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大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持外観、道路より見る。 photo©若林勇人
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持1階、玄関からLDK側を見る。 photo©若林勇人
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持1階、LDK photo©若林勇人
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持2階、ロフトから吹抜側を見る。 photo©若林勇人

大室佑介アトリエ / atelier Ichikuが設計した、東京・練馬区の「Haus-012」です。
所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画です。建築家は、生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案しました。また、ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持も意図されました。

昨年までこの場所には、RC造3階建ての要塞のような住宅が建っていたが、たび重なる雨漏りに加え、外部の鉄柵や手摺りなどの腐食が酷く、維持が困難となったため建て替えを決断するに至った。その際、土地をすべて売却して新たな場所に居を構えることも考えられたが、長らく住んだ町で培われた地縁や、高騰する土地の価格などを考慮した結果、土地を分割して約6割を売りに出し、そこで得た売却金を建物の解体費用と建設費用に充てて、残された土地に小さな新築の家を計画した。

建築家によるテキストより

地域に制定されている最低敷地面積を上回る81㎡の南北に細長い土地に対して、間口2間×奥行6間の建物を配置。前面道路側の軒高を2.35mまで抑えることで、住宅地の中でひときわ低く、道行く人びとに対して親しみやすさと空への視線を提供する形態になっている。また、道路から2.7m離れたところに立ち上がる建物のファサードを、幅3.8m、高さ2.35mの小さな黄金比率にまとめた。そうすることで、外部における美観を保ちつつ、壁面の中央に大きな引違い窓を配置し、家主と周辺住人との窓越しの交流を促すつくりとした。

建築家によるテキストより

最低限必要となる個室を並べ、そこに大きな屋根を架けた単純な構成によって、前庭から屋根裏までがひと繋がりとなったこの建物は、内外で生じる予測不可能な出来事に寄り添いながら、細分化が進行する都市を生き抜く人びとの生活の一助を担っていく。

現在の住人の終の棲家としてだけでなく、子や孫世代に引き継がれる住まいとして、仕事のための作業場として、小商いのための店として、親族や近隣住民が羽を休める休息所として、溢れるモノのための物置として、果ては予期せぬ有事の際の逃避シェルター、あるいは経済的困窮時の共有資産として、その時々の状況に合わせて呼び名を変えながら、人と物と時間とが織りなすリアリズムを受け容れるための器=建築となる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイトを募集中丹波山村新庁舎(仮称) 2022竣工

大阪・関西万博のパヴィリオンから、様々な地域の公共建築までを手掛ける「NHA」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

今年のはじめに山梨県の丹波山村で役場が竣工しました。
2020年にプロポーザルで選定され、私たちにとってははじめての公共建築でした。人口減の渦中にある村民500人あまりの小さな村の存続をかけた一大事業。村が生き残るために建築に何が可能か、山積する問題を前に公共建築の可能性を深く考えさせられるプロジェクトでした。

2025年には大阪関西万博のパビリオンのほか、京都の公民館など竣工が控えており、2024年は基本設計、実施設計、現場監理とさまざまフェーズが同時に進行していくことになります。事務所を立ち上げて5年。ようやく最初期に手掛けた建築が形になり、また新たな建築が動き出しているところです。

人口500人の村役場も、万博のような祭典も、建築は等しく未来に向かって建てられます。たくましい想像力をはたらかせて、ともに心揺さぶる建築をつくりあげる意欲ある仲間を探しています。

私たちの仕事に興味をもってくださった方、経験の有無は問いません。みなさんのご応募を心からお待ちしています。

代表 橋本尚樹

松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出
松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出外観 photo©広川智基
松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出1階、カウンター photo©広川智基
松葉邦彦 / TYRANTによる、東京・港区の飲食店「うずら」。住宅街の家屋を改修した店。周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築。内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出2階、テーブル席からプライベートルーム側を見る。 photo©広川智基

松葉邦彦 / TYRANTが設計した、東京・港区の飲食店「うずら」です。
住宅街の家屋を改修した店です。建築家は、周囲から切り離された存在とする為、境界部分に3m超の壁面を設置した上で階段状のアプローチも構築しました。また、内部ではグレーの空間の中に朱色の要素を散りばめて“上品さと華やかさ”を演出しています。

1973年創業のくじら料理専門店の移転計画です。
白金高輪駅から徒歩数分の住宅街に建つ築37年の鉄骨造2階建ての狭小住宅を店舗にリノベーションしました。

建築家によるテキストより

リノベーションに際して、まず周囲の環境から切り離すために高さ3m超のモルタル仕上げを道路境界沿いに立てました。そして、壁面中央にはかつての店舗から引き継いだ木組の看板を設置しています。その壁面によって隔てられたかつての建物前面の駐車スペースには、入口までのアプローチとテラス席を配しています。また、店内は1階にカウンター席およびキッチン、2階にテーブル席と個室をそれぞれ配置しています。

建築家によるテキストより

細長い階段状のアプローチを進み店内に入ると、以前の狭小住宅とは全く異なる空間が広がっています。1階は既存の梁やブレース、ALCスラブは現しとすることで、制約のある店内に空間的な広がりを生み出しています。土間の既存レンガタイル貼りをあえて残したエントランスからは、ブレース越しにコンクリートブロックの上に合板とオーク材を重ねた天板を置いたカウンター席を望むことができます。頭上には天井ブレースに沿わせて設置した照明を配置しています。

建築家によるテキストより
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築(チャレンジショップ)棟、外観 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る新築(チャレンジショップ)棟、スペース4からスペース5を見る。 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修(テレワーク)棟、1階、フリースペース photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
塩塚隆生アトリエと下村正樹建築設計事務所による、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」。歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設。エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計。新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造る改修(テレワーク)棟、2階、オフィス4 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

塩塚隆生アトリエ下村正樹建築設計事務所が設計した、大分・国東市の「鶴川商店街周辺拠点施設」です。
歴史遺産が残る街の地域振興の為の施設です。建築家は、エリアの歴史も横断できる建築として、現代的な木造の“新築棟”と築120年の民家を基にした“改修棟”を設計しました。また、新築棟は将来の可変性を考慮し“極めて簡素な”仕様で造られました。施設の公式ページはこちら

国東市は、神仏習合の地として歴史や文化の影響が残る国東半島の東部に位置する。
また、瀬戸内海に面した瀬戸内気候で、大分空港を有する玄関口でもある。その中心市街地である鶴川地区は、敷地の正面に位置する櫻八幡神社を中心に商店街として栄えていたが、近年の衰退に対しこれからのまちのあり方を模索する事業が進められている。

建築家によるテキストより

拠点施設は、その実践となるプロジェクトである。市が保有する旧診療所の古民家と隣接する休閑地を計画敷地としながら、石垣など歴史的な遺産が点在する周辺エリアとの連携を求められた。また、空港利用者を市内へ誘導するためのテレワーク機能や起業を支援するためのチャレンジショップ、敷地に隣接するアート作品*を核とした観光拠点としての交流スペースなど、これらを複合し相乗効果を図っていった。

建築家によるテキストより

敷地は、里道をはさんで新築(チャレンジショップ)棟と築120年の古民家を改装した改修(テレワーク)棟の2区画に分かれ、その間を屋根付きの歩廊でつなげている。配置は歩廊を参道に見立て、神社の配置を参照することで地域との親和性を持たせた。

新築棟は、2,730×2,730mmの格子状の空間で、出店の規模に合わせて区画が変更できるよう建具で仕切られている。改修棟は1階の床組を撤去し、構造補強を兼ねた土間コンクリートを新設した。また天井仕上げを無くすことで、吹き抜けを介した空気の循環や光の伝搬など建物全体の環境に流動性を持たせた。新築棟のプレカットと金物による現代的な木造と、改修棟の荒々しい丸太や角材による原初的な木造を同時に体験できるのは、地域の歴史を横断する建築ともいえる。

建築家によるテキストより
湯浅良介による建築展「Where The Wild Things Are」。文京区の“Plateau books”で開催。自身に影響を与えた絵本の“空間と想像力との結びつき”を参照し、“空想上の建築”として表現したドローイングを展示。『かいじゅうたちのいるところ』等を選定
湯浅良介による建築展「Where The Wild Things Are」。文京区の“Plateau books”で開催。自身に影響を与えた絵本の“空間と想像力との結びつき”を参照し、“空想上の建築”として表現したドローイングを展示。『かいじゅうたちのいるところ』等を選定 photo©八坂麻里子
湯浅良介による建築展「Where The Wild Things Are」。文京区の“Plateau books”で開催。自身に影響を与えた絵本の“空間と想像力との結びつき”を参照し、“空想上の建築”として表現したドローイングを展示。『かいじゅうたちのいるところ』等を選定 photo©八坂麻里子
湯浅良介による建築展「Where The Wild Things Are」。文京区の“Plateau books”で開催。自身に影響を与えた絵本の“空間と想像力との結びつき”を参照し、“空想上の建築”として表現したドローイングを展示。『かいじゅうたちのいるところ』等を選定 photo©八坂麻里子

湯浅良介による建築展「Where The Wild Things Are」です。
東京都文京区の書店“Plateau books”で開催されます。自身に影響を与えた絵本の“空間と想像力との結びつき”を参照し、“空想上の建築”として表現したドローイングを展示する内容です。絵本には『かいじゅうたちのいるところ』等が選定されました。展覧会の開催期間は、2023年11月10日~11月26日(金・土・日・祝日のみ開店)。入場無料です。また、2023年11月23日(木・祝)にウルトラスタジオの笹田侑志をゲストに迎えた関連トークイベントも企画されています(詳細は末尾に掲載)。展覧会の公式ページはこちら

Plateau booksの贄川さんから、ドローイングの展示をしてくれませんか?と声をかけていただいた。
そこから何度かどんな展示にするかを話し合い、最終的に、建築や空間を設計する今の自分に影響を与えた本をピックアップしてそれにまつわるドローイングを描き展示する、という本屋ならではの方向性でまとまった。

建築家によるテキストより

ただ、僕はイラストレーターや画家のようには絵を描けないし、普段描いているスケッチもあくまで何かを設計するためのツールとして描いている。もっと言えば、誰かが僕に設計をしてほしいと依頼をしてくれて、そこから僕はその人の話を聞いてどんな建築や空間が良いかを考えながら描いている。だから、やっぱり何かのために設計をしないでは描くことが難しかった。

建築家によるテキストより

最近人間についてよく考える。社会で起きている様々なこと、そこで生きている人、戦っている人、苦しんでいる人。多くのことは自分には関係ない、と思うから保てる精神があるが、優しい人、繊細な人ほど他者と自身を重ねて傷ついているように見える。みんなどこかしら自分の心にヴェールを被せて何かを見ないようにして生きている。そうしないでは社会の中に入ることは難しいし、大人になるということはそういうものなのかもしれないとさえ思わせられる。

本は子供の頃から好きでそれなりにいろいろと読み続けてはきたから、自分に影響を与えた本、と言えば最近読んだ本がすぐ思いついてしまうが、本にまつわる何かのためにスケッチを描くなら、随分前に手懐け仕舞い込んだ自分の中の野性、もう他人のように思えてしまうあの頃のかいじゅうのきみの居場所を作る気持ちで描こうと思い懐かしい3冊の絵本を取り上げた。

建築家によるテキストより
テキスタイルデザイナー森山茜の作品制作に密着したドキュメンタリー動画。ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館での作品制作のプロセスやコメントを収録

video©岩本健太映像制作事務所

テキスタイルデザイナー森山茜の作品制作に密着したドキュメンタリー動画です。
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館での作品制作のプロセスやコメントを収録しています。動画の制作は岩本健太映像制作事務所。アーキテクチャーフォトでは、日本館の様子を特集記事として掲載しています。

【ap job更新】 教育施設を主軸に、商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 教育施設を主軸に、商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 教育施設を主軸に、商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中

教育施設を主軸に、商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」の、設計スタッフ(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ユニップデザイン株式会社一級建築士事務所が設計スタッフ(経験者・正社員)を募集します。(急募)

渋谷からほど近い目黒区大橋を拠点とし、保育所をはじめとした教育施設を主軸に、商業施設、住宅など、幅広く設計活動を行っています。建物単体のデザインにとどまらず、建物をとりまく外構や造園、インテリアや家具・備品などに至るまで、 建物をとりまく「環境」を一貫してデザインすることをこころがけています。

弊社の手がけた案件は3年連続グッドデザイン賞を獲得しました。

現在、幼稚園、保育所や認定こども園、住宅等を複数進行中のため、設計スタッフを募集します。設計から現場監理まで一連の設計プロセスが経験できる良い時期でもあります。

弊社の設計スタンスとしては物件ごとに担当を設定し、最後まで一貫性をもって設計監理業務に携わっていただきます。図面や模型の確認だけでなく3Dで作成した空間の中でVRにて疑似体験することも可能です。

コミュニケーション能力があり、柔軟な発想で精力的に設計に参加してくださる方、大歓迎です。応募のご連絡を心よりお待ちしております。

光浦高史 / DABURA.mによる、大分・豊後大野市の「鷹来屋ガーデンささら」。老舗造り酒屋が運営する体験型の施設。豊かな自然を享受する“集いの場”を求め、RC壁とCLT折版構造屋根を組合わせて外部と繋がる開放的な空間を構築。素材は土地の時間や環境を“肌で感じられる”ものを選定
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・豊後大野市の「鷹来屋ガーデンささら」。老舗造り酒屋が運営する体験型の施設。豊かな自然を享受する“集いの場”を求め、RC壁とCLT折版構造屋根を組合わせて外部と繋がる開放的な空間を構築。素材は土地の時間や環境を“肌で感じられる”ものを選定南東側外観。道路と水路を挟み、鷹来屋の酒蔵および直売店の真向かいに位置す。溶結凝灰岩で組まれた石垣は前用途(住宅)から引き継いだもの。 photo©河野政人 Nacasa & Partners
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・豊後大野市の「鷹来屋ガーデンささら」。老舗造り酒屋が運営する体験型の施設。豊かな自然を享受する“集いの場”を求め、RC壁とCLT折版構造屋根を組合わせて外部と繋がる開放的な空間を構築。素材は土地の時間や環境を“肌で感じられる”ものを選定テラスと教室 / 客席。庇は切妻屋根のスラストを抑える機能を持ちつつ中間領域を成し、室内と庭を接続している。 photo©河野政人 Nacasa & Partners
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・豊後大野市の「鷹来屋ガーデンささら」。老舗造り酒屋が運営する体験型の施設。豊かな自然を享受する“集いの場”を求め、RC壁とCLT折版構造屋根を組合わせて外部と繋がる開放的な空間を構築。素材は土地の時間や環境を“肌で感じられる”ものを選定教室 / 客席から試飲BAR方向を見る。CLT工法を用いて、ひとつながりの広々とした空間を実現した。 photo©河野政人 Nacasa & Partners

光浦高史 / DABURA.mが設計した、大分・豊後大野市の「鷹来屋ガーデンささら」です。
老舗造り酒屋が運営する体験型の施設です。建築家は豊かな自然を享受する“集いの場”を求め、RC壁とCLT折版構造屋根を組合わせて外部と繋がる開放的な空間を構築しました。また、素材は土地の時間や環境を“肌で感じられる”ものが選定されました。施設の公式サイトはこちら

鷹来屋は明治22年創業の造り酒屋である。1979年以降17年間は委託醸造となり、自社の蔵での製造は完全に休止していたが、蔵から立ち上る白煙を見ながら育った現5代当主は、1996年に自らが杜氏として自社醸造を一から再開。
拠点とする地域は、日本ジオパークに登録されており、水の豊かな土地の恵みを受け、久住山系伏流水の軟水とその土壌が育んだ自家栽培の米を原料に、完全手作りにこだわって酒造りを行っている。

建築家によるテキストより

小規模ながらも種類豊富な商品を打ち出すことで酒蔵としての認知度を高めてきた鷹来屋は、新たな課題として、その歴史を次世代へ発展的に継承していくことを目指している。日本酒の醸造過程では、活用しなければ産業廃棄物になってしまう酒粕が生まれる。これまでも石鹸やプリンなどの商品を開発し、それを有効活用することで、酒以外の商品の可能性も拓いてきた。

その試みをさらに広げ、持続可能な食文化を推進するために、酒造り由来のノンアルコールメニューの提供や、料理教室、ジオパークの学習教室を開催する。そうした発信活動の拠点として、気軽に立ち寄ることができ、土地の豊かな自然を感じながらゆっくりと過ごせる集いの場が求められ、この新施設が誕生した。

建築家によるテキストより

井路や溶結凝灰岩の石垣、緑溢れる山々から成る集落の風景のなかにある新施設は、道路と水路を挟み、鷹来屋の酒蔵および直売店の真向かいに位置する。当初、建築物を道路沿いに配置して目立たせることも検討されたが、相対する新旧施設に挟まれた空間が豊かに繋がることを目指し、セットバックすることで庭を設けた。それは、新施設を既存の酒蔵や集落の環境へと繋ぐ緩衝地となり、酒蔵の、あるいは地域の余白となりうる。

建築家によるテキストより
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想8階、1人席 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想8階、客席 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想屋上、客席 photo©宮本啓介

吉田昌弘 / KAMITOPENが設計した、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」です。
駅近の“一人でお酒を愉しめる”店の計画です。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間が構築されました。また、雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想されました。店舗の公式サイトはこちら

場所は新宿駅西口から徒歩3分の立地である。
ここに、うどん屋と天ぷら屋とそば屋を運営している「一滴グループ」がある。

建築家によるテキストより

「一滴グループ」の呪文は「自分たちが行きたくなる店をつくる」である。そこで、クライアントは「大人が一人でお酒を愉しめる空間」を新宿に作ることが出来ないかと考え、出店を決意した。

建築家によるテキストより

実際にはインテリアは全席お一人様の席としてデザインし、お客様もお一人様のみを対象としている。
また、ドリンクやフードもセルフサービスになっており、滞在する時間はすべてお一人様を愉しめるオペレーションとなっている。

デザインとしては、一滴グループの名前の由来である“一滴のつゆにもお代を頂戴しているのだと。その思いを心に刻むため”という言葉にインスピレーションを受け、雫が一滴一滴広がっていくようなデザインを試みた。

建築家によるテキストより
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図俯瞰、緑道の上空からの様子。 photo©日暮雄一
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図外観、園庭より見る photo©日暮雄一
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図2階、2, 3歳児共用保育室 photo©日暮雄一

小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツが設計した、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」です。
幹線道路と緑道に面する敷地に計画されました。建築家は、園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案しました。また、生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設が意図されました。

本計画は、川崎市の公立保育園民営化事業である。車通りの多い府中街道と、緑豊かな平間緑道とに挟まれ、消防署や水道局、団地など公営の施設に隣接している。敷地はもともと配水所で、地中に円形の基礎が残置された調圧塔跡地を避け木造2階建てとした。

建築家によるテキストより

敷地北側に位置する地域の生活動線でもある平間緑道へは園庭からもアクセスでき、園児の散歩動線として日常的に使われる。大きな落葉樹やベンチのある平間緑道からは園庭で遊ぶ園児の様子や、テラスでの活動、登園降園時の親子の様子も感じられ、園内からは散歩中のお年寄りや他園の子どもの散歩の様子を感じることができる。これまでの歴史を引き継ぎつつ、地域の人々の中でともに育っていく保育園となるような配置計画を目指した。

建築家によるテキストより

保育園での活動を紐解く中で、私たちがウガンダの材料寸法から導き出した小さな柱割(3m,4.5m,5m)がここでも有効であると考えた。実際に小さな子どもと長時間対峙してみても、彼らの身体の大きさや床に限りなく近い動き、2間(3,640mm)という寸法が柱間に生み出す8畳間とよく合致していた。

ひとつの保育室は、中央の丸太柱に4つの8畳間が寄り添う32畳のまとまりとし、それらが2間ずつずれながら互いに接し、風車状の保育室をつくる。この緩やかな空間をつくる2間の連なりが、保育の現場の体感とも繋がる重要な寸法に感じられた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 別荘をメインとして、全国のリゾート建築を専門的に手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 別荘をメインとして、全国のリゾート建築を専門的に手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 別荘をメインとして、全国のリゾート建築を専門的に手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中

別荘をメインとして、全国のリゾート建築を専門的に手掛ける「エムズ・アーキテクツ」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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私たちは、別荘をはじめとするリゾート建築を設計する設計事務所です。
リゾート建築は人生を豊かにする建築ですが、必要不可欠な建築ではありません。
だからこそ、夢のあるデザインが求められます。

建築が好きで、夢や目標を共有できるスタッフを募集します。
好きな気持ちさえあれば、スキル、経験は仕事を通じて着実に身につくと考えます。
弊社の仕事を通じて、建築家、設計者としてのキャリアを育てたいと思います。

①デザインを大切にしたリゾート建築
どういった案件で設計の仕事に携わるか、これは仕事の楽しさ、魅力につながると考えます。

②1軒の別荘を設計できる能力を身につける
部分的な仕事をするのではなく、一通り全ての知識をつけてもらいたい。
キャリアを築く上で、一番大切で近道だと考えます。

③スタッフそれぞれの個人の能力、経験、目標、希望に合わせて
意欲のある方にはチャンス、機会をつくります。
経験が少ない、若しくはまだ自身のない方には易しいところから無理せず、段階を踏んでスキルアップしていきます。

④新しいツールの活用
最近導入したものとして、ドローンやVRを活用したプレゼン、3Dプリンタを活用した模型製作があります。
新しいツールはどんどん取り入れていきたいと考えております。

⑤仕事を楽しむことが一番大切
弊社の設計している別荘とは、人生を楽しむためのもの。
夢のある作品づくりを、楽しんで仕事をしてもらいたいと思っています。

井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioによる、東京・世田谷区の「交錯線のワンルーム住宅」。住宅街の“鉄塔が食い込んだ”変形敷地での計画。状況を活かした建築を求め、“街区”と“送電線”の2つのグリッドを取込む設計を志向。必然的に出来る“歪な空間”を援用して多様な質の居場所を住宅内に作り出す
井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioによる、東京・世田谷区の「交錯線のワンルーム住宅」。住宅街の“鉄塔が食い込んだ”変形敷地での計画。状況を活かした建築を求め、“街区”と“送電線”の2つのグリッドを取込む設計を志向。必然的に出来る“歪な空間”を援用して多様な質の居場所を住宅内に作り出す外観、鉄塔側より見る。 photo©渡邊聖爾
井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioによる、東京・世田谷区の「交錯線のワンルーム住宅」。住宅街の“鉄塔が食い込んだ”変形敷地での計画。状況を活かした建築を求め、“街区”と“送電線”の2つのグリッドを取込む設計を志向。必然的に出来る“歪な空間”を援用して多様な質の居場所を住宅内に作り出す1階、ダイニングとキッチン photo©渡邊聖爾
井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioによる、東京・世田谷区の「交錯線のワンルーム住宅」。住宅街の“鉄塔が食い込んだ”変形敷地での計画。状況を活かした建築を求め、“街区”と“送電線”の2つのグリッドを取込む設計を志向。必然的に出来る“歪な空間”を援用して多様な質の居場所を住宅内に作り出す2階、ワークスペース photo©渡邊聖爾

井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioが設計した、東京・世田谷区の「交錯線のワンルーム住宅」です。
住宅街の“鉄塔が食い込んだ”変形敷地での計画です。建築家は、状況を活かした建築を求め、“街区”と“送電線”の2つのグリッドを取込む設計を志向しました。そして、必然的に出来る“歪な空間”を援用して多様な質の居場所を住宅内に作り出しました。

都心の低層住宅街、夫婦と子供のための新築計画である。敷地は南側に広めの道路が接道している都心の立地としては良好な条件であったが、敷地北側の角に送電線の鉄塔がななめに振れながら食い込んでいて敷地の形状が変形していた。

夫妻の要望は、主人の在宅勤務が多いこともあり、ワークスペース、個室、広々としたLDKをつくるなどの基本的な要望の他に、鉄塔側に関しては、なるべく閉じる方がよいのではとの相談もあったが、鉄塔側は明るさを確保できる場所と捉えることもできるので、むしろ鉄塔が食い込んでいることも活かすことができる計画となるように進めていく方針となった。

建築家によるテキストより



鉄塔が斜めに食い込む他に、本立地には、計画に関わるいくつかの線があった。街区を規定する敷地の線、敷地に食い込む送電線の角度が振れた線、また目には見えないが、法規的に家の高さを決定する斜線制限の線だ。

特に送電線の鉄塔が食い込む斜めの窪みは影響が大きく、プラン的にも無視することは難しかったので、このななめの線もプラングリッドへと取込むことにした。

建築家によるテキストより

その歪な形状を活かして、リビングやワークスペース等の各部屋は、壁で仕切らずに、スキップフロア状に緩やかに分節し連ねる計画とした。天井の高さは、70cmから4m強まで、斜めに繋がる場所もあれば、フラットな天井もあり、歪な空間の連続が、日当たりのよい場所や暗い場所、狭い場所や広い場所など多様な場所を作り出し、四角い部屋の連続ではない、起伏あるワンルーム状の空間となった。

建築家によるテキストより
伊東豊雄が、NHKのテレビ番組「最後の講義」に出演。予告動画も公開

伊東豊雄が、NHKのテレビ番組「最後の講義」に出演します。リンク先の公式ページには予告動画も掲載されています。放送日時は2023年11月8日22時から。

人生最後なら何を語り残すか?伊東豊雄さん82歳。“建築界のノーベル賞”世界を圧倒する巨大洞窟のような建物?被災地に小さな家?「建築は社会を変える」その信念とは?

美しい曲線や光のデザイン、巨大洞窟のようなオペラハウス…長野・諏訪湖畔で育ち成績優秀、東京で建築家に。高度経済成長、キラ星の建築家が活躍の時代、大阪万博造営に参加も…チャンスが少ない中、初の大きな公共建築は50歳前、しかし… その後、仙台や岐阜で人々が愛する建物空間を次々。70代で“建築界のノーベル賞”受賞。環境を生かしたその地域でしかできない唯一無二の建物空間。「美しい建築」はどう生まれるのか?

伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・三原市の「糸崎の家」。三方を道が囲む海を見下ろす敷地。外からの視線の遮断と存在する自然との接続を求め、敷地の形に沿った“くの字”形状で環境に応じて窓のサイズ等を調整した建築を考案。リビングの大開口から瀬戸内の景色を取込む
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・三原市の「糸崎の家」。三方を道が囲む海を見下ろす敷地。外からの視線の遮断と存在する自然との接続を求め、敷地の形に沿った“くの字”形状で環境に応じて窓のサイズ等を調整した建築を考案。リビングの大開口から瀬戸内の景色を取込む外観 photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・三原市の「糸崎の家」。三方を道が囲む海を見下ろす敷地。外からの視線の遮断と存在する自然との接続を求め、敷地の形に沿った“くの字”形状で環境に応じて窓のサイズ等を調整した建築を考案。リビングの大開口から瀬戸内の景色を取込むリビングからダイニングとキッチンを見る。 photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・三原市の「糸崎の家」。三方を道が囲む海を見下ろす敷地。外からの視線の遮断と存在する自然との接続を求め、敷地の形に沿った“くの字”形状で環境に応じて窓のサイズ等を調整した建築を考案。リビングの大開口から瀬戸内の景色を取込むリビングから景色を見る。 photo©貝出翔太郎

伊瀬和裕 / テトラワークスが設計した、広島・三原市の「糸崎の家」です。
三方を道が囲む海を見下ろす敷地に計画されました。建築家は、外からの視線の遮断と存在する自然との接続を求め、敷地の形に沿った“くの字”形状で環境に応じて窓のサイズ等を調整した建築を考案しました。そして、リビングの大開口から瀬戸内の景色を取込みました。

瀬戸内海に面した斜面地の中腹辺りに位置する敷地。
わずかながら日々穏やかな水面を見せてくれる海と、敷地北側には緑豊かな山林。

建築家によるテキストより

設計を始めるために初めて敷地を訪れた時、自然を身近に感じられる敷地の中に立っていると、それらを生活の一部へと取り込むように計画をすることが必然のようにも感じられた。一方で生活道路が敷地の三方を囲むようにあるため、道路面からのプライバシーを確保することも必要となる。

建築家によるテキストより

それらを両立すべくすすめた設計は、道路面からの視線を遮りつつ自然に向けて開くため、敷地形状にあわせて「くの字」に折れ曲がった建物形状での計画となった。

一段下がったリビング空間からは中庭へとつながり、その先に見える景色は想い描いていたものとなった。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/10/30-11/5]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/10/30-11/5]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/10/23-10/29)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. BIGによる、ニューヨークの超高層ビル「ザ・スパイラル」。ハイラインパーク近くの高さ約300m越の建築。公園の緑との接続と垂直方向への拡張を意図し、緑化したテラスが階段状に連なる構成を考案。オフィスの一部として自然を統合した“現代的なワークプレイス”を作る
  2. MADによる、中国・上海の複合施設「The Ark」。70年代竣工の倉庫を複合施設に改修。新旧の構築物が並置される状況を求め、既存の壁の間に“金属製のヴォリューム”が浮遊する構成を考案。都市の記憶を未来に繋げると共に人々の為の新たな交流空間を創り出す
  3. ファラによる、ポルトガルの住宅「house for three generations」。小さな村の角地に建つ3世帯住宅。正方形平面の中に各世代ごとに異なる形の寝室を作り、残った“型破りな形”の空間を共通のリビングとして計画。天井の手前で止めた“柱”は活動の区切りとなり物理的統一性も示す
  4. 新居千秋都市建築設計による、千葉の「流山市立南流山地域図書館・児童センター」。約3000㎡の滞在型複合施設。様々な規制や厳しい与件の下でも、“身体性”を大切にした“五感”に訴えかける建築を志向。寸法と素材にこだわり設計と選定した家具を用いて限られた空間の中に様々な居場所を作る
  5. 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「岡本の家」。閑静な住宅街の三角形の敷地。“容積の確保”と“街並みとの調和”の両立を求め、二層分の外壁を分割して間に開口部を設けた“圧迫感を緩和”する建築を考案。視線と風が抜ける空間は“街との繋がり”も感じさせる
  6. 原広司による神奈川・多摩区の“粟津邸”で、Karimoku New Standardの展示「Encounters」が開催
  7. 吉祥寺の「武蔵野公会堂改修」設計プロポの、一次審査通過者が参加する公開プレゼンが開催。C+A、小堀哲夫、スターパイロッツ、日建設計、AS、青木茂が名を連ねる
  8. OMA / 重松象平の建築デザインによる、東京・港区の「虎ノ門ヒルズステーションタワー」。基部と頂部に公共性を持つ機能も入る複合ビル。街の構造とシームレスに繋げて、東京における生活の特徴である“多層的で立体的な空間体験”も創出。森ビルと久米設計がエグゼクティブアーキテクトを務める
  9. 北川原温建築都市研究所による、東京・豊島区の「豊昭学園6号館 ラーニングセンター」。キャンパス整備の一環で三角形の敷地に計画。敷地を超えた街との接続と学園の更なる成長の表現を意図し、無限に広がる“放物線”の形を用いた建築を考案。道路斜線で規定された量塊の中にホールや図書館等を収める
  10. ザハ・ハディド事務所による、中国の「成都SF博物館」。国内有数のSF作家の輩出都市に建設。“星雲”を模した流動的なフォルムの屋根を持つ建築で、湖面に浮かぶ様な配置と周辺との一体的な設計も特徴。様々な展示・会議・イベントに対応する柔軟性も備える
  11. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  12. 奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照
  13. 隈研吾建築都市設計事務所による、東京・江戸川区の「魔法の文学館」。童話作家の角野栄子の名を関した児童文学館。花びらが広がるような屋根“フラワールーフ”を外観の特徴とし、景観との調和や内外の連続性も意図。くぼしまりおによる内装は角野の著作の世界観をイメージ
  14. 坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、京都・下京区の店舗「HUNTING WORLD × DESCENTE.LAB」。老舗百貨店内の期間限定の店。ブランドの代名詞の“バッグ”から着想を得て、荷物を保護する“エアー緩衝材”を主要素材とした什器を考案。45°振ったラックの配置は滞留の促進と区画の内外の繋がりを意図
  15. 近代建築の巨匠“ライト”の建築展「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」が、豊田市美術館で開催中。“帝国ホテル”の設計でも知られる建築家の展覧会。緻密で繊細なドローイングや図面の数々を日本初公開。ライトが提唱した住宅形式の一部が実寸で再現され空間体験も可能
  16. 二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫の店舗「イソップ 神戸BAL店」。歴史ある和洋折衷建築が残る都市での計画。街の“バランス感覚”を取込んだ空間を求め、“日本古来の素材”と“西洋的な構成”を融合する設計を志向。近隣産で伝統的な“淡路瓦”を主要素材に選び様々な箇所に使用
  17. 小泉誠 / Koizumi Studioによる、大阪・三島郡の「sumitsubo house」。夫婦と猫の為の住宅。季節ごとに“遊牧民”の様に部屋を移動する生活の要望に、いくつかの居場所があるだけの“潔く住みこなす家”を志向。段差や開口の工夫で“曖昧に”仕切られた“回遊性”のある空間をつくる
  18. MVRDVによる、アルバニアの文化施設「The Pyramid of Tirana」。独裁者を称えた博物館を若者や市民の為の施設に改修。生き延びた人々の“記念碑”として、傾斜したファサードに階段を追加して誰もが上に登れる建築を考案。新たな機能はカラフルな箱に入れて構造体の内外に追加
  19. 戦後日本を代表する建築家の一人“丹下健三”による「国立代々木競技場」を主題とした国際シンポジウムが開催。隈研吾らが登壇し“構造・設備・意匠の視点”から本建築を解説。海外からも有識者が参加し“国際的な視点”からも紐解く
  20. 安藤祐介建築空間研究所による、東京の「エクスドリーム不動産サテライトオフィス神田錦町」。新築テナントビル内に計画。地域の歴史と“若く前向きな”社風の表現を求め、伝統的な内装要素を“現代的な素材とディティール”で再解釈する設計を志向。エキスパンドメタルとリブパネルを主要素材とし空間を構築

坂茂へのインタビュー動画。芝浦工業大学が制作して2023年8月に公開されたもの

坂茂へのインタビュー動画です。芝浦工業大学が制作して2023年8月に公開されたものです。上記に掲載したものは前編です。

2023年4月、世界的な建築家である坂茂氏が芝浦工業大学の特別招聘教授に就任しました。 紙管(再生紙で作られた筒状の紙製品)に代表される革新的な素材および構造を開発し、“建築”という手法を用いて世界各地で自然災害や紛争に遭った人々の支援、地域の復興に尽力し続ける坂茂教授にお話を伺いました。

後編は以下に掲載します。

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