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谷尻誠・吉田愛が設計した建築で、現代美術のギャラリーを運営する二宮由利香へのインタビュー

谷尻誠・吉田愛が設計した建築で、現代美術のギャラリーを運営する二宮由利香へのインタビューが、美術手帖のウェブサイトに掲載されています

谷尻誠・吉田愛が設計した建築で、現代美術のギャラリー「gallery N」を運営する二宮由利香へのインタビューが、美術手帖のウェブサイトに掲載されています。二宮は名古屋で長くギャラリーを運営してきましたが、2017年に東京にも新スペースを開設していました。名古屋のサポーズによる建築の写真はこちらで見ることができます。

三分一博志が、コペンハーゲンの旧地下貯水場で行っている大規模なインスタレーション「The Water」の様子とインタビュー(日本語)を収録した動画

三分一博志が、コペンハーゲンの旧地下貯水場で行っている大規模なインスタレーション「The Water」の様子とインタビュー(日本語)を収録した動画です。動画はルイジアナ美術館の制作。写真はこちらのページでも閲覧できます。

日本デンマーク外交関係樹立150周年記念事業として行われているもので、公式サイトのブログにも展示の解説があります。

現在、三分一氏の個展がコペンハーゲンで開かれています。これは同氏とデンマークのユニークな展示スペースThe Cisternsとのコラボレーションによるもので、美しいインスタレーションが大変な好評を呼んでいます。

コペンハーゲンの街は1853年にコレラの流行に見舞われました。当時は水道施設の衛生状態が悪く、感染は拡大するばかりでした。この伝染病の蔓延を食い止めようと、コペンハーゲン市は“Cisternerne”(The Cisterns=貯水槽)と呼ばれる1,600万リットルの地下貯水場を建設することを決定しました。1996年、The Cisternsは他に例を見ないユニークな展示スペースに生まれ変わりました。施設内の湿度は100%に近く、常に低温で、CO2の濃度が高いことが特徴です。

「2015年に三分一氏をThe Cisternsに招待したことが、奇跡の出会いとなりました」とThe Frederiksberg Museumsの館長を務めるAstrid La Cour氏は語ります。

「流れ続ける水、極端に高い湿度、17秒間も続く音の反響、光の欠如といった、普通ならば問題視されがちなこの展示場のさまざまな特徴が、三分一氏にとってはまたとない完璧なプロジェクトの出発点となりました。彼はこの場所の独特な環境条件を瞬時に理解したのです」

三分一博志氏のインスタレーション“The Water”は、Cisternsのユニークな環境を巧みに利用しています。来場者が歩くのは、宮島の厳島神社を思わせる径路。滝が流れ、苔が石を覆っています。

H&deMとアイ・ウェイウェイのコラボによる、NYのパークアベニュー・アーモリーでの、インタラクティブなインスタレーション作品「hansel & gretel」の写真

H&deMとアイ・ウェイウェイのコラボによる、NYのパークアベニュー・アーモリーでの、インタラクティブなインスタレーション作品「hansel & gretel」の写真が、designboomに掲載されています

ヘルツォーク&ド・ムーロンとアイ・ウェイウェイのコラボによる、NYのパークアベニュー・アーモリーでの、インタラクティブなインスタレーション作品「hansel & gretel」の写真が10枚、designboomに掲載されています。youtubeに投稿されていた動画を見ると仕組みが分かりやすいのですが、空間内の人の動きが床面に投影され、一時的に記録されるような作品のようです。

ジョンソンのグラスハウスを霧で包みこむ作品を発表している中谷芙二子が、テートモダンで霧の作品を発表

ジョンソンのグラスハウスを霧で包みこむ作品を発表している中谷芙二子が、テートモダンで霧の作品を発表していて、そのレポートがboundbaw.comに掲載されています

フィリップ・ジョンソンのグラスハウスを霧で包みこむ作品を発表している中谷芙二子が、テートモダンで霧の作品を発表していて、そのレポートがboundbaw.comに掲載されています。youtubeにも同作品の動画がいくつか上がっています

杉本博司に、自身が構想し、2017年10月にオープンする文化施設「江之浦測候所」について語っている動画

杉本博司に、自身が構想し、2017年10月にオープンする文化施設「江之浦測候所」について語っている動画です。企画・構成・撮影を手掛けたのは、青木淳の作品集の写真を手掛けたりもしている鈴木心。最後の方で施設の様子も紹介されます。

nendoが会場構成した、無数の鏡面仕上げの小さなパネルが不思議な視覚効果を生む『勅使河原茜個展「HANA SO」』の新しい会場写真

nendoが会場構成した、無数の鏡面仕上げの小さなパネルが不思議な視覚効果を生む『勅使河原茜個展「HANA SO」』の新しい会場写真がdesignboomに掲載されています

nendoが会場構成した、無数の鏡面仕上げの小さなパネルが不思議な視覚効果を生む『勅使河原茜個展「HANA SO」』の新しい会場写真が16枚、designboomに掲載されています。会期は終了しています。こちらに日本語での展覧会レポートがあります

小川晋一の事務所にも在籍していたことがある、アーティストの池ヶ谷陸による、ベルリンの教会の内部空間をスチールパイプ製の構築物で満たしているインスタレーションの写真

小川晋一の事務所にも在籍していたことがある、アーティストの池ヶ谷陸による、ベルリンの教会の内部空間をスチールパイプ製の構築物で満たしているインスタレーションの写真がdesignboomに掲載されています

小川晋一の事務所にも在籍していたことがある、アーティストの池ヶ谷陸による、ベルリンの教会の内部空間をスチールパイプ製の構築物で満たしているインスタレーションの写真が10枚、designboomに掲載されています。2017年4月19日~5月1日の期間行われたようです。
以下は、同プロジェクトの動画。

ヴォルフガング・ティルマンズの、バーゼルのバイエラー財団美術館での展覧会の会場動画 コールハースとティルマンズのトークセッション「Book for Architects」の動画

レム・コールハースとヴォルフガング・ティルマンズのトークセッション「Book for Architects」の動画です。2017年5月9日にロンドンのテートモダンで行われたもの。

Wolfgang Tillmans is fascinated by the millions of individual decisions that shape the overall design of a city: its adaptation by inhabitants not part of a master plan but an expression of lived reality.

This discussion with Rem Koolhaas, one of the most internationally recognised architects, explores the relevance of architectural design to our everyday lives, interrogating the complexity, irrationality, politics and beauty found in buildings, street patterns and fragments of spaces.

This talk took place on 9th May 2017 at Tate Modern.

杉本博司が構想して、榊田倫之が実施設計を担当した、神奈川・小田原の文化施設「江之浦測候所」の写真

杉本博司が構想して、榊田倫之が実施設計を担当した、神奈川・小田原の文化施設「江之浦測候所」の写真などが、fashionsnap.comに掲載されています

杉本博司が構想して、新素材研究所が基本設計・デザイン監修を行い、榊田倫之が実施設計を担当した、神奈川・小田原の文化施設「江之浦測候所」の写真などが6枚、fashionsnap.comに掲載されています。
以下は公式サイトの施設概要です。

施設について

江之浦測候所の各施設は、美術品鑑賞の為のギャラリー棟、石舞台、光学硝子ストラクチャー、茶室、庭園、門、待合棟などから構成される。また財団の各建築物は、我が国の建築様式、及び工法の、各時代の特徴を取り入れてそれを再現し、日本建築史を通観するものとして機能する。よって現在では継承が困難になりつつある伝統工法をここに再現し、将来に伝える使命を、この建築群は有する。

建築群に使用される素材は、近隣で得られる素材を中心に使用するものとし、擁壁、造園等に使用される石材は根府川石、小松石等を使用する。また造園の為の景石には、平成21年度の広域農道整備事業に伴い、近隣の早川石丁場群跡から出土した江戸城石垣用の原石を使用する。また造園の為の景石には古代から近代までの建築遺構から収集された貴重な考古遺産が随所に配されている。

オラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が日本で公開

オラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が日本で公開されます

アーティストのオラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が日本で公開されます。リンク先のeiga.comに概要が掲載されています。

彫刻家のエドアルド・トレソルディが、アラブ首長国連邦・アブダビでの王室のイベントの為に制作した、CGのようにも見えるワイヤーメッシュ製の古典の柱やドームを模した会場デザイン

彫刻家のエドアルド・トレソルディが、アラブ首長国連邦・アブダビでの王室のイベントの為に制作した、CGのようにも見えるワイヤーメッシュ製の古典の柱やドームを模した会場デザインの写真がdesignboommに掲載されています

彫刻家のエドアルド・トレソルディが、アラブ首長国連邦・アブダビでの王室のイベントの為に制作した、CGのようにも見えるワイヤーメッシュ製の古典の柱やドームを模した会場デザインの写真がdesignboommに掲載されています。トレソルディは、今回のようなワイヤーメッシュ製の構築物やインスタレーションを各地で行っているイタリアのアーティストです。公式で他の写真も閲覧できます

アルベルト・ジャコメッティの、テート・モダンで行われている大規模回顧展の動画 名和晃平や青木野枝らのアート作品389点を展示・公開しているホテル「コンラッド大阪」の概要

名和晃平や青木野枝らのアート作品389点を展示・公開しているホテル「コンラッド大阪」の概要が公式サイトに掲載されています

アーティストの名和晃平や青木野枝らのアート作品389点を展示・公開しているホテル「コンラッド大阪」の概要が公式サイトに掲載されています。

コンラッド大阪では、都心にいながらも自然や宇宙の息吹を五感で感じ、雲を超え、眩い陽の光や星空の煌きを感じられるようなアート作品の数々を館内に散りばめています。アート作品の総数は389点にものぼり、ゲストの感性を刺激するインスピレーション溢れる体験を提供するコンラッドならではの空間が広がります。

アーティストのトーマス・デマンドと、映像作家アレクサンダー・クルーゲ、 舞台美術家アンナ・フィーブロックよる、プラダ財団主催のアート展「the boat is leaking. the captain lied」の会場写真

アーティストのトーマス・デマンドと、映像作家アレクサンダー・クルーゲ、 舞台美術家アンナ・フィーブロックよる、プラダ財団主催のアート展「the boat is leaking. the captain lied」の会場写真が、designboomに掲載されています

アーティストのトーマス・デマンドと、映像作家アレクサンダー・クルーゲ、 舞台美術家アンナ・フィーブロックよる、プラダ財団主催のアート展「the boat is leaking. the captain lied」の会場写真が15枚、designboomに掲載されています。

藤原徹平が会場構成を手掛ける、川崎市岡本太郎美術館での『「岡本太郎×建築」展』の概要 [-2017/7/2]

藤原徹平が会場構成を手掛ける、川崎市岡本太郎美術館での『「岡本太郎×建築」展』の概要が、公式サイトに掲載されています

藤原徹平が会場構成を手掛ける、川崎市岡本太郎美術館での『「岡本太郎×建築」展』の概要が、公式サイトに掲載されています。会期は2017年7月2日まで。
建築とアートをテーマとして、鈴木了二、青木淳、中山英之、名和晃平が出演する連続レクチャー企画もあるそうです。

1964年、アジアで初めてのオリンピック開催にわきたつ東京。丹下健三の名作である国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)は、吊り構造の屋根をもったダイナミックな美しい造形で、この祭典の象徴となった建築でした。岡本太郎はこの競技場のために、色鮮やかな陶板壁画のシリーズを制作しています。岡本にとって丹下健三とのコラボレーションは、1957年の旧東京都庁舎での壁画連作、東京オリンピック、そして1970年の日本万国博覧会での「大屋根」と「太陽の塔」へとつながっていく、高度経済成長期のまさに国家的プロジェクトというべき大舞台になりました。 壁画やモニュメントを数多くのこした岡本ですが、それらは親しく交流した建築家たちとの関係から生まれたものが少なくありません。丹下健三をはじめ、1930年代からの知己である坂倉準三や、アントニン・レーモンド、磯崎新といった建築家たちとの関わりや協同のなかで、岡本太郎の仕事は「美術」の枠を大きく超えて、豊かな広がりを獲得しえたのでしょう。本展は、日本が大きく飛躍をした時代、共に「伝統」と「創造」について議論し、都市と時代を見つめた岡本太郎と建築家たちの交流に焦点をあて、建築と美術の協同の一つのかたちについてご紹介いたします。

■展示構成案
1)坂倉準三/日本橋髙島屋地下通路壁画「創生」、岡本太郎邸
2)丹下健三/旧東京都庁舎 壁画「日の壁」、国立屋内総合競技場壁画
3)アントニン・レーモンド/デッブス邸茶室 浴室設計、レーモンドの絵画・家具
4)いこい島、東京計画1960
5)磯崎新会場構成、1964年「岡本太郎」展再現展示
6)岡本太郎《明日の神話》「マミ会館」
7)日本万国博覧会/大屋根・太陽の塔・お祭り広場

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