



林健太郎建築設計事務所が設計した、香川の住宅「善通寺の建物」です。
往来のある道に面した角地での計画です。建築家は、家族・建築・街の関係を考慮し、リビング等を納めた地上階の上に家形の個室群をセットバックさせて載せる構成を考案しました。そして、後退で生み出したルーフテラスは住宅を外に開く役割も担います。
日本の四国地方に位置する、香川県善通寺市。
穏やかな瀬戸内海と四国の山々に挟まれた地域にあり、四国八十八箇所霊場の第七十五番として有名な善通寺がある。敷地は、人と車の往来のある道路に面した角地で、18m×16mの四角形。
この建物は、共働きの夫婦と子供のための住宅として計画された。
要望は、大きなリビングと各部屋が独立しすぎないこと。
建物は2階建て。1階の四角のヴォリュームの上に、高さが異なるの4つの家形のヴォリュームがそれぞれセットバックしながら乗っかっている。2階のヴォリュームをそれぞれセットバックすることで、立体的な抜けと性格の違うルーフテラスを獲得した。
1階にリビング、2階に各居室の構成だ。
1階は、天井高さ2.5mでリビングを設けている。リビングに寄り添うように和室を設け、その先の小道とプライベートなリビングを緩く繋ぐ役割を持たせた。2階は、主寝室、書斎、子供部屋だ。家形のヴォリュームがそれぞれの部屋になっている。本建築で、一番象徴的な役割を持っているのが、書斎だ。L型の書斎は、開放的で家族の繋がりを生む場所となり、床が60×120角の小梁を120ピッチで並べた格子床になっている。子供部屋と書斎に面しており、使用用途により書斎まで拡張することが可能だ。子供は、部屋の大きさに縛られた使い方、成長をするわけではない。時には、部屋から飛び出し書斎まで、画材を広げ絵を描くこともあるだろう。

















