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デザインやアートなどの分野でも注目されるフラワーアーティストの東信を、NHKのテレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」が特集 [2017/7/3]

デザインやアートなどの分野でも注目されるフラワーアーティストの東信を、NHKのテレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」が特集します

デザインやアートなどの分野でも注目されるフラワーアーティストの東信を、NHKのテレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」が特集します。放送日は2017年7月3日。

舞台は、東京・青山。試験管のような花瓶がズラリと並ぶ、まるで“実験室”のような不思議な花屋。
主の名は、東 信(40)。
注文を受けてから花を仕入れ、“究極の一点物”を作り出すオーダーメードの先駆けだ。金髪に白衣、という若干近寄りがたい雰囲気を漂わせてはいるが、花にはめっぽう優しい。植物にとって最高の環境を整えるため、店内は常に室温15~20度、湿度40~50%。BGMに、奥多摩で収録した鳥の鳴き声を流すこだわりようだ。「花に取り憑(つ)かれている」と東は不敵に笑う。

今、そんな東が手がける“世界に一つだけの花”を目にしない日はないかもしれない。
見覚えのあるCMから、あの人の告別式。パリコレ。海外一流ブランドの店舗装飾まで、いずれも一度見たら忘れないインパクトを放つ。だが、東は「あくまで花屋でありたい」と言う。結婚式・誕生日・送別会など“人生の節目”に、自分はどんな花を添えられるのか。日々、花と向き合い、「想像を超える」ことを自らに課す。

この春、東に特別な依頼が舞い込んだ。しかし、悪天候などトラブル続発。苦渋の決断を迫られる。花に取り憑(つ)かれた男の熱い日々に密着。感動を贈る舞台裏に迫る。

ジャコメッティの、国立新美術館で始まった展覧会の写真と動画

ジャコメッティの、国立新美術館で始まった展覧会の写真と動画が、internet museumに掲載されています

彫刻家のアルベルト・ジャコメッティの、国立新美術館で始まった展覧会の写真と動画が、internet museumに掲載されています。
以下は展覧会公式の概要

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品される予定です。

石上純也も出展して、成瀬・猪熊が会場構成する、21_21の展覧会「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催 [2017/6/23-10/1]

石上純也も出展して、成瀬・猪熊が会場構成する、21_21の展覧会「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催されます

石上純也も出展して、成瀬・猪熊建築設計事務所が会場構成する、21_21 DESIGN SIGHTの展覧会「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催されます。会期は、2017年6月23日~10月1日。

参加作家
クリストとジャンヌ=クロード、淺井裕介、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、 ヌーメン/フォー・ユース、ダニ・カラヴァン、石上純也、ジョルジュ・ルース、西野 達(順不同)

つくることの喜びとともに、「壮大なプロジェクト」に向かって歩みを進める表現者たち。本展では、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターたちによる「壮大なプロジェクト」を紹介します。
2016年6月、イタリアのイセオ湖を舞台に「フローティング・ピアーズ」を実現したクリストとジャンヌ=クロード。湖に出現した3kmの布の浮き橋は、やはり布で覆われた周辺の歩道を伴い、風景を鮮やかに更新して人々を高揚させました。時には数十キロにもおよぶ野外空間や大都市の中の橋、国会議事堂などを作品へと変貌させる、不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集います。

綿密な計画を練り、多くの人たちの協力と賛同を得ながらプロジェクトを実現する様子は、完成した広大なスケールの作品と合わせて、「そこまでやるか」という驚きに似た感情を見る人に呼び起こします。彼らの姿勢は、自然環境の中での技術的な課題、経済的な問題、時代や情勢の変化など様々な困難に立ち向かう強い意志と情熱、数多くの試行錯誤、そして信念を持って行動する決断力を感じさせます。
また壮大なプロジェクトは、表現者による「壮大な都市計画」の提案とも言えるでしょう。彼らの作品は、一時的あるいは恒久的に街や自然の風景を変えることにより、私たちの生活に浸透していきます。公的機関や企業、有志の人々などさまざまな協力者がプロジェクトに参加し、制作プロセスから関わることによって、協働する楽しみやつくる喜びを体験できることも大きな特徴のひとつです。

彼らが実現する作品は私たちに新しい体験をうながし、これまで思いもつかなかった楽しさと価値観に気づかせてくれます。本展では、そのようなクリエイションが持つ特別な力と、そこから広がっていく喜びを伝えます。

ジャコメッティの大回顧展が、国立新美術館開館で開催 [2017/6/14-9/4]

ジャコメッティの大回顧展が、国立新美術館開館で開催されます

アルベルト・ジャコメッティの大回顧展が、国立新美術館開館で開催されます。会期は、2017年6月14日~9月4日。

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品される予定です。

谷尻誠・吉田愛が設計した建築で、現代美術のギャラリーを運営する二宮由利香へのインタビュー

谷尻誠・吉田愛が設計した建築で、現代美術のギャラリーを運営する二宮由利香へのインタビューが、美術手帖のウェブサイトに掲載されています

谷尻誠・吉田愛が設計した建築で、現代美術のギャラリー「gallery N」を運営する二宮由利香へのインタビューが、美術手帖のウェブサイトに掲載されています。二宮は名古屋で長くギャラリーを運営してきましたが、2017年に東京にも新スペースを開設していました。名古屋のサポーズによる建築の写真はこちらで見ることができます。

三分一博志が、コペンハーゲンの旧地下貯水場で行っている大規模なインスタレーション「The Water」の様子とインタビュー(日本語)を収録した動画

三分一博志が、コペンハーゲンの旧地下貯水場で行っている大規模なインスタレーション「The Water」の様子とインタビュー(日本語)を収録した動画です。動画はルイジアナ美術館の制作。写真はこちらのページでも閲覧できます。

日本デンマーク外交関係樹立150周年記念事業として行われているもので、公式サイトのブログにも展示の解説があります。

現在、三分一氏の個展がコペンハーゲンで開かれています。これは同氏とデンマークのユニークな展示スペースThe Cisternsとのコラボレーションによるもので、美しいインスタレーションが大変な好評を呼んでいます。

コペンハーゲンの街は1853年にコレラの流行に見舞われました。当時は水道施設の衛生状態が悪く、感染は拡大するばかりでした。この伝染病の蔓延を食い止めようと、コペンハーゲン市は“Cisternerne”(The Cisterns=貯水槽)と呼ばれる1,600万リットルの地下貯水場を建設することを決定しました。1996年、The Cisternsは他に例を見ないユニークな展示スペースに生まれ変わりました。施設内の湿度は100%に近く、常に低温で、CO2の濃度が高いことが特徴です。

「2015年に三分一氏をThe Cisternsに招待したことが、奇跡の出会いとなりました」とThe Frederiksberg Museumsの館長を務めるAstrid La Cour氏は語ります。

「流れ続ける水、極端に高い湿度、17秒間も続く音の反響、光の欠如といった、普通ならば問題視されがちなこの展示場のさまざまな特徴が、三分一氏にとってはまたとない完璧なプロジェクトの出発点となりました。彼はこの場所の独特な環境条件を瞬時に理解したのです」

三分一博志氏のインスタレーション“The Water”は、Cisternsのユニークな環境を巧みに利用しています。来場者が歩くのは、宮島の厳島神社を思わせる径路。滝が流れ、苔が石を覆っています。

H&deMとアイ・ウェイウェイのコラボによる、NYのパークアベニュー・アーモリーでの、インタラクティブなインスタレーション作品「hansel & gretel」の写真

H&deMとアイ・ウェイウェイのコラボによる、NYのパークアベニュー・アーモリーでの、インタラクティブなインスタレーション作品「hansel & gretel」の写真が、designboomに掲載されています

ヘルツォーク&ド・ムーロンとアイ・ウェイウェイのコラボによる、NYのパークアベニュー・アーモリーでの、インタラクティブなインスタレーション作品「hansel & gretel」の写真が10枚、designboomに掲載されています。youtubeに投稿されていた動画を見ると仕組みが分かりやすいのですが、空間内の人の動きが床面に投影され、一時的に記録されるような作品のようです。

ジョンソンのグラスハウスを霧で包みこむ作品を発表している中谷芙二子が、テートモダンで霧の作品を発表

ジョンソンのグラスハウスを霧で包みこむ作品を発表している中谷芙二子が、テートモダンで霧の作品を発表していて、そのレポートがboundbaw.comに掲載されています

フィリップ・ジョンソンのグラスハウスを霧で包みこむ作品を発表している中谷芙二子が、テートモダンで霧の作品を発表していて、そのレポートがboundbaw.comに掲載されています。youtubeにも同作品の動画がいくつか上がっています

杉本博司に、自身が構想し、2017年10月にオープンする文化施設「江之浦測候所」について語っている動画

杉本博司に、自身が構想し、2017年10月にオープンする文化施設「江之浦測候所」について語っている動画です。企画・構成・撮影を手掛けたのは、青木淳の作品集の写真を手掛けたりもしている鈴木心。最後の方で施設の様子も紹介されます。

nendoが会場構成した、無数の鏡面仕上げの小さなパネルが不思議な視覚効果を生む『勅使河原茜個展「HANA SO」』の新しい会場写真

nendoが会場構成した、無数の鏡面仕上げの小さなパネルが不思議な視覚効果を生む『勅使河原茜個展「HANA SO」』の新しい会場写真がdesignboomに掲載されています

nendoが会場構成した、無数の鏡面仕上げの小さなパネルが不思議な視覚効果を生む『勅使河原茜個展「HANA SO」』の新しい会場写真が16枚、designboomに掲載されています。会期は終了しています。こちらに日本語での展覧会レポートがあります

小川晋一の事務所にも在籍していたことがある、アーティストの池ヶ谷陸による、ベルリンの教会の内部空間をスチールパイプ製の構築物で満たしているインスタレーションの写真

小川晋一の事務所にも在籍していたことがある、アーティストの池ヶ谷陸による、ベルリンの教会の内部空間をスチールパイプ製の構築物で満たしているインスタレーションの写真がdesignboomに掲載されています

小川晋一の事務所にも在籍していたことがある、アーティストの池ヶ谷陸による、ベルリンの教会の内部空間をスチールパイプ製の構築物で満たしているインスタレーションの写真が10枚、designboomに掲載されています。2017年4月19日~5月1日の期間行われたようです。
以下は、同プロジェクトの動画。

ヴォルフガング・ティルマンズの、バーゼルのバイエラー財団美術館での展覧会の会場動画 コールハースとティルマンズのトークセッション「Book for Architects」の動画

レム・コールハースとヴォルフガング・ティルマンズのトークセッション「Book for Architects」の動画です。2017年5月9日にロンドンのテートモダンで行われたもの。

Wolfgang Tillmans is fascinated by the millions of individual decisions that shape the overall design of a city: its adaptation by inhabitants not part of a master plan but an expression of lived reality.

This discussion with Rem Koolhaas, one of the most internationally recognised architects, explores the relevance of architectural design to our everyday lives, interrogating the complexity, irrationality, politics and beauty found in buildings, street patterns and fragments of spaces.

This talk took place on 9th May 2017 at Tate Modern.

杉本博司が構想して、榊田倫之が実施設計を担当した、神奈川・小田原の文化施設「江之浦測候所」の写真

杉本博司が構想して、榊田倫之が実施設計を担当した、神奈川・小田原の文化施設「江之浦測候所」の写真などが、fashionsnap.comに掲載されています

杉本博司が構想して、新素材研究所が基本設計・デザイン監修を行い、榊田倫之が実施設計を担当した、神奈川・小田原の文化施設「江之浦測候所」の写真などが6枚、fashionsnap.comに掲載されています。
以下は公式サイトの施設概要です。

施設について

江之浦測候所の各施設は、美術品鑑賞の為のギャラリー棟、石舞台、光学硝子ストラクチャー、茶室、庭園、門、待合棟などから構成される。また財団の各建築物は、我が国の建築様式、及び工法の、各時代の特徴を取り入れてそれを再現し、日本建築史を通観するものとして機能する。よって現在では継承が困難になりつつある伝統工法をここに再現し、将来に伝える使命を、この建築群は有する。

建築群に使用される素材は、近隣で得られる素材を中心に使用するものとし、擁壁、造園等に使用される石材は根府川石、小松石等を使用する。また造園の為の景石には、平成21年度の広域農道整備事業に伴い、近隣の早川石丁場群跡から出土した江戸城石垣用の原石を使用する。また造園の為の景石には古代から近代までの建築遺構から収集された貴重な考古遺産が随所に配されている。

オラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が日本で公開

オラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が日本で公開されます

アーティストのオラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画「オラファー・エリアソン 視覚と知覚」が日本で公開されます。リンク先のeiga.comに概要が掲載されています。

彫刻家のエドアルド・トレソルディが、アラブ首長国連邦・アブダビでの王室のイベントの為に制作した、CGのようにも見えるワイヤーメッシュ製の古典の柱やドームを模した会場デザイン

彫刻家のエドアルド・トレソルディが、アラブ首長国連邦・アブダビでの王室のイベントの為に制作した、CGのようにも見えるワイヤーメッシュ製の古典の柱やドームを模した会場デザインの写真がdesignboommに掲載されています

彫刻家のエドアルド・トレソルディが、アラブ首長国連邦・アブダビでの王室のイベントの為に制作した、CGのようにも見えるワイヤーメッシュ製の古典の柱やドームを模した会場デザインの写真がdesignboommに掲載されています。トレソルディは、今回のようなワイヤーメッシュ製の構築物やインスタレーションを各地で行っているイタリアのアーティストです。公式で他の写真も閲覧できます

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