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チームラボ・アーキテクツによる、東京の、壁面にデジタル映像が映し出されるエントランスなどが特徴的なDMM.com社のオフィスの写真など

チームラボ・アーキテクツによる、東京の、壁面にデジタル映像が映し出されるエントランスなどが特徴的なDMM.com社のオフィスの写真などが公開されています

チームラボ・アーキテクツによる、東京の、壁面にデジタル映像が映し出されるエントランスなどが特徴的なDMM.com社のオフィス「動物が住まうオフィス」の写真などが公開されています。
こちらのニュース記事には、エントランス部分以外の写真も掲載されています。全長1キロメートルのテーブルなども設置されているようです。

以下は、エントランスからのシークエンスが分かる動画。

エントランス部分以外の様子が分かる動画は以下です。

【ap job】 アーキテクチャーフォトジョブボードに新しく「【数量限定】地域活性プラン」が追加

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しく「【数量限定】地域活性プラン」が追加されました

大都市以外を拠点とする設計事務所の皆さんにも、求人情報を掲載しやすくなるような新しいプランです。既存の2つのプランの価値を保ったまま、投稿が少ない地域の皆様にリーズナブルに掲載を可能にするような仕組みとなっています。是非一度ご確認ください。

最も注目を集めたトピックス [期間:2017/10/9-10/15]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2017/10/9-10/15)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、青木淳による、槇文彦の『新建築』に掲載された「変貌する建築家の生態」を受けて公開したテキスト

2、SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に

3、後藤周平建築設計事務所による、静岡の「袋井の三壁」

4、成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」

5、二俣公一 / ケース・リアルによる、東京の住宅「南荻窪の家」

6、檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」

7、スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集。22pのサンプルも公開。

8、成瀬・猪熊建築設計事務所による、愛知の「株式会社デンソー 名古屋オフィス」

9、OMAが、SANAA設計のニューヨークの美術館「ニューミュージアム」の増築を手掛けることに

10、NASCA・八洲・構設計共同企業体による、青森の「平川市新本庁舎」設計プロポの、技術提案書

11、後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」

12、妹島和世らが設計してプレオープンした、山形県鶴岡市の新しい鶴岡市文化会館の写真

13、二俣公一 / ケース・リアルによる、大阪の「イソップ 中之島フェスティバルプラザ店」

14、ズントー事務所に勤務する杉山幸一郎が、自身が担当したブレゲンツ美術館でのズントー展「Dear to me」とその背景について解説しているテキスト「祝祭の時間」

15、東京R不動産が、街の形成の背景となっている、法規を含む「ルール」をテーマとしたウェブメディアを開設

16、若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」

17、杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真

18、成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京の集合住宅「坂の上テラス」

19、成瀬・猪熊建築設計事務所による、奈良県天川村の集合住宅「天川村定住促進住宅」

20、中村竜治がプロポで選定され、完成した「神戸市役所1号館1階市民ロビー」の写真


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

成瀬・猪熊建築設計事務所の会場構成協力による、21_21 DESIGN SIGHTでの「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」の会場写真


photo©木奥恵三


photo©木奥恵三

成瀬・猪熊建築設計事務所の会場構成協力による、21_21 DESIGN SIGHTでの「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」の会場写真です。
会期は終了しています。展覧会の公式サイトで、展覧会自体の概要を見ることができます。

21_21 DESIGN SIGHTで行われた企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」の会場構成の協力をしました。この展示は、個性豊かな作家たちが、まさしく「壮大な」作品をインスタレーション・模型・映像などによって展示するものでした。したがって展示計画は会場を仕切って部屋の中にそれぞれを押し込めるのではなく、それぞれの作品が迫力あるシークエンスをつくるよう、配置をコントロールすることに徹しました。
結果的にこの展覧会は、シンプルでありながらも、まるでジャングルの中で次から次へと迫力ある動植物に出会うような体験を生み出しています。

【応募締切間近!】 仲俊治・藤原徹平・山雄和真が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペが開催。最優秀賞はクアラルンプールでの決勝大会進出と賞金30万円。

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仲俊治・藤原徹平・山雄和真が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペが開催されます

仲俊治・藤原徹平・山雄和真が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペが開催されます。最優秀賞には、クアラルンプールでの決勝大会進出と、賞金30万円が贈られます。(ap・pr)

日本ペイントグループが、アジア一円で開催する建築の国際コンペです。
アジア各国の学生が国をまたいで同じテーマに取り組み、最優秀者はマレーシアで開催の国際ワークショップに招待します。
国や地域を超えた交流の機会は、世界の建築・デザインを取り巻く状況を肌で感じられる貴重な経験になるでしょう。

【2017年度 開催概要】
課題「2030年のコミュニティと建築」

本年のAsia Young Designer Awardの各国共通テーマは「You for Tomorrow」。
日本のみなさんには、「2030年」のコミュニティの姿とそこにある建築の提案を求めます。

2030年は現在から13年後。例えば東京オリンピックから10年、東北の大震災から19年後です。おそらくこのコンペに参加するほとんどの人は30代となって、まさに社会の最前線に立っていることでしょう。

振り返れば、阪神淡路大震災とオウム真理教による事件が、日本の安全神話を完全に崩壊させたのが22年前。コンピューターが我々の生活に入り始めたのもこの頃でした。
ニューヨークのWTCへのテロ攻撃は16年前。15年前の共通通貨ユーロ誕生から9年前のリーマンショック。そして6年前の東北地方太平洋沖地震を経る間に、携帯電話の普及やSNSによって人々のコミュニケーションの仕方も大きく変わりました。
2030年に至る13年という時間は、我々の想像を容易に越え、世界を変えうる時間です。

我々日本人が目の当たりにする社会は、どのような形をしているでしょうか。そこで我々はどのように人々と共に暮らしているでしょうか。
求めるのは、来年でも5年後でもなく、2030年の時点でそこにあるべき建築です。あなたの想像力に期待します。

賞金:
最優秀賞1名 クアラルンプールでの決勝大会へ進出、賞金30万円
優秀賞 2名 5万円
審査員:仲 俊治、藤原徹平、山雄和真
参加地域:日本、マレーシア、シンガポール、パキスタン、インドネシア、ベトナム、タイ、中国、香港、台湾、フィリピン、スリランカ、インド、バングラデシュ、パプアニューギニア

参加条件=建築を学ぶ18歳以上の学生
登録締切=2017年10月16日
提出期限=2017年10月20日

コンペの詳細はこちらでどうぞ

二俣公一 / ケース・リアルによる、大阪の「イソップ 中之島フェスティバルプラザ店」


all photos©太田拓実

二俣公一 / ケース・リアルによる、大阪の「イソップ 中之島フェスティバルプラザ店」です。

今回の計画地があるツインタワーの一つには、フェスティバルホールと呼ばれる文化施設がある。ビル名称のルーツにもなっているこのホールは、旧ホールが建設された1958年以降、まだ日本に大きなコンサートホールがない時代から国内外より様々なアーティストを迎え、中之島という地で芸術や音楽文化を育んできた。わたしたちはこのホール、そして芸術や音楽にあふれた街「中之島」へのオマージュとして、小さな美しい劇場のようなストアを作りたいと考えた。それは時にクラシック音楽のようにエレガントで優美な、時にアヴァンギャルドで彫刻的なイメージである。
メインマテリアルには地場近郊で採れる淡いブルーの「竜山石(たつやまいし)」を使用している。大阪には戦前に建てられた西洋風建築が多く現存しており、竜山石はそのファサードにしばしば見られる素材であり、また古代には有力貴族の石棺としても使用された美しい風合いの石でもある。そこへ特殊着色されたゴールドの金属を合わせ、彫刻的でエレガントな空間を目指した。またビルのエスカレーターの関係で一部が大きく傾斜した天井は、その傾斜をそのまま活かし、空間全体に光を拡散させるリフレクターの役割を果たしている。

【ap job 更新】 ブリコルール一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

ブリコルール一級建築士事務所の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

「デザインの力で期待を超える価値を提供する」を企業理念としています。
お客様とのヒアリングの時間を大切にし、お客様の想像以上のご提案をできるよう心掛けています。

現在、物件担当として業務を推進していただける、意匠設計者・デザイナーを募集しています。
基本計画から実施設計、竣工まで、空間ができるまでの一連の流れを担当として進めたい方、住宅、集合住宅、店舗、オフィスなど、用途に限らず、経験の幅を広げたい方をお待ちしています。

自発的に建築を学びたい、デザインをしたい、空間をつくりたい、お客様と関わりたい、楽しくものづくりをしたいなど、想いのある方との出会いを求めています。

提携関係のある組織設計事務所との協業案件もあり、本人の希望があれば、組織設計事務所の仕事の進め方に接するチャンスもあります。

成瀬・猪熊建築設計事務所による、愛知の「株式会社デンソー 名古屋オフィス」


all photos©長谷川健太

成瀬・猪熊建築設計事務所による、愛知の「株式会社デンソー 名古屋オフィス」です。

自動車部品メーカー、デンソーの新たなサテライトワークプレイスである。大手自動車部品メーカーの新たなブランディングの一環として、社外との関わりの活性化と新たな価値創造の実現を目指し、発想・交流を加速させるオフィス空間を生み出した。

OMAが、SANAA設計のニューヨークの美術館「ニューミュージアム」の増築を手掛けることに

OMAが、SANAA設計のニューヨークの美術館「ニューミュージアム」の増築を手掛けることになったそうです

OMAが、SANAA設計のニューヨークの美術館「ニューミュージアム」の増築を手掛けることになったそうです。ニューヨークタイムズに記事があります。OMAのサイトには重松象平のコメントも紹介されています。

二俣公一 / ケース・リアルによる、東京の住宅「南荻窪の家」


all photos©太田拓実

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京の住宅「南荻窪の家」です。

1階部分にオフィススペースを持つ、建坪約15坪の2階建て木造住宅。南側からの採光を十分に取り入れるため、ボリュームは可能な限り北側である前面道路側に寄せ、その分オフィス・住宅のアプローチを出入りは分けつつも、一つにまとめて建物に挿入するように確保している。一方でファサードにも大きな大開口を設け、一日を通して変化の少ない、北側の安定した光を取り入れることを考えた。内部はメイン動線の吹き抜け階段を中央に、2階はひとつながりの大きなワンルームとなっている。キッチンからダイニングにかけては切れ目のないカウンター収納をレイアウトし、より空間の開放感や奥行きを感じられることを目指した。1階にはオフィスの他に寝室や子供部屋など、よりプライベートな機能を配置。オフィスは南北を貫く奥長い空間として、狭小ながらも外部の景色を最大限取り込むことを考えた。

東京R不動産が、街の形成の背景となっている、法規を含む「ルール」をテーマとしたウェブメディアを開設

東京R不動産が、街の形成の背景となっている、法規を含む「ルール」をテーマとしたウェブメディアを開設しています

東京R不動産が、街の形成の背景となっている、法規を含む「ルール」をテーマとしたウェブメディアを開設しています。サイトの名称は「Rules & Commons」です。メンバーには法律家・弁護士の水野祐も名を連ねています。

僕らの住む街はいろんなルールをもとに出来上がっている。

建築に関する法律とか条例だけでなく、公園の看板に書いてある禁止事項もそうだし、交通や福祉あるいは税金など、会システム全部のルールが関わっていると言えるし、突き詰めれば資本主義社会の基本的な枠組みまで、、そのルールは多くの人たちが知恵と工夫を重ねて出来てきたものだ。
だけど、人の価値観も変わっていくものである以上、ルールも変わっていく必要があり、実際、今の時代に合っていないものがあるように思う。

学者さんや役人さんたちは、色んなことを深く考えてきているわけで、
僕ら一般の意見などは往々にして視野が狭かったりして大して意味のある意見や提案なんてできないんじゃないか?そう思う面は確かにある。

だけど、僕らが違和感を感じることやもっとこうしたらいいんじゃないの?という意見をきちんと伝えることも、ルールを決める人たちにとって判断材料の一部にはなるはずだ。

ルールをデザインすることは、都市をデザインする行為の中でかなり大きな役割をしめるものだ。

気持ちよく楽しく面白く、あるいは美しくカッコよく、同時に便利で持続性のある幸福な都市・街をつくるために、問いかけ、投げかける場をつくります。

檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」


all photos©矢野紀行(改修前を除く)

檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」です。

若い夫婦+2人の子供のための、都内にある小さい3階建て住居の改修計画である。
敷地は南北の道路に接し、既存計画は敷地の真ん中に階段があり、1階北側にキッチン、その他は5つの個室に分かれているものであった。
そこで南北接道という敷地のポテンシャルを最大限活かせるように、主な住空間となるリビング、ダイニングキッチンを2階に計画した。そして必要となる機能を全て長手方向の外壁側に集約し、要求される奥行きに合わせてゆるやかなカーブを描いた大きな家具を創り上げました。
住宅設備から収納、冷蔵庫、電子レンジまで収納可能な大きな木のS字家具は家族の居場所をおおらかに形成しつつ、共通認識として一緒に時間を刻んでいきます。

S字家具は扉の部分の取合いが全て違う角度となる。全ての角度を図示し、丁番設置のために角度調整の処理を施した。扉の形式も、キッチン下はプッシュ引出し、キッチン横はピポットヒンジ+内引出し、WCはピポットヒンジ、その他一般部はスライド丁番という様に適材適所で丁番を使いわけた。

【ap job 更新】 株式会社IZANAGIが、空間デザインのスタッフ(正社員)を募集中


JAL天王洲オフィスリニューアル 受付

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社IZANAGIの、空間デザインのスタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

設立5年目を迎え、新しい試行錯誤のチャレンジへ。
個性的な新メンバーを募集しています。

我々IZANAGIは「リアル」と「デジタル」が融合したアイデアが織り込まれた空間デザインをご提案しています。
お客様は広告代理店様・食品卸業様・不動産ディベ様・たばこ事業様など大手企業が中心。各企業様のセールスプロモーションの一端を担っています。

お客様や商品が持つリソースはなんだろう?と情報を整理・分析することから始め、こうしたらもっと楽しく・感動的に伝わる、こうしたら上質感がある伝え方ができるなど「高揚と感動」を実現することが我々の使命です。

IZANAGIは設立5年目を迎えたばかりの駆け出しの会社らしく、仕事では形や流儀にこだわらず常に試行錯誤を行います。プロジェクトに参加するデザイナー・映像クリエイター・エンジニアなど様々な専門家と、全くの未経験者も含めたメンバーでアイデアを考え、新たな価値を創造を図ります。

1人でも出来る事、1人では出来ない事、様々な個性で共に試行錯誤できる仲間を募集しており、今回は建築・設計・インテリアに携わって来たメンバーを募集しています。

スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集。22pのサンプルも公開。

スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集していて、22ページのサンプルも公開されています

スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集していて、22ページのサンプルも公開されています。※フラッシュがないと閲覧できない使用のようです。

若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」


all photos©Akane Kiyohara

若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」です。

「StudyRoom」は中高生を対象にした個別指導の学習塾である。本校では細かく区画された閉鎖的な教室ではなく、集中しつつも適度にリラックスできる学習環境が求められた。そこで大小いくつかの円で切り取られた大きなテーブルが生み出す開放的なワンルーム空間を提案。1対1の学習指導がなされている隣では自習生が勉強している。それは常に他者を意識することで適度な緊張感を生み、集中力を持続させることができる。また授業が行なわれない休校日はワークショップやイベント等が行なわれ、レンタルスペースとして地域の人々も利用する。黒板塗装された壁面とベンチタイプでフリーアドレスの座席からなるワンルーム空間は、これら求められる様々なシーンにフレキシブルな対応が可能である。学業のみにとどまることなく地域との交流の中で育まれる本質的な教育の場となることを期待している。

成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」


all photos©西川公朗

成瀬・猪熊建築設計事務所東急設計コンサルタント奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」です。
詳細は最下部の概要に記載していますが、商環境デザインを成瀬・猪熊建築設計事務所、基本設計・監修などを東急設計コンサルタント、実施設計・施工を奥村組が手掛けています。

本プロジェクトは、2015年にオープンした二子玉川ライズの再開発事務所跡地に計画された、東急不動産株式会社の都市型商業施設「キュープラザ」4番目の施設である。敷地は二子玉川駅の北、今は廃線となっている砧線の終着駅があった場所に位置し、二子玉川ライズと玉川高島屋の二大開発エリアを結ぶ区道沿いにある。本計画はこの好立地を活かし、街の賑わいがそのままかたちになったような、立体的な街路を組み込んだ建築を目指した。

ともすると必要なものだけを詰め込み、効率優先となってしまう積層型の商業建築において、私たちはまず、外部階段を植栽と組み合わせながら、最も環境が良く、印象的な場所である敷地南東に配置した。またこの縦動線の魅力を最大限に引き立たせるため、ファサードは周囲に残る砧線の形跡を思わせるエレメントで構成し、押出成形をしたレール形状のフレームと、枕木で作ったパネルを組み合わせ、外部階段を覆うように配置した。

結果この建築は、テナントの自由度・貸床面積・フレキシビリティを確保したまま、二子玉川らしくも新鮮な、レイヤー状の風景をつくりだしている。街と連続し徒歩で全てのフロアにアプローチすることができ、ダイナミックなシークエンスを体験しながら、街の歴史に自然とふれあうことができるものになっている。

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