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西澤徹夫が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会「偶然は用意のあるところに」を解説している動画

西澤徹夫が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会「偶然は用意のあるところに」を解説している動画です。
アーキテクチャーフォトでは、この展覧会を特集記事として紹介しています。会期は2023年11月26日まで。

以下は、展覧会公式の概要です。

今回の展覧会は、「京都市京セラ美術館」※1や「八戸市美術館」※2をはじめとする文化施設や美術展の会場構成など美術館関係の仕事を数多く手掛けている建築家・西澤徹夫氏の初の個展です。
「建築の全体性とは、どこまでのことを指すのか?」と西澤氏は問います。建築が扱う対象はどんどんふくらんでいくこと、具象として現れたものの裏側にこそ、私たちが建築と呼ぶものの核心のようなものが内在していること。そのような不可視のものを計画することの過程にこそ建築の魅力があるのではないか、と述べています。
タイトルの「偶然は用意のあるところに」は、いまだ見えていない核心に触れるためにできうる限りすべての準備を整えておくという、氏の建築との真摯な向き合い方を表した言葉だと言えます。西澤氏の緻密な設計と現場での限りない「チューニング」の積み重ねによって生まれる建築が、訪れる人に悦びや新しい発見をもたらすことも、こうした姿勢から生まれる幸運のひとつなのかもしれません。
氏はこの展覧会を「自らも未だ気づいていない何かを発見するプロジェクト」と捉えています。本展覧会を通して、訪れた人が建築の抱えている豊かな内面について想いを巡らし、それらを見出す手がかりになれば幸いです。

共同設計者:※1青木淳建築計画事務所、※2浅子佳英・森純平

西沢立衛と野口貴文の対談「人、建築、そして街並み」の動画。野口は東京大学教授で建築材料を研究

西沢立衛野口貴文の対談「人、建築、そして街並み」の動画です。野口は東京大学教授で建築材料を研究しています。2023年9月に公開されたものです。動画の制作は、一般社団法人生コン・残コンソリューション技術研究会です。

プリツカー賞の受賞歴もある日本を代表する建築家・西沢立衛先生をお招きして、「人、建築、そして街並み」をテーマに、建築と街についてのお話を伺いました。

乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による、京都市の「京都市立芸術大学 崇仁キャンパス」の動画。竣工した建築に加えて建設の様子なども収録

RINGフジワラボo+h吉村設計共同体による、京都市の「京都市立芸術大学 崇仁キャンパス」の動画です。竣工した建築に加えて建設の様子なども収録されています。

内藤廣の、島根のグラントワでの展覧会「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」を紹介するニュース動画

内藤廣の、島根のグラントワでの展覧会「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」を紹介するニュース動画です。会期は2023年12月4日まで。展覧会の公式ページはこちら

以下は、展覧会公式の概要です。

日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者である内藤廣の、過去最大規模の個展を開催します。
「Built(ビルト=建設された建物)とUnbuilt(アンビルト=実現しなかった建物)」をテーマとする本展では、初公開資料も多数まじえ、建築としては世に現れていない部分もふくめた内藤の設計と思考の軌跡をたどります。

ミケーレ・デ・ルッキと藤本壮介の対談の動画。2022年7月に神戸で行われたもの

ミケーレ・デ・ルッキ藤本壮介の対談の動画です。デザイン・クリエイティブセンター神戸の主催で2022年7月に神戸で行われたものです。

ミケーレ・デ・ルッキと彼が主宰する建築スタジオAMDL CIRCLEによるリサーチプロジェクト「EARTH STATIONS」の全容を初めて紹介する展覧会「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」の関連企画として開催したトークセッションの記録動画です。

ゲストには、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサーを務める建築家・藤本壮介氏をお迎えし、ミケーレ・デ・ルッキ氏から「EARTH STATIONS」や六甲山サイレンスリゾートのこれからについてお聞きすると共に、自然と建築、社会情勢の変化と建築などをテーマにお話しを伺いました。

高松宮殿下記念世界文化賞の2023年の彫刻部門の受賞者に、オラファー・エリアソンが選出

高松宮殿下記念世界文化賞の2023年の彫刻部門の受賞者に、オラファー・エリアソンが選出されています。リンク先にプロフィール等が掲載されています。

以下は、公式のインタビュー動画です。

高松宮殿下記念世界文化賞の2023年の建築部門の受賞者に、フランシス・ケレが選出

高松宮殿下記念世界文化賞の2023年の建築部門の受賞者に、フランシス・ケレが選出されています。ケレは、アフリカのブルキナファソ出身の建築家で、現在ドイツを拠点に活動しています。2022年にはプリツカー賞を受賞しています。アーキテクチャーフォトでは、プリツカー賞受賞の際に、代表作品と経歴や業績をまとめて特集記事として公開しています。また、2023年10月19日に日本で受賞記念講演会が開催されます(要事前申込)。

以下は、公式のインタビュー動画です。

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、ハンガリー・ブダペストの「新国立ギャラリー」のCG動画。国内最大規模の市民公園の中に建設

妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計を進めている、ハンガリー・ブダペストの「新国立ギャラリー」のCG動画です。国内最大規模の市民公園の中に建設されます。同公園内には、藤本壮介による「ハンガリー音楽の家」が先行して完成しています。

(翻訳)
リゲット・ブダペスト・プロジェクトの一環として、新国立ギャラリーは、プリツカー賞を受賞した建築家SANAA(Sejima and Nishizawa and Associates)の設計に基づき、ペトフイ・チャルノク・コンサート会場の跡地に建設されます。新美術館の建築家は、国際的な提出プロセスを経て選ばれました。最優秀デザインに選ばれた日本の建築家は、ヴァーロシュリゲットを占有する、インタラクティブで居心地の良い、しかもモダンな21世紀の建物を構想しました。日本の事務所は、すでにランスのルーブル美術館やニューヨークのニュー・コンテンポラリー・アート・ミュージアムなど、数々の優れた美術館建築を手がけています。

(原文)
As part of the Liget Budapest Project, the New National Gallery will be constructed based on the designs of Pritzker Prize-winning architects SANAA (Sejima and Nishizawa and Associates) on the former site of the Petofi Csarnok concert venue. The architects of the new museum were selected following an international tender process. For the winning design, the Japanese architects envisioned an interactive and welcoming, yet modern 21st century building to occupy the Varosliget. The Japanese firm already has a number of outstanding museum buildings to its name, including the new Louvre Museum in Lens and the New Contemporary Art Museum in New York.

プリツカー賞受賞建築家のシェリー・マクナマラへのインタビュー動画「楽観的でなければ建築家にはなれない」。ルイジアナ美術館が制作して2023年9月に公開されたもの

プリツカー賞受賞建築家の、グラフトン・アーキテクツのシェリー・マクナマラへのインタビュー動画「楽観的でなければ建築家にはなれない」。ルイジアナ美術館が制作して2023年9月に公開されたものです。

(翻訳)
「私たちは常に常識や既成概念に挑戦しています」

プリツカー賞受賞者のシェリー・マクナマラは、イヴォンヌ・ファレルとともにアイルランド、ダブリンのグラフトン・アーキテクツを支えています。

「現在の議論で非常に興味深いのは、建築がいかに独創的であるべきかということだと思います。そして、専門家として、教師として、こうしたプレッシャーにどれだけ機敏かつ迅速に応えられるかということです」

様々な危機を抱えた「恐ろしい時代」に生きるシェリー・マクナマラが、ここで彼女が言う希望の地理学について説明します:

「私たち建築家をナイーブだと言う人もいるかもしれません。しかし、私たちは人間の発明を信じています。私たちは、物事を変える建築の能力を信じているのです。私たちは教えています。私たちは、若者たちが、様々なやり方で建物を作る方法や、景観、資源、水、太陽エネルギーについて様々な方法で考えるための研究をしているのを目の当たりにしている。。つまり、あらゆる種類の驚くべきことが起こっているのです」

「あなたたちは、建築家としての考え方に挑戦しなければならなりません。しかし、信念と楽観主義を持つことも重要だと思います。ある意味、楽観的でなければ建築家にはなれない。あなたは、明日起こる何かを作っているのです。それは今日ではないんです。だから、未来のことを考えている……。結局はヒューマニズムなんです」

シェリー・マクナマラ(1952年生まれ)はアイルランドの建築家で学者です。ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで学び、1974年に建築学士号を取得しました。1978年、イヴォンヌ・ファレルとともにグラフトン・アーキテクツを設立しました。2人とも1976年よりユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで建築を教えるほか、いくつかの大学でも教鞭をとっています。彼らの国際的な学術的役割には次のようなものがあります: EPFLローザンヌ校客員教授、ハーバード大学GSD丹下健三講座、イェール大学ルイス・カーン講座、スイス・メンドリシオ建築アカデミー客員教授など。また、アイルランド王立建築家協会(RIAI)のフェロー、英国王立建築家協会(RIBA)の国際名誉フェロー、アイルランドの著名な芸術団体であるアオスダーナの選出メンバーでもあります。

畝森泰行による、東京の自邸「Houses」の様子とインタビューを収録した動画。2023年6月に公開されたもの リナ・ゴットメとハンス・ウルリッヒ・オブリストの対談の動画。2023年6月にリナが設計したサーペンタイン・パヴィリオン2023で行われたもの

リナ・ゴットメハンス・ウルリッヒ・オブリストの対談の動画。2023年6月7日にリナが設計したサーペンタイン・パヴィリオン2023で行われたものです。アーキテクチャーフォトでは会場となった「サーペンタイン・パヴィリオン2023」を特集記事として掲載しています。

(翻訳)
建築家リナ・ゴットメとサーペンタイン・アーティスティック・ディレクターのハンス・ウルリッヒ・オブリストが、サーペンタイン・パビリオン2023について語り合います。「未来の考古学」と表現するゴットメの建築へのアプローチや、彼女が初めて設計した建物、作品における自然の役割、若い建築家へのアドバイスなどに言及します。

(原文)
Architect Lina Ghotmeh and Serpentine Artistic Director Hans Ulrich Obrist discuss the Serpentine Pavilion 2023. They touch upon Ghotmeh’s approach to architecture, which she describes as an “Archaeology of the Future”, as well as the first building she designed, the role of nature within her work, and her advice to a young architect.

BIGのビャルケ・インゲルスの講演の動画。建築を通して地球が直面する課題と解決策に向合う内容。2022年11月に行われたもの

BIGのビャルケ・インゲルスの講演の動画です。建築を通して地球が直面する課題と解決策に向合う内容となっています。2022年11月にサミット・パーム・デザートで行われたものです。

(翻訳)
タイム誌の「最も影響力のある100人」のひとりに輝いたデンマークの建築家、ビャルケ・イングレスは、コストや資源に配慮しながら、プログラム的にも技術的にも革新的な建築物を設計することで高い評価を得ています。何年にもわたる情熱的な研究の末、ビャルケは地球を救うための考え抜かれた計画を、彼自身のプロジェクトや、針路を推し進める他のコンセプチュアルな創造物を用いて示しています。このトークでは、建築というレンズを通して、地球が直面する課題(そして解決策)を見つめます。

(原文)
Acclaimed Danish architect and one of Time Magazine’s 100 Most Influential People, Bjarke Ingles has developed a reputation for designing buildings that are as programmatically and technically innovative as they are cost and resource conscious. After years of passionate research, Bjarke lays out a well-thought-out plan for saving the planet, using his own projects as well as other conceptual creations that are pushing the needle. In this talk, we peer through the lens of architecture and at the challenges (and solutions) ahead for Earth.

松隈洋による講演会「モダニズム建築は何を求めたのか 日常を形づくる建築の在り方を切り拓いて」の動画。2023年8月に行われたもの

松隈洋による講演会「モダニズム建築は何を求めたのか 日常を形づくる建築の在り方を切り拓いて」です。2023年8月6日に行われたものです。

2023年8月6日に建築家会館(東京・渋谷区)で行われた松隈洋氏(神奈川大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授)の講演会「モダニズム建築は何を求めたのか~日常を形づくる建築の在り方を切り拓いて」です。

隈研吾へのインタビュー動画。自身のキャリアを回顧する内容。上海での建築展の様子や代表作の写真等も紹介

隈研吾へのインタビュー動画です。自身のキャリアを回顧する内容となっています。また、2023年10月6日まで行われる上海での建築展の様子や代表作の写真等も紹介されています。

(翻訳)
7月から10月にかけて、上海の佛山アートセンターで隈研吾の最大の回顧展が開催されました。あまりに先鋭的なデザインの建物を建てたために東京の建築業界から10年以上追放され、田舎に行ってゼロから始めるしかなかった彼は、一歩ずつ大復活を遂げ、徐々に20カ国以上のプロジェクトを所有するようになりました。8月、長い間公の場に姿を見せなかった彼が上海にやってきたので、話を聞きました。

(原文)
From July to October, Kengo Kuma’s largest retrospective exhibition was held at the Fosun Art Center in Shanghai. He was expelled from Tokyo’s architectural industry for more than a decade for a building that was too radical in design, and he had to go to the countryside to start from scratch, making his big comeback step by step, gradually owning projects in more than 20 countries. In August, he came to Shanghai after not being seen in public for a long time, and we talked to him.

保阪猛による、約38㎡の自邸「LOVE HOUSE」(2005年竣工) の現在の様子を紹介する動画。2022年2月に公開されたものでインタビューも収録(日本語)

保阪猛が設計した、神奈川・横浜市の約38㎡の自邸「LOVE HOUSE」(2005年竣工) の現在の様子を紹介する動画です。2022年2月に公開されたもので保坂のインタビューも収録されています(日本語)。写真等はこちらのページで閲覧可能です。

(翻訳)
3.3m×10mのシンプルな白い箱の中に、窓はなく、長方形のドアが1つあるだけのLoveHouseは、建築家 保阪猛の「外に住んでいるような感覚を味わえる家に住みたい」という夢を叶えました。家に入ると、カーブした中庭と家の2階へと導く屋外階段が迎えてくれます。上部は、座って本を読んだりコーヒーを飲んだりする場所としてよく使われ、グリフィス・アッシュの木を通り過ぎ、木枠のガラス・ポケット・ドアを通ってメインのリビング・スペースへと続いています。メインのリビングエリアはシンプルで、最小限の家具と明かりはろうそくだけ。隣接するキッチンには、2.7mのカウンター、3口ガスコンロ、冷蔵庫、食器洗い機がカウンターと壁の間の小さなスペースにすっきりと収まっています。かつては寝室だった1階は、現在はくつろぎのスペースとして使われ、トイレとバスルームもあります。この家の考え抜かれたデザインと屋内外のライフスタイルは、都市ではめったに見られない方法で日常生活と自然を結びつけています。

(原文)
Set inside a simple 3.3.m x 10m white box with no windows and only one rectangular door, creating LoveHouse fulfilled architect Takeshi Hosaka’s dream to live in a house that feels like you are living outside. Entering the home, you’re greeted by a curved courtyard and outdoor staircase leading to the second floor of the house. The top, often used as a place to sit, read and drink coffee, leads into the main living space past a Griffiths Ash Tree and through a series of wooden framed glass pocket doors. The main living area is kept simple, with minimal furniture and only a candle for light. The adjoining kitchen accommodates a 2.7m counter, 3 burner gas stove, an integrated fridge and dishwasher neatly squeezed into a small space between the counter and the wall. The first floor, once the bedroom, is now used as a relaxation space, and also contains the toilet and bathroom. The home’s thoughtful design and indoor/outdoor lifestyle connect daily life with nature in a way seldom seen in cities.

また、保坂は二件目の自邸として、東京・文京区に約18㎡の「LOVE2 HOUSE」を2019年に完成させています。その動画も以下に掲載します。

妹島和世によるプレゼンテーションの動画。イギリスの建築誌主催のアワードの受賞記念に2023年3月に行われたもの

妹島和世によるプレゼンテーションの動画です。イギリスの建築誌主催の、女性とノンバイナリーを対象とした建築関係者を称えるアワードの受賞記念に2023年3月3日に行われたものです。詳細はこちらに

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