SHARE 齋藤隆太郎+福地和来 / DOGによる、東京・豊島区の「ID学園高等学校 池袋キャンパス」。駅前ビルの通信と通学を組合わせた高校。勉強への集中と交流の促進を目指して、教室と共用部に独自の関係性を作る1.8mスパンの“木製棚”を考案。生徒達の活動を“様々な解像度”で映し出す
齋藤隆太郎+福地和来 / DOGが設計した、東京・豊島区の「ID学園高等学校 池袋キャンパス」です。
駅前ビルの通信と通学を組合わせた高校です。建築家は、勉強への集中と交流の促進を目指して、教室と共用部に独自の関係性を作る1.8mスパンの“木製棚”を考案しました。そして、生徒達の活動を“様々な解像度”で映し出すことも意図されました。施主の公式サイトはこちら。
JR池袋駅西口の目前に建つ商業ビルに入る、高校のテナント改修工事です。
3つの異なる大きさの教室の他に、教職員スペースと生徒が自主的に使える共有スペースが配置されています。集中して勉強に打ち込める教室はもちろん、多様な交流を育む場所性も同時に求められ、見る(見ない)+見える(見えない)を両立する解像度を持つ棚で教室と共用部を区切りました。
棚としての機能に加え、よりピュアな解像度を表現するために、16mmのツインカーボが棚の軸力を受けることで、21mm木板がたわむことなく1,800mmの長スパンを実現しています。つまりそれは空間を区切る間仕切りであり、棚でありながら、生徒の活動を様々な解像度で映し出し、居場所を提供する装置となります。
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以下、建築家によるテキストです。
生徒の活動を様々な解像度で映し出す1.8mスパンの木製棚
JR池袋駅西口の目前に建つ商業ビルに入る、高校のテナント改修工事です。
3つの異なる大きさの教室の他に、教職員スペースと生徒が自主的に使える共有スペースが配置されています。集中して勉強に打ち込める教室はもちろん、多様な交流を育む場所性も同時に求められ、見る(見ない)+見える(見えない)を両立する解像度を持つ棚で教室と共用部を区切りました。
棚としての機能に加え、よりピュアな解像度を表現するために、16mmのツインカーボが棚の軸力を受けることで、21mm木板がたわむことなく1,800mmの長スパンを実現しています。つまりそれは空間を区切る間仕切りであり、棚でありながら、生徒の活動を様々な解像度で映し出し、居場所を提供する装置となります。
■建築概要
名称:ID学園高等学校 池袋キャンパス
敷地:東京都豊島区
用途:学校
設計:齋藤隆太郎+福地和来/DOG
構造:田中哲也/田中哲也建築構造計画
施工:ダブルボックス 担当/田邉龍平
改修面積:407.75㎡
設計期間:2022年1月~2022年5月
工期:2022年6月~2022年7月
写真:中山保寛/中山保寛写真事務所
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
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内装・造作家具 | 造作家具 | ラワン合板 t=21 白塗装 拭き取り |
内装・造作家具 | 造作家具 | ツインカーボ スタンダード クリア t=16 |
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