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日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」

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中山英之論考色彩にまつわる設計手法
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2020」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto」のコラボレーションによる特別連載企画です。4人の建築家・デザイナー・色彩計画家による、「色」についてのエッセイを読者の皆様にお届けします。建築家の中山英之氏が担当する第1回目、後編は自身の作品と色彩について綴っていただきました。前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」はこちら

 
「塗られなかった壁」が生まれるとき

text:中山英之

 
 
マルセル・デュシャンというアーティストが、モナ・リザの絵葉書に髭を落書きして言いました。「私はモナ・リザを書き換えた」。いやいや、それは絵葉書じゃないか。誰もがそう言って笑いましたが、彼はこう言ってのけました。「この瞬間、ルーブルのそれは髭を剃ったモナ・リザになったのだ」と。

この有名なエピソードが僕は好きです。世界は一人がつくるものではなくて、たくさんの人間がいろいろなことを考えることで、毎日生まれ変わっていく。誰かが何かを描くと、そこに1枚の絵が生まれるだけでなく、その絵の存在はそれまでの世界を別の何かに変化させてしまうことだってある。そういう新鮮な連鎖としての世界を、このアーティストは悪ふざけのような軽やかさで描き出してみせたのでした。

このデュシャンの論法にはもう1つ、人間の認知に関する面白い特徴が用いられています。それは、人間は「ない」ということを対象化することができる、という特徴です。どういうことか。たとえばレンガで家を建てて、ペンキで真っ白く塗ったとします。ほとんど塗り終えて、一部だけ元のレンガの色そのままの壁を塗り残すと、私たちはその壁にこんなふうな印象を抱きます。「これは塗られなかったレンガである」。塗る前はただのレンガでしかなかったものが、いつの間にか「塗られなかった」レンガになってしまう。面白いですよね。つまり、実は「塗る」ということは、同時に「塗らない」ことを生み出すことでもあるのです。

コンクリート造の住宅で、この「塗る」ことについて考えてみたことがあります。はじめに訪れた敷地は、砂利敷きの青空駐車場と隣家の大きな壁に挟まれていました。素敵なことに、この大きな壁の主人はその壁を、越してくる未来の隣人のために真っ白く塗り直してくれていたのでした。

白い大きな壁と砂利の空き地に挟まれた敷地で考える、コンクリートの家。

僕たちは、この並びに新しい家を加えることで、そこに3つめの特徴を付け加えることに躊躇を感じました。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」敷地とその周辺。均質に感じる街並みを、その場所の特徴はそのままに、別の質をもった固有の経験に読み直す。 図版提供:中山英之建築設計事務所

そこで、手始めに建築から通りに面した立面をなくすことにしました。すると建築は、2つの大きな面が鋭角に出会うようなかたちになりました。次に、屋根を白い壁の側に傾けます。そうして雨水が伝うこととなったこちらの面に塗る保護塗料の色に、同じ白を選びました。ついでに窓サッシにも、隣の家のものによく似たものを取り付けました。この隣家の白い大きな壁に面した窓からは、そこに当たった太陽の光を反射した柔らかい光が、画家のアトリエのように取り込まれます。一方駐車場側には、砂利と同じ色のコンクリートの壁が、塗られないまま残されました。こちら側の窓は、バックする車へのサインと、空き地を照らす街灯のような配置になっています。こうして3つ並んだ敷地は、街灯つきのグレーの空き地と、明るい光が乱反射する白い谷、2つの場所になりました。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」街灯つきのグレーの空き地(左)と、明るい光が乱反射する白い谷のような空間(右)。3つ並んだ敷地が、2つの場所になる。 図版提供:中山英之建築設計事務所

サイコロは一度に3つ以上の数字が読めないけれど、人より大きな建築では読める目が2つに減ります。住宅街ではそうした状況に拍車がかかって、立体の大半が想像で補われるような世界です。僕たちのしたことは、家という立体のかたちを工夫することで、さらに読める数字を減らす試みだった、とも言えます。そうすることで、敷地と家のセット、という単位の羅列がつくり出す、それぞれの多様さとは裏腹に、むしろ均質に感じる街並みを、その場所の特徴はそのままに、別の質をもった固有の経験に読み直そうと考えたのでした。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」砂利敷きの駐車場と、白く塗装された隣家の壁に挟まれた敷地。 図版提供:中山英之建築設計事務所
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」「Y邸」(設計:中山英之建築設計事務所、2012年) 図版提供:中山英之建築設計事務所

建築、とりわけ都会のそれは、あらかじめ様々な意味で満たされた世界に、何かを描き足す営為に違いありません。だからこそ、そこに既にある対象は描かれる何かと関係を持ち合って、そこから新しい意味の連鎖が生まれる。家を自分の好きな色で塗ることももちろん素敵なことだけど、僕は建築のそういう不思議で複雑なところに、面白さを感じているのだと思います。

*中山英之著『中山英之|1/1000000000』(LIXIL出版、2018年)より一部抜粋のうえ加筆修正


中山英之(なかやま・ひでゆき)
1972年福岡県生まれ。1998年東京藝術大学建築学科卒業。2000年同大学院修士課程修了。伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2007年に中山英之建築設計事務所を設立。2014年より東京藝術大学准教授。主な作品に「2004」(2006年)、「O邸」(2009年)、「Yビル」(2009年)、「Y邸」(2012年)、「石の島の石」(2016年)、「弦と弧」(2017年)、「mitosaya 薬草園蒸留所」(2018年)など。主な著書に『中山英之/スケッチング』(新宿書房、2010年)、『中山英之|1/1000000000』(LIXIL出版、2018年)など。主な受賞にSD Review 2004 鹿島賞(2004年)、第23回吉岡賞(2007年)、Red Dot Design Award(2014年)などがある。


「色彩にまつわる設計手法」アーカイブ

  • 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」

日本ペイント主催の国際学生コンペティション「AYDA2020」について

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」

森田真生・藤原徹平・中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペティション「AYDA2020」が開催されます。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待(旅費滞在費含む)と日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待、賞金30万円が贈られます。登録締切は、2020年11月12日(木)。提出期限は、2020年11月18日(水)とのこと。

より詳しい情報はAYDA2020公式サイトでご確認ください
ayda.jp

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2020.09.15 Tue 07:06
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    丹下健三、グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビュー

    SHARE 丹下健三、グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビュー

    日程
    2020年10月10日(土)
    –
    12月20日(日)
    architecture|exhibition
    アート展石元泰博
    丹下健三、グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビュー《桂離宮 中書院東の庭から中書院、楽器の間、新御殿を望む》ゼラチン・シルバー・プリント 1953,54年 photo©高知県,石元泰博フォトセンター / 高知県立美術館蔵
    丹下健三、グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビュー《東京都新都庁舎計画(磯崎新)》ゼラチン・シルバー・プリント 1991年頃 photo©高知県,石元泰博フォトセンター / 高知県立美術館蔵
    丹下健三、グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビュー《牧野富太郎記念館(内藤廣)》ゼラチン・シルバー・プリント 1999年 photo©高知県,石元泰博フォトセンター / 高知県立美術館蔵

    丹下健三、ワルター・グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍(リンク先はLIXILのサイトで書籍の紹介に加え、石元と内藤廣の対談も掲載)などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビューします。会期は2020年10月10日~12月20日。展示作品は12のテーマに沿って分類される予定ですが、その内7つのテーマが都市や建築に関わるもので、建築に携わる人たちにとっても親和性の高い展覧会と言えます。

    写真家・石元泰博の生誕100年を祝し、10月10日[土]より12月20日[日]まで「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」を開催いたします。

    アメリカに生まれ、シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)に学んだ写真家石元泰博(1921-2012)は、対象の構造的、空間的特性を鋭く捉えた作品によって、写真界はもとより、広く建築、デザイン、美術にわたる戦後日本の芸術界に大きなインパクトを与えました。バウハウスの流れを汲む近代的な視点から日本の伝統建築を撮影した桂離宮シリーズ、丹下健三、磯崎新、内藤廣ら同時代の建築家の作品を撮った作品、そしてライフワークとなったシカゴと東京の人と街を捉えた作品など、その成果は内外で高く評価されています。対象の本質と写真の可能性へのあくなき探究心、そして緻密な暗室作業による厳格なプリントの美学は、デジタルが一般化した今日において一層の輝きを放っています。

    2021年は石元泰博の生誕100年にあたります。この記念すべき年に向け、石元の足跡を過去最大規模で回顧する展覧会シリーズを当館と東京都写真美術館、高知県立美術館との共同で開催いたします。本展は「伝統と近代」を切り口として、作家活動の前半に軸足を置き、多様な被写体を貫く石元の眼差しに注目します。なお東京都写真美術館では、「生命体としての都市」をテーマに独自の都市観にフォーカスし、中盤から晩年に至る作品を選りすぐります。2つの展覧会を通して、より多角的な視点から石元の活動の全貌が明らかとなるでしょう。高知県立美術館では来年1-3月に集大成となる展示を行います。

    リリーステキストより

    以下で、12のテーマとその写真をプレビューします(テキストはリリースより)。

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    アート展石元泰博
    2020.09.15 Tue 18:49
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    トラフによる、東京・千代田区丸の内の、店舗「PISTA&TOKYO 東京ギフトパレット店」の写真

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    architecture
    東京店舗鈴野浩一禿真哉千代田区
    トラフのウェブサイトに、東京・千代田区丸の内の、店舗「PISTA&TOKYO 東京ギフトパレット店」の写真が掲載されています
    torafu.com

    トラフのウェブサイトに、東京・千代田区丸の内の、店舗「PISTA&TOKYO 東京ギフトパレット店」の写真が8枚掲載されています。

    ピスタチオの魅力を伝えるピスタチオスイーツの専門店「PISTA&TOKYO」一号店のための内装計画。敷地となるJR東京駅一番街の「東京ギフトパレット」には、ギフトやテイクアウトを中心に店舗が多数立ち並ぶ。彩り豊かな、人通りの多いエリアに、上質なブランドイメージが際立つ店舗が求められた。

    小さな店内は、様々な素材を全て同じカラートーンに調整した。天井や壁面のプリントクロスは彩度の低い緑、カウンターの突板やリノリウム、床は濃い緑とし、それに対して背面の壁は、ピスタチオを想起させる色鮮やかな緑とした。

    カウンター上のペンダントライトは、ピスタチオの形から着想を得て特注で製作。パンチングメタルから溢れる光が、華やかな印象を添える。

    鮮やかな緑と芳醇な味わいの “ナッツ界の女王”と呼ばれるピスタチオを使用した、贅沢な時間を引き立てるスイーツが織りなすブランドの世界観が明確に伝わるような店舗を目指した。

    torafu.com
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    東京店舗鈴野浩一禿真哉千代田区
    2020.09.15 Tue 18:43
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    ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティングによる、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」の動画

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    architecture|video
    講演録ラファエル・モネオサラ・ホワイティング

    ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティング(Sarah Whiting)による、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」の動画です。現地時間2020年9月14日に開催されたもので。イベントの公式ページはこちら。

    Event Description:

    What is it, to learn architecture? In a tribute to pioneering architect and educator, John Hejduk, Dean Sarah Whiting will interview Spanish architect Rafael Moneo about architectural pedagogy past, present, and future. Together, they will take up contemporary questions, examining shifts that have taken place in architectural pedagogy’s engagement of history, theory, and technology. In attempting to answer these questions, they will explore new experiments in the relationship between practice and teaching, including examples from Moneo’s own experiences. With both traditional models and contemporary departures in mind, Moneo and Whiting will speculate on future possibilities for architectural education.

    youtube.com
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    講演録ラファエル・モネオサラ・ホワイティング
    2020.09.15 Tue 18:33
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    増田信吾+大坪克亘が自身の作品「つなぎの小屋」を訪問して現地で作品解説をしている動画。能作文徳や施主も登場して批評。制作はTOTO・ギャラリー間

    SHARE 増田信吾+大坪克亘が自身の作品「つなぎの小屋」を訪問して現地で作品解説をしている動画。能作文徳や施主も登場して批評。制作はTOTO・ギャラリー間

    architecture|video
    横浜神奈川増田信吾大坪克亘

    増田信吾+大坪克亘が、神奈川・横浜市に建つ自身の作品「つなぎの小屋」を訪問して現地で作品解説をしている動画です。能作文徳や施主も登場して批評しています。制作はTOTO・ギャラリー間。

    建築家自身が作品を現場で語る「現場レポ―ト」。
    今回は、増田信吾+大坪克亘の「つなぎの小屋」(フルヤプランツ、神奈川県・横浜市)を訪問し、建築家自ら建築思考の源や設計のポイントを解説いただきます。クライアントやゲスト批評者も登場、第三者の視点からも語っていただきました。 作品に込められたおふたりの思考と、現場にいるような映像のライブ感をぜひお楽しみください。

    jp.toto.com

    フルヤプランツ Furuya Plants
    1938年創業の「古屋植木」を前身とする神奈川県横浜市の老舗植木店、フルヤプランツ。
    約3900㎡の広大な農園では海外原産の樹木を始め、草木や多肉植物など約3000種もの多種多様な植物がそろい、インドアグリーンも豊富。特にユッカやアガベなどの大型植物が充実。住宅や店舗のガーデンデザイン、メンテナンス。コンサルティングも手掛ける。
    取り扱い植物/樹木、そのツル性植物、多肉植物、エアプランツ、地被植物など植物のオーダー/可(登録業者以外の方は、一度メールにてお問い合わせ下さい)

    jp.toto.com
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    横浜神奈川増田信吾大坪克亘
    2020.09.15 Tue 07:03
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    2020.9.14Mon
    • スミルハン・ラディックによる、チリの国立公園近くに建つ住宅「Prism House + Terrace Room」の写真と図面。三角形のヴォリュームをデッキスペースを挟み2つ配置した構成が特徴的
    • 宮川清志 / SESNによる、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」
    • 森田真生・藤原徹平・中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペが開催。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待と賞金30万円が贈呈。
    • 最も注目を集めたトピックス [期間:2020/9/7-9/13]
    2020.9.16Wed
    • 【ap job更新】 株式会社 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(2021年新卒・実務経験者)を募集中
    • 中本尋之 / FATHOMによる、広島・呉市の、花店のファサード改修「FLORIST NAKAMURA」
    • 日高啓道 / まほろば設計、増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・世田谷区の「オフィスリノベーション 駒沢」
    • 平井充+山口紗由 / メグロ建築研究所による、東京の住宅「重箱ハウス」
    • 【ap job更新】 環境・福祉住環境・ファイナンシャルに精通し企画から監理まで一貫して手掛ける下町の設計事務所「かなや設計」が、正社員を募集中(独立できる力をつける働き方を応援)
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