
SHARE 青木淳のファサードデザインで、東京・表参道に、ロロ・ピアーナの旗艦店がオープンへ。“本物の素材が生む高揚感”の表現を意図し、イタリアで焼成した1400枚以上のテラコッタを曲線状に連ねた“織物の縦糸のような”ファサードを考案

青木淳のファサードデザインで、東京・表参道に、ロロ・ピアーナの旗艦店が2026年10月にオープンします。
建築家は、“本物の素材が生む高揚感”の表現を意図し、イタリアで焼成した1400枚以上のテラコッタを曲線状に連ねた“織物の縦糸のような”ファサードを考案しました。
ファサードのデザインについて青木氏は次のように語ります。「ロロ・ピアーナ表参道店の新たな外装は、メゾンの象徴である『極上のしなやかさ』をそのまま都市の風景に解き放つように、イタリアで特別に焼成したテラコッタを柔らかな曲線状に連ねた、まるで織物の縦糸のようなファサードです。その自然素材のリズムがそっと緞帳のように開くと、そこにはロロ・ピアーナの上質な世界が静かに広がり、通りを歩く人の足を思わず止めさせます。カシミヤの手触りのように繊細でありながら、建築として力強く存在するこの外装は、メゾンが大切にしてきた『本物の素材が生む高揚感』を、これまでにないスケールで表現しています」。
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ファサードにはイタリア・トスカーナで特別に制作された1400枚以上のテラコッタタイルが用いられ、東京の都市景観にイタリアの職人技を吹き込んでいます。ロロ・ピアーナの職人技を体現するこのデザインは、芸術性と高度な技術を融合し、天然素材を熟知したメゾンの卓越性を建築的な表現へと昇華させました。
タイルは複雑な工程を経て、一つひとつ丹念に手仕事で作られています。粘土を正確に練り上げ、成形し、切断した後、3週間乾燥させます。乾燥後、丸みを帯びたタイルは、初めて静止炉で焼成されます。色付けに用いられるのは、メゾンを象徴するクンメルカラーを含む7つの異なる色合いです。ロロ・ピアーナのために特別に開発されたこの7色を生み出すためには、鉱物粉末を正確に調合する高度な専門知識が求められます。テラコッタに丁寧に色が塗布された後、タイルは再度焼成されます。こうして鉱物が溶け合い釉薬へと変化し、鮮やかな色彩が現れるのです。
日本に運ばれたタイルは、並外れた精度をもって手仕事で組み立てられ、表参道店のファサードとして完成しました。イタリアでの制作開始からファサードとして完成する一年以上のプロセスのうち、実に3カ月以上がタイル制作にあてられました。この精巧な仕事は、深い専門知識と職人技を示すものであり、細部へのこだわりと最高品質を追求するメゾンの姿勢を体現しています。



