SHARE A+Sa アラキ+ササキアーキテクツによる”I邸リノベーション”
photo©SHIMIZU KEN
A+Sa アラキ+ササキアーキテクツが設計した”I邸リノベーション”です。
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以下、建築家によるテキストです。
「I邸リノベーション」
「家具スケール(≒t40mm)で再構成する」
専有面積65平米、20代新婚夫婦のための、マンションリノベーションである。「友人を
招いてホームパーティーができる家にしたい」というご要望から、大人数でも少人数でも楽しめる家にするため、二項対立事項となりがちな「L + D + Kの一体感」と「L / D / Kの独立性」を両方獲得することを目指した。
L(リビングルーム)・D(ダイニングルーム)・K(キッチン)・B(ベッドルーム)4部屋の「田の字」既存構成を残した上で、お互いの繋がりとそれぞれの広がりを確保するため、雑壁スケール(≒t100mm)の存在を消し、家具スケール(≒t40mm)のみで再構成した。
雑壁を撤去し躯体現しとして広がりを出すだけではなく、家具スケールの仕切り・見切りでLDKBを再度区切ることで、「L + D + Kを一体の場」として、大人数で盛り上がることもできるし、「L / D / Kを独立した三つの場」として、それぞれに会話をしたり寛いだりすることもできる。
■計画概要
所在地: 東京都杉並区
専有面積:65.0m2
設計期間:2011年4月
施工期間:2011年5月
設計:A+Sa(株式会社アラキ+ササキアーキテクツ/担当:佐々木高之,井辺陽子)
施工:株式会社ルーヴィス