迫慶一郎/SAKO建築設計工社”バルセロナ・イマジナリウム”
サムネイル:迫慶一郎/SAKO建築設計工社

迫慶一郎/SAKO建築設計工社”バルセロナ・イマジナリウム”

迫慶一郎/SAKO建築設計工社による”バルセロナ・イマジナリウム”です。

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©Marta Pons Miralbell

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1階平面図
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2階平面図
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地階平面図
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断面図
all photos provided by SAKO建築設計工社
洞 等高線/等色線
「バルセロナ・イマジナリウム」はキッズブランド「イマジナリウム」の旗艦店であり、グラシア通りをはさんで「カサ・ミラ」の向かいに位置する。6mの間口に28mの奥行きという細長いプロポーションの空間が、3層(B1F、1F、2F)に渡って重なった構成である。
 この店舗が扱う商品の系列は23にも及ぶ。それぞれが商品に合わせた独自のエリアをつくりながらも、全体としては一体感のある空間をつくろうと考えた。洞窟のもつ空間特性がそれに応えられるのではないか。全体を一望にて把握出来るわけではないが、奥へ奥へと進むにつれてシーンが連続的に展開して行くような空間である。
 商品やそのパッケージは原色を用いたモノが多い。その色づかいを引き立てつつ、空間自体も賑やかさを醸し出すために空間を虹色に着色した。虹色は縦方向の高度に合わせて漸次的に変化をする。
 6つのレベルの陳列棚は、各階において滑らかな曲線を描いている。それはあたかも「等高線」による自然の地形を再現しているようである。
 局所的に「舌」のように飛び出した陳列棚の部分は、販促品のディスプレイ、エリアサイン、テーブル、椅子、カウンター、書棚、パーティションなどの特異点となり、多様なアクティビティをつくり出している。レイヤー毎に形状が異なるため、アクティビティはこの空間内で3次元的に、そして不均一に分布している。そのため各レイヤーをオーバーレイさせて上から眺めてみると、各色の棚による「等色線」がそのまま、アクティビティ分布=「空間の応力」を描き出していることが分かる。
 エントランスのダブルドアーを始めとして、店内には子供用と大人用のモノが一組となって配置されている。そこには子供と大人を同等に扱うという「イマジナリウム」の理念が表わされている。
 子供たちにとって「虹色の洞窟」を回遊することは、単なるショッピングという行為を超え、探検心が刺激されるような体験となるだろう。
(迫慶一郎/SAKO建築設計工社)
□建物概要
バルセロナ イマジナリウム(Imaginarium in Barcelona)
スペイン バルセロナ市
設計:2007.05-2007.11
竣工:2007.11
規模:地上2階、地下1階
延床面積:990.0m2
□関連リンク
迫慶一郎/SAKO建築設計工社

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