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長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ
photo©イジュヨン

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店舗リノベーション韓国長坂常コンバージョン図面ありスキーマ建築計画イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、韓国・済州島の、カフェ「creamm」です。長坂が「見えない開発」と呼び進めている済州島塔洞での街全体の開発プロジェクトのひとつとして完成したものです(※「見えない開発」については下部のテキストを参照)。店舗の場所はこちら。

先にも述べたが、このタプトンという土地にきてARARIOが最初に手がけたのがこのARARIOミュージアムで、大通り沿いにあり、そして背も高く、さらに赤で塗られているのでこの場所のシンボルとして遠くから見てもこの町の場所がわかる存在となっている。ただ、我々が最初にこの地に訪れた時、この街を歩く人の少なさに不安を覚えたと同時に、このMUSEUMにも人が少なくそこを改善すべく、MUSEUM CAFEとして中からのつながりを作ると主にD&DEPARTMENT側にも開き街との関係も生み出した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
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長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ image©スキーマ建築計画
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ image©スキーマ建築計画
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、カフェ「creamm」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ image©スキーマ建築計画

以下、建築家によるテキストです。


先にも述べたが、このタプトンという土地にきてARARIOが最初に手がけたのがこのARARIOミュージアムで、大通り沿いにあり、そして背も高く、さらに赤で塗られているのでこの場所のシンボルとして遠くから見てもこの町の場所がわかる存在となっている。ただ、我々が最初にこの地に訪れた時、この街を歩く人の少なさに不安を覚えたと同時に、このMUSEUMにも人が少なくそこを改善すべく、MUSEUM CAFEとして中からのつながりを作ると主にD&DEPARTMENT側にも開き街との関係も生み出した。

それによって、今まで近づきずらかった美術館も身近な存在となり今まで訪れなかったお客さんが美術館に来館する機会を増やそうと考えた。それはゆくゆくはこの街を作るARARIOのハートを理解することにもつながり大事なことと考えた。それによって、今まで近づきずらかった美術館も身近な存在となり今まで訪れなかったお客さんが美術館に来館する機会を増やそうと考えた。

■建築概要

題名:creamm
設計:長坂常/スキーマ建築計画
担当:イアニスコンブ  宮下翔多
所在地:14 Tapdong-ro ARARIO museum1F, Jeju-si, Jeju-do Korea
主用途:飲食
施工:DESIGN E-YEON
協力:TOPEC(ローカルアーキテクト)
階数:1階
床面積:98㎡
構造:RC造
竣工:2020年5月
写真:イジュヨン


見えない開発

済州島の北、Tapdong。この地域は1990年代に市場やショッピングスペース、映画館などが立ち並び、済州島最大の繁華街として栄えた。その後、繁華街が済州市の南側の新都市に移り、開発が進まず、徐々に廃れ、部分的には廃墟と化して全く人が立ち寄らなくなった。

その中心にあるArario Museum Tapdong Cinemaとなっている建物は昔その地域の中心的存在の映画館だった。そこが廃業し、その後、放置され荒れ果てていたところをARARIO創始者であり、アーティストでもあるキム・チャンイル会長が訪れた。

見に来た時にはあるべき鉄骨も盗まれたバブル期には流行っていた映画館を中心に荒れ放題の町だったという。でもそんな街に可能性を感じ、まずはその映画館跡地を買い、新築を建てるのではなく、改修し美術館にコンバートした。

当時は荒れ果てた場所ということもあって値段も安くその周辺をまとめて購入し、気づいたら飛び飛びだが近隣の建物を20軒近くを所有していた。飛び飛びゆえ、一掃し、巨大な複合施設を作る訳にもいかないし、そもそもその気はなく一つ一つそこまで刻み込まれた痕跡を生かしながら改修し、このタプトンという町を再生させたいと考えたのだ。

ただ、最初に来た頃全くこの街に歩いている人がいなく本当に大丈夫だろうか?と心配にはなっていた。

そして、我々日本でも古い建物はたくさんあるが、こんなにまとめて買って一つずつ手を入れていくのは意外に少ないのではないだろうか?そんな古い建物を生かしたまちづくりにARARIOは挑戦するのだが、そこでナガオカケンメイさんのロングライフデザインという考え方はどストライクで、D&DEPARTMENT SEOULを運営するMMMGを介し、ナガオカケンメイさんと出会い、このD&DEPARTMENT JEJU by ARARIOというプロジェクトが立ち上がり、ARARIO MUSEUMと同様このタプトンという町の中心的存在にすべく計画が始まった。
我々はそこで建築から内装まで設計に携わらせていただいた。

さらに、その延長で、同時ににFREITAG storeと済州島の全土を自転車でつなぐハブになるべく作られたレンタルバイク屋「PORTABLE」が入る一棟、それからARARIO MUSEUMの下にカフェcreammを計画した。その後、コロナ禍少しずつ計画に拘らせていただいてる。

ある意味、これも開発かもしれない。ただ、一棟の一貫したデザインを全うする新築の開発に対して、このバラバラな飛び地での開発をどう捉え攻略すべきか考えた。もちろん、1棟ずつバラバラにデザインしてもより予想のつかない街になって面白いかもしれない。でも、やはりどうせなら建物を横断した人の動きを生み賑わいのある街にしたいと考え一定の共通の考えを設定したいと考え、その中から「見えない開発」という言葉が生まれた。

近づいて中が見えてこないと変化に気づかない、中に入って面白さがわかるとその先のもう一棟の建物も同じように変化があるのではないか?と期待させる。そのために極力外壁は既存のままで、中身を変えていく。

その際、グランドフロアでつながりを生むべく出来るだけピロティスペースを確保し、ハンドリフターを使って自由に植物や家具、サイクルスタンドなどが動かせるインターフェースという可動システムを利用し人のアクティビティを豊かにし街に賑わいを生み出す計画を行なった。


The ARARIO Museum Tapdong Cinema is the first building ARARIO built in the Tapdong area in Jeju, Korea. It is a tall red building along a main street, making it a landmark of this area highly visible from afar. During our first visit to the area, however, we felt uneasy to see so few people walking around. Also, there were not many people in this museum. In order to improve this situation, we made this cafe accessible from the museum so that it can be used as a museum cafe, and connected it to the city by making it open on the D&DEPARTMENT side. By doing so, we hope to make the museum more approachable and encourage more people to visit the museum. We think this is particularly important, because it will eventually help people understand sincere intentions of ARARIO who strives to create positive changes in this area.

creamm
Architect: Jo Nagasaka / Schemata Architects 
Project team: Ianis Combes Shota Miyashita
Location: 14 Tapdong-ro ARARIO museum1F, Jeju-si, Jeju-do Korea
Usage: Cafe
Construction: DESIGN E-YEON 
Collaboration: TOPEC(Local Architect)              
Number of stories: 1
Floor area: 98㎡
Structure: RC
Date of completion: March 2020
Photographer: Ju Yeon Lee


Invisible Development

Tapdong is located on the north side of Jeju Island. In the 1990’s, many buildings including a market, shopping mall, and movie theater were built in this area, and it flourished as the largest downtown area of Jeju. Later, the downtown area moved to a new city center to the south of Jeju City. The development of Tapdong became stagnant, and the area gradually declined, partially becoming abandoned and no one would stop by at all. The building at the center, which is now Arario Museum Tapdong Cinema., used to be a movie theater that played a central role in the area. After it went out of business, the building was abandoned and in disrepair when ARARIO’s Founder/Chairman and artist CI Kim (Kim Chang-il) visited. When he saw it for the first time, the steel columns and beams that should have been there had been stolen, and the building was falling apart in the rain. But he saw potential in this town, and bought the site of the former movie theater. Instead of making a new building, he renovated the existing building, and converted it into a museum. At that time, land prices around the area was low, because it was a desolate place. He purchased and ended up owning nearly twenty separate properties around the area in a dispersed fashion. Because the lots are dispersed, we can’t just wipe out the existing buildings and build a huge complex.CI Kim had no intention of doing so in the first place. He wanted to revitalize the Taptong district by renovating the existing buildings, while making use of the traces that history had carved into them one by one.
When we came here for the first time, however, there were few people walking around the area, and wondered if this project would really work.

While there are many old buildings in Japan too, it is probably not common to buy so many properties at the same time and renovate them one by one. For ARARIO, which is taking on the challenge of community development that makes use of the old buildings, the concept of “long life design” by Kenmei Nagaoka of D&DEPARTMENT was a perfect fit. CI Kim met Mr. Nagaoka through MMMG which operates D&DEPARTMENT SEOUL, and started this project, D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO, which aims to create a centerpiece of the Taptong area, like the ARARIO Museum. We were involved in the architectural and interior design for this project.

At the same time, we designed a building that houses the Freitag store, the rental bike shop Portable, which is expected to serve as a hub connecting the entire Jeju Island with bicycles, and the cafe creamm on the ground floor of the ARARIO Museum. After the coronavirus outbreak, we have been slowly involved in the project. This is not a development project to create a single new building with a consistent design, but it is still a development project of some sort. We wondered how we should view and approach the development of the many dispersed lots. It would be interesting to design each building separately to make the city more unpredictable and exciting, but we wanted to revitalize the city by creating a movement of people that would connect these buildings. In order to do this, we needed to establish a concept that would be consistent throughout this project, and came up with the term “invisible development” to describe this project. You don’t notice changes until you get closer and look inside, but once you are inside and see how fascinating the changes area, you can’t help wondering if the other building down the road might be changing in the same interesting way. In order to achieve this effect, the exterior walls are left as they are as much as possible, but the contents are changed. In doing so, we keep as much pilotis spaces as possible to create connections on the ground floor, and by introducing an interface system using hand lifters to freely move plants, furniture, and bike stands, we hope to enhance people’s activities and create a lively atmosphere in the city.

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2021.05.25 Tue 09:44
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    建築家の永山祐子のウェブサイトがリニューアル。進行中のプロジェクトや近作等の写真が閲覧可能に

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    architecture
    永山祐子鈴木力哉
    建築家の永山祐子のウェブサイトがリニューアル。進行中のプロジェクトや近作等の写真が閲覧可能に新サイトのトップページ。※許可を得て掲載
    建築家の永山祐子のウェブサイトがリニューアルされています
    www.yukonagayama.co.jp

    建築家の永山祐子のウェブサイトがリニューアルされています。進行中のプロジェクトや近作等の写真が閲覧可能になっています。デザインと制作は鈴木力哉 / PLANPOT DESIGN WORKSが手掛けています。

    永山祐子
    YUKO NAGAYAMA

    一級建築士
    1975 東京都生まれ
    1998 昭和女子大学生活科学部生活環境学科 卒業
    1998 青木淳建築計画事務所 入社
    2002 青木淳建築計画事務所 退社
    2002 永山祐子建築設計 設立

    yukonagayama.co.jp/about/
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    永山祐子鈴木力哉
    2021.05.25 Tue 17:38
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    能作淳平建築設計事務所による、東京・日本橋の、既存倉庫を改修したオフィス「101 BASE」をレポート。建て込んだ中でのカーテンウォールが周辺環境を内部に取り込む
    photo©architecturephoto

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    能作淳平建築設計事務所による、東京・日本橋の、既存倉庫を改修したオフィス「101 BASE」をレポート。建て込んだ中でのカーテンウォールが周辺環境を内部に取り込む2階オフィス。円形テーブルが特徴的。 photo©architecturephoto
    能作淳平建築設計事務所による、東京・日本橋の、既存倉庫を改修したオフィス「101 BASE」をレポート。建て込んだ中でのカーテンウォールが周辺環境を内部に取り込む組み合わせて使用可能なテーブルもこのスペースに合わせてデザインされた。 photo©architecturephoto

    能作淳平建築設計事務所が設計した、東京・日本橋の、既存倉庫を改修したオフィス「101 BASE」をレポート。建て込んだ中でのカーテンウォールのデザインが事務所らしさを生み出すと共に周辺環境を内部に取り込む建築となっています。

    こちらはアーキテクチャーフォトによるレポート

    能作淳平が改修を手掛けた中央区の路地裏に位置する倉庫を改修したオフィス「101BASE」を訪問した。
    広告に関わる企業の新しいワークスペースになるのだという。計画はこのコロナ禍の中進行された。既にクライアント企業ではテレワークでの勤務が定着しており、今まで使用していたオフィススペースの使用を取りやめ、この「101 BASE」に機能を集約することが前提で計画がすすめられた。コロナ禍以降のオフィス空間なのでである。

    換気等の機能面は勿論だが、出社必要時にこのオフィスを訪問し社員の皆さんが如何に仕事に集中できるかという事が考えられている。コンパクトなフロアが3層重なった建築であり、オフィスの1階は、風通しの良い、ラウンジスペース。2階には、円形テーブルが特徴的なオフィス。3階は打ち合わせや会議などに使用できるホール空間となっている。日本橋という場所柄、1階のラウンジスペースは、将来的にカフェ等の用途としても貸し出せるようにキッチン等が配置されていたりもする。

    建物の存在する環境に目を向けると、計画建物の周りにはビルが立ち並び、かなり立て込んでいることが分かる。その場所に、能作は敢えて、既存建物の壁を取り払いカーテンウォールを新設した。それはオフィスらしさをこの建物に持ち込むと共に、内部から見ると、目の前の建物の壁や配管が室内に取り込まれ、偶然が生み出した壁紙のように見える。建具枠が絵画における額縁のように機能し目の前の風景を切り取り室内に持ち込んでいる。

    このような景色を取り込むことに賛否はあると思えるが、内部に佇みその景色と静かな光の変化を見ていると、そこには間違いなく豊かさや良さがある事を感じた。ビルの隙間からチラチラ見える通りを歩く人影も、フレームワークされて動く絵画の一部のように見えてしまう。

    このカーテンウォールは、この固有の立て込んだ環境下で、一般的なそれとは、また違った機能や意味を持ち得ている感覚を覚えた。既存の形式を使用したとしても、それをどの環境に適応させるかで、その意味や効果が全く変わることが建築の面白いところだと思う。そしてこの場所でカーテンウォールを提案した能作のアイデアと判断は特筆すべきものだろう。勿論この建物の機能がオフィスであると言うことも前提で、これが住宅だったらまた違った感想を持ったかもしれない。

    内部のデザインに目を向けると、既存の建築をよく観察し、その天高に合わせて諸機能や家具類が丁寧にデザインされていることも印象的だ。加えて、新設する部分、残す部分、の判断が丁寧である事も感じられる。それによって、新旧の対比的ではない、新しさと古さが混在したような状態でデザインがフィニッシュされ、改修だからこその心地よさが確かにある。これは、能作による自邸改修から続くものだろうとも思える。

    最後になるが、法規監修には、佐久間悠の建築再構企画が関わっている。築57年の建物の改修という事で法的な裏付けを持って進められたプロジェクトであることも記載しておきたい。

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    東京リノベーション事務所日本橋コンバージョン能作淳平図面あり中央区TECTONICA建築再構企画Study and Design月造
    2021.05.25 Tue 11:47
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    ODS / 鬼木孝一郎による、東京・足立区の店舗「SHIRO ルミネ北千住店」
    photo©太田拓実

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    ODS / 鬼木孝一郎による、東京・足立区の店舗「SHIRO ルミネ北千住店」 photo©太田拓実
    ODS / 鬼木孝一郎による、東京・足立区の店舗「SHIRO ルミネ北千住店」 photo©太田拓実
    ODS / 鬼木孝一郎による、東京・足立区の店舗「SHIRO ルミネ北千住店」 photo©太田拓実

    ODS / 鬼木孝一郎が設計した、東京・足立区の店舗「SHIRO ルミネ北千住店」です。店舗の公式サイトはこちら。

    “米粒”を連想するテクスチャーでブランドイメージを表現

    自然の素材にこだわった製品を提案するコスメブランド「SHIRO」のショップデザイン。

    北千住駅に直結するショピングモール内に位置し、2面が共用通路に面した人通りの多い角地となっている。人の賑わいを感じながらも、落ち着いて製品を体験できる空間を目指した。

    区画の中央に大きなロの字のカウンターを配置し、共用通路側はディスプレイ、店内側はレジとタッチアップの機能をもたせた。また、店内壁面には伸びやかに連続する棚を設け、来館者を自然と店内へ引き込む平面計画とした。

    カウンター及び壁面には、オリジナルで配合を調整した特殊左官材を採用。
    混ぜ込んだ玉砂利の形状を浮き立たせたテクスチャーは「米粒」を連想するような奥行きのある仕上げとなっている。

    自然の恵みをそのまま製品に活かすSHIROのものづくりへの想いを、空間的に表現することを目指した。

    建築家によるテキストより
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    東京店舗鬼木孝一郎太田拓実丹青社足立区建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)ModuleXODSゲーテハウス安多化粧合板
    2021.05.25 Tue 09:06
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