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青木淳・昭和設計共同体が最適候補者に選ばれた、長野の「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポの提案書が公開

青木淳昭和設計共同体が最適候補者に選ばれた、長野の「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポーザルの提案書が公開されています。

松本平広域公園陸上競技場整備事業基本設計業務の最適候補者が推薦されました。

令和2年7月24日(金曜日)の審査委員会(二次審査)において同委員会から最適候補者が推薦されました。

最適候補者 
青木淳・昭和設計共同体 

その他の二次審査参加者(一次審査書類受付順)
環境デザイン・林魏・倉橋建築設計共同体

株式会社槇総合計画事務所

一次審対象者の提案書も併せて公開されています(一次審査提案書)。

※久米・内藤廣・E-DESIGN設計共同体の提案書は公開されていません。

川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」
川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」 photo©川辺明伸
川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」 photo©川辺明伸

川辺直哉建築設計事務所が設計した、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」です。

設計者の自邸である。分筆が進む住宅地にあり、この敷地も、もともとの敷地が2分割された宅地にある。周辺の敷地分割線はさまざまな角度となり、そこに沿うようにして住宅が建てられている。敷地は変形した5角形の角地で、周囲は住宅に囲まれていた。そこで周囲の住宅の角度と異なる角度を取り入れて、開口同士の視線の干渉や壁面の近接を防ぎながら、隣家や街に小さな緩衝スペースを複数つくり出そうと考えた。
室内は折れ曲がる壁によって緩やかに分節され、高さの異なる3つの床レベルを繋ぐ中央に配置された階段の螺旋運動に伴い、開口を通した風景が壁により見え隠れしながら重なり、さまざまな方向に視線が展開する。3つの4角形を組み合わせた単純な平面形状ながら、見える風景や奥行きが場所によって変化し、時間帯や季節によっても表情の異なる居場所が生まれる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 鈴木理考建築都市事務所が、設計スタッフとアルバイト・パートを募集中
【ap job更新】 鈴木理考建築都市事務所が、設計スタッフとアルバイト・パートを募集中
【ap job更新】 鈴木理考建築都市事務所が、設計スタッフとアルバイト・パートを募集中エル・ビル

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青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」
青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」外観写真(蔵側)。 photo©アキヤマトオル
青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」ランチルーム(昼食時の様子)。 photo©アキヤマトオル

青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」です。

大正7年から続く幼稚園の創立100周年記念事業である。幼稚園の隣地に建つ築約100年の木造家屋を取得して遊戯室棟(遊戯室兼ランチルーム)として再生させた。古い木造家屋を木育の場として整備するもので、幼稚園が培ってきた歴史を表現し、地域に発信することを目指した。「蔵」と「格天井を含めた茶の間」の意匠を残しながら、ランチルームとしての大空間を設けるために、H型の木造家屋を南北に分断しそれぞれを別の手法で改修した。

南側家屋は広い空間を確保するために、瓦・葺き土、不要な土壁や仕上げを撤去して建物の軽量化を図った。既存の垂れ壁のみで必要な耐震性能を確保し、耐力壁の不要な空間とした。仕上げを撤去した木造家屋の軸組が現しとなり、その「軸組」と「蔵」を包み込む様に鉄骨造で増築している。新たな屋根・外壁を設けることで既存建物を屋内化し、漏水、老朽化、防火延焼問題などの木造特有の諸問題を解消した。北側家屋は、耐力壁や基礎の補強などを施して耐震性能を確保し、調理室やトイレ、倉庫等の小割りの室を配置した。

南側家屋は、木造軸組のみを残したことで建築基準法上の建物ではなくなった。確認申請上は、北側木造建物にエキスパンションジョイントを介した鉄骨造の増築という扱いとなり、住宅から認定こども園への用途変更手続きを行い、竣工後は新築と同様に検査済証を取得した。

建築家によるテキストより
狩野佑真 / studio yumakanoによる、栃木・那須烏山市の住宅のエンランス壁面「Rust Harvest|Wall for S house」
狩野佑真 / studio yumakanoによる、栃木・那須烏山市の住宅のエンランス壁面「Rust Harvest|Wall for S house」Installation View Photo : StudioXxingham photo©Gottingham
狩野佑真 / studio yumakanoによる、栃木・那須烏山市の住宅のエンランス壁面「Rust Harvest|Wall for S house」Installation View Photo : StudioXxingham photo©Gottingham
狩野佑真 / studio yumakanoによる、栃木・那須烏山市の住宅のエンランス壁面「Rust Harvest|Wall for S house」Installation View Photo : StudioXxingham photo©Gottingham

狩野佑真 / studio yumakanoがデザインした、栃木・那須烏山市の住宅のエンランス壁面「Rust Harvest|Wall for S house」です。

栃木県那須烏山市に新築された住宅のエントランス壁面デザインのプロジェクト。

小高い敷地の近隣には広大な農地と川が流れ、刻一刻と表情を変える山並みと大きな空、豊かな自然が織りなす伸びやかなランドスケープが広がる。建築外構には水盤や地元の大谷石の床材、巨大な庭石がいくつも並び、建築ファサードは焼杉に覆わている。インテリアにはホワイトオークやタモなどの無垢材が多用され、天井には和紙が張り巡らされ自然素材が空間に重なる。

そのような建築要素のなかで、エントランス壁面を ”Rust Harvest|錆の収穫” の素材を用いてデザインした。住人が毎日通る玄関でありながらも、来訪客を迎え入れるエントランスとして”圧倒的な美しさ” が求められた。

デザイナーによるテキストより
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」 photo©黒部駿人
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」 photo©黒部駿人
VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」 photo©黒部駿人

VUILDが設計した、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」です。

隣接する民家2棟の改修プロジェクトである。

倒壊寸前であった手前の1棟を解体することで、奥の1棟を接道し避難動線を確保すると同時に、解体によって生じたポケットパークを「庭の中のオフィス」として積極的に利用することを目指した。

敷地境界をまたぐようにして架けられたカヤック型の双子のパーゴラは、もともとの民家の2つのグリッドを継承し設計を行った。

建築家によるテキストより
フランキー・パパスによる、南アフリカ共和国の森林地帯の中に建つ、特殊な敷地環境に合わせた特異な形状が印象的な住宅「HOUSE OF THE BIG ARCH」の写真と図面

フランキー・パパス(Frankie Pappas)が設計した、南アフリカ共和国の森林地帯の中に建つ、特殊な敷地環境に合わせた特異な形状が印象的な住宅「HOUSE OF THE BIG ARCH」の写真と図面が14枚、dezeenに掲載されています。

最も注目を集めたトピックス [期間:2020/7/20-7/26]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/7/20-7/26]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/7/20-7/26)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. VUILDによる、静岡・浜松市の「浜松のバス停」
  2. 青木淳のチーム、槇総合計画事務所、環境デザインのチームが二次審査に残っている、長野の「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポの公開二次審査がyoutubeでライブ配信
  3. 日建設計が国際コンペで優勝した、ロシア・サンクトペテルブルクの石油企業の為の複合施設のCG動画
  4. 九州大学岩元真明研究室+ICADA / 岩元真明による、福岡・福岡市の、旧学生食堂の厨房を改修した研究施設「九州大学バイオラボ」
  5. 千葉学、遠藤克彦、キノアーキテクツ、マル・アーキテクチャ、yHa、ikmoが候補に選ばれた「御嶽山ビジターセンター(仮称)」の二次審査がyoutubeでライブ配信
  6. 奈良の「橿原市新本庁舎」設計プロポーザルの結果
  7. 吉岡徳仁がルイ・ヴィトンのレストランのためにデザインしたチャージャープレート「LOUIS VUITTON Charger plate」
  8. 阿曽芙実建築設計事務所による、石川・金沢市の住宅兼アトリエ「Dear house」
  9. コロナ禍で東京に長期滞在している、OMAの重松象平に、都市の変化に関する考察などを聞いているインタビュー
  10. sinato・大野力の建築設計、アーティスト・松山智一のパブリックアートで新宿東口駅前広場がリニューアル
  11. トラフによる、東京・南青山の、開口部のデザインが個性となっているテナントビル「Zet MINAMIAOYAMA」の写真
  12. 遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、茨城の「大子町新庁舎」の基本設計図書(概要版)が公開
  13. 唐崎圭+宮澤宏和+瀬山真樹夫 / RG DESIGNによる、東京・銀座の、4つの飲食店が入居しスキップフロアで繋がる商業施設「GINZASTEPS」
  14. 「松本平広域公園陸上競技場建て替え 県審査委が設計業者選定」(信毎WEB)
  15. 前田圭介 / UIDによる、宮城・仙台市の複合商業施設「IGOONE ARAI」
  16. 堀部安嗣が2020年3月に完成させた、神奈川・鎌倉市の住宅「扇ガ谷の家」の写真
  17. 遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、高知の「本山町新庁舎」の基本設計図書(概要版)が公開
  18. MVRDVの設計で完成した、ポーランドの、19世紀の既存建物を改修・増築したコワーキングスペース・イベント会場・カフェなどを含む複合施設の写真と図面
  19. 日建設計が、noteでの発信を開始しています
  20. 向山博 / 向山建築設計事務所による、東京・世田谷区の集合住宅「梅ヶ丘アパートメント」

MVRDVによる、2000年に完成させた初期代表作のひとつ「ハノーヴァー万博オランダ館」をコワーキング・オフィスに改修する計画「expo pavilion 2.0」
MVRDVによる、2000年に完成させた初期代表作のひとつ「ハノーヴァー万博オランダ館」をコワーキング・オフィスに改修する計画「expo pavilion 2.0」 image©MVRDV

MVRDVによる、2000年に完成させた初期代表作のひとつ「ハノーヴァー万博オランダ館」をコワーキング・オフィスに改修する計画「expo pavilion 2.0」です。本体建築の周囲に、学生寮・オフィス・駐車場が入る2棟の建設も構想しているとのこと。

MVRDV is today revealing its design to transform one of their own seminal projects from the practice’s early years, the Dutch Pavilion at the 2000 World Expo in Hannover. The transformation will convert the former Expo Pavilion into a co-working office building, and two new buildings will be added on the space surrounding the pavilion, one containing student housing and the other hosting offices and parking. MVRDV’s design maintains the qualities – including the forest on the 3rd floor – that made the pavilion an icon of the 2000 World Expo and reinterprets the original project’s concept for the two new buildings.

建築家によるテキストより
MVRDVがベルリンオフィスの開設を記念して行っている、ドイツでの30年の活動を紹介する展覧会「MVRDV Haus Berlin」
MVRDVがベルリンオフィスの開設を記念して行っている、ドイツでの30年の活動を紹介する展覧会「MVRDV Haus Berlin」 photo©Jan Bitter
MVRDVがベルリンオフィスの開設を記念して行っている、ドイツでの30年の活動を紹介する展覧会「MVRDV Haus Berlin」 photo©Architektur Galerie Berlin / Photos Till Budde
MVRDVがベルリンオフィスの開設を記念して行っている、ドイツでの30年の活動を紹介する展覧会「MVRDV Haus Berlin」 photo©Architektur Galerie Berlin / Photos Till Budde

MVRDVがベルリンオフィスの開設を記念して行っている、ドイツでの30年の活動を紹介する展覧会「MVRDV Haus Berlin」です。会場は「Architektur Galerie Berlin」です。展覧会の公式ページはこちら。展示は2020年8月22日まで行っているとのこと。

Ahead of the opening of their new Berlin office in September, MVRDV has launched a new exhibition at the Architektur Galerie Berlin, celebrating almost 30 years’ worth of work in Germany. The walls of MVRDV Haus Berlin form a densely packed archive that shows off both current and past German projects by MVRDV – including unseen projects from our past and newly-revealed future projects. At the same time, a team of MVRDV’s architects working on German projects transforms part of the exhibition into a ‘working office’ that gives visitors an insight into MVRDV’s working methods.

建築家によるテキストより
レンゾ・ピアノがデザインを手掛けた、イタリア・ジェノバの橋が、2020年8月に開通することに。2018年の崩落事故後に建設が進められていたもので、写真も掲載

レンゾ・ピアノがデザインを手掛けた、イタリア・ジェノバの橋が、2020年8月に開通することになったそうです。リンク先のdesignboomに写真などが3枚掲載されています。この橋は2018年の崩落事故後に、レンゾ・ピアノがデザインすることに決まり建設が進められていたものでです。

「松本平広域公園陸上競技場建て替え 県審査委が設計業者選定」(信毎WEB)

「松本平広域公園陸上競技場建て替え 県審査委が設計業者選定」という記事が、信毎WEBに掲載されています。youtubeでのライブ配信でも公開されたように青木淳建築計画事務所昭和設計JVが最適候補者に特定されました。

フランク・ステラへのニューヨークタイムズによるインタビュー記事「輝き続けるアート界の“星” フランク・ステラの軌跡」(日本語)

アーティストのフランク・ステラへのザニューヨークタイムズスタイルマガジン:ジャパンによるインタビュー記事「輝き続けるアート界の“星” フランク・ステラの軌跡」が、公開されています。

BIGの設計で近く完成する、ドイツ・フランクフルトの、建物中央のフロアがずれたようなデザインが特徴的な高層タワー「onmiturm tower」の写真

BIGの設計で近く完成する、ドイツ・フランクフルトの、建物中央のフロアがずれたようなデザインが特徴的な高層タワー「onmiturm tower」の写真が13枚、designboomに掲載されています。

レアンドロ・エルリッヒの新作インスタレーション「INFINITE STAIR CASE」が、金沢にオープンした現代美術館「KAMU」で公開中

アーティストのレアンドロ・エルリッヒの新作インスタレーション「INFINITE STAIR CASE」が、金沢にオープンした現代美術館「KAMU」で公開されています。リンク先で写真を7枚閲覧可能です。youtubeにも日本の美術館が制作したインタビュー動画がいくつかあります。森美術館が制作したものや、金沢21世紀美術館が制作したものなど。

以下は、美術館が自身のinstagramアカウントに投稿した作品の写真です。

ミースのファンズワース邸の施主に焦点を当て、当時の生活の様子を資料から再現したインスタレーションが企画「Edith Farnsworth Reconsidered」の一環として公開。VRでも閲覧可能

ミース・ファン・デル・ローエ設計のファンズワース邸の施主(エディス・ファーンズワース)に焦点を当て、当時の生活の様子を資料から再現したインスタレーションが企画「Edith Farnsworth Reconsidered」の一環として公開されていて、dezeenに写真が15枚掲載されています。近代建築の伝説的住宅という視点ではなく、施主が暮らした住宅としてのファンズワース邸を見せるという趣旨のようです。またこちらのページでファンズワース邸公式でVRにてその様子も公開されています。

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