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「隈研吾氏を鎌倉市都市政策専門員に選定」(鎌倉市)

「隈研吾氏を鎌倉市都市政策専門員に選定」という発表が、鎌倉市のウェブサイトに掲載されています。

続きまして、2件目の「隈研吾氏を鎌倉市都市政策専門員に選定」についてです。

本市のまちづくりを推進するにあたり、隈研吾氏を都市政策専門員に選定しました。

都市政策専門員とは、本市のまちづくりに関して必要な意見を聴くことを目的に、まちづくりの課題に応じて、専門的な知識を有する者や学識経験者の中から、選定することとしているものです。

隈研吾氏には、今後、市からの求めに応じ、本市のまちづくり推進における助言等をいただくことになります。また、来年1月25日に建長寺で開催を予定している「鎌倉市制80周年記念まちづくりシンポジウム」において、基調講演及びパネルディスカッションのパネリストとして、隈研吾氏にご出席いただく予定です。
なお、シンポジウムの詳細や参加者の募集については、広報かまくら12月15日号にて発表します。

隈研吾氏につきましては、東京大学建築学科大学院を修了され、コロンビア大学客員研究員を経て、1990年に隈研吾 建築都市設計事務所を設立し、現在は、東京大学大学院工学系研究科教授も務められています。
これまで数多くの国々で建築を設計しまして、日本建築学会賞ほか、国内外で様々な賞を受賞しています。

2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計を手掛ける世界的に注目される建築家です。また、隈氏は、中学・高校時代を本市内の栄光学園で過ごされ、2017年春にオープンした新校舎の設計監修も行っております。

隈さんからコメントをいただいておりますので、紹介します。
「鎌倉は、中学・高校の青春時代を過ごした場所であり、現在も機会あるごとに訪れる思い入れのある場所です。
鎌倉の持つ魅力、価値観を大事にしつつ、世界における新しい建築やまちのデザインの潮流や技術を取り入れ、融合させることなどにより、鎌倉市の取組を支援できることに意義を感じており、自らの経験や知識を喜んで提供したい。」とのことです。

隈氏のこれまでの経験や幅広い見識を踏まえた助言をいただき、これからの鎌倉のまちづくりに生かしていきたいと思っています。

北山恒・谷内田章夫・木下道郎の設計で、JR中央線高架下に、学生向け賃貸集合住宅「中央ラインハウス小金井」が建設
北山恒・谷内田章夫・木下道郎の設計で、JR中央線高架下に、学生向け賃貸集合住宅「中央ラインハウス小金井」が建設 北山恒によるL棟

北山恒谷内田章夫木下道郎の設計で、JR中央線高架下に、学生向け賃貸集合住宅「中央ラインハウス小金井」が建設されるそうです。リンク先は施設の公式サイトです。こちらのページに施設の背景や住戸平面図なども掲載された紹介記事が掲載されています。開設は2020年春で既に不動サイト等で入居を募っています。また、近隣の高架下にはリライトデベロップメント(現:リライト_D)による「中央線高架下プロジェクト コミュニティステーション東小金井/モビリティステーション東小金井」もあります。

「Chuo Line House KOGANEI」(中央ラインハウス小金井)は、沿線に大学キャンパスを多く有する中央線の東小金井駅と武蔵小金井駅の駅間に位置し、延長が約400mとなります。
「プライベートに配慮しつつも、交流を育み新しいライフスタイルを提案する」ことをデザインコンセプトに建築家 北山恒氏、谷内田章夫氏、木下道郎氏を起用しました。

個室×コモンスペースで、
緩やかに関係を築き成長できる空間。
〜北山恒の想い〜

L棟はトイレやシャワー、ベッド、クローゼットにデスクを機能的に配置したコンパクトな居室に加え、建築計画学で最適とされる10名くらいのコミュニティスケールに対応する、魅力的な共有空間(コモンスペース)を用意しています。1階の「キッチン・コモン」では簡単な調理が行え、2階の「ライブラリー・コモン」では、吹き抜けを望むロングデスクで勉強や読書など、おのおのの時間を有意義に過ごすことが可能です。また、L棟にはレストランを併設。学生がC棟やH棟の学生も含め健康的な生活を送れるようにサポートしていきます。
私は集合住宅の設計を通して、緩やかにお互いが関係できる空間形式を目指してきました。C・L・Hも同様の思想で設計しています。日常生活を通して共同性を感じ、お互いに感性を響かせ合い成長する場としていただけたらと考えています。

想像力を喚起する、ゆとりのある空間。
〜谷内田章夫の想い〜

C棟は立地の特徴を活かした、天井高最大3.5mという広がりのある空間が最大の特徴です。独立性を高めた集合住宅形式で、住戸内はコンパクトながら生活を充足できるよう機能的に設備を配置しています。居室の床はプライバシーを重視し、道路より34cm高く設計。奥の水回りは23cm下げ、その上に天井高140cmのロフトを設けました。高低差210cmのロフトは上りやすく、居室とつながった天井は専有面積いっぱいの開放感あふれる空間性を感じていただけます。住棟の間にはコモンスペースを設けました。コンクリートの土間空間にはテーブルや椅子を設置したり、ワークショップのスペースとして活用したりと、学生同士のコミュニケーションの場となります。
吹き抜けや居室のつながりなど空間に変化をつけたC棟は一言で言うならクリエイティビティを促す触媒です。建築空間の豊かさを身近に感じ、感性をより磨いてください。

合理性を追求した自由度の高いドミトリー。
使い始めてから成長する建築で感性を磨く。
〜木下道郎の想い〜

H棟の居室はトイレと浴室を備えた独立性の高いスペースとして設計しました。最大の特徴は大型ダイニングテーブルやラウンジ、ライブラリーを備えたキッチン・コモンでしょう。個室とキッチン・コモンを使い分けることで、常に学生同士が交流し合う豊かな生活を楽しむことができます。入るとまずキッチン・コモンに入り、その奥にある個室に入ります。路地の雰囲気が漂う廊下経由で居室にアクセスするタイプや水回りを間に挟むことでプライバシー性を高めたタイプ、また、道路から直接アクセス可能な土間を設け、アクティブな学生生活に応えうるプランなどバリエーションも用意しました。
合理性を追求したH棟は、住まう人の感性次第でいかようにも活用できるはずです。建築は使い始めてから成長するもの。世界でひとつだけの空間で、オンリーワンの生活を送り、感性を無限に伸ばしていっていただきたいと思います。

以下にその他の計画案の画像を掲載します。

建築出身のブランディングデザイナー西澤明洋が、「経営リテラシー」を身に着けるのに有用な書籍を連続ツイートで紹介

建築出身のブランディングデザイナーでエイトブランディングデザインの西澤明洋が、「経営リテラシー」を身に着けるのに有用な書籍を連続ツイートで紹介しています。西澤は2019年10月に著書『アイデアを実現させる建築的思考術 アーキテクチュアル・シンキング』を刊行しています。

朝日新聞が、隈研吾を「建築界のイチロー」というフレーズでその仕事を紹介

朝日新聞が、隈研吾を「建築界のイチロー」というフレーズでその仕事を紹介しています。記事タイトルは「建築界のイチロー 圧倒的な多作、隈研吾の仕事の流儀」。有料記事ですが、最初の部分のみ閲覧できます。

2020年1月期のテレビドラマで、主人公が建築確認検査員役の「10の秘密」が放送 乾久美子の設計で建設が進められている、広島の「宮島口旅客ターミナル」の現場の様子を伝えるニュース動画

乾久美子の設計で建設が進められている、広島の「宮島口旅客ターミナル」の現場の様子を伝えるニュース動画が、tss-tv.co.jpに掲載されています。2016年8月にプロポーザルで乾が設計者に選ばれていました。その際の提案書はこちらで閲覧できます。その際のアーキテクチャーフォトのニュース記事はこちら(その他の最終候補者の提案書も紹介しています)。

川久保玲への、VOGUE JAPANによるインタビュー『川久保玲が語る、コム デ ギャルソンを作りあげる自分の「目」。』

川久保玲への、VOGUE JAPANによるインタビュー『川久保玲が語る、コム デ ギャルソンを作りあげる自分の「目」。』が公開されています。

新国立競技場の全工事が完了したそうです 手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所の内装設計と菊地敦己のアートディレクションによって、東京・立川に、複合文化施設「PLAY !」が2020年4月にオープン。現在模型などの展示が開催中。

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所の内装設計と菊地敦己のアートディレクションによって、東京・立川に、複合文化施設「PLAY !」が2020年4月にオープンするそうです。今のところ計画案の画像等は公開されていません。

2020年4月、東京・立川北口に開業する新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」内に、ミュージアムとプレイパークを核とする複合文化施設「PLAY !」が誕生します。「ふじようちえん」などで知られる手塚建築研究所、青森県立美術館のサイングラフィックなどを手がけたアートディレクター菊地敦己の各氏を迎え、「ありそうでなかった」をコンセプトに、大人から子供まで、誰でも遊び、参加することができる、居心地のよい場所を創造します。

ありそうでない、ミュージアムとプレイパーク
ミュージアムは「絵と言葉」をテーマに、絵本や漫画、アートについて本格的な展覧会を開催します。内外の著名な絵本作家の創作に迫る「年間展示」と、より体感的な「企画展示」という、2つの展覧会をあわせて楽しむことができます。ミュージアムのコンテンツをより楽しむショップや、その余韻を楽しみ、一休みするためのカフェも備えています。

ゼロ歳から就学児童まで活用することができるプレイパークは、子どもが自ら遊びを発見する楽しい場でありながら、大人も一緒に心地よく過ごすことができる環境を創出します。建築家や教育関係者の協力で新しい遊具を開発し、ミュージアムのコンテンツを使ったワークショップなど、重層的なプログラムを用意します。

また2019年12月1まで内装模型やドローイング等が展示される企画も行われているそうです。

「PLAY! MAGAZINE」の創刊を記念して、展覧会を開催します。MAGAZINEの先行販売のほか、撮り下ろした写真や、描き下ろしのイラストレーションの原画を展示。また、一足早く、PLAY! の内装模型やミュージアムでの展示作品の一部なども披露します。

会場:PLAY!KICHIJOJI
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-5 MM吉祥寺ビル2F

日時:11月2日(土)~12月1日(日)
12:00-18:00
月・火休(11/4月祝はオープン)
レセプション 11/1(金)18:00-21:00

参加作家・参加者
阿野太一/衿沢世衣子/尾崎文彦/菊地敦己/齋藤名穂/鈴木農園・農園の手紙舎/高橋マナミ/tupera tupera/手塚貴晴+手塚由比/長崎訓子/中村至男/安村崇/吉次史成

隈研吾が、2019年11月に日本外国特派員協会で行った会見「Tokyo and Architecture beyond 2020」の動画 藤森照信の建築設計とミナペルホネン皆川明の(株)ミナの運営による、盛岡城跡公園芝生広場整備事業の提案書

藤森照信の建築設計とミナペルホネン皆川明の(株)ミナの運営による、盛岡城跡公園芝生広場整備事業の提案書がPDFで公開されていました。資料には建物のスケッチによる図面なども掲載されています。2019年3月8日に事業者は決定していました。この開発にあたっては賛否があるようで地元メディアでも色々と報じられています

事業者名
株式会社ミナ(設計:藤森照信東京大学名誉教授)

事業者の会社概要
服飾等のデザイン販売

事業内容
カフェ,ショップ(服飾,地場産品等),ギャラリー(地域の文化を世界へ発信)

事業目的
「核家族化が進む現代社会において過去から受け継がれるべき豊かな生活習慣や文化を次世代に自然と理解,継承されることはこれからの日本にとって有意義なことである。
 その事を事業運営の中で物,事,サービス,コミュニケーションを通し,自然な人の交流を生んでいきたい。同時に地域と近隣,また,海外を含めた異文化の交流の場としても,この場を生かしたい。
 その事により,作り手と使い手,社会がより良い未来へ向って豊かで喜びのある暮らしを日々重ねていけることを事業理念とし,運営する。」

雇用形態
一般社員,60歳以上の高齢者スタッフ,障がい者スタッフ,1日1時間~3時間程度の軽作業をするヘルプスタッフを想定

事業費
市の負担なし

供用開始予定
令和3年(2021年)頃

審査結果
事業審査委員5名により審査。(平均点86.6点/100点満点)

審査員意見
盛岡城跡公園芝生広場は,様々なイベントで使用されている空間であるため,盛岡市が株式会社ミナに対して年間のイベントスケジュールや使用形態を整理のうえ提示し,連携して事業計画の精査を行うこと。

『思考としてのランドスケープ』等の著書でも知られる石川初らのトークイベント「神山に3年通って」が、表参道で開催

思考としてのランドスケープ』等の著書でも知られる石川初らのトークイベント「神山に3年通って」が、表参道で開催されます。聞き手は若林恵・真鍋太一・西村佳哲です。開催日は2019年12月5日。要事前申し込み。

石川 初さんは、慶應義塾大学大学院政策(SFC)メディア研究科/環境情報学部の教授。ランドスケープ・アーキテクチュア。2016年から3年間、毎年、十数名の学生さんと神山を訪れてきました。

同研究室はそのまとめとして、今年の夏に神山町で「神山ひとまわり」展(8/18〜25)を開催。ナイトプログラムとして4夜連続のトークイベントを企画し、第3夜に石川さんが、3年通って感じたこと考えて来たことを一気に語り下ろした。

時間:2019年12月5日(木)18:30〜21:00/開場 18:00
場所:Sansan 多目的スペース Garden(東京 表参道)
ゲスト:石川 初(慶應大学SFC)
聞き手:若林 恵(黒鳥社)、真鍋太一(Food Hub Project)、西村佳哲(Living World)

レオン・レオンによる、NYの、LEDスクリーンで映像を表示可能な複数の棚を中心に据え、既存レンガ壁と対比させているファッション店舗の写真

レオン・レオンが設計した、NYの、LEDスクリーンで映像を表示可能な複数の棚を中心に据え、既存レンガ壁と対比させているファッション店舗の写真が10枚、dezeenに掲載されています。

隈研吾がデザインした、アシックスのスニーカー「METARIDE AMU」の写真

隈研吾がデザインした、アシックスのスニーカー「METARIDE™ AMU」の写真とコンセプトが公開されています。2019年12月20日の発売で限定2020足だそうです。
以下は隈のインタビューも収録されたコンセプト動画。

建築家・隈研吾の思想で
さらなる進化を遂げた一足

田中元子によるグランドレベルが運営する「喫茶ランドリーホシノタニ団地」が、神奈川・座間市にオープン
田中元子によるグランドレベルが運営する「喫茶ランドリーホシノタニ団地」が、神奈川・座間市にオープン

田中元子によるグランドレベルが運営する「喫茶ランドリーホシノタニ団地」が、神奈川・座間市にオープンしたとのことです。「喫茶ランドリーとしては3つ目、グランドレベル自社運営の喫茶ランドリーとしては2つ目のお店」との事。公式サイトはこちら

“1階づくりはまちづくり”をモットーに、さまざまな建物の1階や道路・歩道、公園、公共空間などのディレクション・コンサルタントを行う株式会社グランドレベル(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:田中元子、以下「グランドレベル」)は、2019年10月31日(木)に、地元コミュニティ型喫茶店「喫茶ランドリーホシノタニ団地」を小田急電鉄小田原線座間駅前のホシノタニ団地1階にグランドオープンしました。喫茶ランドリーとしては3つ目、グランドレベル自社運営の喫茶ランドリーとしては2つ目のお店となります。

「喫茶ランドリー」の本店は、2018年1月に東京都墨田区の住宅街にオープンしたお店で、「どんなひとにも、自由なくつろぎ」をコンセプトに、洗濯機や乾燥機、ミシンやアイロンを備えた「まちの家事室」を持つ喫茶店とて、地域に開かれた場となっています。通常の喫茶利用に加えて、オープンから半年で地域の方々の200以上の活動ごとに活用され、ハード・ソフト・コミュニケーションのデザインによる新しい地域の開き方が評価され、2018年に「グッドデザイン賞 グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]」を受賞しました。また、年間に千人以上のさまざまな分野の方々が国内外から視察に訪れています。

「ホシノタニ団地」は、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:星野晃司)が、座間駅前に所在する昭和40年代築の社宅(全4棟)を、一般賃貸住宅と市営住宅、公益に資する複合施設として2015年に再生したもので、開業から4年が経過し、居住者の方々や地域コミュニティのさらる活性化を目指して、新たに「喫茶ランドリー」が入ることになりました。店内は、本店と同様に喫茶スペースの奥に、洗濯機や乾燥機、ミシンやアイロンを備えた家事スペースがあり、喫茶スペースと合わせて、ものづくりやワークショップ等のイベント開催など、さまざまなシーンでの活用が可能です。

田根剛の設計で、表参道の商業施設GYREのレストランフロアがリニューアル。画像も掲載。

田根剛の設計で、表参道の商業施設GYREのレストランフロアがリニューアルされるそうです。画像が1枚掲載されています。

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