吉本考臣建築設計事務所が設計した、千葉・松戸市の、店舗兼住宅の住居部分改修「16mの帰り道」です。創業150年越えの雑貨店と共に職住一体の生活環境を受け継ぐ施主の為に計画、仕事と生活を分離したいとの要望に奥行き16mの街路の様な“帰り道”を設計、“社会と家族の間”をつくる事が意図されました。
創業150年を越える雑貨・生活用品店を営む、築40年超鉄骨造3階建ての店舗兼住宅の2階住宅部分の改修プロジェクト。計画地は千葉県松戸市の駅が近く商業地域の一角に位置する。
150年もの間、場所を変えつつも代々職住一体の生活を続けてきた中(昔の写真)で、新しく11代目店主となる施主家族は、雑貨・生活用品店を受け継ぐとともに職住一体という生活環境も受け継ぐこととなる。今回の改修プロジェクトを機に施主家族の生活環境が一転することに対し大きな役割を持つプロジェクトとなった。
施主の要望として、職住一体の生活を行う上で仕事と生活を切り離し、リセットしたいという要望が大きな設計の鍵となった。
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以下、建築家によるテキストです。
創業150年を越える雑貨・生活用品店を営む、築40年超鉄骨造3階建ての店舗兼住宅の2階住宅部分の改修プロジェクト。計画地は千葉県松戸市の駅が近く商業地域の一角に位置する。
150年もの間、場所を変えつつも代々職住一体の生活を続けてきた中(昔の写真)で、新しく11代目店主となる施主家族は、雑貨・生活用品店を受け継ぐとともに職住一体という生活環境も受け継ぐこととなる。今回の改修プロジェクトを機に施主家族の生活環境が一転することに対し大きな役割を持つプロジェクトとなった。
施主の要望として、職住一体の生活を行う上で仕事と生活を切り離し、リセットしたいという要望が大きな設計の鍵となった。
既存1階店舗に元々存在した内部階段を使用せず、建物裏側に位置する外部階段を2階住宅へのメイン動線とし、住宅内部にエントランスから対角(東向き)に幅:1.8m、奥行き16mの空間を挿入し、天井をR天井とすることで高さ方向の圧迫感を消し奥行き方向に意識を移行する。
各部屋を隣接させ部屋の壁の一部を乳白色のアクリル板で仕上げることにより各部屋から自然光や夜間には照明光が漏れ出し、街路を抽象化したような空間が現れる。その街路のような空間は子供達の遊び場にもなり、仕事場と生活の場をリセットする「帰り道」となり、一番奥には家族が集う場所がある。
このプロジェクトでは、150年間の職住一体の生活を営んできた施主家族に対して初めての「帰り道」を作り、職住一体の生活において大切な社会と家族の間を作ることができたと思う。
■建築概要
物件名:「16mの帰り道」
用途:専用住宅
所在地:千葉県松戸市
構造規模:鉄骨造地上3階(2階住宅部分)
設計:吉本考臣建築設計事務所 担当:吉本考臣、谷浦脩斗
施工:株式会社 天然社
床面積:122.40㎡
竣工年月日:2021年10月
写真家:長谷川健太
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 内装・床 | 帰り道空間床 | パーマリュームEM t=2mm
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内装・壁 | 帰り道空間壁 | ビニルクロス
一部 アクリル壁
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内装・天井 | 帰り道空間天井 | ビニルクロス
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内装・床 | リビング床 | フローリング貼 アッシュ20クリアオイルロング(I.O.C)
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内装・壁 | リビング壁 | ビニルクロス
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内装・天井 | リビング天井 | ビニルクロス
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内装・床 | サンルーム床 | モルタル金ゴテ仕上げ+防塵塗装
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内装・壁 | サンルーム壁 | ビニルクロス
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内装・天井 | サンルーム天井 | ビニルクロス
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内装・床 | 洗面所床 | タイル貼り
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内装・壁 | 洗面所壁 | ビニルクロス
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内装・天井 | 洗面所天井 | ビニルクロス
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内装・床 | パントリー床 | タイル貼り
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内装・壁 | パントリー壁 | ビニルクロス
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内装・天井 | パントリー天井 | ビニルクロス
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内装・床 | Room1,2,3床 | フローリング貼 オークハイブリットプレミアムクッション付(I.O.C)
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内装・壁 | Room1,2,3壁 | ビニルクロス
一部 アクリル壁
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内装・天井 | Room1,2,3天井 | ビニルクロス
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