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abanbaが設計した、東京・町田の「成瀬の家(まほろのオフグリッドハウス)」です。
東京都町田市に建つ夫婦2人のための住宅です。電力網に接続せず、太陽光発電パネルによって、電気を自給自足する「オフグリッドハウス」として計画しました。 同じ時期に計画が進んでいた、小高町の家(横浜のオフグリッドハウス)では、キャンプのような屋外生活の延長にある、少し特殊なライフスタイルへの回答として、オフグリッドハウスを選択したのに対し、この成瀬の家では、住宅密集地における、エネルギーと生活の在り方を示し、ZEHの性能をクリアしたオフグリッドハウス、いわば少し未来の一般解としての住宅の提案が求められました。
設計の過程で、震災などの災害時に一時的に電気や水の供給ができる、地域のセーフティハウスとしての機能を待たせること、施主が専務を務める工務店のショールーム的な使われ方ができること、といった要件が追加されています。