。そうすることで、各部の在り方は更に均質になる一方、いわゆる椅子の触感は激変した。

島田浩由 / at peace architectsによる、京都下鴨神社敷地内に建つ集合住宅の一室のリノベーション「Amazing Japanese Condominium」
島田浩由 / at peace architectsによる、京都下鴨神社敷地内に建つ集合住宅の一室のリノベーション「Amazing Japanese Condominium」 photo小山内利謹

島田浩由 / at peace architectsによる、京都下鴨神社敷地内に建つ集合住宅の一室のリノベーション「Amazing Japanese Condominium」です。

 京都下鴨神社敷地内に建つマンション一室のリノベーションプロジェクト。
 外国人のクライアントからのテーマは、〝ワビサビ〟
新築のマンションではあるが、当初の内装材は一般に普及されている人工素材であるビニールクロスやシート貼りの建具をクライアントは嫌い、これを全て撤去して、日本の伝統的な素材である和紙、竹、杉、土等で再構築する事を希望する。
 その命題を受けて、我々は数寄屋大工を始め、左官、経師等の伝統工法の職人達との協同作業により日本の伝統美を身近で感じながらも現代的で快適な空間を創造した。

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