イタリア・ミラノで、行政が、都市封鎖の解除に向けて、建築家・デザイナーに社会的な距離を保つ装置の考案を呼び掛けているそうです。リンク先はdezeen。
以下は、ミラノのプロモーション機関であるYesMilanoが都市封鎖解除に向けて公開した動画。
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SHARE 隈研吾とブランディングデザイナー西澤明洋による、オンライントークイベント「アフターコロナの建築とデザイン」が開催
- 日程
- 2020年5月14日(木)
隈研吾とブランディングデザイナー西澤明洋による、オンライントークイベント「アフターコロナの建築とデザイン」が開催されます。開催は2020年5月14日19:00~20:10(予定)にyoutubeでライブ配信されます。
今回は、建築倉庫ミュージアムの取り組みのひとつである「建築領域における可能性の拡張」に対し、様々なジャンルのクリエイターを招いたトークセミナー「クリエイティブナイト」を主宰する株式会社エイトブランディングデザインに共鳴いただいたことから、本コラボレーションが実現いたしました。
登壇者には、同社代表であり、アーキテクチュアル・シンキング(建築的思考術)を提唱するブランディングデザイナー・西澤 明洋氏と、建築倉庫が運営する模型保管サービス「ARCHI-DEPOT ONLINE」にて、数多くの建築模型を保管する建築家・隈 研吾氏をお迎えいたします。「アフターコロナの建築的思考術」、「建築×ブランディング」、「建築模型の価値」等をキーワードに、第一線で活躍する両氏が、「今」考える建築とデザインについて語ります。

graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」です。お店の公式サイトはこちら。
そうめんは1200年も続く伝統食ながら、現代では単一的な食し方しか浸透していません。そこで「もっともっとそうめんの可能性と魅力を広げたい」とマル勝髙田商店の方々の想いからスタートしたのが、このプロジェクトです。「てのべ たかだや」では、その伝統を大切にしながら、これまでの枠を超えた楽しみ方や、多様化された現在の食卓に調和する新しい味わい方を広めていきます。
新設の店舗には金物を使わずに組み立てたやぐらに、無垢板や磨き丸太など厳選された素材を採用。柱には伝統的な継ぎ手であるほぞ加工を施し、そこに梁を通して木栓や楔留めにて固定。昔ながらの技法をあえて使うことで、歴史ある三輪地区の土地に負けない、そして時が経っても色褪せない空間を目指しました。



内田デザイン研究所が設計した、神奈川・湯河原町の宿泊施設「三輪 湯河原」です。
「三輪 湯河原」は有数の温泉地、湯河原にある全17室の小さなホテル旅館です。
周囲は静かな森に囲まれ、刻々と移り変わる自然の表情そのものがこの場所で味わえる非日常的な体験となります。 「朝日、森のささやき、鳥の声、雲の動き、星空・・・」 そういった土地が持つ豊かさ、時間の変化を取り込む建築と自然との一体感がコンセプトです。
黒いファザードは山の稜線に沿わせて左右に低く広がり、金のエントランスは朝日や夕日で光が浮かび上がるようにイタリアの特殊左官材で仕上げました。

元木大輔 / DDAAがデザインした、ティッシュケース「Tissue Case」です。
1枚のポリエチレンフォームをボタンで留めることでできるティッシュケース。


松島潤平建築設計事務所がデザインディレクションし、カリモク家具とNEW LIGHT POTTERYが製作した家具・照明シリーズ「TSUKUYOMI FRAGMENTS」です。松島による住戸改修「TSUKUYOMI」のコンセプトに合わせて制作されたものです。
TSUKUYOMI-CHAIR / TSUKUYOMI-TABLE / TSUKUYOMI-BENCH / TSUKUYOMI-SOFA
『TSUKUYOMI』のコンセプトに合わせて、日本有数の木製家具メーカー“カリモク家具”とテーブル、チェア、ベンチ、ソファ、奈良に拠点を置く照明ブランド“NEW LIGHT POTTERY”とペンダントライトのコラボレーション・デザインを行った。
テーブル、チェア、ベンチはブラックウォールナットを基材としながら、それぞれ異なる部位の一端がわずかに削られており、そこからオークの木肌が露わになっている。オークによる月光のようなアクセントによって、オーセンティックに整えられた形にふと目を引く表情を与えている。
伸縮率や反り等、性質の全く異なる樹種を自然に合体させたことはカリモクの技術力だからこそ可能な成果である。オークとウォールナット、それぞれが持つ木肌の美しさを同時に比較することで、木という素材の深い奥行きを楽しむことのできるデザインとした。
チェア、ソファ、ベンチのクッションは土色と銀色のファブリックを組み合わせたツートーンとして、オークによる月明かりとともにアクセントのある表情を持たせている。
TSUKUYOMI-LIGHT
saku(朔)=新月 / a new moon
gengetsu(弦月)=半月 / a half moon
eigetsu(盈月)=満月/ a full moon地球と月の関わり、潮の満ち引き、時間、ゆらぎ、くらしとの関わり、月光、調和、重力をイメージ
プロダクトデザイナーの深澤直人を招いてデザイン思考について聞いている鼎談記事『日本の「デザイン思考」は誤解だらけ』が、pwc.comに掲載されています。後編「デザイン思考の本質は
経験者になること」はこちら。

元木大輔 / DDAAがデザインした、テーブル「Lashing Belt Table 1」です。
トラックの荷台などに使われるラッシングベルトで締めるだけで固定するテーブル。
建築展「アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命 木材曲げ加工の技術革新と家具デザイン」が、開幕延期の為、会場動画を公開しています。この展覧会は兵庫・神戸市の竹中大工道具館で行われる予定でした。
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトとその妻アイノは、フィンランドの環境特性に基づき、自然のモチーフを取り入れたデザインでモダニズムに対する独自の回答を探究しました。「パイミオ サナトリウム」(1933)などコンペで実現した作品は、二人を一躍世界の建築家の舞台へと押し上げ、建築のためにデザインされた家具は、後のアルテック設立の道筋をつけることになります。本展では、アアルト夫妻の曲げ木の技術に焦点を当て、無垢材をL 字型に曲げる「L – レッグ」と、積層合板による「ラメラ曲げ木」の開発について、成形から商品化までの道のりを辿ります。


沖津雄司による、LEXUSのために制作したインテリアアートピース「lightflakes for LEXUS」です。
LEXUSのために制作したインテリアアートピース。
ミラノサローネサテリテ2017で発表して以来展開している、光の再構築がコンセプトの「lightflakes」シリーズの一環である。
直径40mm、薄さ0.3mmのレンズで出来た「lightflakes」を組み合わすことで、空間、環境、テーマに合わせてあらゆる形の光のオブジェが制作可能である。
lightflakesを精緻に組上げると自然光と環境光は幾重にも透過、反射し、風景と共に複製されることで具象する。
組み上げられたオブジェが室内で自然光を受けたとき、再構築された光が空間を演出するのです。

吉岡徳仁がデザインした、非常時に簡単に作ることができるフェイスシールド「Easy-to-make FACE SHIELD」です。テンプレートをこちらのページで無料配布しています。
Easy-to-make FACE SHIELD
感染症の現場で闘う医療従事者の方々へ、心から敬意と感謝を表します。
世界的に医療物資が不足している中、非常時に簡単に作ることができる、フェイスシールドを考えました。
透明シートにテンプレートを重ねてハサミで切り、メガネに装着するだけで完成します。少しでも医療従事者の方々のお役に立つことができれば幸いです。
吉岡徳仁
以下のリンク先より、テンプレートをダウンロードいただけます。
使用に関する費用は必要ございませんので、ご自由にご使用ください。
https://www.tokujin.com/news/
以下は動画です。

市川徹+川口裕人 / LOFが設計した、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」です。
宝くじ売場のイメージを変えることを目指し、「運試しを身近に」をテーマにした親子で遊べるような宝くじ売場を作りました。
日本人にとって最も親しみのある運だめしのひとつ「あみだくじ」の手描きの線が、紙から飛び出して空間を包み込むようなデザインとしました。
あみだくじの起点に番号を振り、終点に駄菓子等を吊ることで、誰でも無料で立体的なあみだくじが楽しめる体験型店舗としています。宝くじ売場が親子の遊び場に変化することで、宝くじのギャンブル性のイメージが更新され、売上の4割が公共事業に寄贈されているなど、宝くじが本来持つ社会貢献システムの価値が見直される事を期待しています。

the range design inc. / 寶田陵とto-ripple inc. / 杤尾直也のデザイン監修・インテリアデザイン、日企設計の建築設計による、大阪市の宿泊施設「THE LIVELY」です。
グローバルエージェンツが運営する新ブランドであるライブリーホテル。フルサービス型でもなく宿泊特化型でもない次世代のホテルを目指し、共用部の割合を高くし、ゲストのライフスタイルに合わせた自分らしい滞在を可能にするホテルとしています。
デザインキーワードを「LIGHTNESS(優美さ/快活さ)」「GADGET(装置/道具)」「HYGGE(居心地のいい時間)」とし、ミレニアル世代に響くデザインを目指しました。


工藤浩平建築設計事務所がデザインした、薬局の受付カウンター「OK2-counter」と待合ホールのソファ「OK2-sofa」です。
薬局の受付カウンターとして制作した家具。
1対1の均一なカウンターでなく、子連れや夫婦、一人のお客さんまで、
誰もが自由に席を選べるようなものが良いという要望をうけた。
また、お客さんと対面しながらパソコンで薬歴を打ちこんだり、
会計の手続きをするため、スタッフを中心に方向性が
いくつかあるほうがいいということだった。
そこで、弧を描くようにカウンターを連続させて、右の方向にはPC、正面には
お客さん、左手元にはレジカウンターといったような関係をもたせ、
四面全てを正面とした建築に対して、家具によって多方向性を持たせることとした。
薬局の待合ホールのソファとして制作した家具。
外を向いて一人で腰掛けたり、受付の方向を見て2人で並んで座ったり、
キッズスペースの子供を見守ったりと色々な方向から利用できるソファが
求められたため、円形の形状で、中心に背もたれを持つものとした。