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2025.12.01Mon
2025.11.30Sun
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る
撮影:木奥恵三

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日程
2025年11月21日(金)
–
2026年3月8日(日)
design|exhibition|feature
アキッレ・カスティリオーニエンツォ・マーリオトル・アイヒャーディーター・ラムスブルーノ・ムナーリデザイン展マックス・ビル
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ロビー 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、マックス・ビルの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、ディーター・ラムスの展示風景 撮影:木奥恵三

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」です。
ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る内容です。
展示会期は、2026年3月8日まで。展覧会の公式ページはこちら。

21_21 DESIGN SIGHTでは2025年11月21日(金)より企画展「デザインの先生」を開催します。

展覧会ディレクターには、デザインジャーナリストの川上典李子と、キュレーター、ライターの田代かおるを迎えます。
さまざまな出会いのなかに、生活や社会の今後について考えを巡らせるヒントがあります。多くの情報が迅速に行きかい、価値観が大きくゆれ動いている今日だからこそ、デザインを通して多様な視座を示してくれた巨匠たちの活動を振り返ってみたいと考えました。

今回フォーカスするのは次の6名、本展では彼らを「デザインの先生」として紹介します。
ブルーノ・ムナーリ(イタリア生まれ、1907–1998 年)、マックス・ビル(スイス生まれ、1908–1994 年)、アキッレ・カスティリオーニ(イタリア生まれ、1918–2002年)、オトル・アイヒャー(ドイツ生まれ、1922–1991年)、エンツォ・マーリ(イタリア生まれ、1932–2020年)、ディーター・ラムス(ドイツ生まれ、1932年–)。デザイン教育の現場で未来を担う人材を育んだ人物も含まれますが、それだけでなく、信念と希望を胸に活動することで各時代の先を探り、社会の新たな局面をもたらした人物であるという点で共通しています。本展ではまた、マックス・ビルやオトル・アイヒャーに学び、後に生涯にわたって親交を深め、日本におけるデザイン学の礎を築いた向井周太郎(1932–2024年)の視点にも触れていきます。

考え、つくり、伝えつづけるデザインの行為は、生きることと切り離せません。代表作をはじめ、残されたことば、記録映像などを通して各氏の人間性に迫りそれぞれのデザイン活動に目を向けるとき、彼らは皆、私たち一人ひとりが考え、主体的に行動し、進んでいくことをまさに期待していたのだということも知るでしょう。

社会のこの先に向けて、デザインの視点に基づき「問い」そのものを投げかけることがこれまで以上に期待されているいま、デザインが担う役割もより広く、より深くなっています。忘れてはならない先人たちの活動の軌跡を改めてふり返ったうえで、この先をどう探り、社会に対してどのようなメッセージを投げかけていけるのか、そのことの重要性についても多くの皆さんと考えていければ幸いです。とてつもない好奇心と探究心と勇気の持ち主であり、魅力に満ちた先生たちに出会ってください。

リリーステキストより

以下の写真はクリックで拡大します

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るエントランス 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ロビー 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ロビー 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー1、年表 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、手前:ブルーノ・ムナーリの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、ブルーノ・ムナーリの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、アキッレ・カスティリオーニの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、手前:アキッレ・カスティリオーニの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、手前:エンツォ・マーリの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、オトル・アイヒャーの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、オトル・アイヒャーの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、マックス・ビルの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、マックス・ビルの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、ディーター・ラムスの展示風景 撮影:木奥恵三

6人の先生たち

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るブルーノ ・ ムナーリ Photo: Ugo Mulas ©Ugo Mulas Heirs. All rights reserved.

ブルーノ・ムナーリ Bruno Munari(1907–1998年)
1907年イタリア・ミラノ生まれ。20世紀イタリアを代表する最も影響力のある芸術家、デザイナーの一人。絵画、彫刻、グラフィックデザイン、インダストリアルデザイン、写真、教育と多岐にわたる活動を行う。20世紀初頭にイタリアの芸術運動「未来派」に参加。1930年代には、キネティック・アートの先駆けとなる代表作「役に立たない機械」を制作。分野を横断しながら、アイロニーとユーモアにあふれた独自の創作活動を行うとともに、70年代より子どもの創造力を引き出すラボラトリーを世界各地で開催し教育活動に力を注ぐ。絵本『le Macchine di Munari(ムナーリの機械)』にはじまる多くの絵本や、デザインプロジェクトに関する著書は、現在も多くの言語で愛読されている。1957年設立の「ダネーゼ」社との密接な協働関係においては、優れた知育玩具、プロダクトの数々を生み出した。

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るマックス ・ ビル Ernst Scheidegger, max bill / pro litteris

マックス・ビル Max Bill(1908–1994年)
1908年スイス・ヴィンタートゥール生まれ。1924から27年にかけてチューリッヒの美術工芸学校で銀細工を学び、その後バウハウスに入学。多岐にわたる才能を発揮した建築家であり、芸術家、グラフィカー、ゲシュタルター、文筆家。具体芸術運動を主導し、数学的思考方法に基づく芸術を追求した。1953年にインゲ・アイヒャー=ショル、オトル・アイヒャーとともにウルム造形大学を創設、その設計を手掛け、初代学長に就任した。環境形成の理念のもと多大な影響を残している。「ウルム・スツール(ウルマー・ホッカー)」を始め「文化財としての生産品」の思考の現われであるユンハンスの時計などは名作デザインとして現在も製造され続けている。1993年には彫刻分野で高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るアキッレ・カスティリオーニ Photo: J.B. Mondino, courtesy of FLOS

アキッレ・カスティリオーニ Achille Castiglioni(1918–2002年)
1918年イタリア・ミラノ生まれ。建築家、デザイナー。1944年、ミラノ工科大学建築学科卒業。1940年頃から兄リヴィオ、ピエル=ジャコモと共に工業デザインを開始し、45年から兄と共同でスタジオを運営。「タッチア」や「アルコ」をはじめとする多くの優れた照明器具のデザインを手がけた。1968年のピエル=ジャコモ他界後は単独で活動した。教育者としても活躍し、トリノ大学およびミラノ工科大学で教鞭を執る。1956年にはイタリア工業デザイン協会(ADI)の設立に関わった。

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るオトル ・ アイヒャー ©Karsten de Riese / Bayerische Staatsbibliothek

オトル・アイヒャー Otl Aicher(1922–1991年)
1922年ドイツ・ウルム生まれ。20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナーであり、ビジュアルコミュニケーションとタイポグラフィの分野で後進に大きな影響を与えた。1953年には戦後ヨーロッパに希望をもたらす新たな教育の場として、インゲ・アイヒャー=ショル、マックス・ビルとともにウルム造形大学を創設する。1972年にはミュンヘン五輪のデザイン・コミッショナーとしてビジュアル・アイデンティティを手がけ、ピクトグラムも活かしたデザインで国際的に高く評価された。ルフトハンザ航空などの企業ロゴやCIも数多く手がけるなど企業デザインの先駆的存在である。自発的な探索とリサーチプロジェクトとして生まれたイズニー・イム・アルゴイ(南ドイツ)のためのピクトグラムや、フォント「ローティス」もアイヒャーのデザインとして知られている。

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るエンツォ ・ マーリ 撮影:筒井義昭 ©アクシス

エンツォ・マーリ Enzo Mari(1932–2020年)
1932年イタリア・ノヴァーラ生まれ。芸術家、デザイナー。ミラノのブレラ美術アカデミーに入学し、ビジュアルアート作品を手がける。1950年代後半よりブルーノ・ムナーリの紹介で「ダネーゼ」社と協働し、デザイナーとしての活動を開始。数多くのプロダクト、家具のプロジェクトを手がけ、機能と形態の卓越したクオリティを生み出す。一方で、形態の背景に何があるのかを考えるよう繰り返し説き、量産品、工業デザインについての自身の哲学と倫理観について講演会等で熱弁を振るってきた。自身のデザイン哲学を記した著書に『プロジェクトとパッション』などがある。晩年には、良品計画、丸富漆器、飛騨産業など、日本企業との協働も行なった。

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返るディーター ・ ラムス Photo: Sabine Schirdewahn ©rams foundation

ディーター・ラムス Dieter Rams(1932年–)
1932年ドイツ・ヴィースバーデン生まれ。ドイツを代表するインダストリアルデザイナー。建築を学んだ後、1955年にブラウン社に入社し、長年にわたりデザイン部門の責任者を務めた。シンプルで機能的な製品を数多く手がけ、代表作には「ET 66」(電卓)や「SK 4」(ラジオ・レコードプレーヤー複合機)などがある。著書『Less, but better(より少なく、しかしより良く)』でデザイン哲学「良いデザインの10ヶ条」を提唱。その思想は現代のプロダクトデザインにも大きな影響を与え続けている。2025年9月に、世界デザイン機構(WDO)より世界デザイン賞を受賞。


展覧会ディレクター 川上典李子と田代かおる による「ディレクターズ・メッセージ」

ふと見回せば私たちは、なんと多くの人工の「かたち」に囲まれて暮らしていることでしょう。
そのなかで「優れたかたち」の存在はごく限られた数です。背景には、目に見えない長いプロセスがあり、一つひとつに、積み重ねられた時間と思索が凝縮しています。だからこそ時代や文化を越えて語り継がれ、特別な輝きを放ち続けるのです。

本展は、国境を越え、人々を驚かせ、社会を動かす力を持ち、現代においてなお特別な輝きを放つ6名を「デザインの先生」と呼び、彼らのプロジェクトとともに、背景にある哲学を表に引き出す試みです。
ドイツ、スイス、イタリアを母国とする「デザインの先生」たちは、同じ潮流に属していたわけではなく、それぞれが異なる原動力と哲学をもとに、戦後のヨーロッパで独自の道を切りひらいたマエストロたちです。 

ではなぜ、仕事の手法や生き方も異なる「先生」6名を、同じステージに招聘したのかと言えば、そこに共通する軸を見たからでした。
商業主義を優先した「かたち」ではなく、ヒューマニティを中心に置き、さらには環境までとらえる営みとしてプロジェクトを行なっていたという軸です。
また「先生」たちが、自身の職能についてドイツ語ではゲシュタルター(Gestalter)のほか、エントヴェルファー(Entwerfer)を、イタリア語ではプロジェッティスタ(progettista)を使用していたことにも注目します。それは「構想者。設計者。プロジェクトする者。」にあたる言葉で、デザインをより統合的な営みとしてとらえていたことを示しています。

本展では、これからの私たちの指針ともなるプロジェクトを改めて展示し、彼らの残した力強い言葉に耳を傾けます。
日常の対象に、実は発見すべき知性が潜んでいる。その気づきが混沌とした現代に問いかけるでしょう。
「私たちは、ここからどう進む?」

展覧会ディレクター 川上典李子、田代かおる

リリーステキストより

■展覧会概要
タイトル:21_21 DESIGN SIGHT企画展「デザインの先生」
会期:2025年11月21日(金)~2026年3月8日(日)
休館日:火曜日、年末年始(12月27日~1月3日)
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,600円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
Tel. 03-3475-2121
アクセス:都営地下鉄大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
特別協賛:三井不動産株式会社
展覧会ディレクター:川上典李子、田代かおる
企画協力:向井知子、板東孝明(武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 教授)
企画協力、告知グラフィックデザイン:SPREAD
会場構成:TONERICO:INC.
映像制作:菱川勢一(DRAWING AND MANUAL)
21_21 DESIGN SIGHTディレクター:佐藤 卓、深澤直人
アソシエイトディレクター:川上典李子
プログラム・マネージャー:中洞貴子
プログラム・オフィサー:安田萌音

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アキッレ・カスティリオーニエンツォ・マーリオトル・アイヒャーディーター・ラムスブルーノ・ムナーリデザイン展マックス・ビル
2025.12.01 Mon 07:04
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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/11/24-11/30]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/11/24-11/30)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


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    12. MVRDVによる、台湾の集合住宅「ザ・アイランド」。密集した商業地域での計画。“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の植栽スペース付きのバルコニーなどを備えた建築を考案。緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得る
    13. ハンス・ウェグナーの展覧会が渋谷ヒカリエで開催。入場チケットをプレゼント。多くの名作椅子を手掛けたデザイナーの、国内最大規模となる大回顧展。会場構成は田根剛が手掛ける
    14. 貝島桃代と能作文徳の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第11回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、斉藤助教授の家、谷川さんの住宅、上原通りの住宅、ハウス・グミュールの写真を題材に議論
    15. パナソニックが運営する、東京・新橋の“BRIDGEHEAD Shimbashi”を会場に「『現し』を考える。展ver.3.0」が開催。スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修手掛ける、“現し”をテーマとした展示。次なる展開として“壁”と“床”に注目し、“配線方法”を検討。ver.2.0で製作した“現し天井標準化マニュアル”等も出品
    16. MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案
    17. 西沢立衛・妹島和世・藤本壮介が登壇して、宮田裕章がモデレータを務めたトークセッション「共鳴と森 – 突き破る塔 (1970) から開かれる空 (2025) へ」の動画。2025年10月に万博会場で行われたもの
    18. 京都・八幡市の「(仮称) 南ケ丘こども園」設計プロポで、キノアーキテクツが受注候補者に選定。二次審査には、無有建築工房・ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ JV、芦澤竜一・水原建築事務所・VANS JV、榊原・吉村・創都 JV、日比野設計・吉村靖孝・EL3 JVが名を連ねる。各者の提案書も公開
    19. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」。集合住宅などが入る42層の高層ビル。金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案。ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出
    20. 青柳創と青柳綾夏による、岩手の「金ケ崎の家」。寄棟屋根や左官真壁の採用が必須な地域。意思と無関係に“外形が決まる”状況に対し、通常と異なり“内部の空洞”の支え方を思考せざる負えない設計過程に着目。空洞を実態に変質させるべく極細列柱の構造体を考案

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    2025.12.01 Mon 07:02
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    2025.11.29Sat
    • 磯崎新の、水戸芸術館での回顧展「磯崎新:群島としての建築」を取り上げた地元のニュース動画。2025年11月に公開されたもの

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