2025.1.02Thu
【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイトを募集中Ento ©鈴木研一 / Ken’ichi Suzuki

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOは業務拡張のため、「スタッフ」「シニアスタッフ」「秘書・広報」「アルバイト」を募集します。

公共施設、商業施設、住宅や別荘、集合住宅やホテル等々を主として、時には街づくりから、プロダクトデザインまで、建築設計を中心とした多様なデザイン活動を行っています。
空間・計画的な視点に加えて、構造や構法・素材といった構築的な側面から建築・都市・環境を捉えていく特徴があります。

建築は世界を、具体的に、良く変えていくことができる心躍る活動です。
真剣で前向きな、仲間を求めます。

2024年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第11回 ap賞 発表)

2024年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10をご紹介します。

日本最大級の建築メディア「アーキテクチャーフォト」で特集記事として紹介させていただいた実作品を対象としています。集計方法としては、各記事の閲覧ユニークユーザー数を基準としています(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります)
また、最も注目された作品を「ap賞 大賞」としてトロフィーを贈呈10位までの作品に「ap賞 入賞」としてミニトロフィーを贈呈させていただきます。

2024年に紹介された作品だけでなく、それ以前に紹介された作品も対象になります。建築展も実作品とさせていただきます。建築の建設過程で複数回掲載した作品は上位の記事のみ採用しています。施設のオープン等のニュース記事は対象外とさせていただきます。


過去の「ap賞(アーキテクチャーフォト賞)」大賞作品
(2020年よりトップ10までの表彰に変更し、最も閲覧された作品は「ap賞 大賞」とさせていただきます)


2024年の結果は以下よりご確認ください
本年も皆様のアーキテクチャーフォトへの作品のご投稿をお待ちしております。


  1. 【ap賞 大賞】山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  2. 【ap賞 入賞】石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  3. 【ap賞 入賞】石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
  4. 【ap賞 入賞】妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  5. 【ap賞 入賞】佐藤可士和 / SAMURAIと竹中工務店による、神奈川の「GLP ALFALINK相模原」。総延床約67万㎡の物流拠点施設。存在意義の再定義と既存イメージの刷新を目指し、建物をブランディングの重要な“メディア”と捉えた設計を志向。情報や建築を開いて地域と企業に好循環を生む“共創”の場を作る
  6. 【ap賞 入賞】妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示
  7. 【ap賞 入賞】平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示
  8. 【ap賞 入賞】長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
  9. 【ap賞 入賞】坂茂建築設計による、愛知の「豊田市博物館」。谷口吉生が設計した美術館に隣接する敷地での計画。一体的な敷地利用を意図し、連続する“ランドスケープ”とレベル差を解消する“えんにち空間”等で相互関係を構築
  10. 【ap賞 入賞】遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視

受賞作品の写真付ダイジェストも以下に掲載します

2025.1.01Wed
2024年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
2024年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100

2024年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100をご紹介します。
2024年に厳選して紹介された975記事を含む、総計27,768記事の中から2024年1月1日~12月31日の期間で訪問者数の多かったものから順に並べています(2024年以前に公開した記事もランキングに含まれています。広告記事は含みません)。
集計方法としては、各記事のユニークユーザー数を基準としています(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります)。また、トップページやカテゴリーページなどに関しては除外し、個別記事ページのみを抽出しています。建築の建設過程で複数回掲載した作品は上位の記事のみ採用しています。


  1. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  2. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  3. 安藤忠雄による、1981年竣工の「小篠邸」の現在の様子を伝える動画。メキシコの建築家が訪問し収録して公開したもの
  4. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  5. 日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開
  6. 石上純也が設計した「house & restaurant maison owl」の一般宿泊予約が開始。山口県宇部市にあり、2024年日本建築学会作品賞を受賞した建築。1日1組限定で全館貸切が可能
  7. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
  8. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  9. 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の実施設計概要
  10. 隈研吾建築都市設計事務所による、クリスチャン・ディオールの新店舗が、麻布台ヒルズにオープン
  11. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  12. 石上純也による“水庭”が鑑賞できる宿泊施設「那須 無垢の音」が、2024年4月1に開業
  13. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介
  14. 内藤廣建築設計事務所が内装設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「TORAYA GINZA」がオープン。吹抜テラスを特徴とし、壁は瓦タイルを用いて空間の音にもこだわる
  15. 佐藤可士和 / SAMURAIと竹中工務店による、神奈川の「GLP ALFALINK相模原」。総延床約67万㎡の物流拠点施設。存在意義の再定義と既存イメージの刷新を目指し、建物をブランディングの重要な“メディア”と捉えた設計を志向。情報や建築を開いて地域と企業に好循環を生む“共創”の場を作る
  16. 妹島和世の監修によるパヴィリオンが造られた「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」。東京都庭園美術館を会場とし日本ロレックスの主催で開催。名和晃平・目・小牟田悠介の作品も展示
  17. 平田晃久の練馬区立美術館での建築展「平田晃久―人間の波打ちぎわ」の会場写真。模型・スケッチ・インスタレーションを通して、平田建築を包括する新しい言葉“波打ちぎわ”を体験的に理解できる空間を提示
  18. 東孝光による「塔の家」(1966) と 伊東豊雄による「花小金井の家」(1983) の建築ツアーが開催。妹島和世の監修でアートウィーク東京の一環として実施
  19. 長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
  20. 石上純也建築設計事務所による、韓国・大邱広域市寿城区の、橋設計コンペ「Suseongmot Lake Bridge(Skywalk) Development」の勝利案
  21. 坂茂建築設計による、愛知の「豊田市博物館」。谷口吉生が設計した美術館に隣接する敷地での計画。一体的な敷地利用を意図し、連続する“ランドスケープ”とレベル差を解消する“えんにち空間”等で相互関係を構築
  22. 藤本壮介事務所が受注候補者に選定された、仙台の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」の最終審査公開プレゼンの動画。最終候補者には、北澤伸浩事務所、山田紗子事務所+BPDL+佐藤慎也研究室、昭和tデYetB、日建設計も名を連ねる。審査員は、青木淳、西沢立衛、冨永祥子、岩間友希、髙橋新悦。2024年9月に行われたもの
  23. 藤本壮介+東畑建築事務所+梓設計による、2025年大阪・関西万博の「大屋根(リング)」。外側高さ約20mで内径約615mの世界最大級の木造建築。会場の主動線として交通空間であると共に、雨風等を遮る快適な滞留空間としても機能。屋上には緑の丘が広がり瀬戸内海の景観を眺望
  24. 遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視
  25. 藤本壮介の総合デザイン監修による、福岡市の「明治公園整備・管理運営事業」の完成イメージが公開。東京建物を代表企業とし梓設計・旭工務店・木下緑化建設・ランドスケープむらが共同企業体として提案して優先交渉権者に選定
  26. OMA / レム・コールハース+クリス・ヴァン・ドゥインによる、フランス・ボルドーの「シモーヌ・ヴェイユ橋」。幅44m長さ549mの橋。地域のアイデンティティとなる存在を目指し、全幅の半分以上を“多目的に使える公共空間”とする構成を考案。形式や構造表現への関心を捨ててパフォーマンスにフォーカスして構想
  27. 平田晃久建築設計事務所のデザイン監修で、原宿駅旧駅舎跡地に商業施設が建設。旧駅舎の外観の再現も実施。2026年冬の竣工を予定
  28. 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の実施設計概要が公開。平面図・立面図・パースなどを掲載
  29. 乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開
  30. 西村崇建築設計事務所による、広島・府中市の福祉施設「認知症高齢者グループホーム ここから」
  31. 2024年のプリツカー賞を、山本理顕が受賞
  32. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」
  33. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
  34. 安藤忠雄が設計して、熊本県に寄贈した「こども本の森 熊本」が、2024年4月8日に開館
  35. nendoによる、長野・軽井沢町の「塀の家」。道路沿いの細長い三角形状の敷地。外部の視線を遮りながら周辺環境を楽しめる建築を目指し、“フィルター”の役割を担う“ブロック塀”のデザインから開始。5列の塀を建て隙間を“埋める”様に居室を配置する
  36. 丹下健三の生涯を描いた漫画『丹下健三 ~世界のタンゲと呼ばれた建築家~』のオンライン版が公開。愛媛県今治市の制作で無料閲覧が可能
  37. SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
  38. 青木淳・西沢立衛・冨永祥子らが審査する、仙台市の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」設計プロポの実施要領が公開。応募要件は比較的低めに設定
  39. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  40. 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の基本設計概要が公開。花弁を想起させるテラスの連なりが特徴的な建築。テラスからの新しい鑑賞体験や壁面を活用した映像発信も計画。“ホールの新たなあり方”や街に開き人を引き込む事も追求
  41. 2024年日本建築学会賞が発表。作品は、石上純也の「House & Restaurant」、向山徹の「岩国のアトリエ」、山﨑健太郎の「52間の縁側」が受賞
  42. 高橋沙耶 / saya architectureによる、埼玉・南埼玉郡の「小さく暮らすための家」。家族3人が暮らす設計者の自邸。自分たちの“適切な延床面積”の検討から出発し、共用部の一体化と複数の居場所作りで“必要最小限”で暮らせる住宅を考案。敷地内に設けた余白は光と風をもたらし周辺環境にも寄与
  43. 藤本壮介建築設計事務所が受注候補者に選ばれた「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」設計プロポーザルの参加59組の技術提案書が公開。伊東豊雄・坂茂・石上純也・平田晃久の提案も含まれる
  44. 藤本壮介事務所が受注候補者に選定された、仙台の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」の提案書が公開。最終候補者の、北澤伸浩事務所、山田紗子事務所+BPDL+佐藤慎也研究室、昭和tデYetB、日建設計のものも公開。審査員は、青木淳、西沢立衛、冨永祥子、岩間友希、髙橋新悦
  45. 一色暁生建築設計事務所による、東京・新宿区の「上落合の家」。都市部の約10坪の敷地。建て込む環境を“ひと繋がりの岩山のような塊”と感じて、積上げるのではない“住宅を削り出す”ような設計を志向。シンプルな量塊の中に諸室を配置して環境と呼応する大小の窓を配置する
  46. SANAAの妹島和世と西沢立衛が、自身が設計を手掛けた“グラングリーン大阪の大屋根”について解説している動画。建築の様子も収録。2024年9月に公開されたもの
  47. 篠原一男による「から傘の家」が、ドイツ ヴァイル・アム・ラインの「ヴィトラ キャンパス」に移築完了。1961年に完成した日本の木造住宅を、スイスの家具メーカー“ヴィトラ”が継承。バックミンスター・フラーとジャン・プルーヴェの作品に続いて同敷地内に移設された歴史的建築物
  48. UAoによる、栃木の「那須塩原市図書館 みるる+駅前広場」
  49. 妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文
  50. ニコ設計室 と なわけんジムによる、東京・中野区の「商店街のツリーハウス」。賑やかな商店街の狭小地での計画。昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向。柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図
  51. 平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」
  52. 平田晃久建築設計事務所による、群馬・前橋市の「まえばしガレリア」。旧広場に建つ商業と居住の為の施設。街を盛り上げる“建築的な提案”との要望に、現地で感じた広場の“リアリティー”から着想して構想を開始。店舗と中庭からなる広場の上に“輪をなす住居群”が浮かぶ建築を造る
  53. 御手洗龍建築設計事務所による、埼玉・所沢市の複合ビル「Grove」。“無機質な高層化”が進む街中の細長い敷地。環境と動的な関係を紡ぐ“新たな積層建築”を求め、ひとつの規則に縛られない“筋書のない建築”を志向。雑木林の様な構造体を頼りに“アドホック”な設計を積み重ねる
  54. 丹下健三と隈研吾の展覧会が、フランスのパリ日本文化会館で開催。二人の建築家が設計した“東京オリンピック”の“競技場”に注目する展示。丹下と隈の軌跡を辿りながら建築の魅力を紹介
  55. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・狛江市の、銭湯「狛江湯」。周辺に緑や空き地が残る地域のバー等も備えた施設。環境を取り込んだ“心地よい”建築を求め、親和性も意図して“緑のオリジナルタイル”の空間を考案。寸法の異なる三種のタイルの貼り分けで視覚的体験も生み出す
  56. SDレビュー2024の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
  57. 長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」
  58. OMA / 重松象平の建築デザインによる、東京・港区の「虎ノ門ヒルズステーションタワー」。基部と頂部に公共性を持つ機能も入る複合ビル。街の構造とシームレスに繋げて、東京における生活の特徴である“多層的で立体的な空間体験”も創出。森ビルと久米設計がエグゼクティブアーキテクトを務める
  59. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る
  60. SALHAUSの提案が最優秀賞作品に選ばれた、共愛学園前橋国際大学の「6号館設計者選定プロポーザル」の提案書が公開
  61. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、東京・港区の「WOWK芝公園」。現代社会における在り方を追求した賃貸事務所ビル。交流を促し“都市の新しい風景”となる建築を目指し、避難階段の配置と量塊の操作で“基準階を壊す”設計を実施。都市構造の立体化での新旧風景の接続も意図
  62. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・文京区の住宅「TIMELESS」。子供が独立した夫婦のシニアライフを見据え計画、建物内部の大小2つの中庭が外部リビングと光井戸として機能、内外を緩やかに横断し過ごすせる空間はコロナ以降も見据える
  63. 中村拓志&NAP建築設計事務所による、千葉・木更津市の「地中図書館」。農業生産法人が運営する施設内での計画。植物や微生物の反映の下にある“慎ましい”存在を求め、大地の下の“やすらかな居場所”を志向。大地と人間の叡智に包まれながら“地球を想う”図書館をつくる
  64. 新居千秋都市建築設計による、愛知の「小牧市中央図書館」。駅前に位置し商業開発に依存しない活性化の為に計画、地域を象徴する山を参照し建物を段々と後退させ多様な居場所を創出、内部では地上動線と吹抜を繋げ複雑な光景を生み散策の楽しみを提供
  65. 土浦亀城邸が、東京・南青山のポーラ青山ビルディングの敷地内に移築され一般公開へ。月2回の公開で、2024年9月2日から予約受付を開始
  66. ライトの、パナソニック汐留美術館での建築展「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」。“帝国ホテル二代目本館”等の設計で知られる近代を代表する建築家の展覧会。最新の研究成果を踏まえ、多様な文化との交流や先駆的な活動を明らかする内容。精緻なドローイングの数々や原寸モデルも展示
  67. 妹島和世による、岡山・玉野市の「Power Base モジュール工場」。自然エネルギーに関わる企業“Power X”の為に計画。約6300㎡の蓄電池モジュールの生産拠点施設。快適な労働環境の構築も意図
  68. VUILDによる、東京・小金井市の「学ぶ、学び舎」。次世代の学びを促す為の教育施設。教材にもなる“実験的な”存在を目指し、“5軸CNC加工機”で“3次元切削”した型枠で作る大スパンの建築を考案。利用者自身が拡張していく“オープンエンド”な場として作る
  69. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる
  70. 長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う
  71. 建築家の妹島和世が、文化功労者に選ばれました
  72. 大西麻貴+百田有希 / o+hによる、TOTOギャラリー・間での建築展「生きた全体――A Living Whole」。“生きた全体”を思索して創作する建築家の展覧会。建築を“生き物”と捉え、機能や性能を越えて“愛しみ、育てていく”存在として造り上げた作品群を紹介
  73. 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計
  74. 田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開
  75. スノヘッタによる、ノルウェーの水中レストラン「アンダー」の現在の写真。竣工3年で建築が自然に包まれた様子を撮影。海中の様子を眺望できる窓を備えた全長34mのコンクリートの建築物。時間と共に環境に溶け込むよう意図して設計
  76. 赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、広島・因島の「土生公民館」。少子高齢化が進む町で旧小学校跡地に公民館を移転する計画、周辺民家に溶け込むよう建物スケールを分節し素材も町並みからサンプリングし設計、ささやかな日常を支える集いの場を目指す
  77. オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る
  78. トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る
  79. VUILDによる、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」
  80. OMAによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供
  81. 土浦亀城邸の復原と移築が完了。東京都指定有形文化財に指定された住宅。安田アトリエが建築と監理を手掛け、東京の“ポーラ青山ビルディング”の敷地の一角に移築。綿密な調査により“色彩の再現”と“家具の復刻”も実施
  82. 谷口吉生さんが亡くなりました
  83. NOIZによる、東京・渋谷区の「kitasando terrace」。共同住宅と事務所からなる都心の複合ビル。厳しい法規制の下で、空間の気積の確保と同時に“ヴォリュームの分節”等で周辺のスケールとの調和も志向。内外を繋ぐ“多様な中間領域”で都市の風景や自然の感受も意図
  84. 長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定
  85. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪・羽曳野市の飲食店「viteraska」。歴史ある街道沿いの古民家を改修。“現代的な料理”を提供する店舗の為に、“過去と現在をチューニング”する空間を志向。既存を“土と木の状態”に戻した上でメッキ鋼板や人造大理石などの様々な素材を用いる
  86. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介
  87. arbolとアシタカ建築設計室による、兵庫・西宮市の「夙川の家」。四方を隣家に囲まれた旗竿地での計画。外に開くことが難しい条件に対し、周囲から内部を切り離して“独立した世界”を構築する設計を志向。閉じた箱ながら中庭とドーム状空間で自然と四季の導入も可能にする
  88. 武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現
  89. 西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSによる、ベトナムの多世帯住宅「チャウドックの家」
  90. OMA / 重松象平のデザインアーキテクトによる、東京・渋谷区の商業ビル「原宿クエスト」。駅近くの敷地に計画。表参道と奥原宿エリアの接続を意図し、“大通り”と“周辺のヴィレッジ”の二面性に応える建築形態を考案。商業的な顔を作ると同時に都市の新たなアクティビティを誘発
  91. 桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す
  92. 五十嵐淳建築設計事務所による、北海道の「House in Hokkaido」。本州から移り住む施主の為の住居。“ローカリティ”への応答と“普遍性”の獲得を目指し、多様な視点と働きかけに応えられる“おおらかな”空間を志向。時間の経過で“室名らしきもの”が移り変わる建築を造る
  93. 森下修 / 森下建築総研による、福井・おおい町の商業施設「SEE SEA PARK」。新事業挑戦も支援する官民協同の建築。“集落”の様な“営みに馴染む”在り方を求め、72個の“ユニット”を組合せて様々な用途に応える空間を構築。外皮等の選択は自然と繋がる“開放型”の環境制御も意図
  94. studio36による、兵庫・丹波市の「h邸」。旧道沿いの角地に計画。人流のある道に対する在り方を考慮し、立面の開閉で“街との距離”を調整しつつ旧道に対する“明確な構え”を構築。玄関は掃出し窓として内外を繋ぎ“暮らしの気配”を滲出させる
  95. 石上純也が、2024年のフレデリック・キースラー建築芸術賞を受賞
  96. 長坂常 / スキーマ建築計画による、岡山・倉敷市の店舗「立ち呑み ura」。倉敷美観地区の近隣での計画。観光産業の街で住民の為に出来る事を模索し、“若い人の営みをつくる”切っ掛けとなる存在を志向。地域のランドマークを意図して立面の開口から内壁のライトアップを見せる建築を考案
  97. 吉村靖孝建築設計事務所と塚越宮下設計による、山形・鶴岡市の「龍宮殿サウナ」。老舗旅館の一部を浴場とサウナに改修。最適な機能配置と耐震性強化を求め、既存柱を“木造トラス”に置き換え“反復”させる構造形式を考案。新設の躯体は既存建物の木造トラスと呼応して施設の“象徴性”も高める
  98. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる「沖縄市松本の住宅」
  99. 彦根アンドレア / 彦根建築設計事務所による、神奈川の住宅「365°」。海と山を望む高台の敷地。周囲の景色を取り込みつつ強風に対策する為、中庭を囲む様に諸室を配置した“円形”の平面構成を考案。詳細な設備計画や自然エネルギーの活用等で“自立した生活”環境も構築
  100. 畑友洋建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲陽園の家」。複雑な斜面地の建材運搬も困難な敷地。人力での運搬と組立の可能性を模索し、“LVL材”を重ねて“1つのアーチフレーム”とする“組木架構”の建築を考案。構成に“多軸性”を導入して周辺環境とも呼応させる
2024年12月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
2024年12月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40

アーキテクチャーフォトで、2024年12月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。(※広告とチケットプレゼント企画の記事は除きます)


  1. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  2. 藤本壮介建築設計事務所が受注候補者に選ばれた「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」設計プロポーザルの参加59組の技術提案書が公開。伊東豊雄・坂茂・石上純也・平田晃久の提案も含まれる
  3. 谷口吉生さんが亡くなりました
  4. 中山拓也建築事務所による、東京・港区の店舗「木漏日のカウンター」。飲食店の一部にカウンター席を作る計画。内装ではなく“建築を考える”ように取組み、全体を“手仕事の判”で覆って新旧が緩やかに繋がる空間を構築。約1m×5mの天板は9mm厚鉄板をT字型に溶接して支える
  5. 高池葉子建築設計事務所による、千葉・いすみ市の「森の書庫と離れ」。設計者が父親の為に手掛けた“1万冊を収める書庫”等の計画。沢山の書籍を収容する為に、ジグザグの壁を“巻貝”のように配置する構成を考案。先進企業と地域大工の技術を掛け合わせた“最先端ローカル”も意図
  6. 田根剛がランドスケープデザイン等を手掛ける、東京・渋谷区の、玉川上水旧水路緑道再整備事業。江戸時代からの歴史を繋ぐ緑道を再整備する計画。“未来のための世代を超えた場所”を求め、地域住民とのワークショップを経て“参加・活動型の緑道公園”を志向。完成イメージ等を伝える“情報発信施設”も開設
  7. axonometricとNKS2 architectsの建築設計による、福岡市の「NOT A HOTEL FUKUOKA」。別荘としても利用可能な“分譲型ホテル”。“現代の多様な暮らし方”へ応答を意図し、異なるコンセプトで作られた客室を積み重ねる“立体的な街”の様な建築を考案。周辺環境との関係も考慮して量塊の細分化も行う
  8. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、サウジアラビア・リヤドの、地下鉄駅舎。国内初の公共交通機関で世界最長の無人運転鉄道の拠点駅。太陽熱の侵入を低減する多孔質なファサードは、地域の風土的建築の環境保護を現代的に再解釈したもの。砂漠の風が砂に描く模様を参照したデザインとする
  9. 藤本壮介建築設計事務所とアイエイ研究所の設計で完成した、北海道・東神楽町の「大雪葬斎場」の様子を伝えるニュース動画。2024年12月に放送されたもの
  10. 鹿内健+鹿内真沙子 / Sデザインファームによる、千葉の、設計者の自邸「増減の家」。コロナ禍以降の“豊かさとは?”を主題に計画。限られた条件での実現性も考慮し、“増による豊かさ”と“減による豊かさ”を両立させる建築を志向。高気密高断熱の内部空間に“外リビング”を付加する構成を考案
  11. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、沖縄の住宅「ピラミッドハット」。森の様な墓地に隣接する土地。敷地の状況に相応しい存在を求め、環境に対し“凛とした佇まい”で“明るくも厳かな”内部空間を持つ建築を志向。四角錐の量塊の中に天窓から光が降り注ぐ“遺跡の様な”住まいを造る
  12. 鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知・豊明市の「grand-ma」。同居を始める祖母の部屋の増築。想像される生活を応じた“空間の在り方”を求め、30°角度を振った“動き回らなくても多くの物事との関係”を紡げる空間を考案。回遊性も意図し既存との間に“ブリッジ”も架ける
  13. 西下太一建築設計室による、愛媛・松山市の「南吉田の家」。三方を家々に囲まれた敷地。通りと距離を置きつつも光や風を取入れる住宅を目指し、中庭を平面中央に配置して居室群で囲む構成を考案。内部空間に与えた“明暗のグラデーション”は“暮らしの奥行き”も生み出す
  14. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・江東区の店舗「ブルーボトルコーヒー 豊洲パークカフェ」。海辺の高層ビルが連なる地域の公園に計画。公園を分断しない建築の在り方を求め、内外が緩やかに繋がり“敷地全体がカフェに感じられる”空間を志向。小屋の集積からなり外周部に中間領域の軒下を配する構成を考案
  15. 内藤廣と深澤直人の対談動画「建築界の現状」。2024年10月に収録されたもの
  16. 北村直也建築設計事務所による、岐阜・多治見市の茶室「かまわ菴」。窯業の盛んな地域の複合施設内での計画。茶道の更なる普及の契機となる存在を目指し、現代の状況に応じて“茶室建築の決まりを再解釈”する設計を志向。電気陶芸窯職人の施主の技術も用いて“現代的な材料”で作る
  17. 河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図
  18. ODS / 鬼木孝一郎による、愛知の「ポケモンセンターナゴヤ」。地域のシンボル的な公園に隣接した商業ビルでの計画。散策の延長で歩き回りたくなる場を目指し、天井の操作等で“小さな店の集合体”の様に感じられる空間を考案。平面形や什器にも公園を想起させる仕掛を込める
  19. 初谷遼建築設計事務所による、福岡の住宅「Yana」。四人家族の為の住まい。“誰かと一緒に楽しむ”生活の具現化を目指し、大きなリビングの中に幾つものリビングがある様な“自己相似的”な空間を構想。素材や色を変化させて様々な居心地の多用途に使える場を用意
  20. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪・羽曳野市の住宅「鉤の離れ」。施主の生家の傍らに建つ住まい。平面の形を“かぎ状”とし新たな植栽を施して、既存の庭を“新旧の二つの家を段階的に繋げる中庭”へと発展。内部では多様な樹種の材を不均一に使用して“たくましさ”を空間に付与
  21. 青木淳による、“中立点”をテーマとして行われた講演会の動画。日本建設業連合会の主催で2024年10月に行われたもの
  22. トラフと園田慎二による、台湾の「ONIBUS COFFEE 台中店」。多様性と融合を尊重する哲学を持つ店の計画。ショップの想いと通じつつ環境循環を象徴する存在を求め、コーヒーづくりに欠かせない“土”と共存する場を志向。地場の赤土で仕上げた“塊”を中心に据える空間を考案
  23. 谷口景一朗 / スタジオノラによる、大阪市の「東住吉の古民家改修」。築百年超の家屋を改修した三世代の為の住居。未来に繋がる“建物の長寿命化”を目指し、根本的な耐震断熱性能の向上に加えて既存の機能や素材を尊重する計画を考案。空間が持つ“重層的な時間の重み”の継承も意識
  24. 瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識
  25. 前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる、奈良の「三宅町交流まちづくりセンター MiiMo」。地域子育て支援拠点施設。“多世代が繋がり地域の魅力を創出”という展望に応えて、利用者の活動の間に自然と関わりが生まれる空間を志向。多様な居場所を用意した上でユーザー自身での繋がり方の調整も可能とする
  26. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  27. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  28. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・紹興市の、文化芸術センター。演劇やオペラ等を行う為の施設。地域発祥の“陶器”の現代的表現を意図した外観で、周囲のランドスケープと繋がり“公演もできる中庭”を備えた建築を考案。持続可能性も重視して現地の気候に応じた屋根形状とする
  29. へザウィック・スタジオのデザインによる、中国・西安の「Xi’an CBBD」。店舗・事務所・広場等を内包する約15万㎡の土地に作られた商業地区。都市に活気と多様性を与える存在を求め、垂直な庭園でもある“ツリー”を中心に据える構成を考案。地域の歴史を参照して特注タイルで仕上げる
  30. 吉野優輔 / YYAによる、大阪の「箕面の家」。交通量のある道に挟まれたひな壇造成の敷地。環境と用途に応じた建築の“最適化”を求め、上階を最大限の高さまで上げて“眺望の良いリビング”を作る構成を考案。“色物建築”ではなく“在るべき姿”として具現化
  31. 川久保智康建築設計事務所による、埼玉・熊谷市の「第二なでしここども園」。周囲に“山並みを感じる”敷地での計画。子供たちの記憶に残る景色の創出を求め、木架構を用いた“山々の稜線”と呼応する屋根形状の建築を考案。地域の暑さへの対策として日射や通風の考慮に加えて断熱性能も確保
  32. 小松隼人建築設計事務所による、西日本の「HOUSE Y」。雄大な風景を望む敷地での計画。多方向に“環境との関わり”を生み出す建築を目指し、景色を取込む主室を中心として“放射状”に廊下を伸ばし個室群を作る構成を考案。枝分かれ状の配置は庭の緩やかな分節も担う
  33. アクセル・ヴェンスティンキステとサイドバイサイドによる、千葉・山武市の「ウシマルレストラン」。豊かな畑に囲まれた飲食店の増築計画。食材の物語を体感できる“開放的”空間の創造を求め、気積のあるラウンジを内包する“抽象的な量塊”を既存に追加。金属板で覆った外観は風景を柔らかく反射し環境に溶け込む
  34. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる
  35. OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンとアンドレア・タボッキーニ・アーキテクチャーによる、イタリア・トリノの「The Gallery of the Kings at Museo Egizio 2024」。エジプト博物館の王たちのギャラリーを改修する計画。彫像があった元の環境や最新の研究を参照して、現代の博物館体験と歴史的な遺物の文脈が共存する空間を志向
  36. 板坂留五 / RUI Architectsの会場構成による、東京・日本橋での展覧会「DESIGNTIDE TOKYO 2024」。気積のある多目的ホールでの計画。訪問者に主体的な鑑賞を促す為、“ピント”を主題として一時的な空間を下支えする“ハコの完璧さ”にも着目し設計。天井を操作して“みる場にふさわしい空気のかたち”を作り出す
  37. MVRDVのファサードデザインによる、ドイツ・シュトゥットガルトの、ティファニーの店舗。商業施設の一角での計画。“客を惹きつける”と同時に“周囲に溶け込むような”存在を目指し、色調が段階的に変化する“陶器製ダイヤモンド”のスクリーンを考案。ブランドの遺産を参照して色や形と質感を決める
  38. 小泉誠 / Koizumi Studioによる、広島・府中市の「わかばかぐ」。“ミュージアム”と“店舗”を併設した事務所。地域活性にも繋がる存在を目指し、“社員が元気でいきいきと働く”姿を感じてもらう空間を志向。事務スペースを点在させたり用途を混ぜ合わせるような構成を考案
  39. 橋本尚樹 / NHAによる建築展「before the beginning はじまりのけはい」。プリズミックギャラリーを会場に開催。2025年大阪・関西万博の“いのち動的平衡館”を中心とした展示。同建築は、生物学者の福岡伸一がプロデュースしてNHAとArupが基本設計などを手掛ける
  40. ATELIER MOZHによる、中国・上海市の「Havas Events Shanghai Office」。天井高の低い事務所を新たな施主の為に改修。交流を円滑化する存在を求め、天井の一部に“孔”を開ける操作で“開放的な労働空間”を創出。孔が生み出した天井高の差はオフィス内の用途の緩やかな分節も担う

2024.12.31Tue
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案外観、西側の道路より見る。 photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案外観、東側の道路よりアプローチを見る。 photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案リビングからダイニング越しにキッチンを見る。 photo©貝出翔太郎
伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案ダイニングから開口部越しに外部を見る。 photo©貝出翔太郎

伊瀬和裕 / テトラワークスが設計した、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」です。
長閑な田園も望める住宅街の敷地での計画です。建築家は、日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向しました。そして、視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案しました。

福山市北部エリアに位置する小規模開発による分譲地内での平屋計画。

建築家によるテキストより

この敷地は分譲地内の北西角に位置しており、東側には新築住宅が立ち並ぶ街区が広がる一方、西側には小道を挟んで遠く山々や田畑といった長閑な田園風景を望むことができる場所であった。

設計にあたり初めてこの敷地を訪れた際、豊かな自然を暮らしの中に取り込むことで、日々の生活に潤いを与える住まいになると確信した。

建築家によるテキストより

「駅家の平屋」は、この豊かな自然や山々と対峙するように構えつつ、分譲地内の新築住宅とは正対させず、視線の抜けを最大化できる角度を探る形で配置した。

こうして生まれた建物のアウトラインに、日々の暮らしを丁寧に紡ぎ合わせた。

建築家によるテキストより
2024.12.30Mon
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」。三世代の為の住まい。母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案。全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出す
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」。三世代の為の住まい。母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案。全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出す俯瞰、東側より見下ろす。 photo©石井紀久
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」。三世代の為の住まい。母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案。全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出す外観、東側より縁側を見る。 photo©石井紀久
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」。三世代の為の住まい。母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案。全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出すリビングからキッチンを見る。 photo©石井紀久
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」。三世代の為の住まい。母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案。全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出す左:リビング、正面:軒下空間 photo©石井紀久

小野良輔建築設計事務所が設計した、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」です。
三世代の為の住まいの計画です。建築家は、母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案しました。また、全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出しました。

この住宅は祖父の代から所有する広々とした農地の一部を住宅用地に転用し、母・夫婦・子の3世代で共に住む建築である。

最初のヒアリングで印象的だったのは母と一緒に暮らしたいという夫婦の想いと、子供夫婦と孫の暮らしに気を遣う母の、お互いを思いやるあたたかさであった。
そこで、二世帯住宅というほど大がかりではないものの、一つの住宅ながら親子二世帯の要望をそれぞれ切り離して要望を整理しながら空間としての重なりを作ることで一つの家族の器としての一体感を生むような構成を考えた。

建築家によるテキストより

母は自身の部屋で1日を過ごすことが多く、当初の要望の言葉を借りるなら「離れのような部屋が良い」ということと、来客を受け入れる広々とした玄関のような場所が必要だということがわかってきた。
それに対して子世帯は基本的にリビング空間で過ごし、家族一緒に過ごす時間を志向した。

住宅としては大きなリビングと小さな個室、という形式が一般的であるがそれでは母と子世帯の分断を解決することはできない。
そこでリビングと同じくらいのボリュームの大きな軒下空間が、リビングにも玄関にもなり母の部屋とリビングを繋ぐ平面構成を考案した。

裏動線の廊下は行き止まりなくそれぞれの部屋と接続するが、母の部屋とリビングも、縁側を介して緩やかにつながっており、それぞれの部屋の開口計画によって互いの気配を感じるオープンな場所と身を隠せるクローズな場所を生み出している。

建築家によるテキストより

この平面を覆うような大きな切妻屋根をかけ、一つの住宅としてのまとまりを生み出した。
切妻屋根は勾配の異なる3ブロックに分け、段差部分に設けたガラスから屋内のリビングに自然光を採りこむ形としている。
明るい空間には自然と人が集まる。このリビングは、母も気兼ねなく一緒の時間を過ごすことができるような空間を目指した。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/12/23-12/29]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/12/23-12/29]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/12/23-12/29)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  2. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、沖縄の住宅「ピラミッドハット」。森の様な墓地に隣接する土地。敷地の状況に相応しい存在を求め、環境に対し“凛とした佇まい”で“明るくも厳かな”内部空間を持つ建築を志向。四角錐の量塊の中に天窓から光が降り注ぐ“遺跡の様な”住まいを造る
  3. 「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の入場チケットをプレゼント。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける
  4. アクセル・ヴェンスティンキステとサイドバイサイドによる、千葉・山武市の「ウシマルレストラン」。豊かな畑に囲まれた飲食店の増築計画。食材の物語を体感できる“開放的”空間の創造を求め、気積のあるラウンジを内包する“抽象的な量塊”を既存に追加。金属板で覆った外観は風景を柔らかく反射し環境に溶け込む
  5. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・紹興市の、文化芸術センター。演劇やオペラ等を行う為の施設。地域発祥の“陶器”の現代的表現を意図した外観で、周囲のランドスケープと繋がり“公演もできる中庭”を備えた建築を考案。持続可能性も重視して現地の気候に応じた屋根形状とする
  6. 吉野優輔 / YYAによる、大阪の「箕面の家」。交通量のある道に挟まれたひな壇造成の敷地。環境と用途に応じた建築の“最適化”を求め、上階を最大限の高さまで上げて“眺望の良いリビング”を作る構成を考案。“色物建築”ではなく“在るべき姿”として具現化
  7. 小松隼人建築設計事務所による、西日本の「HOUSE Y」。雄大な風景を望む敷地での計画。多方向に“環境との関わり”を生み出す建築を目指し、景色を取込む主室を中心として“放射状”に廊下を伸ばし個室群を作る構成を考案。枝分かれ状の配置は庭の緩やかな分節も担う
  8. 小泉誠 / Koizumi Studioによる、広島・府中市の「わかばかぐ」。“ミュージアム”と“店舗”を併設した事務所。地域活性にも繋がる存在を目指し、“社員が元気でいきいきと働く”姿を感じてもらう空間を志向。事務スペースを点在させたり用途を混ぜ合わせるような構成を考案
  9. 谷口吉生さんが亡くなりました
  10. へザウィック・スタジオのデザインによる、中国・西安の「Xi’an CBBD」。店舗・事務所・広場等を内包する約15万㎡の土地に作られた商業地区。都市に活気と多様性を与える存在を求め、垂直な庭園でもある“ツリー”を中心に据える構成を考案。地域の歴史を参照して特注タイルで仕上げる
  11. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる
  12. 藤森照信によるトークイベント「土浦邸の魅力と歩み」の動画。復元と移築が行われた“土浦亀城邸”の、歴史上の位置づけや建築的魅力について語る内容。2024年12月に行われたもの
  13. トラフと園田慎二による、台湾の「ONIBUS COFFEE 台中店」。多様性と融合を尊重する哲学を持つ店の計画。ショップの想いと通じつつ環境循環を象徴する存在を求め、コーヒーづくりに欠かせない“土”と共存する場を志向。地場の赤土で仕上げた“塊”を中心に据える空間を考案
  14. 中西昭太建築事務所による、石川・金沢市の飲食店「Sushi Restaurant in Kanazawa」。伝統ある市場内の寿司店の改修計画。心身も癒す“新しい在り方”を求め、市場と店舗の“連続と対比”に焦点をあてる設計を志向。“洗出し床”で雰囲気を繋げつつ“太陽光に近い疑似自然光”で印象を切替える
  15. 鹿内健+鹿内真沙子 / Sデザインファームによる、千葉の、設計者の自邸「増減の家」。コロナ禍以降の“豊かさとは?”を主題に計画。限られた条件での実現性も考慮し、“増による豊かさ”と“減による豊かさ”を両立させる建築を志向。高気密高断熱の内部空間に“外リビング”を付加する構成を考案
  16. 藤本壮介建築設計事務所が受注候補者に選ばれた「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」設計プロポーザルの参加59組の技術提案書が公開。伊東豊雄・坂茂・石上純也・平田晃久の提案も含まれる
  17. 谷口景一朗 / スタジオノラによる、大阪市の「東住吉の古民家改修」。築百年超の家屋を改修した三世代の為の住居。未来に繋がる“建物の長寿命化”を目指し、根本的な耐震断熱性能の向上に加えて既存の機能や素材を尊重する計画を考案。空間が持つ“重層的な時間の重み”の継承も意識
  18. 鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知・豊明市の「grand-ma」。同居を始める祖母の部屋の増築。想像される生活を応じた“空間の在り方”を求め、30°角度を振った“動き回らなくても多くの物事との関係”を紡げる空間を考案。回遊性も意図し既存との間に“ブリッジ”も架ける
  19. 藤本壮介建築設計事務所とアイエイ研究所の設計で完成した、北海道・東神楽町の「大雪葬斎場」の様子を伝えるニュース動画。2024年12月に放送されたもの
  20. 沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、東京・渋谷区の「Christmas tree of Light」。表参道ヒルズの吹抜空間に設置されたクリスマスツリー。周辺に建つ著名建築に共通する形状から着想し、約4万枚のレンズを用いて“螺旋”を描くデザインを考案。数多のレンズが時々の光景を“多重に”映し出す

2024.12.29Sun
内藤廣と深澤直人の対談動画「現代のデザイン教育が抱える構造的な課題」。2024年10月に収録されたもの

内藤廣とプロダクトデザイナーの深澤直人の対談動画「現代のデザイン教育が抱える構造的な課題」です。2024年10月に収録されたもの。内藤は多摩美術大学学長を、深澤直人は副学長を務めています。

京都北町エリアで“建築家とリーズナブルに建てる現代町家”を提案する「京都現代町家ぐらし」の特設サイトが公開。土地の購入よりも安価な“借地”という選択肢に着目。建築家の設計による“売建て住宅”に加え、対話を重ねて設計を進める“建築条件付き借地”も用意
京都北町エリアで“建築家とリーズナブルに建てる現代町家”を提案する「京都現代町家ぐらし」の特設サイトが公開。土地の購入よりも安価な“借地”という選択肢に着目。建築家の設計による“売建て住宅”に加え、対話を重ねて設計を進める“建築条件付き借地”も用意「円町・北野白梅町 / 趣味も仕事も楽しむ家」、外観イメージ image courtesy of 坂井隆夫建築設計事務所
京都北町エリアで“建築家とリーズナブルに建てる現代町家”を提案する「京都現代町家ぐらし」の特設サイトが公開。土地の購入よりも安価な“借地”という選択肢に着目。建築家の設計による“売建て住宅”に加え、対話を重ねて設計を進める“建築条件付き借地”も用意「円町・北野白梅町 / 趣味も仕事も楽しむ家」、内観イメージ image courtesy of 坂井隆夫建築設計事務所

京都北町エリアで“建築家とリーズナブルに建てる現代町家”を提案する「京都現代町家ぐらし」の特設サイトが公開されています。
土地の購入よりも安価な“借地”という選択肢に着目しました。建築家の設計による“売建て住宅”に加え、対話を重ねて設計を進める“建築条件付き借地”も用意されています。本プロジェクトは、「寺とつくる町と並」委員会によって運営され、坂井隆夫建築設計事務所が設計、建築家不動産が媒介を担当しています。【ap・ad】

昨今の建築費や地価の高騰を受け、建築家は建築費を抑えるために合理的な架構を採用したり、建物の規模を小さくするなど、構造や設計の工夫によってコストダウンを図る取り組みを進めています。しかし、コストを抑えるアプローチは建築そのものだけでなく、土地にも目を向けることが可能です。

今回の取り組みは、土地の利用方法に着目し、購入よりも安価な「借地」という選択肢を活用することで、これまでと同様に魅力的で面白い建築を実現しようとするものです。

特に、お寺が所有する借地文化が根付いている京都だからこそ可能な取り組みとも言えます。そうした背景も含めて、ぜひご覧いただければと思います。

京都上京区北町「売建て住宅」2区画、「建築条件付き借地」1区画の合計3区画のご案内をスタートしました。

お寺からお借りする敷地は分譲地ではなく町内の空いている3軒分です。
北町エリアの特徴として、近隣には観光スポットが点在しているものの、観光客は少なく、昔ながらの京都の日常を感じられる町並みが残っています

静かな都会住いです。
景観にルールがあり、町並みを保ちながら家を建てて、地域に馴染むように暮らして頂けます

リリーステキストより
2024.12.28Sat
【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフ(新卒・既卒・経験者 / 建築英語優遇)を募集中
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【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフ(新卒・既卒・経験者 / 建築英語優遇)を募集中NAP 新オフィス in 目黒

中村拓志&NAP建築設計事務所の、設計スタッフ(新卒・既卒・経験者 / 建築英語優遇)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【NAP建築設計事務所スタッフ募集のお知らせ】
NAP建築設計事務所では、2025年4月の目黒新オフィスへの移転とともに、さらなる業務拡大を目指して、新しい仲間を募集しています。経験者、新卒を問わず幅広く募集しておりますので、ぜひお気軽にご応募ください。

【私たちの特徴と強み】
・国内外で進行中の多彩なプロジェクト
現在、事務所には35名の設計スタッフと4名の広報・事務スタッフが在籍し、国内外で40以上のプロジェクトが進行中です。海外案件の比率は25%に達しています。私たちは、設計監理にとどまらず、企画、商環境コンサルティング、デザイン監修、インテリア・家具デザインまで幅広く手掛け、革新的で総合的な建築を追求しています。

・次世代型設計スタイルへの挑戦
働き手に負担の多い模型制作を廃止し、ルミオンやHMD を活用したスケール把握の導入、さらにはAI技術を活用してCG制作を省略するなど、効率化を図りながら、設計の本質に時間と労力を注ぐ次世代型の設計スタイルを進化させています。

【新オフィスでの働き方】
・デザイン性と機能性を兼ね備えた執務空間
新オフィスは、ABW(Activity Based Working)を実現させる為、バーラウンジやリラックススペース、集中スペース、オープンな会議室などを設け、スタッフそれぞれが自分で状況に合わせて最適な場所を選ぶことができる環境となります。また、自由曲線のカウンターやラウンジスペースを設置することで、スタッフ同士のコミュニケーションが自然と生まれる環境を整えています。スタッフが気軽に利用できるNAP BARには、サンドイッチやミルク、コーヒーやハーブティー、ビール、ナッツやスナック、ドライフルーツなどが用意され、自由に手に取ることができます。打ち合わせスペースはシックで居心地の良いインテリアでお客様をお迎えします。

【スタッフの働きやすさを大切に】
・ライフステージに寄り添うサポート
人間らしい豊かで幸福な生活は暮らしの達人であるべき設計者の基盤と考えています。そのため、残業時間を削減する効率的な働き方を実践し、有休休暇の取得率向上にも取り組んでいます。結婚や子育てを支える手当(結婚手当2万円/月、子供手当2万円/子供1人あたり)も充実しており、スタッフの半数以上が結婚手当と子供手当を受給しています。

・職場を超えた楽しみも充実
オフィスのキッチンにシェフを招いた食事会、フットサルやテニス、野球などのレクリエーション活動を通じて、リフレッシュできる場も提供しています。

伊東豊雄も参加した「ひろしま国際建築祭 2025」の記者発表会の動画。2024年11月に行われたもの。プリツカー賞を受賞した日本人建築家8組の展覧会や、丹下健三自邸の復刻などを企画

伊東豊雄も参加した「ひろしま国際建築祭 2025」の記者発表会の動画です。2024年11月に行われたもの。プリツカー賞を受賞した日本人建築家8組の展覧会や、丹下健三自邸の復刻などが企画されています。
会期は、2025年10月4日~2025年11月30日。イベントの内容は、こちらのプレスリリース(PDF)にまとまっています。イベントの公式サイトはこちら

以下に、記者会見の動画のショートバージョンも掲載します。

【ap job更新】 株式会社 團紀彦建築設計事務所が、建築設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社 團紀彦建築設計事務所が、建築設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社 團紀彦建築設計事務所が、建築設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中台湾日月潭風景管理処 航空写真

株式会社 團紀彦建築設計事務所の、建築設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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2024.12.27Fri
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中住宅 / 武藤圭太郎建築設計事務所

愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌社にも多数依頼される「トロロスタジオ」の、フォトグラファー(未経験者も可)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【トロロスタジオについて】
トロロスタジオは、建築文化、芸術文化を深く愛する“記録係集団”です。
建築・美術・舞台・プロダクトの 写真・動画を撮影しています。撮影を通じて、微力ながら文化の発展に貢献したいと考えています。

私たちは現在8名(フォトグラファー3名+レタッチャー他4名+海外スタッフ1名)で活動しているチームです。
それぞれに得意分野を持って、全国各地で撮影しています。月に2回、BOGという名前の勉強会を開いて、お互いの知見を高めあっています。

私たちはニシヤマナガヤというシェアスペースに事務所を構えています。
1Fには、花屋さん、珈琲屋さん、焼き菓子屋さん、2Fには私たちの事務所のほか、建築設計事務所、キッチン設計事務所、そして色々な教室が開催されるレンタルスペースがあります。ここを訪れる多様な人たちと交流することで、視野を広げることができる環境です。

【代表 谷川ヒロシについて】
学生時代に友人らと共に空間デザインの事務所を立ち上げる。シーラカンスアンドアソシエイツ等を経て2007年に独立。その後、病気になり3年半ほど病室か寝室で過ごす。リハビリと思っていた建築や美術の記録が楽しくなってしまい現在に至る。建築/美術バカ。来世では必ず建築家か芸術家になる予定。

現在は頼もしいメンバーが増え、チームでしか成し得ない仕事もできるようになってきました。
建築や美術の分野で新しい世界を見せてくれる方々に、微力ながら貢献できることに喜びを感じています。

【ap job更新】 “人と自然が共生する社会の実現”を掲げ、建築士事務所も立ち上げた「株式会社Sanu」が、アーキテクト(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 “人と自然が共生する社会の実現”を掲げ、建築士事務所も立ち上げた「株式会社Sanu」が、アーキテクト(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 “人と自然が共生する社会の実現”を掲げ、建築士事務所も立ち上げた「株式会社Sanu」が、アーキテクト(経験者・既卒)を募集中SANU CABIN MOSS

“人と自然が共生する社会の実現”を掲げ、建築士事務所も立ち上げた「株式会社Sanu」の、アーキテクト(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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SANUは2024年8月に一級建築士事務所を新たに立ち上げました。設計事務所として組織拡大のため、3ポジションを募集します。

設計チームを率いるチーフアーキテクト(設計責任者)、土地選定から運営まで一貫してプロジェクトをプロデュースするプロジェクトマネージャー、建築と自然環境のスペシャリストとしてリジェネラティブアーキテクトを募集し、設計事務所としての体制を構築していきます。

【SANU Architects & Lab.】
“自然環境”を切り口にした建築業界のリーディングカンパニーを目指し、自然と共に生きる新たな建築を探求します。

建築チームは20以上のプロジェクトを稼働させながら、2026年に向けて、SANUの建築、拠点を日本全国(ニセコ、沖縄、淡路、瀬戸内、京都、九州など)、海外に展開することを目指しています。

会社としてはこの2~3年が拡大期の重要フェーズと考えており、そのコアメンバーとなる、情熱高いメンバーを募集しています。
「人と自然の共生」「建築と自然環境」「建築分野における新領域での挑戦」に興味を持った方、是非一緒にチャレンジをしていきましょう。

SANUの建築・プロジェクトの特徴
・建築=Product。Appleのように機能とデザインを洗練させ、常にUPDATEを行う
・全国の魅力的な自然立地全てを対象とした開発プロジェクト
・LCA、自然エネルギー、生態系など自然環境に配慮した、設計、開発
・インフラも含めた一体的なエリア開発
・土地取得から企画、設計、施工、運営まで、一気通貫した体制
・建築界のTOPランナー達との協働
・ビジネス、デザイン、不動産、ランドスケープ、エリアデザイン、コンセプトメイクなど、建築分野に留まらない、横断的な業務など

【ap job更新】 リノベーションでの社会課題の解決に取組み、まちづくりやエリア再生も手掛ける「らいおん建築事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 リノベーションでの社会課題の解決に取組み、まちづくりやエリア再生も手掛ける「らいおん建築事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 リノベーションでの社会課題の解決に取組み、まちづくりやエリア再生も手掛ける「らいおん建築事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中岩手県紫波町オガール

リノベーションでの社会課題の解決に取組み、まちづくりやエリア再生も手掛ける「らいおん建築事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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業務拡大に伴いスタッフを募集しています。

私たちは「空き家や空きビルは、豊かな空間資源である」というスタンスで、新築ではなく常に既存建築物の活用・再生を考えリノベーションを通じて社会課題を解決することに取り組んでいます。

これまでのプロジェクトの経験とノウハウを生かして、建築物の設計・監理に加えて、全国各地のまちづくりやエリア再生のプロデュースとコンサルティング、建築とリノベーション事業のプロジェクトマネジメントなど幅広く業務を行っています。

今回の募集は建築設計チームのスタッフの募集ですが、建築設計だけでなく、まちづくりやプロデュース業務などに興味のある方は大歓迎です。

 
■募集内容
建築設計のスキルやバックグランドをもっている人で、建築の設計・監理のみならず、建築再生やリノベーション事業の組み立てやクライアントからの相談を事業とデザインで解決すること、まちづくりに興味がある人を募集しています。自社事業も多数行っているため、企画から運営まで一貫してプロジェクトに関わることができます。

岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる
岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる外観、南側より見る。 photo©井田佳明
岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる外観、東の森側からリビングとデッキ側を見る。 photo©井田佳明
岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる1階、デッキから西側の森を見る。 photo©井田佳明
岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる1階、正面:リビング、右:キッチン photo©井田佳明

岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAが設計した、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」です。
海に程近い森の中の敷地での計画です。建築家は、“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向しました。そして、木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくりました。

打ち合わせを重ねる中で、クライアントの口から出た「用途は決めたくないんです」と言う言葉がずっと僕の頭の中に残っていた。

本来であれば必要な機能をまとめ、どのような用途で使われるかを想定してプログラムや形態が決まっていく。

「形態は機能に従う」そんな言葉とは全く逆のアプローチで子供たちの自由な成長と学びの場になるような「第三の居場所」を目指した。


建築家によるテキストより

沖縄県南城市、海に程近い古くからある森の中に今回の敷地がある。
二つの大きな琉球石灰岩を抜けた先にある大きな木々に囲まれた傾斜地。琉球王朝時代よりも古い時代からこのあたりでは農業が行われていて、石積みの段々畑や少しの平地が残っていた。

なるべく元の状態を崩さず、森の木は伐採せず、その場所に導かれるように形態を決めていった。


建築家によるテキストより

建築のプログラムも、まず外部空間を計画し、その補完機能として最小限の内部空間の計画を行った。この土地の力を借りて、寛容でおおらかな沖縄らしい居場所が生まれたのではないか。

建築家によるテキストより

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