SHARE 青木淳が行った、2021年3月のシンポジウム「歴史的建築物の保存再生デザインを考える―京都市京セラ美術館を手がかりに」での講演の動画
青木淳が行った、2021年3月のシンポジウム「歴史的建築物の保存再生デザインを考える―京都市京セラ美術館を手がかりに」での講演の動画です。京都工芸繊維大学でのシンポジウムの第一部として行われたものです動画の制作は「KYOTO Design Lab」です。
歴史的建築物の保存再生デザインを考える
──京都市京セラ美術館を手がかりに2020年、京都では、東京オリンピック開催を前にして、近代建築を中心とした複数の歴史的建築物の改修プロジェクトが竣工を迎えた。しかし、歴史的価値を守りながら創造的なデザインで手を加える方法は様々で、その評価も様々である。歴史的価値と現代的な機能やデザインを共存させるための考え方や方法について、そしてそのデザインをいかに評価するか、改めて検討する必要があると言える。
今回のシンポジウムでは、2020年に改修が完成した保存再生の優れた事例、京都市京セラ美術館に着目する。歴史的建築物の何を残し、いかに守るか。そして何を変え、いかに創るか。改修設計者である青木淳氏と、戦後木造モダニズム建築である日土小学校の改修に深く関わり、青木氏とも親交の深い花田佳明氏を迎え、歴史的建築物に対する向き合い方やそのデザインのあり方について考えたい。