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木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀のアトリエ併用住宅「呼応する空間」


photo©浅田美浩

木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所が設計した、滋賀のアトリエ併用住宅「呼応する空間」です。

敷地は、田園地帯を通る幹線道路沿いにある。周辺には、民家が立ち並び、神社の参道 を囲む鎮守の森が広がっている。

鈍い光を放つ亜鉛鉄板とモルタルで仕上げられた量感のある建物は、L字の敷地形状に 沿うように配置されており、向かい合う神社の社と対峙するかのように佇んでいる。

この建物は、写真家のアトリエとギャラリーの併用住居として利用される。 クライアントの要望は、作品制作するアトリエと暮らしが一体化した空間である。そこで、機能ごとにスペースを分節するのではなく、住み手がどのように暮らしたいのかを明確にすることで最適なプランを導き出した。

クリスチャン・ケレツによる、スイスのバイエラー財団美術館増築コンペの応募案の画像

クリスチャン・ケレツによる、スイスのバイエラー財団美術館増築コンペの応募案の画像が、ArtefactoryLabに掲載されています

クリスチャン・ケレツによる、スイスのバイエラー財団美術館増築コンペの応募案の画像が3枚、ArtefactoryLabに掲載されています。ご存知の通り、このコンペでは、ズントーが設計者に選ばれています。

『日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」が建て替えへ。歴史的意義のあるマンションが伝えるもの』(LIFULL HOME’S)

『日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」が建て替えへ。歴史的意義のあるマンションが伝えるもの』という記事が、LIFULL HOME’Sに掲載されています

『日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」が建て替えへ。歴史的意義のあるマンションが伝えるもの』という記事が、LIFULL HOME’Sに掲載されています。

最も注目を集めたトピックス [期間:2017/8/14-8/20]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2017/8/14-8/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、建築家の柳澤孝彦さんが亡くなりました

2、ピーター・ズントーによる、イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の新しい写真

3、SDレビュー2017の、入選作品の画像と入選者のプロフィールが公開

4、安藤忠雄の日本橋の家で、小川重雄写真展「国宝・閑谷学校」が開催 [2017/9/16・17・18・23・24・30・10/1]

5、長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷のオフィス「100BANCH」

6、ナスカJVが、青森・平川市の新本庁舎設計プロポで最優秀者に

7、西沢大良が、芝浦工業大学西沢大良研究室設計の「芝浦まちづくりセンター」を解説している動画

8、石上純也とスタジオ・MAKSによる、オランダの19世紀の公園に作られたヴィジター・センターの写真など

9、吉田周一郎 / SHUSHI Architectsによる、徳島県徳島市の、既存木造住宅の改修「眉山の家Ⅱ」。8/15にはオープンハウスも開催。

10、トーマス・ヘザウィックの設計で建設が進められている、上海の、緑で覆われた山のような形状の6ヘクタールの複合施設の、ヘザウィック事務所公式の動画

11、鬼頭知巳建築設計事務所による、東京の既存木造住宅の改修「4世代の家」

12、中村拓志が、岡田准一の住宅を手掛けることがYahooニュースのトップ記事に

13、後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田の、ビアバー・美容院「TYU」の内覧会が開催 [2017/8/19]

14、坂茂による、山形・鶴岡市の、サイエンスパークにオープンする宿泊滞在複合施設の画像

15、手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、宮城の「あさひ幼稚園 第二期」

16、岸和朗による、中国・上海の、元倉庫をオフィス・商業に改修した複合施設「Warehouse renovation at Minsheng-road」の写真

17、ヴォルフガング・ティルマンスへの、ファイドン社による10の質問とその答え

18、オンデザインが運営する「建築を、 アート・エンタメ・ジャーナル・サブカルなどの観点から 言語化する」メディア「BEYOND ARCHITECTURE」

19、最も注目を集めたトピックス [期間:2017/8/7-8/13]

20、APOLLOの黒崎敏による書籍『新・可笑しな家』のプレビュー


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

西沢大良が、芝浦工業大学西沢大良研究室設計の「芝浦まちづくりセンター」を解説している動画 建築家の柳澤孝彦さんが亡くなりました 安藤忠雄の日本橋の家で、小川重雄写真展「国宝・閑谷学校」が開催 [2017/9/16・17・18・23・24・30・10/1]

安藤忠雄の日本橋の家で、小川重雄写真展「国宝・閑谷学校」が開催されます

安藤忠雄が設計した日本橋の家で、小川重雄写真展「国宝・閑谷学校」が開催されます。開催日は、2017年9月16日・17日・18日・23日・24日・30日・10月1日。です。millegraphによる書籍『国宝・閑谷学校|Timeless Landscapes 1』の出版を記念して行われるものです。

『国宝・閑谷学校 | Timeless Landscapes 1』 刊行記念
小川重雄写真展「国宝・閑谷学校」|大阪展 NEW!

東京展・岡山展に続く、大阪への巡回展で、会場は《日本橋の家》(設計:安藤忠雄)です。
土日祝日のみオープン。
会期 2017年9月16日[土]・17日[日]・18日[祝]・23日[祝]・24日[日]・30日[土]・10月1日[日]
時間 12:00-19:00
会場 日本橋の家[大阪市中央区日本橋2-5-15]
入場無料

国宝・閑谷学校 | Timeless Landscapes 1

トーマス・ヘザウィックの設計で建設が進められている、上海の、緑で覆われた山のような形状の6ヘクタールの複合施設の、ヘザウィック事務所公式の動画

トーマス・ヘザウィックの設計で建設が進められている、上海の、緑で覆われた山のような形状の6ヘクタールの複合施設の、ヘザウィック事務所公式の動画です。現在の現場の様子が収録されています。完成予想のCG画像はこちらに。先日紹介した同施設の動画はこちらに

ピーター・ズントーによる、イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の新しい写真

ピーター・ズントーによる、イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の新しい写真が公式twitterアカウントに掲載されていました。完成するとこちらから予約できるようになるそうです。2017年1月時点での現場の写真はこちらのサイトに11枚掲載されています。

最も注目を集めたトピックス [期間:2017/8/7-8/13]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2017/8/7-8/13)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、SDレビュー2017の、入選作品の画像と入選者のプロフィールが公開

2、鬼頭知巳建築設計事務所による、東京の既存木造住宅の改修「4世代の家」

3、ナスカJVが、青森・平川市の新本庁舎設計プロポで最優秀者に

4、後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田の、ビアバー・美容院「TYU」の内覧会が開催 [2017/8/19]

5、長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷のオフィス「100BANCH」

6、吉田周一郎 / SHUSHI Architectsによる、徳島県徳島市の、既存木造住宅の改修「眉山の家Ⅱ」。8/15にはオープンハウスも開催。

7、坂茂による、山形・鶴岡市の、サイエンスパークにオープンする宿泊滞在複合施設の画像

8、石上純也とスタジオ・MAKSによる、オランダの19世紀の公園に作られたヴィジター・センターの写真など

9、ポンピドゥー・センターが、上海に、チッパーフィールドの設計で美術館を開設する事に

10、中村拓志が、岡田准一の住宅を手掛けることがYahooニュースのトップ記事に

11、隈研吾設計の、ブラジル・サンパウロの、外務省による日本文化の海外発信拠点「ジャパンハウス サンパウロ」の写真

12、ピーター・ズントーの展覧会「Dear to Me」が、ブレゲンツ美術館の20周年を記念して開催

13、アイボリィアーキテクチュア / 永田賢一郎+原﨑寛明+北林さなえによる、神奈川・横浜の、築50年の木造アパートの改修「藤棚のアパートメント」

14、岸和朗による、中国・上海の、元倉庫をオフィス・商業に改修した複合施設「Warehouse renovation at Minsheng-road」の写真

15、手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、宮城の「あさひ幼稚園 第二期」

16、オンデザインが運営する「建築を、 アート・エンタメ・ジャーナル・サブカルなどの観点から 言語化する」メディア「BEYOND ARCHITECTURE」

17、トム・メイン率いる設計事務所モーフォシスの、アメリカ・ロサンゼルスの事務所の様子を伝える写真

18、藤本寿徳のスペインで出版された作品集『KAZUNORI FUJIMOTO ARQUITECTURA 2003-2017』のプレビュー

19、岸和郎のウェブサイトがリニューアルしていて、未発表作品などの写真も閲覧可能に

20、トーマス・ヘザウィックの設計で建設が進められている、上海の、緑で覆われた山のような形状の6ヘクタールの複合施設の現場をドローンで撮影した動画


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷のオフィス「100BANCH」


all photos©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷のオフィス「100BANCH」です。

100BANCHとは、2018年にパナソニックが創業100周年を迎えることを機にオープンした、これからの時代を担う若い世代とともに、次の100年につながる新しい価値の創造に取り組むための施設である。

1Fはカフェ・カンパニーが企画・運営するカフェスペース「KITCHEN」、2Fは様々なプロジェクトが同時多発的に展開するプロジェクトメンバーのためのワークスペース「GARAGE」、3Fはパナソニックが次の100年を創り出すためのコラボレーションスペース「LOFT」となり、我々は外装デザインと2~3階の内装デザインを担当した。

2階の「GARAGE」は天井高2150mmと非常に低くなっているが、この先100年を考える場所としてこの空間のポテンシャルを最大限生かすべく、人によっては手の届くこの天井の低さを利用しようと考えた。旧パナソニックである松下電気器具製作所の創業当初のヒット製品の一つであり、松下幸之助の代名詞とも言える商品である「二股ソケット」を利用した照明+電源システムを考案し、使う人が直接手で着脱できるシーリングソケットを750mmピッチで天井に設置してどこでも自由に照明と電源が確保できるようにして、働く人たちが自主的に動いてフレキシブルなワークスペースをつくり出せる空間とした。また、そのような自由な動きを水平方向だけでなく垂直方向にも展開させるため、昇降テーブルを設置し、立ったり座ったりが自由にできるようにして、どこでも作業スペースにもMTGスペースになる、そんな自由で拡張性の高い場を作った。

3Fの「LOFT」は100人程度を収容するイベントスペースも兼ねるラウンジスペースになっている。一見重厚感のある居心地良いスペースだが、軽量で移動や組み立てが容易なスポンジテーブルやハンドリフトで移動できる家具を配置して構成し、変化に対応しやすい空間とした。

石上純也とスタジオ・MAKSによる、オランダの19世紀の公園に作られたヴィジター・センターの写真など

石上純也とスタジオ・MAKSによる、オランダの19世紀の公園に作られたヴィジター・センターの写真などがdesignboomに掲載されています

石上純也とスタジオ・MAKSが設計した、オランダの19世紀の公園に作られたヴィジター・センターの写真と図面が16枚、designboomに掲載されています。

オンデザインが運営する「建築を、 アート・エンタメ・ジャーナル・サブカルなどの観点から 言語化する」メディア「BEYOND ARCHITECTURE」

オンデザインが運営する「建築を、 アート・エンタメ・ジャーナル・サブカルなどの観点から 言語化する」メディア「BEYOND ARCHITECTURE」が公開されていました

西田司率いるオンデザインが運営する「建築を、 アート・エンタメ・ジャーナル・サブカルなどの観点から 言語化する」メディア「BEYOND ARCHITECTURE」が公開されていました。現在様々なコンテンツがUPされ始めています。

建築家の職域が広がっている。
コミュニティから働き方まで、 彼らが発想するコンテンツはまるで ライフスタイル誌の目次のようだ。
建物をつくる建築家も、 本をつくる編集者も、
人の日常を通して、 社会に「メッセージ」をストックしている。
僕ら(建築家、編集者)は そうした特性を最大限に活かしながら、
アウトプットの新たなカタチを創造していきたい。
「BEYOND ARCHITECTURE」は、建築を、 アート・エンタメ・ジャーナル・サブカルなどの観点から 言語化し、編集していく。
できれば日常の空いた時間、 コーヒー片手に気軽にのぞいてほしい。
内容も浅煎りから深煎り、 またときにいろんなネタがミックスされたブレンドまで、 種々雑多だ。

APOLLOの黒崎敏による書籍『新・可笑しな家』のプレビュー


画像提供:APOLLO

APOLLOの黒崎敏による書籍『新・可笑しな家』をプレビューします。

「可笑しな家」とは、ヘンテコな家のことを指す言葉ではありません。夢と欲望を叶えたいと願うあまり、一風変わった住まいをここぞと思う風景のなかに作ってしまう……その純粋で一途なプロセスにこそ「可笑しさ」の本質が詰まっています。

 振り返れば、『可笑しな家』の第一弾が出版されたのはかれこれ10年前。当時は、都市のど真ん中に建てられたタイニーハウス(狭小住宅)が脚光を浴びたものですが、一方で大自然のなかに作られた小屋や、太陽光発電などのエネルギーを採り入れたエコハウスも世界各地にお目見えしました。

 それらに共通していたのは、都市や自然のなかにつつましく佇み、パーソナルな哲学やユニークなスタイルを主張しながら、丁寧に創りあげた独自の「顔」にほかなりません。どれも住み手の意思が色濃く反映され、ストレートな自信と余裕の表情が滲み出ていたように思います。

 個人の夢や欲望は、しばしば斬新で奇抜な家を創作するエネルギーや執念へと変換され、デザイナーやビルダーの力を借りながら、個性あふれる一つの建築となって誕生する。そして、生活を重ねるにつれ、都市や自然の風景の一部として徐々に馴染んでいきます。

 建て主は「建築家」そのものであり、たんなるオーナーにとどまらず、住み続けることで人々に愛され、街のなかに溶け込んでいきます。暮らしの継続性、すなわちサスティナビリティー(持続可能)こそが、建築がもつ真の役割であることを証明してくれるはずです。

 毎日たくさんの情報に接し、選択肢の多い現代では、一つのことをやり遂げることは至極面倒なことに思えるかもしれない。だがしかし、本書に載せた物件のように、「よくやるなぁ……」と呆れつつ、思わずクスッと笑ってしまう愛らしい家々を眺めるうち、妙にその家の成り立ちが気になり、暮らしている住人にも会ってみたくなる。そして、空間や経験こそが真の情報であることに気がつくことでしょう。

 本書では、世界に点在する愛嬌たっぷりの住みかを発掘し、誕生したばかりの夢を宿した“人間の巣”を50軒収録しました。それらに込められた、人間が本能的に求めているエッセンスに、思わず「いいね」とつぶやいてしまうでしょう。どれも夢と欲望の詰まったオモチャ箱……それを形にした人たちの「世にも可笑しな家ものがたり」をお愉しみください。

建築家 黒崎 敏

吉田周一郎 / SHUSHI Architectsによる、徳島県徳島市の、既存木造住宅の改修「眉山の家Ⅱ」


写真提供:SHUSHI Architects

吉田周一郎 / SHUSHI Architectsによる、徳島県徳島市の、既存木造住宅の改修「眉山の家Ⅱ」です。2017年8月15日にはオープンハウスも開催されます。詳細は記事の下部でご確認ください。

昭和40年代に建てられた木造平屋建売住宅の改修である
住宅でありながら、広い範囲の家族が集まったり、泊ったり、趣味に使うといった多様な活動を包むおおらかな共有スペースとして更新した。
以前改修した眉山の家Ⅰと中庭を挟んで建っており、それまでの暮らしの領域を拡張する試みでもある。

建築当時の工法・職人の技術によって作られた構造体や竹木舞土壁などを既存部に見出せることができた。建売住宅であるにも関わらず新建材・工法の入ってくる前の状況であったと推察し、解体しながら設計を柔軟に対応させて、忘れられかけた技術を引き継ぐことを試みた。

広義の「地域」である四国産の材料をできる限り使うことを心掛けた。
外壁焼杉材は愛媛県伊予市の焼杉の製造ラインを持つメーカーから納入している。
内部造作材、建具・家具は四国内で採れる杉や桧の無垢材をジョイントし面を作ることで、すべて製作している。
既存竹木舞土壁は下塗り荒壁として利用し、その上から中塗りと上塗りを行った。
土は近隣の吉野川市で採れる土を使用している。石灰をまぜて塗ることで、高温多湿な気候でも土の風合いが長持ちする工夫を行っている。

ナスカJVが、青森・平川市の新本庁舎設計プロポで最優秀者に

ナスカJVが、青森・平川市の新本庁舎設計プロポで最優秀者に選ばれています

NASCA・八洲・構設計共同企業体が、青森・平川市の新本庁舎設計プロポで最優秀者に選ばれています。リンク先に提案の画像が掲載されています。三角形の角を取ったような形状の平面の建物のようです。

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