



OMA / 重松象平+レム・コールハースによる、アメリカ・ニューヨークの、ニューミュージアムの増築です。
SANAAの美術館の増築計画です。建築家は、拡張した活動と公共的な志向に応える存在として、相乗効果を生む“一対”であると同時に“異なる個性”も主張する建築を志向しました。そして、新たな“ギャラリー・垂直動線・集いの場”を追加しました。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
ニューミュージアムは、マンハッタンで唯一、現代美術のみに特化した美術館であり、地元コミュニティのメンバー、支援者、および選出された公職者に向けて、リボンカッティング式典のために再び開館しました。OMA / 重松象平およびレム・コールハースがエグゼクティブアーキテクトのクーパー・ロバートソン(Cooper Robertson)と協働して設計した60,000平方フィート(※約5,574平方メートル)の増築棟は、2026年3月21日に一般公開されます。
ニューヨークにおけるOMA初の文化施設であり、235バワリーにあるSANAA設計の美術館建物への新たな増築は、拡張された活動および高まりつつある公共的な志向に対して必要とされていた空間を提供し、既存建物に隣接する敷地において、プログラムおよび床面積を倍増させるものです。
この新しい建物は、展覧会を生み出す機能を超えた、美術館の変化しつつある役割を認識しています。今日、美術館は、プログラムされたものと非プログラムのものの双方において公共参加のための空間であり、都市との新たなつながり、さらには開放性さえも育むことができます。この建物のファサードは、柔軟な内部で展開している活動の動線やその断片を示し、それらを街路に向けて露出させています。ニューミュージアムの増築は、バワリーとプリンス・ストリートの交差点に屋外広場を生み出し、それは人々を内部へと誘い、集いの場として機能します。その結果は、外向的な美術館であり、連続する都市の延長であり、その公共的な生活に参与するものです。
拡張されたフットプリントは、美術館のギャラリー空間を倍増させるとともに、3基のエレベーター、アトリウム階段、エントランス広場の追加によって円滑な動線を提供し、さらに、拡張された7階のスカイルームおよび新たな74席のフォーラムを含む、公共プログラムや特別イベントのための新たな場を導入します。増築された建物の上層階には、アーティスト・イン・レジデンスのための専用スタジオおよび、美術館の文化インキュベーターであるNEW INC.の拠点が設けられます。地上階では、来館者は拡張されたロビー、拡張されたブックストア、そしてオベロン・グループ(Oberon Group)が運営するフルサービスのレストランへと迎え入れられます。
リサ・フィリップス(Lisa Phillips)、ニューミュージアム トビー・デヴァン・ルイス・ディレクター、は述べています。
「約50年前の創設以来、ニューミュージアムは、今日における最も革新的な芸術の拠点であるとともに、それを生み出すアーティストたちの拠り所であり続けてきました。バワリーにある私たちの新たな120,000平方フィート(※約11,148平方メートル)の建物は、新しい芸術と新しいアイデアへの私たちの一層強化されたコミットメント、そしてリスクテイク、協働、実験のための絶えず進化し続ける場としての美術館へのコミットメントを示しています」
重松象平、OMA パートナー・イン・チャージ、は述べています。
「ニューミュージアムは、新たな文化的視点と創造のためのインキュベーターであり、この増築はその開放的な姿勢を体現することを目指しています。既存の美術館の垂直性と堅牢性に対して高度に接続されつつも明確に異なる対となる存在として構想されたこの新しい建物は、キュレーションの多様性のための水平方向に広がるギャラリー、開かれた垂直動線、そして集い、交流、創造のための多様な空間を提供します。この建物はさらに、アクティブな公共的ファサードを形成するように形づくられており、地上の屋外広場、中央アトリウム全体にわたる透明性のある部分、そして上部のテラス状の開口部を含み、周辺コミュニティおよびその先に対して開かれたかたちで働きかけます」
レム・コールハース(Rem Koolhaas)、OMA パートナー・イン・コラボレーション、は述べています。
「ニューヨーク市における私たちの初の公共建築となるこのニューミュージアムとのプロジェクトは、とりわけ意義深いものです——それは、私たちが長年にわたりその先進的な理念を称賛してきた機関です。妹島和世および西沢立衛とのこれまでの協働を基盤として、彼らのオリジナルの建物、すなわちこの都市における最も共鳴力のある建築作品の一つと対話することは、私たちにとって光栄でした。完成した本プロジェクトは、そのレガシーの継承であると同時に拡張でもあります」



















