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デヴィッド・チッパーフィールドのプリツカー賞授賞式の動画。2023年5月にギリシャ・アテネで行われたもの

デヴィッド・チッパーフィールドのプリツカー賞(2023年)授賞式の動画です。2023年5月にギリシャ・アテネで行われたものです。アーキテクチャーフォトでは、チッパーフィールドの代表作品の写真と受賞時のリリーステキストを特集記事として紹介しています。

(翻訳)
プリツカー賞45周年を記念したこのドキュメンタリービデオには、5月24日にアテネの古代アゴラで開催された授賞式で、2023年受賞者のデイヴィッド・チッパーフィールド、マレヴァ・グラボウスキー、ハイアット財団会長のトム・プリツカー、審査委員長で2016年受賞者のアレハンドロ・アラヴェナが行ったスピーチが収録されています。

ビデオには、過去にプリツカー賞を受賞したラファエル・モネオ(1996年)、ノーマン・フォスター(1999年)、ラファエル・アランダ、カルメ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタ(2017年)、イヴォンヌ・ファレルとシェリー・マクナマラ(2020年)、アンヌ・ラカトンとジャン=フィリップ・ヴァッサル(2021年)、フランシス・ケレ(2022年)と、審査員のバリー・バーグドール、デボラ・バーク、スティーブン・ブレイヤー、アンドレ・コレア・ド・ラゴ、妹島和世(2010年受賞者)、ベネデッタ・タリアブーエ、ワン・シュウ(2012年受賞者)、そしてマヌエラ・ルカ=ダジオ事務局長のコメントが収録されています。

デヴィッド・チッパーフィールドはこう述べています。
「より良く、より美しい世界は、環境と平等という課題に焦点を当てなければならない。 これらの課題とは無関係に達成された建築は、あまり意味を持たなくなり、何をもって私たちが美しいと判断するかという感覚そのものに影響を与えることになるだろう」

また、セレモニーのハイライト版も公開されており、こちらは記事末尾に掲載します。

建築家の千葉学と西澤徹夫の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第9回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、アルド・ファン・アイク、吉村順三、OMA、香山アトリエ/環境造形研究所の作品の写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論
建築家の千葉学と西澤徹夫の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第9回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、アルド・ファン・アイク、吉村順三、OMA、香山アトリエ/環境造形研究所の作品の写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論左:西牧厚子(ファシリテーター)、中:千葉学、右:西澤徹夫 許可を得て掲載

建築家の千葉学と西澤徹夫の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第9回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信されています。
其々が選んだ、アルド・ファン・アイク、吉村順三、OMA、香山アトリエ/環境造形研究所の作品の写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論しています。視聴申込期間は、2024年1月15日(月)まで。また、本記事では、テーマとなった写真と語られた内容のキーワードも掲載します。【ap・ad】

LIXILと「新建築住宅特集」は、これまで「穴が開くほど見る──建築写真から読み解く暮らしとその先」と題し、名作住宅の建築写真を隅々まで掘り下げて読み取る企画を展開してきました。

1枚の写真から時代背景、社会状況、暮らし、建築家の思いなど、読み取る側の想像も交えながら細部まで紐解くことで、時代を超えた大切なものを見つめ直し、未来に向けた建築のあり方を探ります。

今回は、「新建築住宅特集」23年12月号に掲載された、本企画 第9回目の千葉学氏と西澤徹夫氏の対談動画を、期間限定で配信いたします。ぜひご登録のうえ、ご視聴ください。

(2023年10月23日 東京都港区 堀ビルにて収録)

千葉学が語る自身の学生時代(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

1982年に建築学科に入学 / 入学時はポストモダンの全盛期の頃 / ポストモダンの建築には心が動かなかった / 雑誌を読み込むというより実際に見に行っていた / 写真と体験した空間が大きく違っていた / 写真は信用できないとおもっていた / 建築を理解する為に図面のトレースを行っていた / その他

アーキテクチャーフォト編集部が抜粋

西澤徹夫が語る自身の学生時代(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

課題と課題の合間に図書館で雑誌のバックナンバーを見ていた。 / ぼくらの世代はナチュラルボーンポストモダニスト / 理論から入るというよりも新しい表現を探していた / レファレンスを探す為にひたすら見ていた / 図面を読む訓練を意識的にしていた / 図面を見てパースをスケッチしていた / その他

アーキテクチャーフォト編集部が抜粋
豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の記念講演会の動画。監修者でワシントン大学教授のケン・タダシ・オオシマと、特別アドバイザーでライト財団副代表のジェニファー・グレイが登壇

豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の記念講演会の動画です。監修者でワシントン大学教授のケン・タダシ・オオシマと、特別アドバイザーでライト財団副代表のジェニファー・グレイが登壇しています。2023年10月21日に行われたもの。

「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展、監修者ケン・タダシ・オオシマ氏と特別アドヴァイザーのジェニファー・グレイ氏による記念講演会を開催します。

講師:
ケン・タダシ・オオシマ氏(ワシントン大学建築学部教授 )
ジェニファー・グレイ氏 (フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター)
*使用言語: 英語(逐次通訳あり)

MVRDVのヴィニー・マースの講演の動画。RIBAとVitrAの主催で2023年6月に行われたもの

MVRDVのヴィニー・マースの講演の動画です。RIBAとVitrAの主催で2023年6月に行われたもの。

(翻訳)
今年の講演は、国際的に著名な建築家、都市計画家、ランドスケープアーキテクトであり、オランダのプラクティスMVRDVの共同設立者でもあるウィニー・マース氏によるもの。

これは、2023年6月22日にロンドンのポートランド・プレイス66で開催されたライブイベントの録画です。

講演の中でマースは、建築がいかに物理的な形を超え、人々の間に新たなつながりや相互作用を生み出すツールとなるかを探求し、デザインの選択がいかに私たちの空間体験を形成し、私たちの振る舞いに影響を与えるかを掘り下げ、思慮深い建築がいかにコミュニティ、コミュニケーション、創造性を育むことができるかを示した。

(原文)
This year’s talk was given by internationally renowned architect, urbanist, landscape architect, and co-founder of the Dutch practice MVRDV, Winy Maas.

This is a recording of a live event that took place at 66 Portland Place, London on 22 June 2023.

In his lecture, Maas explores how architecture transcends physical forms and becomes a tool for creating new connections and interactions between people, delving into the ways in which design choices can shape our experiences of space and influence our behaviours, showing how thoughtful architecture can foster community, communication, and creativity.

内藤廣の講演会の動画。自身の建築展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の開催に合わせて2023年9月に行われたもの 青木淳と西澤徹夫らが登場する動画「京都市美術館リニューアル事業記録映像」。設計プロセス等の解説に加えて施工現場と竣工後の様子等も紹介

青木淳西澤徹夫らが登場する動画「京都市美術館リニューアル事業記録映像」です。設計プロセス等の解説に加えて施工現場と竣工後の様子等も紹介されています。

京都市美術館では、2020年に国内の文化施設では他に例の無い大規模改修が行われました。本映像は3年間のリニューアル工事期間中の様子と共に、新しい建物の構想と設計過程について、設計者の青木淳、西澤徹夫が語り、さらに89年に及ぶ当館の歴史の紹介、そこから影響を受けた現代の作家たちへのインタビューにより構成されています。

「京都市美術館リニューアル事業記録映像」
収録期間:2017-2020年
出演:中谷至宏、潮江宏三、青木淳、西澤徹夫、森口邦彦、植松奎二、森村泰昌、児玉靖枝、やなぎみわ
インタビュアー:中谷至宏、岸本康
映像制作:Ufer! Art Documentary
監督:岸本康

第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示「愛される建築を目指して」の報告会の動画。大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美・森山茜・水野太史・土井亘が参加して2023年8月に行われたもの

第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」の報告会の動画です。大西麻貴・百田有希原田祐馬多田智美森山茜水野太史土井亘が参加して2023年8月26日に行われたものです。アーキテクチャーフォトでは展示の様子を特集記事として紹介しています。

国際交流基金(JF)は、第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示(開催期間:2023年5月20日~11月26日)の報告会を実施いたしました。展覧会が実現するまでの歩みや、日本館を通して実践された「愛される建築」の内容について、キュレーションチームと出展作家が語ります。

***

本年の日本館では、建築家の大西麻貴氏がキュレーター、建築設計事務所o+hの共同代表である百田有希氏が副キュレーターを務めており、建築家・吉阪隆正が手がけた日本館にスポットを当てた展覧会「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」を開催しています。テキスタイルデザイナー、窯業家、デザイナー、編集者、金工、アニメーターといった専門性の異なるチームメンバーが、吉阪が設計した日本館建築そのものを展示物と捉え、大西、百田の両氏が長年にわたり取り組んできたテーマ「愛される建築」を実践しました。

登壇者:
大西 麻貴(建築家、o+h共同代表)
百田 有希(建築家、o+h共同代表)
原田 祐馬(デザイナー、UMA/design farm代表)
多田 智美(編集者、MUESUM代表)

リモート:
森山 茜(テキスタイルデザイナー・アーティスト)
水野 太史(建築家、窯業家、水野製陶園ラボ代表)
土井 亘(dot architects)

建築写真家イワン・バーンの、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムでの展覧会「Iwan Baan Moments in Architecture」の会場の動画。バーンによるコメントも収録

建築写真家イワン・バーンの、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムでの展覧会「Iwan Baan: Moments in Architecture」の会場の動画です。また、バーンによるコメントも収録されています。アーキテクチャーフォトでは会場の様子などを特集記事として公開しています。会期は2024年3月3日まで。展覧会の公式ページはこちら

(翻訳)
現在開催中の展覧会「Iwan Baan: Moments in Architecture」をご紹介します。オランダ人写真家イワン・バーンと展覧会キュレーターのメア・ホフマンが、バーン作品の初の大規模回顧展について語ります。この展覧会は、21世紀初頭における世界の建築のパノラマ、都市と社会の文脈のパノラマ、そして建築を利用する人々のパノラマを描き出すことで、写真家の広い視野を反映しています。

(原文)
A look inside our current exhibition “Iwan Baan: Moments in Architecture”! In the film, Dutch photographer Iwan Baan and exhibition curator Mea Hoffmann give insights into the first major retrospective of Baan’s oeuvre. The exhibition reflects the photographer’s wide scope by drawing up a panorama of global architecture in the early twenty-first century, of its urban and social contexts, and of the people who use it.

以下に、会場写真とリリーステキストの翻訳も掲載します。

テキスタイルデザイナー森山茜の作品制作に密着したドキュメンタリー動画。ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館での作品制作のプロセスやコメントを収録

video©岩本健太映像制作事務所

テキスタイルデザイナー森山茜の作品制作に密着したドキュメンタリー動画です。
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館での作品制作のプロセスやコメントを収録しています。動画の制作は岩本健太映像制作事務所。アーキテクチャーフォトでは、日本館の様子を特集記事として掲載しています。

坂茂へのインタビュー動画。芝浦工業大学が制作して2023年8月に公開されたもの

坂茂へのインタビュー動画です。芝浦工業大学が制作して2023年8月に公開されたものです。上記に掲載したものは前編です。

2023年4月、世界的な建築家である坂茂氏が芝浦工業大学の特別招聘教授に就任しました。 紙管(再生紙で作られた筒状の紙製品)に代表される革新的な素材および構造を開発し、“建築”という手法を用いて世界各地で自然災害や紛争に遭った人々の支援、地域の復興に尽力し続ける坂茂教授にお話を伺いました。

後編は以下に掲載します。

坂茂による、ハーバード大学での講演「Balancing Architectural Works and Social Contributions」の動画。2023年9月に行われたもの

坂茂による、ハーバード大学での講演「Balancing Architectural Works and Social Contributions」の動画です。2023年9月に行われたものです。

(翻訳)
坂茂は1957年東京生まれる。アメリカで建築を学んだ後、1985年に東京で坂茂建築設計事務所を設立しました。現在、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構えています。木、紙、竹を使った革新的な建築で知られる彼のデザインは、環境とエコロジカル・デザインへのこだわりと相まって、数々の賞を受賞し、世界中の著名な機関から常に高い評価を受けています。

1995年、NGO VAN(Voluntary Architects Network)を設立。建築家が社会のために何ができるかを自問自答し、30年近く世界中の戦争難民や被災地への支援活動に取り組んできました。様々な活動を続ける建築家・坂茂の原点、原動力、そして願いについて語ります。

(翻訳)
Shigeru Ban was born in Tokyo in 1957. After studying architecture in the United States, he established Shigeru Ban Architects in Tokyo in 1985. He currently has offices in Tokyo, Paris, and New York. Known for his innovative architecture using wood, paper, and bamboo, his designs, coupled with his commitment to environmental and ecological design, have received numerous awards and constant recognition from prominent institutions around the world.

In 1995, he founded the NGO VAN (Voluntary Architects Network). Asking himself what architects can do to benefit society, he has been working for nearly 30 years to provide assistance to war refugees and disaster-stricken areas around the world. He will talk about the beginnings, driving force, and wishes of Shigeru Ban, an architect who continues various activities.

ノーマン・フォスターへのインタビュー動画「我々には力がある。そして私たちはそれを使うべきなのだ」。ルイジアナ美術館の制作で2023年10月に公開されたもの

ノーマン・フォスターへのインタビュー動画「我々には力がある。そして私たちはそれを使うべきなのだ」です。ルイジアナ美術館の制作で2023年10月に公開されたものです。

(翻訳)
現代のアイコンの一人、ノーマン・フォスターが、この世界における建築家とデザイナーの重要な役割と、それが直面する課題について語ります。

「都市は、富、技術革新、繁栄、そして人生におけるあらゆる良いものを生み出す源です」フォスターは、人間と社会的動物としての私たちの性質の間にある複数のつながりと相互依存を強調しています。「都市は実に2つの要素から成り立っています。ひとつは個々の建物です。もうひとつはインフラストラクチャーです。つまり、コネクション、公共スペース、橋、地下鉄、港、港湾、空港などです。インフラストラクチャーは、個々の建物を結びつける都市の接着剤と言えます。そして、デザインの専門性は、建築とインフラのミックスに完全に統合されています。この意味で、私たちは未来への鍵を握っているのです」

(原文)
Meet one of the icons of our time, Norman Foster, who reflects on the vital role of architects and designers in our world and the challenges it faces.

“Cities are the generators of wealth, of innovation, of prosperity, of all the good things in life.” Foster emphasises the multiple connections and interdependencies between humans and our nature as social animals. “The city is really two elements. It’s the individual buildings. But it’s also the infrastructure – the connections, the public spaces, the bridges, the subways, the portals, the harbours, the airports. The infrastructure is the urban glue that binds the individual buildings together. And the design professions are totally integrated into that mix of buildings and infrastructure. So, in this sense, we hold the key to the future.”

妹島和世の講演「環境と建築」の動画。小泉雅生との対談も収録。東京都立大学グローバル教養講座の一環として行われ2023年10月に公開されたもの

妹島和世の講演「環境と建築」の動画です。小泉雅生との対談も収録されています。東京都立大学グローバル教養講座の一環として行われ2023年10月に公開されたものです。

金沢21世紀美術館などをデザインしプリツカー賞を受賞した建築家 妹島和世氏が、経験を交えながら自身の建築の狙いや思想について語ります。
都立大学都市環境学部教授の小泉雅生先生との対談も行います。

講師 :妹島 和世 氏(建築家)
略歴 :1987年に妹島和世建築設計事務所を設立。1995年に西沢立衛とSANAAを設立し、2010年にプリツカー賞を受賞した。イタリア発の芸術の祭典、第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務めた。主な建築作品に金沢21世紀美術館、Rolexラーニングセンター(スイス)、ルーヴル・ランス(フランス)などがある。

バロッツィ・ヴェイガのインタビュー動画。スペインを拠点とし数々の国際的なアワードを受賞してきた建築家。2023年10月に公開されたもの

バロッツィ・ヴェイガへのインタビュー動画です。スペインを拠点とし数々の国際的なアワードを受賞してきた建築家です。2023年10月に公開されたもの。

(翻訳)
高い評価を得ているバロッツィ・ヴェイガ建築スタジオは、2004年にファブリツィオ・バロッツィとアルベルト・ヴェイガによってバルセロナに設立されました。同事務所は、すべてのプロジェクトにおいて、常に卓越性を基本目標として掲げてきました。その象徴的な文化的、都市的、教育的建築物によって、このスタジオは国際的な称賛を得ています。

バロッツィ・ヴェイガの建築ヴィジョンは、公共分野、民間分野の両方を包含しています。緻密な技術と考え抜かれたデザインが特徴で、彼らのプロジェクトは世界中の人々を魅了しています。リベラ・デル・ドゥエロ本部(2011年)、アギラスのインファンタ・エレナ公会堂(2011年)、シュチェチン・フィルハーモニック・ホール(2014年)は、建築界に消えない足跡を残したスペインチームの作品のほんの一部にすぎません。

イノベーションを強く志向するバロッツィ・ヴェイガは現在、スペイン、ベルギー、中国、ドイツ、イギリス、アラブ首長国連邦、アメリカなど、世界中で画期的なプロジェクトに取り組んでいます。その専門知識と建築的ヴィジョンが評価され、スタジオは権威あるシカゴ美術館のマスタープランを手がけることになりました。

バロッツィ・ヴェイガのデザインの力は、数々の賞を受賞するなど、広く評価を獲得しています。設立当初から、スタジオの専門知識は、アジャック・ヤング・カタロニア・アーキテクト賞(2007年)、バルバラ・カッポチン国際建築賞(2011年)、イタリア建築金賞(最優秀初作品賞)(2012年)、イタリア建築ヤング・タレント賞(2013年)、デザイン・ヴァンガード賞(2014年)といった権威ある賞で確認されています。

安藤忠雄による講義の動画「The architecture and life of Tadao Ando」。GREAT MINDSの制作で2023年8月に公開されたもの(日本語)

安藤忠雄による講義の動画「The architecture and life of Tadao Ando」です。韓国のGREAT MINDSの制作で2023年8月に公開されたものです。日本語で語られています。

(翻訳)
安藤忠雄という15歳の非都市部の少年は、地元の大工に触発されて建築家になることを夢見ていたが、その道のりは険しいものだった。大学の学位も専門的な訓練も受けていない人間である彼にとって、仲間から尊敬を集めるのは難しいことだった。

しかし、彼は決してあきらめず、旅を教室に、本を教科書にして独学で建築を学びました。彼の初期の作品である「住吉の長屋」は、日本の建築界で脚光を浴びました。人間の魂が宿る家づくりを夢見た安藤忠雄は、自然と建築と人間をつなぐ建築スタイルで「光の教会」や「水上の教会」を手がけ、世界的な注目を集めました。

そんなある日、直島という人けのない島を再生させるという話が舞い込んできた。そこで彼は、地中美術館やベネッセハウスミュージアムを建設し、ひっそりした島を新しい文化に生まれ変わらせた。

ダイナミックな建築家としてのキャリアのさなかに、膵臓がんという予期せぬ知らせが飛び込んできた。手術を乗り越えてからは、より一層仕事に打ち込むようになった。彼はいつか、自分が建築の知識を広げるために本を使ったように、子供たちが新しい方法で世界を見ることができるような子供図書館を作りたいと考えている。そうすることで、彼の夢である地球を中心とした哲学を実現したいと考えている。

西澤徹夫が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会「偶然は用意のあるところに」を解説している動画

西澤徹夫が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会「偶然は用意のあるところに」を解説している動画です。
アーキテクチャーフォトでは、この展覧会を特集記事として紹介しています。会期は2023年11月26日まで。

以下は、展覧会公式の概要です。

今回の展覧会は、「京都市京セラ美術館」※1や「八戸市美術館」※2をはじめとする文化施設や美術展の会場構成など美術館関係の仕事を数多く手掛けている建築家・西澤徹夫氏の初の個展です。
「建築の全体性とは、どこまでのことを指すのか?」と西澤氏は問います。建築が扱う対象はどんどんふくらんでいくこと、具象として現れたものの裏側にこそ、私たちが建築と呼ぶものの核心のようなものが内在していること。そのような不可視のものを計画することの過程にこそ建築の魅力があるのではないか、と述べています。
タイトルの「偶然は用意のあるところに」は、いまだ見えていない核心に触れるためにできうる限りすべての準備を整えておくという、氏の建築との真摯な向き合い方を表した言葉だと言えます。西澤氏の緻密な設計と現場での限りない「チューニング」の積み重ねによって生まれる建築が、訪れる人に悦びや新しい発見をもたらすことも、こうした姿勢から生まれる幸運のひとつなのかもしれません。
氏はこの展覧会を「自らも未だ気づいていない何かを発見するプロジェクト」と捉えています。本展覧会を通して、訪れた人が建築の抱えている豊かな内面について想いを巡らし、それらを見出す手がかりになれば幸いです。

共同設計者:※1青木淳建築計画事務所、※2浅子佳英・森純平

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