フリーダ・エスコベドによる、ニューヨーク・ブルックリンの、メキシコの土で作られた煉瓦を使用したイソップの店舗の写真が5枚、dezeenに掲載されています。フリーダはメキシコを拠点とする建築家で2018年のサーペンタンパヴィリオンの設計者に選定され世界的に注目を集めました。過去の作品も興味深いです。
remarkable archive
スノヘッタが計画している、上海の、地上から屋上までが巨大な階段で連続するオペラハウスの画像が6枚、dezeenに掲載されています。
以下はCG動画です。
トラフのウェブサイトに、東京・千代田区のフィットネスジム「BODY DIRECTOR 平河町店」の写真が12枚掲載されています。
15年以上に渡り、独自のメソッドで取り組んできたプライベートジムBODY DIRECTORの内装計画。 千代田区平河町に新築された THE KITANO HOTEL TOKYO の地下1階に位置する60m2に満たない場所を、効率的に使いながらも、ゆったりと落ち着いて利用できる空間が求められた。
間口6m、奥行9.8mの空間を2つに割り、半分をフィットネススタジオ、もう半分に諸機能の個室を集め、内装の雰囲気も対照的なゾーニングとした。
縦長のフィットネススタジオの壁2面には、体育館でも使われる吸音性を持つ木毛セメント板を配し、カラーのパターンを描きながら、スタジオ内に躍動感を生み出す。
対角の2面は、高さ2.5mの鏡で覆い、トレーニング中の姿を映しながら、空間に広がりを加えている。トレーニング備品は、ベンチなどの家具と共に壁面の開口に埋め込み、スペースを確保した。
スタジオにはリノリウム、受付や個室には、温かみあるナラ材のヘリンボーンや、サイザル麻を敷き、自然素材の床が、空間に異なる趣を与えている。フィットネスジムという躍動的なイメージと高級ホテルに相応しいホスピタリティを融合させる、両義的な空間を目指した。
ジャン・ヌーベルの設計で完成した「カタール国立博物館」の内外の様子を伝える動画です。フランスのニュースメディアがyoutubeの公式アカウントで公開したものです。
アーティストのクリストが、パリの凱旋門を梱包するインスタレーションの計画を公開したそうです。実施されるのは2020年4月6日~19日だそう。リンク先にドローイングの画像が7枚掲載されています。近年も意欲的に活動を続けており、2018年にはドラム缶7000個を池に浮かべるプロジェクトを、2016年にはイタリアの湖に巨大な桟橋を架けるプロジェクトを実現しています。
christo will wrap the arc de triomphe in paris with recyclable silvery blue fabric https://t.co/Rvkjty7sH2 pic.twitter.com/5CWBVtNqST
— designboom (@designboom) 2019年4月3日
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツのウェブサイトに、ウガンダの日本料理店「やま仙/Yamasen Japanese Restaurant」の写真が7枚掲載されています。
日本食料理店と小さな商店を併せ持つ、ウガンダの首都カンパラ郊外の商業施設です。
成長が早く安価なため足場材などとして使われるユーカリ材は、見た目の不均一さや扱いにくさから建材としては脇役として使われることの多い素材ですが、この材を主要な構造・仕上げとして用いることを試みました。敷地は丘陵地にあり、敷地内にもなだらかな斜面があります。これを既存のスロープに見立てて、地階からゆるやかに上階へ登るアクセスを考えました。
既存の5本の樹木を避けるように茅葺きの大屋根を掛け、この屋根の下にいくつもの店が集まり、そこに人々が集う場所がうまれました。
SHARE 青木淳が、東京藝術大学の教授に就任
青木淳が、東京藝術大学の教授に就任しています。
青木は2018年に同大学建築学科にて「料理を作る課題」を学生に出したことがtwitterや弊サイトでも話題となっていました。
2019年度より、建築家の青木淳氏が本科教授(環境設計第一研究室)に、建築家の樫村芙実氏が本科講師(建築設計第三研究室)に、建築科・東京大学名誉教授の大野秀敏氏が本科客員教授に就任しました。
以下は青木によるメッセージ。
学生へのメッセージ
「芸大の建築学科だからこそできることをしたいです。
他学科の人たちとつきあえるとおもしろい。
建築の世界だけに閉じこもるのではなく、いろんな他の世界のこともあれこれやってみたい。
とはいえ、ジャンルがなければ、「他」もなくなってしまう。
だから、建築のことをとことん考え、やりましょう。」
前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定されています。前田はドミニク・ペロー建築設計事務所勤務経験を持ち、大阪を拠点に活動する建築家です。
以下のように提案書が公開されています。
>最優秀提案1.pdf
>最優秀提案2.pdf
>最優秀提案3.pdf
>最優秀提案4.pdf
>最優秀提案5.pdf
>最優秀提案6.pdf
>最優秀提案7.pdf
>最優秀提案8.pdf
本町では、教育・福祉・保健が連携した総合的な子ども支援施策を展開することにより、子どもの健全育成ができる地域子育てを支えることができる地域づくりを進めていきたいと考えており、子どもから大人まで共に学べる生涯学習の場、地域で子どもを育てる子育て支援の場、町民が笑顔で交流できるふれあいの場、これらが一つになった拠点づくりの整備を目指しています。
本業務は、地域の拠点となる(仮称)三宅町複合施設を建設するにあたり、施設の適切な管理・運営に関する空間づくり、多様な利用者の居場所づくりを実現するための設計を行うことを目的とし、委託業者を選定する公募型プロポーザルを実施しました。(via www.town.miyake.lg.jp)
青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」が、PROJECT TOEIに掲載されています。リンク先記事の下部には、以前に公開された各種駅の考察3つのリンクがあります。
私たちが普段何気なく利用している「駅」。
建築家の視点で見ると、どのように見えるのでしょうか。
青木淳さんに考察していただきました。
ジャン・ヌーベルの設計で完成した「カタール国立博物館」の写真が15枚、designboomに掲載されています。
アーティストのオラファー・エリアソンが同施設のオープニングの様子を写真や動画でinstagramに投稿していました。
スノヘッタが設計した、ノルウェーの海岸にある、沈んだような外観と海中を眺められる食事スペースが特徴的なレストラン「Under」の写真と図面が38枚、archdailyに掲載されています。お店の公式サイトはこちら。
吉岡徳仁による「東京2020オリンピック聖火リレートーチ」の写真と動画が、東京オリンピックの公式サイトに掲載されています。
東京2020オリンピック聖火リレーで用いるトーチは、 日本人に最もなじみ深い花である桜をモチーフとしています。2020年3月、桜の季節の訪れとともに、オリンピック聖火は「Hope Lights Our Way / 希望の道を、つなごう。」という東京2020オリンピック聖火リレーのコンセプトと一体となり、日本全国を巡ります。
トーチ制作者
企画・デザイン 吉岡徳仁デザイン事務所
トーチ筐体 株式会社UACJ押出加工
素材 株式会社LIXIL
燃焼機構 新富士バーナー株式会社
燃料・燃料ボンベ ENEOSグローブ株式会社
JIA優秀建築賞2018年を受賞した、浅井裕雄+吉田澄代 / 裕建築計画による、既存鉄骨工場に木造の空間を挿入した「工場に家」の写真が11枚、裕建築計画のサイトに掲載されています。
工場だった時は、外と内が明快。作業空間と外。走行クレーンもついていて、建築の鉄骨フレームを製作する空間です。
そんな工場に木造の家を入れてみたところ、家の中、工場の中、それに外の領域に分かれますが、大きな工場スケールは、人の暮らすスケールの
家から見ると外のような内の空間となりました。外から閉ざされているのですが、中間的な空間が生まれました。
内、内、外が内、内外、外と囲まれた中間領域のお陰で、様々な表情の空間が出来ました。
以下は、2018年のJIAのアワードの情報です。
2018年度優秀建築選(応募数:195作品)100選を昨年選考され、その中から現地審査(5作品)を選考し、最終的に3月10日(日)に公開審査が行われ、下記の通り受賞作品が決まりました。
【審査委員】
相田武文氏(建築家)
淺石優氏(建築家)
木下庸子氏(建築家)
後藤治氏(建築史家)
橋本純氏(編集者)2018年度
【JIA日本建築大賞】
「NICCA INNOVATION CENTER」
設計者:小堀哲夫氏(小堀哲夫建築設計事務所)【JIA優秀建築賞】
「工場に家」
設計者:浅井裕雄氏(裕建築計画)、吉田澄代氏(裕建築計画)
ディーラー・スコフィディオ+レンフロ勤務経験をもつ津川恵理が、神戸三宮駅前広場設計コンペで最優秀賞に選出されています。リンク先で計画案の画像を4枚閲覧可能です。
都心三宮の再整備については、平成30年9月に策定した神戸三宮「えきまち空間」基本計画に基づき、官民が連携して取組みを進めています。
阪急神戸三宮駅東口、JR三ノ宮駅西口の北側に位置するさんきたアモーレ広場(以下、アモーレ広場)は、神戸有数の待ち合わせ場所として多くの人で賑わい、親しまれてきました。
このアモーレ広場を含む三宮北西エリアは、2021年春開業予定である神戸阪急ビル東館の建替により「えきまち空間」内で最も先行して再整備が進むエリアであることから、より良い広場空間を創出すべく、アモーレ広場の新たなデザイン提案を広く募集しました。
このたび、220件の応募作品の中から最優秀賞作品等を決定いたしました。
今後、最優秀賞作品をもとに、アモーレ広場の整備計画の検討を進めていきます。
作品コンセプト:
『広場を訪れる個々の目的に応じて、柔軟に幾つもの滞在方法が見出せるよう、椅子や机といった日常でいつも目に触れる形態とは異なる、抽象的な「円盤」を用いることで多彩な広場での過ごし方を見出していく。
身体スケールを基に様々な方向へ倒れる円盤は、もたれかかったり、テーブルとして利用したり、ベンチとして座ったり、スロープを登り寝転がったり、訪れる人の数だけ広場での過ごし方が引き出される。自然と広場へ寄り添うように関係を築く在り方は、阪神・淡路大震災から助け合い今に至るという新しい神戸のシンボルを彷彿とさせる。
夜は円盤の裏から照明が照らされ、凸状の形態が反射板としての機能を満たすことで広場全体に光を放射する。夜景の綺麗な神戸ならではの洗練された都市空間を演出する。』選定理由:
・造形美が卓越しており、神戸にふさわしい新しさがある。
・シンボリックでありながら落ち着いたデザインであり、周囲との空間的なつながりも考慮されている。受賞者:津川 恵理さん(29歳)
神戸出身。応募当時は、文化庁新進芸術家海外研修員としてニューヨークの設計事務所Diller Scofisio+Renfroで建築意匠設計士として勤務。
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuのウェブサイトに、三重・鈴鹿市のうどん店「Raum-011」の写真が15枚掲載されています。
大室は古典的な建築の作法を研究し自身の作品にも反映させようと試みている建築家です。過去の特集記事に大室の思想が読み取れるテキストがあるのでこちらもご覧ください。
印象的な一節を印象して紹介します。
たとえ建売住宅であっても、「古典的建築の作法」をしっかりと整えれば、美術表現にまで達する可能性がある。
ヴァレリオ・オルジアティによる、バーレーンの、ユネスコ世界遺産登録された真珠採取業の遺構の為のヴィジターセンターの写真と図面が10枚、architectural recordに掲載されています。
施設自体は2018年12月に完成オープンしていてその際の様子はこちらで紹介しました。
参考にインスタグラムに投稿している写真を1枚紹介します。