SHARE 元木大輔 / DDAAによる著書『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』の中身をプレビュー。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への参加でも注目される建築家による初の著書
元木大輔 / DDAAによる初の著書『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』の中身をプレビューします。発売は2020年10月2日を予定。元木は、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館への参加でも注目される建築家です。元木大輔 / DDAAの作品は、アーキテクチャーフォトでも多数紹介してきており、こちらから閲覧可能です。
視点を変えるだけで、あらゆるものは素材になる。ゼロから考えずに、すでにあるものをハックする方法を獲得しよう。まわりの環境を変える工夫を身につければ、世界はより豊かで楽しいものになる!
自由に形を考えられるフルーツ・ボウルから駅の階段を使った劇場まで、さまざまなスケールのものを自らの手で作り、考えるための画期的なDIYマニュアル。
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への出展などで注目を浴びる建築家、元木大輔による初の著書!
こちらは元木自身がtwitterに投稿した本書籍の紹介内容をまとめたものです。
これは、「デザイン=工夫」と捉えることでフルーツ・ボウルから駅の階段を使った劇場まで、さまざまなスケールのものを自らの手で作り、考えるためのちょっと変わったDIY的方法論についての本です。
DIYをテーマに間口を広くを意識しつつ、ビスの留め方からタクティカルアーバニズムや都市まで、できるだけ広く深く様々なスケールのデザインについて考えていることをまとめました。この本は、写真、テキスト、イケア的な作り方マニュアルの3つの要素から構成されています。
はじめは「合板」や「スポンジ」だったDIYの材料がだんだん「ガードレール」や「駅の階段」になっていくちょっと変わったなDIYの作り方マニュアル。happaで撮影した作ったものたちの写真。写真、テキスト、ドローイング全て未発表の撮り下ろし、書き下ろしです。
ブックデザインは今までもいくつものプロジェクトでご一緒しいている安定の橋詰宗さん。巻頭カラーのグラビアページはほぼセレクトから並び順まで、ほぼゴッティンガムにお任せしました。
以下の写真はクリックで拡大します
以下は目次です。
[まえがき]デザインは工夫である
フルーツ・ボウル──多様なコンセプト
原始的な家具──前提を疑う
フレーム──リフレーミング、またはローカロリーであること
スツールハック──既成のデザインをハックする[NOTE 01]モダニズムの作った世界
ストレンジ・テンセグリティ・テーブル──かっこわるい素材は存在しない
[NOTE 02]すべては素材である
スポンジ・シェルフ──ゆるさを許容できる形
OAフロア・シェルフ──本来とは違う、ちょうどいい使われ方
ゴールド・パイプ・システム──仮設性について
3面の家具──アイデアは連鎖する
ビスキャップ・チェア──ジョイント・マニア
クッション・モジュール──やわらかいシステムをつくる
万力テーブル──分解可能なデザイン[NOTE 03]僕らの事務所は完成しない
ラッピング・ソファ──必要なものを足していく
[NOTE 04]分解できることの魅力
ラッシング・ベルト・テーブル──組み立ての可能性
[NOTE 05]都市計画とストリートアート
ベンチをボムする──ガードレールも素材のひとつ
サッカーゴール・パヴィリオン──街は改変可能性にあふれている
団地をムービーシアターに──仮設的に劇場を作る[NOTE 06]ハックできる街
駅の階段を劇場に──最小限の工夫で劇場を作る
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『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』元木大輔(著)