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UNスタジオによる、オランダ・アムステルダムの、既存建物の文脈を踏襲しつつも、優雅な曲線のデザインと素材感で、独特の華美さを生み出している店舗のファサード改修「looking glass」の写真

UNスタジオが設計した、オランダ・アムステルダムの、既存建物の文脈を踏襲しつつも、優雅な曲線のデザインと素材感で、独特の華美さを生み出している店舗のファサード改修「looking glass」の写真と図面が9枚、designboomに掲載されています。

アトリエ・タオ+C(Atelier Tao+C)による、中国・浙江省の、既存建物にガラス張りの空間を拡張して改修した、図書館付きカプセルホテルの写真

アトリエ・タオ+C(Atelier Tao+C)が設計した、中国・浙江省の、既存建物にガラス張りの空間を拡張して改修した、図書館付きカプセルホテルの写真と図面が13枚、dezeenに掲載されています。archdailyで同建築家の他の作品が見ることができますが、どこれも見ごたえがあります。

武田清明建築設計事務所による、長野の既存住宅を、減築・増築・改築した「6つの小さな離れの家」の高クオリティな動画

武田清明建築設計事務所が設計した、長野の既存住宅を、減築・増築・改築した「6つの小さな離れの家」の高クオリティな動画です。設計者のインタビューも収録されています。制作は中国の動画メディア・一条です。武田は、隈研吾建築都市設計事務所出身の建築家。

以前に公開された、設計者がこの作品のコンセプトを語る動画も併せてどうぞ。

タチアナ・ビルバオの設計で建設が進められている、メキシコの、廃墟のにも見える水族館の画像

タチアナ・ビルバオの設計で建設が進められている、メキシコの、廃墟のにも見える水族館の画像が10枚、dezeenに掲載されています。

ミースのバルセロナパヴィリオンで行われている、ニュージーランドのデザイナー サビネ・マルセリスによるミース建築の素材感と呼応するようなインスタレーションの写真

ミース・ファン・デル・ローエ設計のバルセロナパヴィリオンで行われている、ニュージーランドのデザイナー サビネ・マルセリス(Sabine Marcelis)によるミース建築の素材感と呼応するようなインスタレーションの写真が6枚、wallpaper*に掲載されています。ミニマルアートも想起させる彼女の作品は公式サイトでも見ることができます
過去(2018)には、近年注目されるベルギーの建築家オフィス・ケルステン・ゲールス・ダヴィッド・ファン・セーヴェレン設計の「Solo House」にてインスターレーションを行うなどもしているようです。

グレン・マーカットとエレブリ・プラスによって今年完成した、オーストラリア・ニューポートのモスク「Australian Islamic Centre」の写真など

グレン・マーカットとエレブリ・プラス(Elevli Plus)の設計で今年(2019年)完成した、オーストラリア・ニューポートのモスク「Australian Islamic Centre」の写真と図面などが23枚、archdailyに掲載されています。

西口賢建築設計事務所による、愛知・岡崎の、敷地内に配された植栽と、住宅の木架構が混然一体となった住宅「大地の家」の写真

西口賢建築設計事務所のウェブサイトに、愛知・岡崎の、敷地内に配された植栽と、住宅の木架構が混然一体となった住宅「大地の家」の写真が沢山掲載されています。こちらのページには、施工プロセスの写真が多数掲載されています。こちらのPDFに建築の平面図なども掲載されています。

スティーブン・ホールへのインタビューと、寺田倉庫にて開催中のホールの建築展の様子を紹介する記事

スティーブン・ホールへのインタビュー「建築の本質は自由だ」と、寺田倉庫にて開催中のホールの建築展「Steven Holl : Making Architecture」の様子を紹介する記事が、beyondarchitecture.jpに掲載されています

デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、中国・上海の「西岸美術館」の写真など

デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、中国・上海の「西岸美術館」の写真と図面が19枚、チッパーフィルドの公式サイトに掲載されています。

ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回で、ズントーが世界的に知られる以前の最初期に手掛けた住宅等をレポートした記事「蕾の時期」

ピーター・ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回で、ズントーが世界的に知られる以前の最初期に手掛けた住宅等をレポートした記事「蕾の時期」が公開されています。コルビュジエやミースが自身の建築を確立する以前に、その時代性や地域性が強く反映された住宅を手掛けていることはよく知られていますが、このズントーの作品群を見ても共通する感覚があるのではと思います。

岸和郎+K. ASSOCIATES / Architectsによる、東京郊外の住宅「紅葉ヶ丘の家」の写真

岸和郎+K. ASSOCIATES / Architectsのウェブサイトに、東京郊外の住宅「紅葉ヶ丘の家」の写真が15枚掲載されています。

東京郊外の住宅地に建つ住宅。

間口は狭くそれに比べると深い奥行き、さらに敷地の奥2/3では道路から約3m上がったところに地盤面があるという形状の敷地。したがって道路に面した階は地下階であり、そこから一層上がったところが地盤面で地上階、ペントハウスも含めると合計4層の住宅が起ち上がる。

道路以外の隣地に面する3方向には境界に1層分の壁を立ち上げ、1階のリビング・ルームについては、その壁と建築の外壁との間の外部空間、それにアプローチに設けた小さな中庭の2ヶ所からだけ上方からの光を取り入れる。水平方向には向かいの公園側ファサードに設けた縦長の大きな開口が1つ開いているだけだ。その結果リビングルームの空間は水平方向に広がっているものの外部の自然光は垂直方向からのみ入ってくるという、さながら「白い洞窟」のような空間となる。

一方、2階に配置した主寝室は3つのレベルでペントハウスまでを含んだ、垂直方向に立体的な空間であり、1階のリビング・ルームが水平方向に延びる空間であるのに対して、主寝室は垂直方向に展開する空間として、対比的に考えたものだ。

外部は隣地から隔離するコンクリートと正面の垂直面緑化の壁で閉じて囲まれた上に黒い鋼板仕上げの箱が浮いており、唯一正面の縦長開口だけが都市に対して、向かいの公園に対して開いている。そうした閉じた壁面の隙間から導かれる外部からの自然光だけが内部空間の主題なのだが、そのことは外部からは全く想像できない。

OMAのチームによる、オランダ・アイントホーフェンの、施設のヴォリュームを持ち上げ低層部に森やコミュニティ空間が広がる、再開発コンペの勝利案の画像

OMAのチームによる、オランダ・アイントホーフェンの、施設のヴォリュームを持ち上げ低層部に森やコミュニティ空間が広がる、再開発コンペの勝利案の画像が12枚、designboomに掲載されています。
建築設計でコラボしているのは、diederendirrixFABRICationsです。
以下はその計画案を紹介する動画。

磯崎新について近しい関係者の発言を多数交えて考察するNY TIMESの記事「建築界のレジェンド 磯崎 新という謎」(日本語)

磯崎新について近しい関係者の発言を多数交えて考察する記事「建築界のレジェンド 磯崎 新という謎」が、The New York Times Style Magazineに掲載されています。日本語で読める記事です。

青木淳へのインタビュー「建築家として、館長として。青木淳は京都市京セラ美術館をどこに導くのか?」

青木淳へのインタビュー「建築家として、館長として。青木淳は京都市京セラ美術館をどこに導くのか?」が、bijutsutecho.comに掲載されています。
京都市京セラ美術館」は既存の京都市美術館を改修したもので2015年8月に青木淳・西澤徹夫設計共同体が設計プロポで受託候補者に選ばれていました。審査当時の、青木・西澤による提案書はこちらで閲覧可能。また2019年4月に、設計者の青木が館長を務めることが公開されていました。その際の青木のコメントはこちらで。正式なリニューアルオープンは2020年3月21日。

北山恒・谷内田章夫・木下道郎の設計で、JR中央線高架下に、学生向け賃貸集合住宅「中央ラインハウス小金井」が建設
北山恒・谷内田章夫・木下道郎の設計で、JR中央線高架下に、学生向け賃貸集合住宅「中央ラインハウス小金井」が建設 北山恒によるL棟

北山恒谷内田章夫木下道郎の設計で、JR中央線高架下に、学生向け賃貸集合住宅「中央ラインハウス小金井」が建設されるそうです。リンク先は施設の公式サイトです。こちらのページに施設の背景や住戸平面図なども掲載された紹介記事が掲載されています。開設は2020年春で既に不動サイト等で入居を募っています。また、近隣の高架下にはリライトデベロップメント(現:リライト_D)による「中央線高架下プロジェクト コミュニティステーション東小金井/モビリティステーション東小金井」もあります。

「Chuo Line House KOGANEI」(中央ラインハウス小金井)は、沿線に大学キャンパスを多く有する中央線の東小金井駅と武蔵小金井駅の駅間に位置し、延長が約400mとなります。
「プライベートに配慮しつつも、交流を育み新しいライフスタイルを提案する」ことをデザインコンセプトに建築家 北山恒氏、谷内田章夫氏、木下道郎氏を起用しました。

個室×コモンスペースで、
緩やかに関係を築き成長できる空間。
〜北山恒の想い〜

L棟はトイレやシャワー、ベッド、クローゼットにデスクを機能的に配置したコンパクトな居室に加え、建築計画学で最適とされる10名くらいのコミュニティスケールに対応する、魅力的な共有空間(コモンスペース)を用意しています。1階の「キッチン・コモン」では簡単な調理が行え、2階の「ライブラリー・コモン」では、吹き抜けを望むロングデスクで勉強や読書など、おのおのの時間を有意義に過ごすことが可能です。また、L棟にはレストランを併設。学生がC棟やH棟の学生も含め健康的な生活を送れるようにサポートしていきます。
私は集合住宅の設計を通して、緩やかにお互いが関係できる空間形式を目指してきました。C・L・Hも同様の思想で設計しています。日常生活を通して共同性を感じ、お互いに感性を響かせ合い成長する場としていただけたらと考えています。

想像力を喚起する、ゆとりのある空間。
〜谷内田章夫の想い〜

C棟は立地の特徴を活かした、天井高最大3.5mという広がりのある空間が最大の特徴です。独立性を高めた集合住宅形式で、住戸内はコンパクトながら生活を充足できるよう機能的に設備を配置しています。居室の床はプライバシーを重視し、道路より34cm高く設計。奥の水回りは23cm下げ、その上に天井高140cmのロフトを設けました。高低差210cmのロフトは上りやすく、居室とつながった天井は専有面積いっぱいの開放感あふれる空間性を感じていただけます。住棟の間にはコモンスペースを設けました。コンクリートの土間空間にはテーブルや椅子を設置したり、ワークショップのスペースとして活用したりと、学生同士のコミュニケーションの場となります。
吹き抜けや居室のつながりなど空間に変化をつけたC棟は一言で言うならクリエイティビティを促す触媒です。建築空間の豊かさを身近に感じ、感性をより磨いてください。

合理性を追求した自由度の高いドミトリー。
使い始めてから成長する建築で感性を磨く。
〜木下道郎の想い〜

H棟の居室はトイレと浴室を備えた独立性の高いスペースとして設計しました。最大の特徴は大型ダイニングテーブルやラウンジ、ライブラリーを備えたキッチン・コモンでしょう。個室とキッチン・コモンを使い分けることで、常に学生同士が交流し合う豊かな生活を楽しむことができます。入るとまずキッチン・コモンに入り、その奥にある個室に入ります。路地の雰囲気が漂う廊下経由で居室にアクセスするタイプや水回りを間に挟むことでプライバシー性を高めたタイプ、また、道路から直接アクセス可能な土間を設け、アクティブな学生生活に応えうるプランなどバリエーションも用意しました。
合理性を追求したH棟は、住まう人の感性次第でいかようにも活用できるはずです。建築は使い始めてから成長するもの。世界でひとつだけの空間で、オンリーワンの生活を送り、感性を無限に伸ばしていっていただきたいと思います。

以下にその他の計画案の画像を掲載します。

古谷誠章 / STUDIO NASCAが2001年に完成させた「ZIG HOUSE」にて、NASCAの25周年記念展「NASCA since 1994」が開催

古谷誠章 / STUDIO NASCAが2001年に完成させた「ZIG HOUSE」にて、NASCAの25周年記念展「NASCA since 1994」が開催されます。会期は2019年12月7日~14日。場所はリンク先でご確認ください。
会場となる「ZIG HOUSE」は、「ZIG HOUSE/ZAG HOUSE」として2001年に完成し発表されました。ZIG HOUSEが設計者の両親の家、ZAG HOUSEが設計者の自邸として計画され並んで建っているとの事。
こちらのサイトに作品の写真と設計者によるテキストが掲載こちらのサイトには設計者がこの作品を語った説明の文字起こしが、こちらのページは中村好文による訪問記と平面が記載されていますので参考にどうぞ。

NASCAは本年25周年を迎えることが出来ました。
25年にわたる作品のポストカードやスケッチ
コンペティションの応募案などを展示します。

■2019.12.7〜2019.12.14
 11:00-18:00/期間中無休

■オープニングパーティー
12/7  16:00-18:00

※12/7,14は古谷誠章が在廊します。

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