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栗生明+北川・上田総合計画による、奈良・桜井市の「聖林寺 観音堂」。国宝の像を安置する収蔵庫の増改築。参拝も可能な“祈りの空間”として、奈良時代の設置方法を参照して“外陣”から“内陣の観音像”を仰ぎ見る構成を考案。独立免震展示ケースを用いて四周からの拝観も可能にする
栗生明+北川・上田総合計画による、奈良・桜井市の「聖林寺 観音堂」。国宝の像を安置する収蔵庫の増改築。参拝も可能な“祈りの空間”として、奈良時代の設置方法を参照して“外陣”から“内陣の観音像”を仰ぎ見る構成を考案。独立免震展示ケースを用いて四周からの拝観も可能にする鳥瞰、手前:前室(外陣)、奥:収蔵庫(内陣) photo©松村芳治
栗生明+北川・上田総合計画による、奈良・桜井市の「聖林寺 観音堂」。国宝の像を安置する収蔵庫の増改築。参拝も可能な“祈りの空間”として、奈良時代の設置方法を参照して“外陣”から“内陣の観音像”を仰ぎ見る構成を考案。独立免震展示ケースを用いて四周からの拝観も可能にする前室(外陣)の外観 photo©新建築社
栗生明+北川・上田総合計画による、奈良・桜井市の「聖林寺 観音堂」。国宝の像を安置する収蔵庫の増改築。参拝も可能な“祈りの空間”として、奈良時代の設置方法を参照して“外陣”から“内陣の観音像”を仰ぎ見る構成を考案。独立免震展示ケースを用いて四周からの拝観も可能にする前室(外陣)から収蔵庫(内陣)を見る。 photo©松村芳治
栗生明+北川・上田総合計画による、奈良・桜井市の「聖林寺 観音堂」。国宝の像を安置する収蔵庫の増改築。参拝も可能な“祈りの空間”として、奈良時代の設置方法を参照して“外陣”から“内陣の観音像”を仰ぎ見る構成を考案。独立免震展示ケースを用いて四周からの拝観も可能にする収蔵庫(内陣) photo©松村芳治

栗生明+北川・上田総合計画が設計した、奈良・桜井市の「聖林寺 観音堂」です。
国宝の像を安置する収蔵庫の増改築する計画です。建築家は、参拝も可能な“祈りの空間”として、奈良時代の設置方法を参照して“外陣”から“内陣の観音像”を仰ぎ見る構成を考案しました。また、独立免震展示ケースを用いて四周からの拝観も可能にしています。施設の公式サイトはこちら

奈良県桜井市の名刹、聖林寺に祀られている十一面観音菩薩立像は、古来秘仏とされてきました。明治20年にアーネスト・フェノロサによって見出され、和辻哲郎、白洲正子など多くの作家に著述されています。この観音像を祀る観音堂は、昭和34年に造られた日本初の鉄筋コンクリート造による国宝を安置する収蔵庫です。躯体の経年劣化への対応や、近年予測される地震災害に対する耐震性能の向上を図った大幅な改修が必要とされました。

建築家によるテキストより

観音像はかつて大神神社の神宮寺である大御輪寺の本尊として祀られていました。奈良時代後期の創建当初においては前堂と後堂が並び立つ「双堂形式」の仏堂に安置され参拝者は前堂から後堂の観音像を仰いだとされています。その後、明治元年の神仏分離令の際、聖林寺に移されました。

建築家によるテキストより

観音堂は文化財保存のための「収蔵庫」である一方、信仰の対象としての観音像と向き合う「祈りの空間」です。我々は創建当初に倣い、収蔵庫を内陣、前室を外陣と位置づけ、参拝者が外陣から内陣の観音像を仰ぐように計画しています。外陣からはちょうど観音像と視線が合う関係となります。

建築家によるテキストより
小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定
小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定外観 photo©小川重雄
小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定中庭 photo©小川重雄
小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定1階、ダイニング photo©小川重雄
小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定1階、リビングからダイニング・キッチンを見る。 photo©小川重雄

小山光+KEY OPERATIONが設計した、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」です。
住宅が建ち並ぶ地域に計画されました。建築家は、隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案しました。また、断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定されました。

山と県道207号線に挟まれたこのエリアは狭い小道に面して小さめの住宅が建ち並び、海岸沿いと異なり、別荘地の割には建物の密度が高く、隣地境界際まで隣地の建物が迫っている。また北側の山へ向かって勾配があるため、南北に接する土地はひな壇状になっており、南側の住宅は低いためあまり視界に入らないが、北側からは見下ろされる位置関係にある。

建築家によるテキストより

設計初期には隣地の住宅と距離をとりながら小さな外部空間を作る案もあったが、クライアントからプールを設ける事を望まれたため、隣接する住宅と視線が合う北側や東側に対してヴォリュームをL字に配置して、中央のデッキエリアのプライバシーを確保するオプションを検討し始めた。しかしながら敷地全体に伸びる長いヴォリュームを配置すると、隣接する住宅の住民に威圧感を与えるため、ヴォリュームを分けて、小さな建物がプールのある中庭を取り囲むレイアウトとした。

建築家によるテキストより

構成としては、ダイニング棟、リビング棟、宿泊棟、駐車場と浴室のあるサービス棟、倉庫棟の5つの建物からなる。アプローチのある私道側にはサービス棟と倉庫棟が面していて、私道側には窓もないため、小屋が素朴に並んでいるような佇まいとなっている。この二棟の間を抜けると、中庭に入ることができる。

サービス棟とダイニング棟の間は小さな玄関となっていて、その北側は駐車場からアプローチできる勝手口と対面する形となっている。サービス棟は洗面脱衣室が玄関と直結していて、プールに入るゲストが直ぐに着替えられるように配慮している。その奥にはサウナ付きの大きなバスルームがあり、バスルームから直接プールサイドに出ることができる。

建築家によるテキストより
自然環境を取り入れた“居心地のよい空間づくり”を解説する「“バイオフィリア”オンライン特別セミナー」がパナソニックの主催で開催。森林環境の研究者で心身健康科学の専門家と、同社の照明研究・開発部門リーダーが登壇
自然環境を取り入れた“居心地のよい空間づくり”を解説する「“バイオフィリア”オンライン特別セミナー」がパナソニックの主催で開催。森林環境の研究者で心身健康科学の専門家と、同社の照明研究・開発部門リーダーが登壇

自然環境を取り入れた“居心地のよい空間づくり”を解説する「“バイオフィリア”オンライン特別セミナー」がパナソニックの主催で開催されます。
森林環境の研究者で心身健康科学の専門家の高山範理と、同社の照明研究・開発部門リーダーの山内健太郎が登壇します。開催日時は、2023年8月24日(木)16:00~17:00参加費無料です。イベントの申込ページはこちら。【ap・ad】

自然環境を取り入れた心地よい空間づくりとは?

バイオフィリア研究のスペシャリストとパナソニックの研究開発リーダーが、快適で心地よい空間づくりについて講演します。

バイオフィリアとは

自然環境下で進化してきたヒトには、先天的に自然や森林を「好ましい」と感じる性質があるとした仮説です。
自然を感じるデザインを生活圏や働く環境に取り込むことで「リラックスしやすい」「開放的な」といった印象を与え、空間の魅力の向上につながることが期待されます。

以下に、詳細な情報を掲載します。

最も注目を集めたトピックス[期間:2023/7/31-8/6]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/7/31-8/6]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/7/31-8/6)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪・八尾市の住宅「A」。道を挟み小学校の校庭がある敷地。正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置。内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込む
  2. 工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる
  3. 髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える
  4. 一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図
  5. 太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与
  6. オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る
  7. 畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催
  8. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする
  9. 御手洗龍建築設計事務所による、埼玉・草加市の「松原児童青少年交流センター miraton・松原テニスコート」。新たに立ち上がる街の中心に位置する施設。“原風景”にもなる“能動性”を喚起する建築を目指し、ヴォールト架構が“9棟”連なる構成を考案。空間の展開が生み出す“動き”で子供達の居場所の発見や交流を促す
  10. 杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図
  11. 菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす
  12. 上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、神奈川・横須賀市の、飲食店「BUOSCANO.」。複数店舗が集まる施設内に計画。商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案。店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択
  13. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  14. 坂田裕貴 / a.d.pによる、東京・板橋区の、小屋「Backyard in field」。生産緑地に計画された農作業の為の建物。野菜の直売等に加え発信までも行う施主の為に、思想を体現する“多面的な振る舞い”を持つ存在を志向。畑と呼応する平側や街に開く妻側など建築に多様な性格を与える
  15. 藤本壮介による、ドイツでの建築展「Primitive Future」。現地のアワード受賞を記念して開催。自身の建築哲学を表現する、12個のワイヤー製のオブジェによるインスタレーションを制作。視点により見え方が変わる“立体的なドローイング”が空間に様々なシーンを描く
  16. 小田真平建築設計事務所とロウエによる、大阪市の「粉浜の住居」。鉄骨3階建ての住宅を改修。シンプルと豊かさが同居する空間を求め、玄関土間と各階バルコニーを仕上げで連続させて“土間が立体化”した様な構成を考案。既存の窓から入る偶発的な自然光の魅力も活かす
  17. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・世田谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 二子玉川」。商業施設の中の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”を与える為に、変化のある什器群の使用に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。既存鉄骨の錆止塗装の色を基調として空間全体をまとめる
  18. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  19. 佐藤可士和 / SAMURAIと竹中工務店による、神奈川の「GLP ALFALINK相模原」。総延床約67万㎡の物流拠点施設。存在意義の再定義と既存イメージの刷新を目指し、建物をブランディングの重要な“メディア”と捉えた設計を志向。情報や建築を開いて地域と企業に好循環を生む“共創”の場を作る
  20. 畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、神奈川・川崎市の住宅「河童の家」。建面と法規で縦動線が空間の全てを決めるような条件に、中央配置した階段に椅子等の機能と構造的役割も担わせ45mmの薄床を可能とし、立体的で回遊性のある連なりの空間をつくる

【ap job更新】 若手建築家として、住宅建築賞“金賞”等の様々な受賞歴を持つ「アーキペラゴアーキテクツスタジオ」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
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若手建築家として、住宅建築賞“金賞”等の様々な受賞歴を持つ「アーキペラゴアーキテクツスタジオ」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社アーキペラゴアーキテクツスタジオでは、設計スタッフ(正社員)を募集します。

住宅を中心に、オフィスや店舗、集合住宅の設計をしています。

ひとつひとつの物事や状況と向き合いながら、担当スタッフと一緒に議論を重ねていき、日々エスキスをしています。担当スタッフとして設計監理やデザイン監修のプロジェクトを一緒に考えて頂ける方を募集します。

数年後の独立を視野に入れて経験を積みたい方、より長く一緒に働きたいと考えてくれる方の、どちらも歓迎致します。

ご興味のある方は下記の募集要項をご参照のうえ、奮ってご応募下さい。

【主な受賞歴】
・新建築住宅設計競技2017(畠山)
・SDレビュー2019
・Under 35 Architects exhibition2021
・住宅建築賞2022金賞

フィリップ・ジョンソンによる「グラスハウス」(1949年竣工) の現在の様子を紹介する動画

フィリップ・ジョンソンが設計した、アメリカ・コネチカット州の「グラスハウス」(1949年竣工)の、現在の様子を紹介する動画です。Open Spaceの制作によるものです。

(翻訳)
グラスハウスは、コネチカット州ニューカナンにあるモダニズムの象徴的傑作です。有名なアメリカ人建築家フィリップ・ジョンソンによって1949年に設計され建設されたこの印象的な建造物は、そのミニマルで透明なデザインで有名です。この住宅は、内壁のない平屋のガラス・パヴィリオンで構成され、周囲の景観を遮るものがなく、内部空間と外部空間の境界を曖昧にしています。大きなガラスパネル、スチールの柱、フラットな屋根を使用することで、自然とのシームレスなつながりと開放感を生み出しています。

グラスハウスの向こうには、約50エーカーに及ぶ入念に管理されたランドスケープが広がっています。周囲には草原や池、さまざまな彫刻があり、芸術的で静謐な雰囲気を醸し出しています。この所有地には、他にも注目すべき建造物がいくつかあります。例えば、ブリック・ハウスは、強固なレンガ造りの壁と親密な内部空間で、グラス・ハウスの透明感とは対照的に建っています。ペインティング・ギャラリーはもうひとつの重要な追加施設で、フランク・ステラやアンディ・ウォーホルといった有名アーティストの作品を含む、ジョンソン・アンド・ホイットニーの広範なアート・コレクションを展示しています。

長年にわたり、グラスハウスはナショナルトラスト史跡として細心の注意を払って保存・維持されてきました。それは、後世の人々がその美しさと重要性を理解し続けることが出来る様にする為です。フィリップ・ジョンソンの設計哲学と芸術的 感性を生きた形で具現化したグラスハウスは、この先の世代まで、自然界と関わり、創造性を刺激する建築の力を永遠の遺産として存在しています。現在、グラスハウスは一般公開されており、訪問者はフィリップ・ジョンソンのヴィジョンの素晴らしさと、建築と自然との調和を肌で感じることができます。

ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ
ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ image©ATCHAIN
ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ image©ATCHAIN
ザハ・ハディド事務所による、中国・西安の「Daxia Tower」。新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画。高さ210m床面積12万㎡の建築でオフィスや店舗と付帯施設を内包。自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ image©ATCHAIN

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・西安の「Daxia Tower」です。
新技術の主要拠点となる地域の開発地区に計画されました。高さ210m床面積12万㎡の建築の中にオフィスや店舗と付帯施設を内包しています。また、自然採光と通風の最適化に加えて最新技術で入居者の行動を解析して快適性を保つ予定です。


こちらはリリーステキストの翻訳です

西安で行われたセレモニーで、Daxia Groupはザハ・ハディド・アーキテクツが西安の繁栄する開発区の中心に新しいDaxia Towerを建設することを発表しました。

人口900万人に迫る中国最大級の内陸都市のひとつである西安は、中国の古代の首都であり、シルクロードの歴史的な東の玄関口でした。近年、西安は国や地方自治体のイニシアティブ、そして西安にある多くの評価された大学や研究機関に支えられ、国内外のリーディング企業を惹きつける盛んなテクノロジー・エコシステムを発展させてきました。この都市は、半導体製造、ロボット工学、航空宇宙、バイオ医薬品を含む新技術の主要拠点となっています。

都市南西部に位置する西安ハイテク経済技術開発区は、西安の地下鉄6号線沿いにあり、フォーチュン500企業や多国籍企業100社以上が製造・研究開発の拠点を構えています。ザハ・ハディド・アーキテクツがDaxia GroupのためにJingye Roadに建設する新しいDaxia Towerは、西安の経済成長の重要な原動力となっているハイテクゾーンの中核に位置します。

市内Yanta地区のJingye RoadとZhangbawu Roadの交差点の南東角に位置する16,700㎡の敷地に位置する高さ210mのDaxia Towerには、127,220㎡のオフィス、店舗、付帯施設が組み込まれます。開発区周辺の街並みと一体化するDaxia Towerは、西安のビジネス街の中心に位置し、企業本社、商業オフィス、国際ホテル、住宅開発などの高層ビルが集積しています。

ビジネス街の中心部を区画するDaxia Towerの緩やかなカーブを描くシルエットは、幾重にも重なるパターン化された艶やかでドラマチックな吹き抜けのレイヤーによって強調され、自然光がフロア奥深くまで差し込みます。山肌の滝を彷彿とさせるような、植栽の施された滝のような室内テラスをつくる各アトリウムからは、北と東に広がる歴史的な街並みや、南と西に広がる成長著しいハイテク地帯を一望できます。

データ分析と行動モデリングを駆使して設計されたタワーの内装には、リアルタイム分析によってサポートされる将来を見据えた適応性の高いワークプレイスが含まれ、従業員の個人的・全体的な幸福度を高める健康的で楽しい環境を作り出します。

一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図
一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図南西側外観 photo©大竹央祐
一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図1階、店舗部分、左:客席、右:厨房 photo©大竹央祐
一色暁生建築設計事務所による、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」。海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗。既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向。日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図2階、住宅部分、食堂から居間を見る。 photo©大竹央祐

一色暁生建築設計事務所が設計した、兵庫・明石市の「林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド」です。
海に近い住宅を改修した設計者の自邸兼事務所と店舗の計画です。建築家は、既存から想起した“東南アジアの日本人街”を発端とし、各国文化や新旧素材等の“混在”を主題とする建築を志向しました。また、日本に根付いた“多国籍な住宅”の更新も意図されました。店舗の公式サイトはこちら

海水浴場すぐそばの土地に建つ木造住宅を改修し、設計者の自邸と仕事場、そして知人が営むカレー屋とした。

建築家によるテキストより

その古い木造住宅の2階には、空と海だけをぽっかりと切り取るちいさな窓があった。時折船が静かに横切って行くのを眺めながら、かつて詩人金子光晴が旅をした東南アジア各地にあった日本人街のことを考えていた。そこでは、世界各地から集まった様々な文化とルーツを持つ人々が、自分たちの文化を混在させながら建物や街をつくり上げていた。かつての遠い熱帯にあった混在のイメージが、キラキラと煌めく水平線の向こうにまとわりついて離れなかった。

この家を設計しながら意識したのは「混在」についてだった。用途、文化や国籍、時間や空間、街と家、仕事と生活、この家を取り巻く様々な混在の在り方に注意を払いながら設計を進めていった。

建築家によるテキストより

自由に海外旅行ができ、インターネットで瞬時に世界と繋がることができる現代。街中には世界各国の専門料理店があり、普段気が付かないような生活の細部にまで様々な国の文化が入り混じっている。住宅も同様に、建材や意匠、すべてにおいて意識されることなく様々な国の文化や性質が混在している。意識して純粋な和風住宅をつくろうとでもしない限り、異国の文化は自然と入り込む。日本のスタンダードとなった「多国籍な住宅」は、もはや文化という文脈から離れ、無秩序に拡大している。

設計にあたって、今一度自身のルーツや文化的背景を理解した上で、この地に古くからある材料や技法を用いながら、異国のエッセンスを混在させることで「多国籍な住宅」を更新することができないかと考えた。また、それは日本の住宅文化を再評価するきっかけにならないかと考えた。

建築家によるテキストより
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る外観 photo©鳥村鋼一
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作るAブロック、3階、ポット2を見る。 photo©鳥村鋼一
オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作るCブロック、2階、廊下から全体を見る。 photo©鳥村鋼一

萬玉直子+西田司+神永侑子+西田幸平+オンデザインが設計した、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮 神奈川大学新国際学生寮・栗田谷アカデメイア」です。
多様な学生が住む寮の計画です。建築家は、共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成しました。そして、小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る事が意図されました。

この寮では、国内学生から留学生まで多様なバックグラウンドを持った学生が200人集まって生活する。
半年間の短期留学の学生もいれば、2~3年在籍する学生もいることが見込まれている。住まうメンバーの更新サイクルが比較的早い中で、共同生活を通して、交流(国際理解・文化交流)を促進する新しい考え方の学生寮の実現が求められた。

建築家によるテキストより

「交流空間」と聞くと、ついつい「人が大勢集まることのできる部屋の用意」が前提となりがち(この場合だと200人が集まることのできる部屋)だが、こういった個人の生活におけるモチベーションが交流のきっかけになると考えた。個人の生活が互いに影響し合い繋がる小さな交流が、200人集まることで同時多発的に起こることを目指した。
そこで、寮室(個室)は可能な限りコンパクトにし、生活のほとんどを受け止める最大限の共用部をつくった。

建築家によるテキストより

建物は3つのブロックに分節しており、寮室(や共用キッチンや水回り)が面する廊下に囲まれた4層の吹き抜けが1ブロックごとにある。
この4層の吹き抜けは、平面的には中廊下タイプの廊下をぐわっと広げてつくったような吹き抜けだが、雁行している建物形状がそのまま内部にも入り込んでいたり、バルコニーのように張り出している場所(コーナーポット)がある。また、吹き抜けには縦動線である階段を2軸用意し、各階でいろんな方向に架かっており、各中間階にある踊り場は腰壁に囲まれた居場所(ポット)となっている。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする共用通路、左:売り場2、右:売り場1 photo©太田拓実
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする売り場2から売り場1を見る。 photo©太田拓実
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」。複合施設内の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材とする売り場1 photo©太田拓実

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・渋谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 恵比寿」です。
複合施設内の雑貨店の計画です。建築家は、期待感と“一期一会のワクワク感”の為に、変化のある什器群に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出しました。また、最小限の防煙垂れ壁として用いたLGSを内装でも主要素材としました。店舗の公式サイトはこちら

「何かあそこに行ったら私が探しているものがあるんじゃないか?」という期待感をいく前に持たせ、さらに行くと今度は「もしかしたら、これが欲しかったんじゃないか?」と思わせる日常の少し先にある飾りすぎない、骨董屋のように一期一会のワクワク感を与えるお店がToday’s Specialである。

建築家によるテキストより

我々はそこにそれぞれの什器に質感、高さ、広さなど変化を与え、回遊性をつくり、本来であれば、バックスペースで封じ込められるはずの雑音をあえて売り場側に持ち出すことで、動きや賑わいを生み、マルシェのような活気が生まれる。そして、どのお店も飾り気のなさや、生の素材感を感じさせるためにできるだけ薄っぺらいインフィルを解体し、スケルトン化を試みる。

建築家によるテキストより

この恵比寿店では、区画が大きく、かつ共用部を挟むテナントであったので、どうしても防煙垂れ壁が必要で、それをミニマムにした状態が、LGSに防煙シートという組み合わせで、それありきでかつ、それ自体を美しくみせるため室内の主要要素の一つにLGSを利用することにした。そして、ところどころ、主要なカウンターはレンガを積み上げつくった。

建築家によるテキストより
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える外観 photo©佐々木育弥
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える2階 [上](世帯2)、温室のキッチン photo©佐々木育弥
髙木貴間建築設計事務所による、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」。長屋を改修した設計者の自邸。家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案。気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉える2階 [上](世帯2)、夏のリビング photo©佐々木育弥

髙木貴間建築設計事務所が設計した、北海道・札幌市の、二世帯住宅兼事務所「西日の長屋」です。
長屋を改修した設計者の自邸です。建築家は、家を“暖かく安定した環境に作る”地域の定石を外し、様々な環境特性を持つ空間を並べた“自然の変化を体感”する建築を考案しました。そして、気候に合わせた移動等も“生活の楽しみ”と捉えました。

うなぎの寝床状の細長い敷地に、昭和50年(1975年)に学生用のアパートとして建てられた長屋をリノベーションした、2世帯分の住宅と事務所の計画である。

既存建物は、部屋が小分けにされ、窓のない部屋もあり、断熱材も湿気により性能を失っていた。建蔽率を超えて違法増築されていたので、そこを減築し、平面的にも断面的にも改修して、既存屋上に三角屋根の小屋を2つ増築した。

建築家によるテキストより

北海道では長く厳しい冬を快適に過すために、家全体を暖かく安定した環境をつくることが志向されてきた。この家でも1階のエリアはそれに準じたが、2階はバラバラな環境特性をもった3つの部屋を直列配置した。

建築家によるテキストより

東側の「温室の間」は、街と近隣の庭に開いた、温室のような環境である。中間期は気候に応じて窓の開放幅を調整しながら風を室内に取り入れ、外気が暖かい時は窓を全開にして、屋根と壁を備えた屋外テラスのようにする。厳しい冬でも緑が絶えない温室空間は冬の庭のようであり、猛吹雪のホワイトアウトをガラス越しに眺めることもできる。

その隣には「夏の間」があり、壁に囲まれたプライベートな空間となっているが、屋根のない屋外空間である。北欧には、大寒波でも安全に過ごせる暖かい冬用のリビングがあるが、この建物でも西側に「冬の間」を設けた。天井に近い壁に西日を室内に満たす装置を配した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 遠藤克彦建築研究所が、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフを募集中
【ap job更新】 遠藤克彦建築研究所が、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフを募集中
【ap job更新】 遠藤克彦建築研究所が、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフを募集中大阪中之島美術館 ©上田宏

遠藤克彦建築研究所の、設計スタッフ(経験者・既卒)と企画広報スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

遠藤克彦建築研究所では、設計スタッフ(実務経験者)及び企画広報スタッフを募集いたします。

【募集職種】
A:設計スタッフ(実務経験者)
設計チームは、大小幅広いスケールの建築設計を行っております。各プロジェクトは設計チームごとに、リーダーを中心とした4-5人の少人数での設計体制を取っているため、早い段階から担当プロジェクトに参画でき、企画案立案から基本設計、実施設計、現場監理まで一貫して取り組むことができます。また、コンペティションやプロポーザルにも積極的に参加し、自由にアイディアを出し合ってプロジェクトを進めていく体制を取っています。女性も多く個人個人のクリエイティビティを発揮できる環境です。

A-1 チームリーダー
設計監理経験があり、複数のプロジェクトを管理・担当することができ、建築設計の企画、基本、実施設計図書作成、設計監理まで行う能力のある方。設計チームを率いて、構造設計者やその他技術者と組んで仕事を進めながら、リーダーとして指揮をとることができる方。

A-2 サブリーダー
建築設計の企画、基本、実施設計図書作成、設計監理まで一貫して行う能力のある方。チームリーダーの指示・指導の下、プロジェクトの中心メンバーとして担当できる方。

A-3 スタッフ
現在設計業務に従事している方。建築・デザイン・アートなど幅広く興味を持っている方。リーダーの指示・指導の下、チームのメンバーとして責任をもって業務を行い、前向きに対応できる方。協調性があり、コミュニケーション能力がある方。

B:企画広報スタッフ
弊社の事業展開に向けて意欲的に取り組むことに加え、書類作成、書類整理、電話対応等の一般的な事務業務ができる方。設計図書以外の書類作成等、弊社設計スタッフのサポートを担える方。対外的な広報活動や広報プランに沿って、プレスリリース作成、取材対応、イベントの運営などのPR作業を担える方。また、広報資料の画像編集(Illustrator, Photoshopなど)や国内外のアワードへの応募、弊社ウェブサイトやSNSの管理や運営、資料のクリッピング、報道内容の収集と整理、クライアント様及びメディアとのやり取りなど、事務全般に対応できる方。

竣工及び新たなプロジェクトが数多く始動する今、新しいチームのメンバーとして一緒に働いてくれる方のご応募をスタッフ一同お待ちしております。

菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす入口から内部を見る。左は書の襖(書家の加山幹子と協働)。 photo©前川明哉
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かすリビングからキッチンを見る。右上に宙に浮いたドローイングの照明がある(Plotter Drawing 深地宏昌と協働)。 photo©前川明哉
菊嶋かおり+永澤一輝 / knofによる、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」。美術作品を生活に取り込む施主の為に計画。“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築。中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かすリビング(フローリング貼り部分)。右側についたてがある(idea Typo 髙橋耕平と協働)。 photo©前川明哉

菊嶋かおり+永澤一輝 / knofが設計した、静岡・御殿場市の、住宅改修「MURPH」です。
美術作品を生活に取り込む施主の為に計画されました。建築家は、“アートに住む”を主題に、複数の美術家と協働して作品が“生活の動きと一体化”する空間を構築しました。また、中央の撤去不可の構造壁にも展示機能を与えて求心的存在として活かす事が意図されました。

御殿場市にある築17年の戸建て住宅のリノベーション。
本プロジェクトでは主に1F部分を大きく改修した。生活に合っていない既存の間取りをツーバイフォー構造の制約とうまく付き合いながらアップデート。さらに、日常をより深度あるものにするため、生活空間に3つのアートを組み込むことを試みた。

アートは、書家 加山幹子さん / Plotter Drawing 深地宏昌さん / ideaTypo 髙橋耕平さんと協働した。

建築家によるテキストより

クライアントは、アートやデザインに職業として携わっているわけではない会社員のご夫妻である。
しかし2人の住まい方を見せてもらった際、ごく自然に気に入ったアート作品やそれにまつわるプロダクトを生活に取り込んでいたのが印象的だった。

われわれは自宅兼事務所である「襖絵のSOHO」から継続して、いわゆる「アート」と呼ばれる領域のものと、生活空間とをもっと近づけたいと考え試行を続けている。そして襖絵が日常に馴染み、5年経った今でも、はっとさせられる瞬間が訪れることを知っている。

アートが知覚への働きかけによって鑑賞者の心に変化を与えるものであるなら、触れる・使う・動かすなど生活空間に入り込み相互作用することで、より豊かな毎日を過ごすきっかけになる。

建築家によるテキストより

クライアントは数年前にこの戸建てを中古で購入した。しかし彼らの生活と1階の間取りが合致しておらず、もっと広々と暮らしたいこと、玄関付近に収納を増やしたいことなど、機能的な要望がいくつかあった。

改修前の間取りはDKに面した畳の小上がりが1階を分断しており、これは撤去してフラットにすることが可能だった。しかしハウスメーカーの2×4住宅は構法と構造の理由から改修の際の構造的な変更に制約があることが多く、例に漏れず今プロジェクトでも住戸中央の耐震壁を中心に大きな変更は難しかった。

そこでその耐震壁にさらに厚みを与えて両端にアールを取り、常設展示的な上記3つのアートに対比して企画展示が可能なホワイトキャンバス(あるいは茶室における床)として仕立てた。

建築家によるテキストより
畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催
畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催
畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催。新建築賞も受賞した初期代表作の一部を再現する“原寸”モックアップ等を展示。学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴。会期中には講演会も開催須賀川市民交流センターtette(2019年、石本建築事務所と協働) photo©Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

畝森泰行による建築展「ゆっくり庭をつくるように」が、愛知淑徳大学で開催されます。
新建築賞を受賞した初期代表作“Small House”の一部を再現する“原寸”モックアップ等が展示されます。また、学生と建築家が協働して展覧会を作り上げる事も特徴となっています。開館期間は、2023年9月2日(土)~9月17日(日)入場無料です。また、畝森泰行の講演会が、2023年9月2日(日)に開催されます(参加は当日先着順です)。【ap・ad】

畝森泰行/畝森泰行建築設計事務所による畝森泰行展「ゆっくり庭をつくるように」を開催致します。

この展覧会は、日本を代表する建築家を愛知淑徳大学に招聘し、その建築家の作品や思想を反映した展覧会を、本学 建築・インテリアデザイン専攻の学生が建築家と協働して作り上げるものです。学部3年生を対象とした授業「デザインワークショップ」の受講生が会場計画・施工から運営まで行います。

日本を代表する建築家と学生とのコラボレーションを是非ご覧ください。

リリーステキストより

畝森泰行によるステートメント

私たちは建築の全てを把握できません。その物理的な大きさや複雑さゆえに、一度に全体を眺めるのは難しく、また設計中に模型や図面を使ってどんなに想像しても、どこか理解できない余白が残ります。また建築はたくさんの人が時間をかけてつくります。その過程で個人の考えや当初のイメージから変わっていくことがあり、それらの理由で建築は、強く固定的な存在でありながらも、曖昧で他律的な側面をもつと言えます。

私はそういう建築の不確かな部分に惹かれます。朧げで変わりうるところがあるからこそ、緩やかに動く自然や異なる他者と結びつく可能性をもつのであり、それがいま、バラバラな個人をつなぎ、早すぎる時間を緩め、閉じた世界をほぐすことになるのではないだろうか、そう期待するのです。この不確かで曖昧な存在を今回私は「庭」と呼ぼうと思いました。

会場は愛知淑徳大学の学生と協働して考えました。その試行錯誤も私たちが思う庭となってそこに現れることを期待しています。

リリーステキストより

以下に、建築作品の写真と詳細な情報を掲載します。

太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与テラス側鳥瞰 photo©楠瀬友将
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与1階、リビングベッドルーム photo©楠瀬友将
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与1階、リビングベッドルーム、夕景 photo©楠瀬友将
太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房による、宮城・塩釜市の「層雲の家」。街並みを見渡せる敷地。“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案。内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与1階、テラス photo©楠瀬友将

太田健裕 / 太田設計舎と田村愛構造設計工房が設計した、宮城・塩釜市の「層雲の家」です。
街並みを見渡せる敷地に計画されました。建築家は、“暮らしのサイズ”の検討を重ね、大開口を持つコンパクトな建築の前に“余白”としてのデッキ空間が広がる構成を考案しました。また、内部を特徴づける“格子梁”は上下階の適切な関係性の構築にも寄与しています。

宮城県塩釜市は三陸海岸沿いの日本三景のひとつである松島湾に位置し、その昔から水に乏しく住民は湧水を求めて丘陵沿いに住処をつくってきた。

敷地は最大高低差6mの崖上にあり、中程度の密度をもつ住宅地でありながら高低差によって隣地と一定の距離が保たれ、造船業を基盤としてきた街並みを望むことができる。

建築家によるテキストより

この住宅には、夫が写真家であり登山が共通の趣味である夫婦と2匹の猫が住む。
暮らしのサイズについて必要な場所、置く物などの整理検討のプロセスを重ね、40坪の敷地に対して建坪10坪の細長いコンパクトなヴォリュームとした。北面に車1台の余剰を残し、南面にはフットプリント同等の広い余白を設け、崖の際までいっぱいにデッキを敷き詰める。その余白は、周辺環境に対してバッファとしての効果を成し、ある一定の密度をもつ住宅地の中で外部を取り込み易い環境をつくり出す。

建築家によるテキストより

敷地に広い余白を設けることで生まれた小さな二層空間は、性質の異なる場ごとに分けて積層し、天井高も明確に差を付けた。下層は、生活に必要な機能を高密度にまとめ、南面の大開口の開閉を行い、家具を必要に応じて動かしながらデッキの余白とバランスを取りながら設えていく。

上層は、現代書家であった父の遺作や自身の作品を、奥まった倉庫ではなく光や風が抜ける場に、生活のモノとまとめて収蔵しておきたいということから、混沌とした状態で置くことを想定した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職を募集中
【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職を募集中
【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職を募集中星野リゾート 界 玉造 写真:星野リゾート

東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」の、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、新しいスタッフ募集中

【わたしたちについて】
建築家・小嶋伸也、小嶋綾香が率いる東京・上海を拠点とする設計事務所です。
現代の情報化社会で表層的になってしまった人間関係、薄れた地域性を再生すべく、小さなローカルなものからでも、 集う場所を 作り持続的で大きく確かな経済性を生み出すような 設計を心がけています。
また大量生産の末、均一化されてしまった素材や画一的な街並みを疑問視し、地域の風土や文化的背景を継承できる素材やディテールを取り入れることで、職人技術や地域の美しさを継承していくことを目指しています。

【海外と2拠点での強みを活かしグローバルな視野を持つ小大建築設計事務所(こおけんちくせっけいじむしょ)】
現在25名程のメンバーで、主に4種の用途(ホテル設計、スポーツ施設設計、住宅設計、その他商業施設設計)の設計監理を行っております。

【自社企画運営する「一畳十間」】
「日本の心地良い美がある暮らし」をテーマにしたリノベーションブランド「一畳十間」の運営を行っております。
現代の日本の住宅の仕組みに異を唱え、豊かな暮らしを再定義し、日本で21世紀を代表するリノベーションブランドを目指しております。

【募集背景】
全国各地で観光需要が高まる中宿泊施設の新規案件の増加によるチームメンバーの増員での募集となります。
設計を通して、地域の魅力を活性化したり、職人技術の継承、文化保存、サステナビリティへの貢献等、様々なことに貢献することができやりがいを感じる仕事となります。

【就職説明会】
ギャラリー一畳十間で就職説明会を行います。
弊社の設計スタッフ6年目、5年目、4年目の3名のスタッフが、入社からこれまでの日々をスライドを使って赤裸々にお話いたします。

来年度新卒入社希望、中途入社希望の方には、入社後のイメージをより具体的に掴んで頂ける機会になると思いますので、ご興味のある学生の方、中途入社をお考えの社会人の方、ぜひこの機会にお越しください。

スタッフトーク後には、会場でもあるgallery一畳十間にて懇親会もご用意しています。カジュアルな雰囲気の中で、弊社スタッフとの交流を通じて小大や一畳十間の雰囲気や働き方を掴んで頂けたら幸いです。

※遠方の方にはzoom参加もご用意しております。詳細はインスタグラムをご確認下さい。

日時:2023年9月2日(土)予定

16:00-16:30 開場
16:30-18:00 在籍スタッフによるスライド
18:00-20:00 会場にて懇親会

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