奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitecture が設計した、京都市の「和泉町のオフィス」です。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承が意図されました。
京都市内の町家をオフィスとして改修するプロジェクトです。
敷地は京都市内の町家が立ち並ぶ一角に位置し、オフィススペース(10席以上)と打合せスペース、キッチン、そして京都らしいファサードとすることが求められました。
まず既存の建物を見に行った時、これまでここに暮らしてきた人々の手で増築を繰り返された躯体は印象的でした。そしてこの増築されたであろう2階の突き出した天井から差し込む光は後ろ、両隣と外壁を共有する町家ならではの光のとり方だと思いました。
そこで、このような淡い光が建物内に寄り添う事と、要望でもある京都らしいファサードとが上手く組み合わせることができるのではないかと考えました。
手法はとてもシンプルで、ファサードは2階軒下からほぼ地面まで出入口以外すべてを格子で覆います。昼間は東側からの柔らかい光がまんべんなく建物内に差し込み、夜は格子を介して中の光が町にあふれだす場面もこの街並みの中では新鮮です。
また既存の柱位置に従った出入口部分はゲートとして見立てたフレームを建物に挿入することで、打合せスペースとキッチンの機能を柔らかく分け、オフィス部分は既存の躯体の隙間から光が差し込みます。
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奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
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奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
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奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 image©OHArchitecture
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 image©OHArchitecture
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 image©OHArchitecture
奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、京都市の「和泉町のオフィス」。重なる増改築を経た町家を“京都らしいファサード”にとの要望に、増築部分の採光方法にも価値を見出し全面格子のデザインを考案、過去の在り方も受け入れる継承を意図 image©OHArchitecture
以下、建築家によるテキストです。
京都市内の町家をオフィスとして改修するプロジェクトです。
敷地は京都市内の町家が立ち並ぶ一角に位置し、オフィススペース(10席以上)と打合せスペース、キッチン、そして京都らしいファサードとすることが求められました。
まず既存の建物を見に行った時、これまでここに暮らしてきた人々の手で増築を繰り返された躯体は印象的でした。そしてこの増築されたであろう2階の突き出した天井から差し込む光は後ろ、両隣と外壁を共有する町家ならではの光のとり方だと思いました。
そこで、このような淡い光が建物内に寄り添う事と、要望でもある京都らしいファサードとが上手く組み合わせることができるのではないかと考えました。
手法はとてもシンプルで、ファサードは2階軒下からほぼ地面まで出入口以外すべてを格子で覆います。昼間は東側からの柔らかい光がまんべんなく建物内に差し込み、夜は格子を介して中の光が町にあふれだす場面もこの街並みの中では新鮮です。
また既存の柱位置に従った出入口部分はゲートとして見立てたフレームを建物に挿入することで、打合せスペースとキッチンの機能を柔らかく分け、オフィス部分は既存の躯体の隙間から光が差し込みます。
今後、町家に関わらず建物は増築・改築・減築など手を加えられることは必ずあります。
その中で過去の在り方を受け入れながら、次の価値を見出していくことで町家は受け継がれていくのだと思います。
■建築概要
物件名:和泉町のオフィス
用途:オフィス
工事種別:改築・改修
構造:木造
規模:地上2階
設計事務所:OHArchitecture
OHA代表:奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹
設計担当:堀井達也・小林未涼
施工会社:アーキスタイル
その他協力会社:(照明)Modulex
敷地面積:41.85㎡
建築面積:41.23㎡
延床面積:66.74㎡
計画期間:2020年8月~2021年6月
竣工年月日:2021年6月
撮影者:塩谷淳
建材情報 種別 使用箇所 商品名(メーカー名) 外装・屋根 屋根 ガルバリウム鋼板
日本瓦
外装・壁 外壁 ガルバリウム鋼板
外構・その他 その他外構 墨モルタル
内装・床 床 アピトン合板OS塗装
内装・壁 内壁 ベルアート
内装・天井 天井 既存表し
ラワン合板 OSCL塗装
内装・造作家具 造作 ラワン合板
STPL
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