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2025.1.24Fri
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佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮
photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所

SHARE 佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮

architecture|feature
福士晴也建築設計藤本建設・倉橋建設・大坂組JV鳴海雅人小寺亮進藤勝人福士晴也福士譲八洲建築設計フクシアンドフクシ建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面あり川澄・小林研二写真事務所青森庁舎佐藤総合計画
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮鳥瞰、南東側より見下ろす。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、北側より見る。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、敷地内の「青い森の広場」から見上げる。 photo©小寺亮
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮2階、左:事務室、正面:通路 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所

鳴海雅人+小寺亮+進藤勝人+福士晴也+福士譲 / 佐藤総合計画・青森建築家集団が設計した「青森市新市庁舎」です。
既存庁舎の建替計画です。建築家は、機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案しました。また、外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮しました。施設の場所はこちら(Google Map)。

青森市新市庁舎は既存庁舎の老朽化・耐震性能不足、分散された庁舎の集約化、ICT化への対応、東日本大震災を受けて防災拠点の整備が必要になったことによる建替え計画である。

ここまでは他の自治体でもよくある経緯ではあるが、このプロジェクトは一度設計が完了した後に社会状況の変化にともなって、窓口機能は青森駅前商業ビルへ集約、本計画地には防災機能を中心とした執務空間や市民スペースの新設、と大きな転換があったことが特徴である。

当初、庁舎機能をひとつに集約して青森の気候に配慮した3次曲面の特徴的な建築の提案は、「持続可能性」をテーマに青森の風土から導き出される環境のデザインであった。これに対して、変更後は既存施設を無駄なく活用しながら社会情勢や都市の状況をつぶさに把握して少しずつ更新していく変化を許容する建築が求められた。

建築家によるテキストより

計画地は、東西軸(機能)と南北軸(活動)の結節点に位置することから、ひとやものが集まる敷地特性を活かした庁舎のあり方、そして、庁舎の変化(改築、増築)に柔軟に対応しながらも、市民協働の場はその都度変わらない場所となることが大切だと考えた。

建築は都市構成を活かして、東西方向に長い雁行平面によって既存議会棟と執務機能を連続させた機能軸を形成し、将来的な増築の拠り所とした。グラウンドレベルは南北に通り抜け広場を設けることでまちの回遊性を高め、1階のほとんどを市民スペースとしたことと合わせて、市民の気軽な利用を促す活動軸とした。この2つの軸によって、庁舎機能の拡張性を高めつつ、市民協働の場としての持続性を両立させた。

建築家によるテキストより

1階のほとんどをひろばとともに市民スペース(サードプレイス)、上階は伸びやかに雁行する執務エリアとしている。

特に上階は高い環境性能を有した快適な空間であり、将来の変化(増築や改修)に対しても、窓際にできるだけ個室をつくらない平面構成、乾式・ユニット化による増築施工しやすいディテール、天井レスによる更新しやすい設備ルートとすることで、機能を維持しながら変化に柔軟に対応できる計画とした。こうした小さな工夫の積み重ねが、将来への選択性を高め、持続可能性へとつながっていく。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮鳥瞰、南東側より見下ろす。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、南側より見る。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、北側より見る。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、敷地内の「青い森の広場」から見上げる。 photo©小寺亮
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、開口部の詳細 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、開口部の詳細 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮ピロティ、天井裏を見上げる。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮1階、市民協働スペース photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮1階、市民協働スペース photo©小寺亮
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮1階、市民協働スペース、壁の詳細 photo©小寺亮
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮2階、通路から事務室を見る。 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮2階、左:事務室、正面:通路 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮2階、サインと窓 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮造作家具の詳細 photo©小寺亮
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮階段の詳細 photo©小寺亮
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、南側より見る、夜景 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮外観、北側より見る(祭り時の様子)、夜景 photo©船来洋志 川澄・小林研二写真事務所
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮広域配置図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮配置図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮1階平面図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮2,3階平面図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮4階平面図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮R階平面図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮立面図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮断面図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮断面詳細図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮コンセプト図 image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮構成ダイアグラム image©佐藤総合計画・青森建築家集団
佐藤総合計画・青森建築家集団による「青森市新市庁舎」。既存庁舎の建替計画。機能の拡張性と市民協働の持続性の両立を求め、改修を想定した仕様の執務空間を持ち上げて地上部分を市民の為の広場とする建築を考案。外観の“ポツ窓”は気候への対応と増築時の施工性を考慮拡張ダイアグラム image©佐藤総合計画・青森建築家集団

以下、建築家によるテキストです。


まちの変化を受け入れるシティホール

青森市新市庁舎は既存庁舎の老朽化・耐震性能不足、分散された庁舎の集約化、ICT化への対応、東日本大震災を受けて防災拠点の整備が必要になったことによる建替え計画である。

ここまでは他の自治体でもよくある経緯ではあるが、このプロジェクトは一度設計が完了した後に社会状況の変化にともなって、窓口機能は青森駅前商業ビルへ集約、本計画地には防災機能を中心とした執務空間や市民スペースの新設、と大きな転換があったことが特徴である。

当初、庁舎機能をひとつに集約して青森の気候に配慮した3次曲面の特徴的な建築の提案は、「持続可能性」をテーマに青森の風土から導き出される環境のデザインであった。これに対して、変更後は既存施設を無駄なく活用しながら社会情勢や都市の状況をつぶさに把握して少しずつ更新していく変化を許容する建築が求められた。

さらに、これまで市庁舎建設のワークショップに参加してくれた多くの市民からは、「より市民協働のための市庁舎としてほしい。」との想いが強くなっていった。

「変化する庁舎機能」と「変わらない市民協働の場」

青森市は、青森県の中央に位置し、東西方向に津軽~南部をつなぐ主要幹線(国道)が交通・物流の軸となり、南北方向には青森湾から八甲田山へと景観や市民の営みを支える軸が都市の骨格となってまちを発展させてきた。

計画地は、東西軸(機能)と南北軸(活動)の結節点に位置することから、ひとやものが集まる敷地特性を活かした庁舎のあり方、そして、庁舎の変化(改築、増築)に柔軟に対応しながらも、市民協働の場はその都度変わらない場所となることが大切だと考えた。

建築は都市構成を活かして、東西方向に長い雁行平面によって既存議会棟と執務機能を連続させた機能軸を形成し、将来的な増築の拠り所とした。グラウンドレベルは南北に通り抜け広場を設けることでまちの回遊性を高め、1階のほとんどを市民スペースとしたことと合わせて、市民の気軽な利用を促す活動軸とした。この2つの軸によって、庁舎機能の拡張性を高めつつ、市民協働の場としての持続性を両立させた。

変わることを受け入れるディテール

1階のほとんどをひろばとともに市民スペース(サードプレイス)、上階は伸びやかに雁行する執務エリアとしている。

特に上階は高い環境性能を有した快適な空間であり、将来の変化(増築や改修)に対しても、窓際にできるだけ個室をつくらない平面構成、乾式・ユニット化による増築施工しやすいディテール、天井レスによる更新しやすい設備ルートとすることで、機能を維持しながら変化に柔軟に対応できる計画とした。こうした小さな工夫の積み重ねが、将来への選択性を高め、持続可能性へとつながっていく。

快適性と省エネを両立する「1層2段二重窓」

開口部の高い断熱性能や執務空間の良好な音環境のため二重窓とし、外部側は耐候性・断熱性の高いアルミ製断熱サッシュ、室内側は青森県産スギ材の木製建具で構成した。

1層2段に設置した開口部を壁内のダクトが繋ぎ、リターン空気(空調空気)を二重窓内に流すことで、余剰の空調空気を無駄なく活用しながら、さらなる断熱性の向上を図った。

また、交通量の多い国道沿いに位置することから、二重窓で騒音を低減したことも執務空間としての快適性につながっている。県内の木製建具工場と協働した窓は地場の木材に触れる表現として、特徴的な窓を通した外への意識を生み出すきっかけとなり開口率以上の開放感と明るさを生み出している。

「変化する庁舎機能」“小さな単位”が拡張性を高める寒冷地のファサード

ファサードは寒冷地であることを考えて、断熱性の高い壁面を主体としながら内部空間の明るさや開放感が全体に行き渡るようにいわゆる“ポツ窓”のデザインとした。

建物は乾式構造のため、1つの窓ごとに開口補強材(下地材)が必要となり、二次部材が多くなり経済効率は下がるが、今回はそれを逆手にとって、外壁の張り方(押出成形セメント板横張り)と合わせて建物全体に縦下地材を均等に細かく配置することで、渡り廊下などで建物を拡張する際に①解体の影響範囲を最小化、②取りつき金物の下地材への転用へと活かすことを考えた。

開口部、仕上げ材、そして通常、隠ぺい部となる開口補強材や胴縁材も合わせて、ある種の“小さい単位”で全体を構成することで寒冷地らしいファサードと将来への柔軟な拡張性を生み出している。

■建築概要

名称:青森市新市庁舎
所在地:青森県青森市中央1丁目22-1,22-4,22-5
主要用途:庁舎
建主:青森市
───
設計
建築:佐藤総合計画 担当/小寺亮、鳴海雅人 
   八洲建築設計 担当/進藤勝人、佐藤竜二、石鉢幸子
   福士晴也建築設計 担当/福士晴也
   フクシアンドフクシ 担当/福士譲、福士美奈子
構造:佐藤総合計画 担当/桑原賢司、桝田重利
設備:佐藤総合計画 担当/森正夫、渡邉拓
───
監理
建築:佐藤総合計画 担当/小寺亮
   八洲建築設計 担当/進藤勝人、石鉢幸子
   福士晴也建築設計 担当/福士晴也
   フクシアンドフクシ 担当/福士譲、福士美奈子
構造:佐藤総合計画 担当/桝田重利
設備:佐藤総合計画 担当/星野厚志、渡邉拓
───
施工
建築:藤本建設・倉橋建設・大坂組JV 担当/杉田正彦
機械:鹿内組
電気:洋電社
───
地域地区:商業地域 防火地区
道路幅員:北36.0m
駐車台数:149台(うちおもいやり駐車場5台)
主体構造:鉄骨造 一部、鉄筋コンクリート造
杭・基礎:プレボーリング拡大根固め工法
杭種:上杭(SC杭)・中杭(PHC杭)・下杭(節付きPHC杭)
空調方式:単一ダクト方式(一部床吹出し方式)
熱源:ガス焚冷温水発生機
給水:上水+雑用水2系統、受水槽+給水ポンプユニット供給
給湯:電気式
受電方式:高圧1回線受電(将来2回線受電対応可能なスペース及び管路を準備)
設備容量:1φ3W 210V-105V 200KVA
     3φ3W 210V 1100KVA
     スコット 210V/210V-105V 200KVA
消防:屋内消火栓、消化器、避難器具
その他:地中熱融雪設備
昇降機:乗用エレベーター:13人乗×2基
敷地面積:13,179.21㎡
建築面積:2,719.63㎡(敷地内計:4,440.49㎡)
延床面積:6,964.04㎡(敷地内計:11,497.66㎡)
地下1階 370.87㎡/1階 1,693.32㎡/2階 148.90㎡/3階 2,359.70㎡/4階 2,278.99㎡/R階 51.45㎡
建蔽率:3.70%(許容:90%)
容積率:87.25%(許容:600%)
階数:地下1階 地上4階 塔屋1階
最高高:16.45mm
軒高:16.15mm
階高:1階:5,400mm、3,4階:4,000mm
───
天井高
サードプレイス:4,950mm 梁下4,150mm
執務室:3,550mm 梁下2,750mm
主なスパン 6,400mm×6,400mm
───
設計期間:(変更前)2015年3月~2017年2月、(変更後)2017年3月~2017年9月
施工期間:2018年5月~2019年9月
撮影:船来洋志 / 川澄・小林研二写真事務所、小寺亮

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

アスファルト露出絶縁断熱工法:BANKS工法(田島ルーフィング)

外装・壁外壁

押出成形セメント板:アスロック(ノザワ)+フッ素樹脂塗装

外装・建具開口部

アルミ製建具(LIXIL)

外装・建具執務室 開口部

青森県杉材木製建具:MADOBA(日本の窓)

内装・床サードプレイス 床

磁器質無釉床タイル(名古屋モザイク工業)

内装・床執務室 床

タイルカーペット:TEC-84(シンコール)

内装・壁壁

石膏ボード+艶有り合成樹脂エマルションペイント [N98]

内装・天井天井

デッキ部:鉄筋トラス付きデッキプレート+合成樹脂調合ペイント [N98]
梁部:セラミック系耐火被覆吹付材+下端鏝押え

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2025.01.24 Fri 06:50
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    「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける
    photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa

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    日程
    2025年1月11日(土)
    –
    3月23日(日)
    architecture|art|exhibition|feature
    ULTRA STUDIO会場構成アート展ル・コルビュジェ建築展
    「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける第1章「浜辺の建築家」展示風景 photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa
    「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける第2章「諸芸術の綜合」展示風景 photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa
    「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真。パナソニック汐留美術館で開催。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛ける第3章「近代のミッション」展示風景 photo courtesy of パナソニック汐留美術館、撮影:Yukie Mikawa

    「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展の会場写真です。
    パナソニック汐留美術館で開催されています。円熟期の創作に注目した内容で、絵画・彫刻・素描に加えて建築作品も紹介します。会場構成は“ウルトラスタジオ”が手掛けています。会期は、2025年3月23日まで。展覧会の公式ページはこちら。

    建築家ル・コルビュジエ(1887‒1965)は活動の後期において、建築の指揮のもとで絵画や彫刻をつなぐ試みを「諸芸術の綜合」と言い表しました。そしてそれ以上に、「諸芸術の綜合」とは統一、調和、普遍的法則の理想主義に導かれた彼の芸術観全体を示すスローガンでもありました。

    ル・コルビュジエは近代建築の巨匠として世界的に知られていますが、視覚芸術の他分野においても革新をもたらしました。本展は1930年代以降に彼が手がけた絵画、彫刻、素描、タペストリーをご覧いただき、さらに彼が求め続けた新しい技術の芸術的利用にもスポットをあてます。そして後期の建築作品も併せて紹介することで、はるかに伝統的な枠組みを超えたル・コルビュジエの円熟期の芸術観を明らかにします。

    楽観的で歓喜に満ちたこれらの作品は、「住宅は住む機械」という彼のよく知られた言葉に集約される機能主義者のイメージを超えた、あらたな像を結びます。また、レジェ、アルプ、カンディンスキーといった同時代を生きた先駆的な芸術家たちの作品を対峙させることで、当時の芸術潮流における彼の立ち位置も浮かび上がらせます。

    本展はゲスト・キュレイターにドイツ人美術史家ロバート・ヴォイチュツケ氏を迎え、20世紀の革新的頭脳の創造の源泉に迫ります。

    リリーステキストより
    • 残り5枚の写真と建築家によるテキスト
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    ULTRA STUDIO会場構成アート展ル・コルビュジェ建築展
    2025.01.24 Fri 15:16
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    【ap job更新】 設計事務所と協力して“夢をかたちにする”不動産会社「株式会社TRIAD」が、意匠設計・施工管理・プロジェクトマネジメントの社員(経験者)を募集中

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    設計事務所と協力して“夢をかたちにする”不動産会社「株式会社TRIAD」の、意匠設計・施工管理・プロジェクトマネジメントの社員(経験者) 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

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    【弊社で働く魅力とやりがい】
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    デザイン・建築に、興味のある方はやりがいのあるお仕事になります。

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    2025.01.24 Fri 14:20
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    【ap job更新】 BIGと隈研吾に学び、国内外の様々な受賞歴を持つ神谷修平が主宰する「カミヤアーキテクツ」が設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中

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    【ap job更新】 BIGと隈研吾に学び、国内外の様々な受賞歴を持つ神谷修平が主宰する「カミヤアーキテクツ」が設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中“THE CONE” photo©Takumi Ota
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    BIGと隈研吾に学び、国内外の様々な受賞歴を持つ神谷修平が主宰する「カミヤアーキテクツ」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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    カミヤアーキテクツ(KA)は建築・プロダクトデザイン・ムービーなどの「クリエーションを通じて世界に感動を揺り起こす」ことをビジョンとしています。
    これまでに、日本建築学会、JIA、日本空間デザイン賞、iF DESIGN AWARD(独)などの国内外の賞を受賞しています。

    「人材・ヒューマンリソースがクリエイティブ組織の唯一であり最高の武器」

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    【KA代表・神谷修平】
    建築家・クリエイティブディレクター
    2017:KA設立
    2016-2017:BIG/BJARKE INGELS GROUP(デンマーク)/文化庁派遣芸術家
    2007-2016:隈研吾建築都市設計事務所

    主な受賞
    日本建築学会・作品選集・新人賞
    日本建築家協会・優秀建築選
    iF DESIGN AWARD
    日本空間デザイン賞:金賞
    AACA賞
    グッドデザイン賞
    鹿島出版会SD レビュー・SD賞

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    2025.01.24 Fri 09:10
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    2025.1.23Thu
    • 国立新美術館での展覧会「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」の入場チケットをプレゼント。岸和郎が監修。コルビュジエ、アアルト、菊竹清訓、カーン、ゲーリーらによる14邸の住宅を中心に、20世紀の住宅の実験を豊富な資料で検証。ミースの未完のプロジェクトも原寸大で再現
    • 【ap job更新】 金沢を拠点とし、地域での建築とまちづくりに加えて能登半島地震の復興にも取組む「株式会社kyma」が、設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)を募集中
    • 【ap job 更新】 建築設計事務所バケラッタが、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 湯谷紘介+湯谷麻衣 / 湯谷建築設計による、三重・多気郡の「明星の家」。風を伴う雨の多い地域の緑豊かな敷地。無柱のLDKを住居の中心とし、個室群との緩衝帯になり季節毎に表情も変える“L型の廊下を周囲に配置する構成を考案。風土に応える為に適切に軒を伸ばして地域材も使用する
    2025.1.25Sat
    • ビャルケ・インゲルスが率いるBIGの、ニューヨークオフィスの様子を紹介している動画。2025年1月に公開されたもの

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