ap job 【ap job更新】 国宝・重要文化財の保存に取り組む「株式会社 文化財構造計画」が、構造設計スタッフを募集中
国宝・重要文化財の保存に取り組む「株式会社 文化財構造計画」の、構造設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社文化財構造計画は、文化財建造物の耐震診断・構造補強の設計監理、保存修理の設計監理を行っている設計事務所です。
国宝・重要文化財を中心に日本各地の文化財建造物の保存に取り組んでおります。
2011年より事業を行っており、現在は設計スタッフ10名(構造室5名、計画室5名)で業務を行っております。
対象となる建物は、木造(伝統木造)、煉瓦造の建造物がほとんどになります。文化財建造物の耐震診断は、一般の建物とは異なり、耐震診断の方法が明確ではありません。また重要文化財などは、建築基準法が除外されているため、建物にあった耐震診断方法を検討しながら作業を進めていくことになります。
様々な実験や論文などを参考に建造物の構造性能を適切に評価するところから耐震診断の業務が始まります。また耐震補強についても、文化財としての価値を保存しつつ、耐震補強を提案しなければなりません。そのため、修理技術者や有識者と協議をしながら、文化財に適切な補強とは何かを考えていく必要があります。
設計も重要ですが、監理も重要な業務のひとつです。従来の構造設計者は現場に行くことが少ない場合もありますが、文化財では現場での納めが最も重要となるため、現場にて文化財にとって最も良い方法を検討しながら納まりを決めることになります。
そのためには、これまでの経験や他事例なども十分に知った上での対応が求められます。このように文化財建造物の構造設計者は、構造設計の知識とともに文化財や修理のことも知っている必要があります。
そのため、全国にもなかなか担い手がおらず、多くで困っているのが現状です。
弊社でもそのような状況に少しでも対応するため、構造設計のスタッフを募集いたしました。文化財建造物を守る仕事は、とても社会貢献度が高く多くの人に「良い仕事だね」といってもらえる仕事です。貴重な建物と向き合って、それを守る仕事を私達と一緒にしませんか。
ご応募お待ちしております。