SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2022/8/1-8/7]
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/8/1-8/7)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- スノヘッタのデザインアーキテクトによる、東京・渋谷区の複合施設「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」。現在の東急百貨店の場所に2027年の開業を目指し計画。都市が持つ現代と伝統の二面性を表現する建築を志向。エグゼクティブアーキテクトとして日建設計と東急設計コンサルタントが参画
- 渡辺裕貴+鹿内健 / Sデザインファームによる、東京・大田区の住宅「村越邸」。人通りがあり浸水予測される五角形角地に計画。状況への対応と生活の豊かさを求めて、“開かれた車庫”の上に吹抜から採光する“閉ざされた居間”が重なる構成を考案。これからの都市型住宅の在り方も追求
- マイケル・シプケンス+エステバン・オチョガビア / OSOによる、神奈川・鎌倉市の住宅「K HOUSE」。線路沿いの住宅密集地に計画。地域本来の暮らしの復元と騒音等への対応を目指し、“スカイライト”の採光と傾斜屋根を組み合わせて多様で落ち着いた空間を構築。建物の形状は周囲の景観との呼応も意図
- 建築家の平田晃久と板坂留五が参加したシンポジウム「建築家の夢のタイル」の動画が、LIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が考案したオリジナルタイルの詳細な背景や思想に加え、建築や都市への展開の可能性も語られる
- 深江康之建築設計事務所による、大阪市の「淡路幼稚園」。増改築された園舎の建替計画。園児が居場所を認識でき季節や時間を感じる空間を目指し、廊下を軸にした諸室の配置と光や視線が抜ける構成を考案。建ち方は周囲の密集した状況の緩和も意図
- 照井洋平+湯山皓 / I INによる、大阪・北区の店舗「BLUE BOTTLE COFFEE UMEDA CHAYAMACHI CAFE」。企業の大阪初の店舗。地域へのブランドメッセージの簡明な伝達を目指し、ロゴを参照した青色ガラスのテーブルを考案し空間に配置。上階等では他分野の創作者とコラボして独自の体験も提供
- 久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、東京・渋谷区の飲食店「阡寿」。会員制寿司店の内装計画。五感を研ぎ澄ませ料理を楽しむ体験を目指し、暗さによって視覚情報を減らし距離感をぼかした“水墨画のような”空間を考案。茶室の様な動線を用意し高揚感も生み出す
- 川西康之 / イチバンセンによる、静岡の、障がい者支援施設「インマヌエル」。“自立する福祉”を志す施設の移転新築計画。理念の空間化と利用者の快適性を求め、既存状況を引継ぐと同時に“声なき声”を分析して“居場所の選択肢”を作る設計を志向。地域からも必要とされる空間も目指す
- 片田友樹 / micelleによる、鹿児島の宿泊施設「KOTOBUKI HOTEL」。既存建物を改修増築したビジネスホテル。観光資源の役割と新規性の提供を目指し、既存の横に特徴的形態の別棟が隙間を開けて並ぶ構成を考案。内部でも“隙間”を意識し多様な背景の人や物の受容も意図
- 東京大学今井公太郎研究室による、移動式シェルター「PENTA-HARD」。3Dプリントのアルミ製仕口を用いた建築。安価・軽量・自由を目標とし、専門性と情報量が集中する“仕口”を個別の形が作れる3Dプリントに置換して特殊技術から解放。その他部材は標準化し互換性と簡易性も実現
- 玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第8回「小屋の佇まい ─── 堂々とした小屋」
- 佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の店舗「くら寿司原宿」。Z世代へ向けたグローバル旗艦店。東京ポップカルチャーと日本伝統文化の発信を目指し、“世界一映える寿司屋”をテーマにSNSでの拡散を意図した場を多数考案。新たな食体験の提示も意図
- 渡邉圭+山梨綾菜 / flat class architectsによる、群馬の「前橋の住宅」。 様々な世代が訪れる公園の前に計画。自由な振舞が併存する“公園のおおらかさ”の引込を求め、様々な高さの床の繋がりが生活の関係を作る構成を考案。開口の操作で“私”を守りつつ公園とも連続
- 古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESのランドスケープデザインによる、山口の「梅光学院大学」。新校舎に併設されたオープンスペース。建物内の魅力的風景が連続的に屋外に広がる状況を目指し、建築のグリッドを骨格として共有し拡張する設計を志向。適材適所の素材遣いで様々な用途にも応える
- SO-ILによる、アメリカ・ニューヨークのアート施設「Amant」。3区画に渡るスタジオやギャラリーとカフェ等の施設。分散した建物は都市の文脈と連続し、小道が街区を貫き人々を誘い込むと共に交流を促進。多様な展示空間を備え作家の要望にも応える
- 小原綾子建築設計室による、大阪の「枚方の家」。子育てと勤労生活を終えた夫婦の為に計画。自然を愉しむ暮らしの要望に、敷地の手前と奥に庭を配置して“外に抜ける軸”を持ったひと繋がりの空間を考案。白の仕上げで外の移り変わる色を取り込む
- 仙田満の環境デザイン研究所が、新石川県立図書館設計プロポで、設計候補者に選定
- 末光弘和+末光陽子 / SUEP.と猪熊純の対談「グリーンシェアリングが生み出す新しいコミュニティの形」がオンラインとリアルで開催。主催はリビングデザインセンターOZONE、参加費無料、要事前登録
- 青木淳による、槇文彦の『新建築』に掲載された「変貌する建築家の生態」を受けて公開したテキスト
- 菱沼健太建築設計事務所による、神奈川・横浜市のダンススタジオ「En Dance Studio Yokohama」。地階の光庭に面した区画に計画。道行く人が覗いてしまう様な空間を目指して、ガラス張りのメインスタジオを街路側に配置。サステイナブルも意識して再生パレットや真鍮素材を空間に使用