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2023.4.06Thu
2023.4.05Wed
2023.4.07Fri
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図
photo©笹倉洋平

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architecture|feature
建材(外装・建具)キョウデン都ウイズテック空間創研ルミノシティ静野設備設計赤熊宏紀大和リース渋谷(施工会社)羽田設備設計ハタノワタル建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)図面あり門藤芳樹笹倉洋平京都
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平

赤熊宏紀建築設計事務所が設計した、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」です。
民間運営のサイクルパークの管理棟の計画です。建築家は、“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築しました。また、様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図されました。施設の公式ページはこちら。

この「大宮交通公園 特定公園施設」は既存管理棟の建替えであり、その手法として京都市初のPark-PFI制度を活用した事業の一環である。

大宮交通公園は、京都駅から車で30分程の場所に位置し、昭和44年のモータリゼーション真っ只中に子供たちが交通知識を身に着けるため、ゴーカートに乗れる模擬交通施設を備えた公園であった。主用途が時代にそぐわなくなり、公園施設の老朽化と北消防署が公園の一角への移転に合わせて、民間運営のサイクルパークとして令和3年4月にリニューアルオープンした。

建築家によるテキストより

既存管理棟は、10段程度の階段を登ったところに2階建ての矩形で、道路に近接していたこともあり排他的な印象を受ける建築であった。そのこともあり、新しく建てるこの建築は、下記を注力して設計を行っている。

①公園施設としてスケール感が逸脱されたものにならないこと
会議室のボリュームを下屋や半屋外空間及び庇で取り囲むことで全周をヒューマンスケールに落とし込んでいる。これにより、どこか日本家屋のような佇まいも持ち合わせたものとなった。また、下屋の屋根上部に高窓を設け、採光と排煙の確保、暖気の排出の役割を担っている。

②公園の中心部に建つため四方すべてが裏とならないこと
四面に諸室の出入り口があることで人の出入りが生まれ、得てして裏側を助長してしまう室外機等の設備機器は、設備スペース(平面計画的にも全体として不整形にならないようにしている)を設けた上で、木製格子の建具を緩衝材とし、直接視認しにくい構成としている。

③利用者への敷居を物理的に低くすること
床FLをGL+300と低く設定することで、縁側や広縁は幼稚園で採用されるようなスケールとなり、この建築の主たる想定利用者の属性である自転車の乗り方を学ぶ園児がアクセスしやすいだけでなく、来園者が居場所みつけやすくアフォーダンスを誘発するように心がけている。

建築家によるテキストより

この公園に相応しい形態を模索する中で、月並みかもしれないが東屋から着想し、公園と地続きにある東屋のような建築を目指した。求められる機能が多いことで、どうしても壁面や出入り口が増えてしまう。それを解決するため、会議室を中心に据えて、東西方向を事務室や公衆トイレ等の諸機能で挟む構成とし、開放性と構造の両立を図っている。

また、この公園においての主役はこの建築ではないと考え、既存樹木を極力残すこと、建築の存在感を前面に出さないこと、合わせて裏側を持たない建築としての見え方を熟慮し、敷地に対して角度をつけた配置としている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園全景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図屋外通路 photo©笹倉洋平
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赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図公園と建築 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図玄関ホール photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図広縁 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図厨房 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図縁側 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図会議室 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観、夜景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観、夜景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図外観、夜景 photo©笹倉洋平
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図平面図 image©赤熊宏紀建築設計事務所
赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図断面図 image©赤熊宏紀建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


この「大宮交通公園 特定公園施設」は既存管理棟の建替えであり、その手法として京都市初のPark-PFI制度を活用した事業の一環である。

大宮交通公園は、京都駅から車で30分程の場所に位置し、昭和44年のモータリゼーション真っ只中に子供たちが交通知識を身に着けるため、ゴーカートに乗れる模擬交通施設を備えた公園であった。主用途が時代にそぐわなくなり、公園施設の老朽化と北消防署が公園の一角への移転に合わせて、民間運営のサイクルパークとして令和3年4月にリニューアルオープンした。

特定公園施設には、172㎡以上の会議室(主として自転車教室の座学を行う/面積は薪ストーブスペース含む)・事務室・公衆トイレ等の機能・災害時の避難場所としての性能・事務所ながら官庁同等のバリアフリー設備などが設計要件として求められた。

既存管理棟は、10段程度の階段を登ったところに2階建ての矩形で、道路に近接していたこともあり排他的な印象を受ける建築であった。そのこともあり、新しく建てるこの建築は、下記を注力して設計を行っている。

①公園施設としてスケール感が逸脱されたものにならないこと
会議室のボリュームを下屋や半屋外空間及び庇で取り囲むことで全周をヒューマンスケールに落とし込んでいる。これにより、どこか日本家屋のような佇まいも持ち合わせたものとなった。また、下屋の屋根上部に高窓を設け、採光と排煙の確保、暖気の排出の役割を担っている。

②公園の中心部に建つため四方すべてが裏とならないこと
四面に諸室の出入り口があることで人の出入りが生まれ、得てして裏側を助長してしまう室外機等の設備機器は、設備スペース(平面計画的にも全体として不整形にならないようにしている)を設けた上で、木製格子の建具を緩衝材とし、直接視認しにくい構成としている。

③利用者への敷居を物理的に低くすること
床FLをGL+300と低く設定することで、縁側や広縁は幼稚園で採用されるようなスケールとなり、この建築の主たる想定利用者の属性である自転車の乗り方を学ぶ園児がアクセスしやすいだけでなく、来園者が居場所みつけやすくアフォーダンスを誘発するように心がけている。

この公園に相応しい形態を模索する中で、月並みかもしれないが東屋から着想し、公園と地続きにある東屋のような建築を目指した。求められる機能が多いことで、どうしても壁面や出入り口が増えてしまう。それを解決するため、会議室を中心に据えて、東西方向を事務室や公衆トイレ等の諸機能で挟む構成とし、開放性と構造の両立を図っている。

また、この公園においての主役はこの建築ではないと考え、既存樹木を極力残すこと、建築の存在感を前面に出さないこと、合わせて裏側を持たない建築としての見え方を熟慮し、敷地に対して角度をつけた配置としている。

そして、公園の敷地は豊臣秀吉が築いた御土居が現存するなど起伏が大きいため、地形との親和性を考え大きな勾配屋根の建築とすることで美しい佇まいを意識した。内部空間は、大学や企業による研修だけでなく、マルシェや和太鼓演奏に使われるなど、開放性が高く無柱空間の伽藍堂を活かした使われ方もされている。外部空間は、運営事業者主催による朝市などが開催されるなど積極的に利用されている。また、来園者は広縁及び縁側に腰かけて休む、深い庇下で日差しを避けるなど東屋が担ってきた居方に寄与できている。

これまでの管理施設の在り方から解きほぐし、管理者の機能性だけでなく来園者にとっても居心地のいい空間への昇華を図り、転換期を迎えた公園にとっても、これからより人の集まる空間の受け皿であり続ける存在であること目指した。

来園者が写っている写真は、コロナが一時落ち着きみせはじめた2021年の秋に撮った写真である。改修以前の公園は出入口が限られていた上、鬱蒼とした印象だった公園が、使い古された言葉にはなるが周囲に開かれた公園になったことも多分にあり、活気のある様子が多く見て取れた。この変化は、来園者にとって公園自体の前向きな変化となったはずである。

また、公園を取り巻く制度自体も大きく変わり、市民に縁のなかった公園の管理棟が身近な存在になった。これは公園にとって大きな変化である。今後、この建築の使われ方の幅もどんどん広がっていくだろう。それを許容できる余地を含んだ建築として設計をしたつもりである。いろいろな変化の場面に立会いながら、市民の方々に使い倒してもらえる建築であることを期待している。

■建築概要

題名:大宮交通公園 特定公園施設
所在地:京都市北区
主用途:事務所
建築設計:赤熊宏紀建築設計事務所 担当/赤熊宏紀
構造設計:門藤芳樹構造設計事務所 担当/門藤芳樹
設備設計:羽田設備設計 担当/羽田信晴、伊藤陽平
電気設計:静野設備設計 担当/静野雅彦
照明設計:デザインオフィス ルミノシティ 担当/小川ユウキ(会議室内)
外構設計:株式会社 空間創研 担当/後藤逸成
監理:赤熊宏紀建築設計事務所 担当/赤熊宏紀
建築施工:株式会社 渋谷 担当/大井哲雄
設備施工:株式会社 都ウイズテック 担当/濱名彰吾
電気施工:株式会社 キョウデン 担当/田村知弘、前田和樹
外構施工:株式会社 渋谷 担当/臼井伸治
内装施工:ハタノワタル(会議室壁和紙貼)
運営:大和リース 株式会社
構造:木造
階数:地上1階
敷地面積:4,283.40㎡(特定公園施設 確認申請範囲)
建築面積:413.96㎡
延床面積:371.66㎡
設計期間:2019年10月~2020年8月
工事期間:2020年9月~2021年2月
写真:笹の倉舎/笹倉洋平

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

カラーガルバリウム鋼板t0.35[ニスクカラー GHK01 Sブラック]立平葺き(日鉄住金鋼板)

外装・その他軒裏

垂木・構造用合板アラワシ[t12、t24共]の上、塗装[オスモカラー](オスモ&エーデル)

外装・壁外壁1

焼杉縦貼[塗装Nブラック](中本造林)

外装・壁外壁2

モルタル金ゴテ仕上げ

外装・壁外壁3

吹付け[ジョリパッドネオJP650 ミーティア](アイカ工業)

外装・その他格子

耐候性鋼材[丸鋼13φ、16φ]

外装・床床1

モルタル金ゴテ仕上げの上、フロアブライト仕上げ(ABC商会)

外装・床床2

カラクリート[#434]の上、フロアブライト仕上げ(ABC商会)

外装・建具開口部1

木製建具

外装・建具開口部2

アルミサッシ[会議室上部排煙窓 サーモス2-H](LIXIL)

内装・床会議室 床

既存樹木[イチョウ、カエデ他]+フローリング材[赤松/柾目]の上、亜麻油系透明オイル2回塗り

内装・壁会議室 壁1

杉板縦貼の上、べんがら塗装[腰壁]

内装・壁会議室 壁2

黒谷和紙[開口上部](紙漉キハタノ/ハタノワタル)

内装・天井会議室 天井

構造用合板t24[野地板兼用]+梁アラワシ

内装・床玄関ホール 床

カラクリート[#434]の上、フロアブライト仕上げ(ABC商会)

内装・壁玄関ホール 壁

吹付け[ジョリパッドネオJP650 ミーティア](アイカ工業)

内装・天井玄関ホール 天井

吹付け[ジョリパッドネオJP650 ミーティア](アイカ工業)

内装・壁廊下 床

既存樹木[イチョウ、カエデ他]+フローリング材[赤松/柾目]の上、亜麻油系透明オイル2回塗り

内装・壁廊下 壁

吹付け[ジョリパッドネオJP650 ミーティア](アイカ工業)

内装・天井廊下 天井

吹付け[ジョリパッドネオJP650 ミーティア](アイカ工業)

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サムネイル:大堀伸 / ジェネラルデザインによる、東京・表参道の「フレッドペリーショップトーキョー」
大堀伸 / ジェネラルデザインによる、東京・表参道の「フレッドペリーショップトーキョー」
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建材(外装・建具)キョウデン都ウイズテック空間創研ルミノシティ静野設備設計赤熊宏紀大和リース渋谷(施工会社)羽田設備設計ハタノワタル建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)図面あり門藤芳樹笹倉洋平京都
2023.04.06 Thu 07:58
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    葛島隆之建築設計事務所による、愛知・安城市の「廊下とアトリエ」。陶芸工房の拡張計画。母家と新設空間の関係に加えて街との繋がりも考慮し、連続的に作業場を配置して高さを持つ屋根で覆う構成を考案。よくある倉庫の様な“控えめさ”と“象徴性”を兼ね備えた在り方も意図
    photo©葛島隆之建築設計事務所

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    architecture|feature
    小松宏年建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・照明)建材(内装・水廻り)建材(外構・床)住宅葛島隆之図面あり愛知工房
    葛島隆之建築設計事務所による、愛知・安城市の「廊下とアトリエ」。陶芸工房の拡張計画。母家と新設空間の関係に加えて街との繋がりも考慮し、連続的に作業場を配置して高さを持つ屋根で覆う構成を考案。よくある倉庫の様な“控えめさ”と“象徴性”を兼ね備えた在り方も意図 photo©葛島隆之建築設計事務所
    葛島隆之建築設計事務所による、愛知・安城市の「廊下とアトリエ」。陶芸工房の拡張計画。母家と新設空間の関係に加えて街との繋がりも考慮し、連続的に作業場を配置して高さを持つ屋根で覆う構成を考案。よくある倉庫の様な“控えめさ”と“象徴性”を兼ね備えた在り方も意図 photo©葛島隆之建築設計事務所
    葛島隆之建築設計事務所による、愛知・安城市の「廊下とアトリエ」。陶芸工房の拡張計画。母家と新設空間の関係に加えて街との繋がりも考慮し、連続的に作業場を配置して高さを持つ屋根で覆う構成を考案。よくある倉庫の様な“控えめさ”と“象徴性”を兼ね備えた在り方も意図 photo©葛島隆之建築設計事務所

    葛島隆之建築設計事務所が設計した、愛知・安城市の「廊下とアトリエ」です。
    陶芸工房の拡張計画です。建築家は、母家と新設空間の関係に加えて街との繋がりも考慮し、連続的に作業場を配置して高さを持つ屋根で覆う構成を考案しました。また、よくある倉庫の様な“控えめさ”と“象徴性”を兼ね備えた在り方も意図されました。施主である陶芸家の公式サイトはこちら。

    愛知県安城市の市街化調整区域に建つ、陶芸家安藤良輔の為のアトリエ。

    敷地北側に建つ既存母屋は、南端の一部屋にアトリエを持つ兼用住宅で、本計画では敷地南側の残余部分に増築を行い母屋のアトリエ機能を拡張する計画である。敷地は、前面道路も狭く建て込んでいるが、道路を挟んだ向かい側は遠くまで抜けをもつ。

    建築家によるテキストより

    建主の要望としては、ガス釜・電気釜・真空撹拌機・ポットミルなどが置けることと、シンクやシャワーブースなどの設備と作業台を設ける事であった。

    建築家によるテキストより

    母家を含めた作業工程と部屋の並び、更には母屋からまちへのつながりを考慮して、屋根によって半外部空間を取り込んだ機能配置を考えた。
    具体的には、母屋アトリエの引き違いサッシを中心軸とした細長い平面の廊下を骨格とする空間構成で、作業部屋(新築)は母屋に近い位置に配置し、使用中に高温となる窯を置く部屋は分棟として外廊下で繋ぐ位置に配置した。陶芸の作業(土・粘土系の作業、石膏系の作業+釉薬の作業、焼成作業)を3つの空間に配し、母屋を含めて連続的に並べた。

    建築家によるテキストより
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    小松宏年建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・照明)建材(内装・水廻り)建材(外構・床)住宅葛島隆之図面あり愛知工房
    2023.04.06 Thu 13:00
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    2023.4.05Wed
    • 片田友樹 / micelleによる、大阪の「GALLERI 206_dieci」。内容が度々変わる展示販売を行うギャラリー。柔軟に変えられる場の要望に、既存を二つの“対照的な空間”に分割して“背景”も意図した可動什器を考案。其々に与えた“記号性”が展示構成の手掛りとしても機能
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    2023.4.07Fri
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