architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2021.10.06Wed
2021.10.05Tue
2021.10.07Thu
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる

1,162.63藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる

architecture|feature
studioREM住宅図面あり大阪室喜夫平桂弥建材(内装・その他)建材(内装・床)建材(内装・照明)建材(外装・壁)藤原・室 建築設計事務所藤原慎太郎
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所が設計した、大阪の住宅「堺の家」です。
騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくることが意図されました。

敷地はトラックなどが行き交う大通りの交差点付近にあり、騒音や振動の激しい環境でした。
ですが、せっかく親族から譲り受けた敷地ということもあって、クライアントのご夫婦とそのお子様2人の家を建てたいというご要望でした。

建築家によるテキストより

敷地の周囲は背の高い商業施設も多く、どうしても外部に対して閉じた空間にならざるをえませんでした。
そこで、そういった閉じた空間でありながらも何かしら奥行き感を感じられる空間を提案することを目指しました。
これに対して、空からの光を用いて抑揚のある内部空間を形作ることを検討しました。

建築家によるテキストより

壁を用いて光を誘導し、壁周辺に動きのある光を落とすことで、壁をただ空間を分節する境界ではなく、壁とその周辺が緩やかに変化する領域となるようにしました。
壁の周囲に余地のあるスペースを設けることで壁とその周辺はより領域として雰囲気をまとい、光の動きに合わせてゆっくりと領域が変化することで空間全体が緩やかにうごめくイメージを提案しました。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる image©藤原・室 建築設計事務所
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる image©藤原・室 建築設計事務所
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる image©藤原・室 建築設計事務所
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「堺の家」。騒音や振動の激しい敷地において外部に閉じつつも、光の誘導によって奥行き感と抑揚のある内部空間をつくる image©藤原・室 建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


敷地はトラックなどが行き交う大通りの交差点付近にあり、騒音や振動の激しい環境でした。
ですが、せっかく親族から譲り受けた敷地ということもあって、クライアントのご夫婦とそのお子様2人の家を建てたいというご要望でした。

敷地の周囲は背の高い商業施設も多く、どうしても外部に対して閉じた空間にならざるをえませんでした。
そこで、そういった閉じた空間でありながらも何かしら奥行き感を感じられる空間を提案することを目指しました。
これに対して、空からの光を用いて抑揚のある内部空間を形作ることを検討しました。

壁を用いて光を誘導し、壁周辺に動きのある光を落とすことで、壁をただ空間を分節する境界ではなく、壁とその周辺が緩やかに変化する領域となるようにしました。
壁の周囲に余地のあるスペースを設けることで壁とその周辺はより領域として雰囲気をまとい、光の動きに合わせてゆっくりと領域が変化することで空間全体が緩やかにうごめくイメージを提案しました。

道路側には非居室を配置することで道路側からの騒音の緩衝帯としました。また、サンルームや坪庭など明り取りの緩衝帯を介して外部空間を取り入れることで、居室と外部空間との距離感を調整しています。
これによって外部に対して閉じながらも、外部環境を静謐な光として室内に還元し、緩やかにうごめく奥行感のある空間を実現しました。

■建築概要

建築名:堺の家
設計事務所:藤原・室 建築設計事務所
主幹設計士:藤原慎太郎・室喜夫
場所:大阪府堺市
用途(家族構成):専用住宅(夫婦+子供2人)
敷地面積:181.43㎡(54.9坪)
建築面積:104.33㎡(31.6坪)
延床面積:102.67㎡(31.1坪)
階数:1
構造:木造
竣工:2019年
写真クレジット:平桂弥(studioREM)

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁

サイディング(リシン吹付仕上げ下地)[ワイド・新大壁14/無塗装品](ASAHI TOSTEM)

内装・床LDKフローリング床

オーク塗装済みユニフローリング(ミハマ通商)

内装・照明LDK天井

MMP-060D/1H(ModuleX)

内装・その他キッチン混合水栓金具

9159T-AR-DST(DELTA)

内装・その他レンジフード

換気扇[CFEDL-952](ARIAFINA)

内装・その他 キッチン ガスコンロ

コンロ[RHS71W16ALR](リンナイ)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


The site for this project is located near a major intersection where passing trucks and other traffic create major noise and shaking. The clients, a married couple with two children, nevertheless wanted to build a home in this location, in part because they had inherited the lot from relatives. The large number of tall commercial buildings surrounding the site was a further factor that left us with no choice but to close off the house from the exterior. Within this enclosed space, our goal was to somehow still create a sense of depth. We did so by using light from the sky to inflect the interior with modulations.

By using the walls to cast moving light onto their surroundings, we transformed them from boundaries dividing space into zones across which gradual changes take place. Creating marginal spaces around the walls helped enhance this sense of their being transitional zones. The fluctuation of light in these zones gives a sense that the interior as a whole is gently undulating.

Rooms such as the laundry room, entryway, and bathroom create a sound buffer on the side of the house facing the street. Elements of the exterior environment enter the house via intermediary spaces such as the sunroom and miniature courtyard, allowing us to control the sense of distance between the main living areas and the city streets outside. The house thus remains closed to the outside world while incorporating that world in the form of peaceful natural light, achieving a space with depth and a sense of gentle movement.

House in Sakai
Architect Firm: Fujiwaramuro Architects
Lead Architects: Shintaro Fujiwara, Yoshio Muro
Project Location: Sakai city, Osaka Pref., Japan
Completion Year: 2019
principle use: residence
site Area: 131.43 sqmt
Building Area: 104.33 sqmt
Total Floor Area: 102.67 sqmt
storeys: 1
Structure: wooden
Photo Credits: Katsuya. Taira (studioREM)

あわせて読みたい

藤原・室 建築設計事務所による、大阪の「箕面南の家」。様々な法規制が掛かる三角形状の敷地に計画、諸条件から導かれる形の中での可能性を検討して小さなブロックが積み重なる様な構成を考案、周囲への圧迫感を抑えると共に内部に様々な居場所をつくる
  • 1,162.63
  • 0
  • 20
  • 0
  • 1
studioREM住宅図面あり大阪室喜夫平桂弥建材(内装・その他)建材(内装・床)建材(内装・照明)建材(外装・壁)藤原・室 建築設計事務所藤原慎太郎
2021.10.06 Wed 16:46
0
permalink

#studioREMの関連記事

  • 2022.12.12Mon
    藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲子園の家」。家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地。道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案。内外を路地を介して“曖昧”に繋げる
  • 2021.11.10Wed
    藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「阿倍野の家」。2つの道路に挟まれた敷地において、建物内部に両者を結ぶ“路地空間”をつくることで、外からの視線を抑えながら各部屋が外部とつながるような開放感を生み出す
  • 2021.9.14Tue
    藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪市の住宅「上本町の家」。機能や採光のグラデーションを実現することで、この住まいの理想の距離感を生み出す
  • 2021.7.30Fri
    藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」
  • view all
view all

#平桂弥の関連記事

  • 2022.12.12Mon
    藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲子園の家」。家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地。道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案。内外を路地を介して“曖昧”に繋げる
  • 2021.11.10Wed
    藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の住宅「阿倍野の家」。2つの道路に挟まれた敷地において、建物内部に両者を結ぶ“路地空間”をつくることで、外からの視線を抑えながら各部屋が外部とつながるような開放感を生み出す
  • 2021.9.14Tue
    藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、大阪市の住宅「上本町の家」。機能や採光のグラデーションを実現することで、この住まいの理想の距離感を生み出す
  • 2021.7.30Fri
    藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」
  • 2021.2.17Wed
    藤原・室 建築設計事務所による、大阪・箕面市の住宅「箕面森町の平屋」
  • 2020.12.17Thu
    藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の住宅「光ヴォイドのある家」
  • 2020.11.25Wed
    藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」
  • 2020.7.23Thu
    藤原・室 建築設計事務所による、京都・京都市の、カフェ&レストラン「MIZO」
  • 2020.2.20Thu
    藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の住宅「学園前の家」
  • 2019.11.28Thu
    藤原・室 建築設計事務所による、香川・高松市の住宅「高松のガレージハウス」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    53,066
    • Follow
    69,900
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    石上純也のKAIT広場が、カメラメーカー・ニコンの新商品のPR動画の舞台として登場

    513.07 石上純也のKAIT広場が、カメラメーカー・ニコンの新商品のPR動画の舞台として登場

    architecture|culture|video
    石上純也

    石上純也が設計した「神奈川工科大学KAIT広場」が、カメラメーカー・ニコンの新商品「Z9」のPR動画の舞台として登場しています。アーキテクチャーフォトでは、過去に「神奈川工科大学KAIT広場」を特集記事として紹介しています。

    • 513.07
    • 0
    • 8
    • 0
    • 1
    石上純也
    2021.10.06 Wed 17:40
    0
    permalink
    高橋勝建築設計事務所による、京都市の、既存倉庫を改修したコワーキング等施設「太秦トキワ荘」。主宰者のテーマに応え、創作者のための空間に求められる設えや交流のきっかけが生まれる仕掛けを、地域産の木材を用いてつくりだす

    1,727.50 高橋勝建築設計事務所による、京都市の、既存倉庫を改修したコワーキング等施設「太秦トキワ荘」。主宰者のテーマに応え、創作者のための空間に求められる設えや交流のきっかけが生まれる仕掛けを、地域産の木材を用いてつくりだす

    architecture|feature
    アトリエSUS4コンバージョンシェアオフィスリノベーション事務所京都住山洋図面あり建材(内装・壁)建材(内装・床)建材(内装・造作家具)竹内工務店高橋勝
    高橋勝建築設計事務所による、京都市の、既存倉庫を改修したコワーキング等施設「太秦トキワ荘」。主宰者のテーマに応え、創作者のための空間に求められる設えや交流のきっかけが生まれる仕掛けを、地域産の木材を用いてつくりだす photo©住山洋
    高橋勝建築設計事務所による、京都市の、既存倉庫を改修したコワーキング等施設「太秦トキワ荘」。主宰者のテーマに応え、創作者のための空間に求められる設えや交流のきっかけが生まれる仕掛けを、地域産の木材を用いてつくりだす photo©住山洋
    高橋勝建築設計事務所による、京都市の、既存倉庫を改修したコワーキング等施設「太秦トキワ荘」。主宰者のテーマに応え、創作者のための空間に求められる設えや交流のきっかけが生まれる仕掛けを、地域産の木材を用いてつくりだす photo©住山洋

    高橋勝建築設計事務所が設計した、京都市の、既存倉庫を改修したコワーキング等施設「太秦トキワ荘」です。主宰者のテーマに応え、創作者のための空間に求められる設えや交流のきっかけが生まれる仕掛けを、地域産の木材を用いてつくりだす事が意図されました。施設の公式サイトはこちら。

    「太秦トキワ荘」は太秦映画村近く常盤仲之町にある、鉄骨2階建ての倉庫を、「木が取り持つみんなが集まる場所」として、レンタルオフィスとコワーキングスペース、ものづくりスペースへとコンバージョンしたプロジェクトである。

    主宰者からの要望は、地域の木を活かして人が繋がれるような拠点として、創る(デザイン)する人や、造る人が集まって新たなものを作り出したり情報交換したり、お互い高めあえる場所にしたい、というものだった。

    建築家によるテキストより

    また、地域の山の木をまちで使い、その資源を山に循環させる事に少しでも寄与したいとの主宰者自身のテーマからの計画でもあったと思われる。そのため、場所の設え方としては、地元の木を使って、居心地の良い木質の空間を、コスト効率よく設えたいとの要望は自然なことと思われた。


    建築家によるテキストより

    既存建物は築50年以上の鉄骨造であり、1階倉庫、2階倉庫+事務所として長年使われたスレートで包まれた建物であった。また数年前にの近隣の大規模な建築工事の現場事務所として使用されたため、2階は業者ごとに細かく仕切られており、工事終了後もそのままになっていた。

    そこで、現況プランのまま複数のレンタルオフィスという使い方ではなく、最小限の変更で共用部を広く創り、その中にコワーキングスペースや小規模なレクチャーにも利用できるコーナー、共用キッチン・バーカウンター等交流のきっかけが生まれやすい仕掛けがある場所造りを提案した。

    具体的には、既存の細かく仕切られた一部の間仕切り壁と天井、および使われていない荷物EVを撤去して広い共用部を創りだし、そこにコワーキングスペースを含む交流の仕掛けのために必要な物を地元の木材で大工さんが現場で造るという方法で進めた。 

    建築家によるテキストより
    • 残り27枚の写真と建築家によるテキスト
    • 1,727.50
    • 0
    • 26
    • 0
    • 4
    アトリエSUS4コンバージョンシェアオフィスリノベーション事務所京都住山洋図面あり建材(内装・壁)建材(内装・床)建材(内装・造作家具)竹内工務店高橋勝
    2021.10.06 Wed 09:41
    0
    permalink
    山下設計・三浦慎JVが選定された、軽井沢町庁舎改築周辺整備設計プロポの各者のプレゼン動画が公開。二次審査に選定された坂茂・隈研吾・藤本壮介第一設計JVらの動画も掲載

    1,320.36 山下設計・三浦慎JVが選定された、軽井沢町庁舎改築周辺整備設計プロポの各者のプレゼン動画が公開。二次審査に選定された坂茂・隈研吾・藤本壮介第一設計JVらの動画も掲載

    architecture|competition|video
    シーラカンスアンドアソシエイツ三浦慎佐藤総合計画北川原温坂茂山下設計庁舎第一設計藤本壮介軽井沢長野隈研吾

    山下設計・三浦慎建築設計室設計共同体が最優秀提案者に選定された、軽井沢町庁舎改築周辺整備設計プロポの各者のプレゼン動画が公開されました。二次審査に選定された坂茂・隈研吾・藤本壮介第一設計JVらの動画も掲載します。

    最優秀提案者
    山下設計・三浦慎建築設計室設計共同体

    • 実務実施方針PDF
    • 提案書PDFその1
    • 提案書PDFその2
    • 提案書PDFその3

    優秀提案者(次点)
    坂茂建築設計

    • 実務実施方針PDF
    • 提案書PDFその1
    • 提案書PDFその2
    • 提案書PDFその3
    • 続きを読む
    • 1,320.36
    • 0
    • 17
    • 0
    • 5
    シーラカンスアンドアソシエイツ三浦慎佐藤総合計画北川原温坂茂山下設計庁舎第一設計藤本壮介軽井沢長野隈研吾
    2021.10.06 Wed 07:18
    0
    permalink
    2021.10.05Tue
    • 東京・小平市の「(仮称)東京サレジオ学園児童園舎改築計画」プロポーザルの実施要項が公開。社会福祉法人東京サレジオ学園の主催で行われるもの
    • 緒方洋平+緒方春 / OGATAYOHEIによる、東京・豊島区の住宅「Honest house」。狭小敷地において、各空間を立体的に配置することで視線が抜け、空間を広く知覚させる。構成上求められた構造体のバットレスは日射負荷抑制にも寄与
    • 【ap job更新】 意匠性と事業性を同時に実現し顧客からも高い評価を得る「株式会社キーオペレーション」が、業務拡大のため、設計スタッフ(経験者・正社員)を募集中
    • 村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所による、東京・恵比寿の写真スタジオ「GO-SEES PREMIER」。既存のプランをほとんど変更せず要望通りに整えたうえで、“隅切り”という一手によって空間を動的に変化させる
    2021.10.07Thu
    • ザハ・ハディドの展覧会「ZAHA HADID DESIGN 展」が、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoで開催。ザハのデザイン作品に注目し過去のアーカイブから紹介すると共に、建築モデルも紹介される
    • 【ap job更新】 ランドスケープの設計事務所「PLATdesign / 株式会社プラットデザイン」が、デザインスタッフ(中途・2022年新卒・アルバイト)を募集中
    • 丹下健三の、国立近現代建築資料館で行われている建築展「戦前からオリンピック・万博まで 1938-1970」をフォトレポート。卒業生設計から代々木競技場までの図面と模型等を紹介する展覧会を100枚以上の写真で紹介
    • 1300㎡を超える大規模木造園舎「千波保育園」の、オンライン構造現場見学会がNCNの主催で開催
    • 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・神宮前の「Gallery COMMON」。既存開口部の再構成で、ギャラリーの理想的な壁量と安定的な調光環境を備えた空間とした上で、鉄骨梁を利用した可動壁によって様々な展示シーンをつくる
    • ほか

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    53,066
    • Follow
    69,900
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter(β)

    メールマガジンで更新情報を配信を予定しています。
    ただいま事前登録受付中。

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink
    -1
    -1
    -1
    -1

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white