坂本拓也 / ATELIER WRITEが設計した、東京・中央区のドーバーストリートマーケット銀座での、ディスプレイデザイン「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance × Snow Peak 2020」です。※この展示は終了しています。
Snow PeakとNew Balanceが展開するブランド「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」のコラボレーションによるカプセルコレクションのためのディスプレイデザインです。
カプセルコレクションのテーマは、「Camp Fishing(渓流釣り)」。Snow PeakとNew Balanceによる確かな機能性、デザインディテールの融合された、唯一無二のプロダクトラインナップ。
計画地、ドーバーストリートマーケットのBeautiful Chaos(美しきカオス)というショップのコンセプトに基づき、ディスプレイに止まらないインスタレーション性が求められました。
限られた面積を活かすために、特異な会場形状に合わせて、(境界のカーブに沿わせたり、柱を避けたりして、)布のパタンを設計しました。タープポールはひとつながりとし、ハンガースタンドと、重りとしての機能も兼ねさせています。そこに張られた布が捻じれることで、一方ではアパレルをみせる背景となり、もう一方ではシューズを包み込むように変化していきます。
そして、布の継ぎ代を敢えて広く取ることで、そこに現れる襞やモアレによって、川面のような表情を演出しました。