フランス人デザイナーのクリストフ・ゲルニョン(Christophe Gernigon)が考案した、新型コロナウイルス以後に、人々がレストランの同じテーブルに着くための装置「Plex’eat」の写真が8枚、dezeenに掲載されています。
culture archive
ツバメアーキテクツのウェブサイトに、東京・世田谷区の、小田急線の地下化に伴ってうまれた線路跡地に作られた公共的空間「下北線路街 空き地」の写真が15枚掲載されています。施設の公式サイトはこちら。
触れる公共的空間
「下北線路街 空き地」は、小田急線「下北沢駅」の東側に出現した公共的空間である。
この「下北線路街 空き地」ではまず、青みがかったグレーのコンテナや土管、ステージなど用いて公共的空間が立ち上がる下地を作っている。その下地に人々が色付けし、自分たちの手垢を付けていく、そんなイメージで空間を構築した。例えば、地域住民がベンチや椅子に塗装で参加したり、地域から借りた植栽が混ざっていたりする。そして、イベントのプログラムも地域のプレーヤーを交え、企画などがなされている。
一般的な公園では、公によって提供されたスペースをどのようにトラブルを回避しながら活用していくか、という意味で「禁止事項」の側面が注目されがちだ。キャッチボール禁止・歌禁止・パフォーマンス禁止など様々なバツ印が付いているのも目にするようになってきた。そういった場所で過ごしていると、お行儀良くすることが公共だ、と刷り込まれているような気持ちにさえなってくる。
この場所では、逆向きのアプローチで、様々なレイヤーにおける実践の積み重ねによって住宅地の中に公共的空間を作ろうとしている。 なので随分と自由な場所となっている。
その場所を、ソフト的にもハード的にも“触れる”ようにすることが、自由さを伴う公共的空間の実装に今必要なのではないかと考えている。
ニューヨーク市当局が、ブルックリンのドミノパークの芝生に、社会的距離を保つための白い円をペイントしたそうです。designboomに写真が7枚掲載されています。
twitterにも写真が投稿されています。
It can be done. (📷 @hlswift_#DominoPark #Brooklyn for @nytimes via @time.) pic.twitter.com/zDBXYOmHVK
— Reading The Pictures (@ReadingThePix) May 17, 2020
People sit in social distancing circles at Domino Park in Williamsburg.
Anillos de hierba. pic.twitter.com/xyeepEZhyp
— JuliusArim🇪🇸🦔🍸👽🥐 (@juliusarim) May 18, 2020
ミース・ファン・デル・ローエが設計して1951年に完成した、アメリカ・イリノイ州の「ファンズワース邸」が、近隣の川の氾濫により、床スラブ下まで水につかってしまう事態に見舞われています。
Here are latest shots of the Farnsworth House, provided by Scott Mehaffey, the house’s executive director. Surrounded by the floodwaters of the swollen Fox River, the house resembles a beleaguered house boat. “Just hoping the water stays below floor level!” Mehaffey says. pic.twitter.com/J66WroIhad
— Blair Kamin (@BlairKamin) May 19, 2020
ファンズワース邸は、川の氾濫を想定して床スラブが持ち上げられた設計になっているのは有名ですが、2008年の氾濫時には、床スラブレベルを超えて浸水してしまったこともありました。以下はその時の写真。
The flood-prone Farnsworth House could soon get a permanent lift: http://t.co/4Bc4EuM3iA pic.twitter.com/1bDyfc8Vic
— Architectural Record (@ArchRecord) May 19, 2014
「コピー建築の禁止は中国建築にルネッサンスをもたらすかもしれない」という記事が、The Guardianに掲載されています。英語の記事です。
「建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を国土交通省が作成しています。当該資料を国土交通省が2020年年5月14日にまとめて、各団体に配布していて、上記リンク先は一般社団法人日本在来工法住宅協会がUPしたPDFです。配布の説明はこちらに。
イケアが、ロックダウン中の子どもたちの為に、自社製品を組み合わせて作る、遊び用の砦の作り方を公開しています。リンク先のdezeenに画像が6枚掲載。
ヴォ・チョン・ギア・アーキテクツが手掛けた、ベトナムのユニクロ旗艦店内での、竹のインスタレーション「bird nest」の写真が15枚、designboomに掲載されています。
https://t.co/uCd2rwaODh VTN architects' bamboo 'bird nest' fluidly grows through vietnam's flagship UNIQLO. pic.twitter.com/QU43dLBpcD
— designboom (@designboom) May 14, 2020
アムステルダムのレストラン「mediamatic」が、新型コロナウイルスを考慮し社会的距離を確保するための、小さな温室状の客席を設置しています。リンク先のdesignboomに写真が9枚。
以下はお店の公式アカウントに投稿された写真です。
韓国のデザイン会社 d’strictによる、ソウル市江南区のメガサイズスクリーンに投影された、波をテーマにしたメディアアート「WAVE」の動画です。この場所は、韓国版タイムススクエアと言われる場所だそう。彼らのvimeoのページで、その他の作品の動画も閲覧することができます。
『アフリカ出身・京都精華大サコ学長 コロナ問題でわかった「日本人のホンネ」』という記事が、AERA dot.に掲載されています。ウスビ・サコは、京都大学大学院建築学専攻博士課程修了・博士という経歴を持ち、空間人類学を専門にしているとの事。京都精華大学は私立の美術学校で、現在建築学科では高松伸が客員教授を務めたりしています。
「建築家のレム・コールハース氏は、パンデミックの前に公共空間の再設計が必要だったと語る」というインタビュー記事が、TIMEのサイトに掲載されています。英語の記事です。
LIXILギャラリーとLIXIL出版が、その活動を終了することを発表しています。LIXIL出版は「現代建築家コンセプト・シリーズ」など建築家の活動を特集することで知られていました。2020年3月で更新を終了した10+1websiteもLIXIL出版の活動の一部でした。
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、1981年伊奈ギャラリーとして開廊以来、40年に亘り活動を続けてきたLIXILギャラリーは今秋をもちまして閉廊いたします。
2013年よりLIXILギャラリーと名称変更した後も「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」(東京・大阪)、「クリエイションの未来展」、「やきもの展」と977回もの展覧会を開催してまいりました。皆さまの多大なるご支援により、これまで継続してこられましたことを改めて厚く御礼申し上げます。
またLIXIL出版も、建築文化を中心に400タイトルを超える書籍を刊行してまいりましたが、ギャラリー閉廊とあわせ活動を終了いたします。書籍の販売については当面の間、継続してまいりますので、引き続きのお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、 今後もINAXライブミュージアム(愛知県常滑市)を中心にLIXILの文化活動へのご指導ご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
「緊急事態解除後のオフィスはどう変わる?」という記事が、ナショナルジオグラフィックに掲載されています。
イタリア・ミラノで、行政が、都市封鎖の解除に向けて、建築家・デザイナーに社会的な距離を保つ装置の考案を呼び掛けているそうです。リンク先はdezeen。
以下は、ミラノのプロモーション機関であるYesMilanoが都市封鎖解除に向けて公開した動画。