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奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図
photo©増田好郎

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architecture|feature
店舗大阪OHArchitecture増田好郎図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・その他)奥田晃輔堀井達也建材(内装・造作家具)ModuleX吉田裕樹go
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図 photo©増田好郎
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図 photo©増田好郎
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図 photo©増田好郎

奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureが設計した、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」です。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることが意図されました。店舗の公式サイトはこちら。

外部でコーヒーを飲むとなぜあんなに美味しく感じるのだろうか。

1階の外部に面した区画。建物のレンガの外壁を内部のリースラインまで後退させることで、区画内を外部化された空間に変える。その外壁のようなレンガ壁を抜けると全体が外部のような開放的な空間が広がる。

建築家によるテキストより

ここでは、外部で使用される山石ボックスと蛇籠テーブルを用いることで緩やかに空間を分け、天井にギザギザの型枠用木毛セメント板、床に平板ブロックを敷き詰めることでどこか洞窟のような外感を生み出している。

建築家によるテキストより

また、外壁のようなレンガ壁は厚みを持たせて、その中に個室や諸室・厨房を入れることで、空間にバリエーションをつけ、多様性を付与している。また、共用部側の壁面ラインをリースラインから後退させ、カウンターやベンチを共用部に飛びだしたような意匠にすることで、人々を引き込む構えを作っている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図 photo©増田好郎
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奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図 image©OHArchitecture

以下、建築家によるテキストです。


外部化された居場所 

外部でコーヒーを飲むとなぜあんなに美味しく感じるのだろうか。

1階の外部に面した区画。建物のレンガの外壁を内部のリースラインまで後退させることで、区画内を外部化された空間に変える。その外壁のようなレンガ壁を抜けると全体が外部のような開放的な空間が広がる。

ここでは、外部で使用される山石ボックスと蛇籠テーブルを用いることで緩やかに空間を分け、天井にギザギザの型枠用木毛セメント板、床に平板ブロックを敷き詰めることでどこか洞窟のような外感を生み出している。

また、外壁のようなレンガ壁は厚みを持たせて、その中に個室や諸室・厨房を入れることで、空間にバリエーションをつけ、多様性を付与している。また、共用部側の壁面ラインをリースラインから後退させ、カウンターやベンチを共用部に飛びだしたような意匠にすることで、人々を引き込む構えを作っている。

グループ、カップル、一人用と場所を分けるのではく、それぞれの人が場所を探して居場所を見つける。そんな林の中のような密度を目指した。

■建築概要

物件名:阿倍野のカフェ
所在地:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目1-40 あべのand 1F
設計事務所:OHArchitecture
OHAデザインチーム:奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹
施工会社:go
その他協力会社:(照明)modulex          
用途:カフェ
工事種別:改装
規模:地上1階
計画期間:2018年12月~2019年8月 
建築面積:180㎡
延床面積:180㎡
竣工年月日:2019年8月
撮影者:増田好郎

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床床

コンクリート平板・モルタル金鏝+真鍮目地

内装・壁内壁

レンガタイル・モルタル塗り

内装・天井天井

高圧木毛セメント板t20[裏面]

内装・造作家具造作家具

高圧木毛セメント板t20収納
白モルタルカウンター
ウッドデッキ材什器

内装・その他その他内装

蛇篭・山石

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    こちらは、リリーステキストの翻訳です

    OMA / レイニエル・デ・グラーフとビューロ・ハッポルドがドーハの健康地区のデザインを発表

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    現場で組み立てられた十字型のユニットは、進行中のプロセスに影響を与えることなく組み替えや拡張が可能で、将来の改築コストを大幅に削減できます。また、3Dプリンターを使用することで、ファサードのデザインに無限のバリエーションを持たせることができ、通常は厳格さを特徴とする建築タイポロジーに装飾性を復活させることができます。ハイテク農場では、食品や医療用植物を供給し、薬の現地生産を行っています。すべての支援施設は、自動化された地下循環システムによって病院に接続されています。また、専用の物流センターや太陽光発電所を設置することで、自律的な機能を実現しています。

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    都市計画テクノロジーOMAカタール医療施設ドーハレイニエル・デ・グラーフビューロ・ハッポルド
    2021.10.19 Tue 07:34
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