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2025.10.20Mon
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吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案
photo©宮本啓介

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architecture|feature
KAMITOPENソウワプロスパ建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)宮本啓介吉田昌弘千葉スポーツ施設
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フロントからフリースペース側を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペース photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペースから開口部越しに「アスリートルーム」を見る。 photo©宮本啓介

吉田昌弘 / KAMITOPENが設計した、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」です。
“街かど高地トレーニング”をうたうジムの計画です。建築家は、低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向しました。そして、空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

Train High,Perform High!

街かど高地トレーニングをうたっているHyex海浜幕張店。
そのコンセプトは高地トレーニングの環境とメソッドで、トレーニングをハックし、アスリートのパフォーマンス向上に貢献することを目的としている。

建築家によるテキストより

実際には圧力変化のない低酸素ルームの中でトレーニングを行うことで、心肺機能が強化され、身体の酸素不足を補うため血管・血液の酸素運搬能力が向上しパフォーマンスが向上する。

そこで、我々はパフォーマンス向上に必要不可欠な「空気」そのものをデザインすることを試みた。

建築家によるテキストより

実際には、真っ青な澄んだ空色の空間を抜けると、ウォームアップスペースにたどり着く。
そこは全面ミラー貼りの空間で、身体の緊張をほぐしながら、青色に澄んだスケルトン天井を見上げる。

そこから、酸素を身体中に運ぶ血液をイメージした赤色に染められた「低酸素環境に維持されたアスリートルーム」とデジタルゲームを取り入れたトレーニングを提供するVRルームに入る事が出来る。

私はここで、トレーニングと空間を通して、澄んだ空気が身体の中をかけ巡り、気持ちもパフォーマンスもHigh(ハイ)になることを望む。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フロント photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フロントからフリースペース側を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペース photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペースから開口部越しに「アスリートルーム」を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペースから開口部越しに「ズイフトルーム」を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペースから開口部越しに「ズイフトルーム」を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案左:「ズイフトルーム」、右:「アスリートルーム」 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案「アスリートルーム」から開口部越しにフリースペースを見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案「ズイフトルーム」から開口部越しにフリースペースを見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案フリースペースからフロント側を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案洗面から更衣室側を見る。 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案サインの詳細 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案把手の詳細 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、千葉市の店舗「Hyex 海浜幕張店」。“街かど高地トレーニング”をうたうジム。低酸素ルームで運動する施設として、パフォーマンス向上の為に“空気”のデザインを志向。空の様な“青色”の空間から血液の様な“赤色”の主空間に移行する構成を考案平面図 image©KAMITOPEN一級建築士事務所

以下、建築家によるテキストです。


コンセプト「空気」

Train High,Perform High!

街かど高地トレーニングをうたっているHyex海浜幕張店。
そのコンセプトは高地トレーニングの環境とメソッドで、トレーニングをハックし、アスリートのパフォーマンス向上に貢献することを目的としている。

実際には圧力変化のない低酸素ルームの中でトレーニングを行うことで、心肺機能が強化され、身体の酸素不足を補うため血管・血液の酸素運搬能力が向上しパフォーマンスが向上する。

そこで、我々はパフォーマンス向上に必要不可欠な「空気」そのものをデザインすることを試みた。

実際には、真っ青な澄んだ空色の空間を抜けると、ウォームアップスペースにたどり着く。
そこは全面ミラー貼りの空間で、身体の緊張をほぐしながら、青色に澄んだスケルトン天井を見上げる。

そこから、酸素を身体中に運ぶ血液をイメージした赤色に染められた「低酸素環境に維持されたアスリートルーム」とデジタルゲームを取り入れたトレーニングを提供するVRルームに入る事が出来る。

私はここで、トレーニングと空間を通して、澄んだ空気が身体の中をかけ巡り、気持ちもパフォーマンスもHigh(ハイ)になることを望む。

■建築概要

題名:Hyex 海浜幕張店
所在地:千葉県千葉市美浜区ひび野1丁目6-2 公園通りビル D区画
設計:株式会社KAMITOPEN一級建築士事務所 担当/吉田昌弘、福嶋知子
施工:株式会社ソウワプロスパ
協力:株式会社ユーフォリア、Hypoxia Performance Project、高田敏志
構造:鉄骨造
階数:地上1階
延床面積:164.59㎡
設計:2024年7月~2024年10月
工事:2024年9月~2024年10月
竣工:2024年10年8月
写真:宮本啓介

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床フロント 床

既存床の上、コンパネ下地+塩ビタイル貼り:NL0014-45(川島織物セルコン)

内装・床フリースペース、アスリートルーム、ZWIFTルーム 床

既存床の上、アースシール+ゴムタイル:アストロフェース(スピングルカンパニー)

内装・床通路 床

既存床の上、コンパネ下地+塩ビタイル貼り:647-704(田島ルーフィング)

内装・壁フリースペース、アスリートルーム、ZWIFTルーム 壁

LGS+PB12.5mm+目地寒冷紗+不燃クロス:リアルデコ(TOLI)

内装・天井フロント、フリースペース 天井

天井下地撤去の上、AEP塗装 青:75-30P [日塗工]

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    黒川智之建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の「広尾の集合住宅 ASTILE広尾」です。
    “成熟した住宅地”での計画です。建築家は、都市の密度と良好な住環境の両立を求め、“雁行する平面”と“壇状の断面”でヴォリュームを分節する建築を考案しました。そして、採光や眺望などの空間的豊かさを創出しつつ周辺への圧迫感も軽減しています。

    本計画は、都心・広尾の成熟した住宅地において、都市の密度と良好な住環境の両立を図る集合住宅の新たなあり方を提案するものである。

    建築家によるテキストより

    敷地特性を丁寧に読み解き、雁行する平面形と壇状の断面構成によってボリュームを分節し、住宅地にふさわしいヒューマンスケールを創出。建物を敷地に対して斜めに配置することで外周部に小さな庭が生まれ、採光・通風の確保に加え、視線の抜けや眺望の広がりといった空間的な豊かさ、周辺環境への圧迫感の軽減にも寄与している。

    建築家によるテキストより

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    今後の都市住宅に求められる複合的な価値を体現する、一つのモデルケースとなることを目指した。

    建築家によるテキストより
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    ロウファットストラクチュア中山保寛東京都建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外構・床)住宅図面あり渋谷区渋谷黒川智之
    2025.10.20 Mon 07:04
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    2025.10.18Sat
    • 藤本壮介による講演「Between Nature and Architecture」の動画。芝浦工業大学で2025年10月に行われたもの

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