SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2024/1/22-1/28]
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/1/22-1/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- 安藤忠雄による、1981年竣工の「小篠邸」の現在の様子を伝える動画。メキシコの建築家が訪問し収録して公開したもの
- 乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開
- 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・豊田市の「道の家」。特徴的な道が多い街のT字の交差点に面する敷地。道の通行だけでない多義性に着目し、内部に複数の“道の様なもの”を通す構成を考案。近隣との交流や採光通風をもたらす役割を担って“住まいと街”に潤いを与える
- 吉野優輔 / YYAによる、兵庫・神戸市の「西神中央の家」。家族を持った施主の為に幼少期から過ごした住宅を改修。施主固有の本質からの創造を目指し、既存外壁から着想して類似する色の“十和田石”を用いた空間を考案。未来への価値の担保の為に“普遍的な空間性”も意図
- 関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う
- 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る
- 成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による「common furniture / Partition」。メーカーとコラボした事務所等の為のパーティション。現代の“多様な働き方を可能にする空間”に応える為、様々なフレーム・パネル・カラーから組合せ可能な製品を考案。飲食や物販の商空間でも使える意匠性も意図
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京の店舗「カリモク60 自由ヶ丘店」。施主企業の初期開発の家具シリーズ全型を扱う店。展示機能に加え“人を引寄せ購入に繋げる”存在を目指し、“企画やイベント”も行える空間を志向。可動する什器で“要望に合わせて配置が変えられる”仕組みを実装
- チョウ・ミンスク / マス・スタディーズによる、2024年のサーペンタイン・パヴィリオン「Archipelagic Void」。世界中から毎年一組が選ばれて建設される建築。敷地を白紙と見なすのではなく“周辺要素を考慮”した創造を目指し、周辺と繋がる5つの“島”からなる建築を考案。中央のヴォイドで様々な“空間的物語”を収容する
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る
- 赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与える
- 中倉康介建築設計事務所による、三重・津市の住宅「炙り丸太のコロネード」。腕利き棟梁との出会いを契機とした家。施主の望む暮らしを“大工の技術”を活かして実現する為、古代の憩いの場“コロネード”を参照した空間を“天然丸太”を用いて構築。加工丸太は石柱に負けない質感も備える
- 能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みる
- 元木大輔 / DDAAによる「NOT A HOTEL ANYWHERE」。車両を改修したホテルとしても利用可能なモバイルハウス。“移動可能な新しい暮らし”を想定し、車体毎に別の機能を与え“5台でひとつの居住空間”となる仕組みも考案。建築的な“車両”として様々な工夫を込める
- 山田誠一による、プリズミックギャラリーでの建築展「a flash of light 感覚のゆらめき」。数々の住宅作品で知られる建築家の展覧会。言葉の前に湧き起る“感覚の作用”を主題とし、普段の仕事のように“会場を貫く什器”を設計して空間に配置。展示する模型群に合わせ“其々の作品を表象する台座”も制作
- 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
- 早坂直貴+斧田裕太 / 邸宅巣箱と五十嵐悠介による、神奈川の「庭園緑地の邸宅」。“都市と自然の狭間”にある300坪超の敷地。環境の“多面性”を活かした在り方を求め、“開放感と親密さ”のバランスを再構築する建築を志向。居間に貫入する“5つの個室ヴォリューム”を周辺を読み解いて配置
- 坂倉準三の特集番組が、NHKの“新日曜美術館”で放送。タイトルは「戦後新宿・渋谷をつくった建築家 坂倉準三」
- デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介