SHARE TNAによる「上州富岡駅」の煉瓦積の様子を現場で見学する会が開催
TNAによる「上州富岡駅」の煉瓦積の様子を現場で見学する会が開催されます。開催日は、2013年11月23日(土・祝)。要事前申し込み。先着25名。
煉瓦は積む、タイルは貼る。
構造としての強度を持たせることが可能な煉瓦は、明治期以後、貼り煉瓦から煉瓦タイルへと姿や名を変えながら、現在数多く目にするようになったタイルの普及へ繋がりました。
現在建設中の上州富岡駅は、この煉瓦を本来の姿である構造体の一部として設計(TNA(武井誠氏+ 鍋島千恵氏)による設計競技一等案)が成されています。今回、TNA や施工会社をはじめ、多くの関係者の皆様のご
協力のもと、建設中の現場で実際に煉瓦を積む様子を見学させて頂く機会を得ることができました。来年世界遺産登録を目指す富岡製糸場では、明治初期に建設された木骨煉瓦造の建築物が保存され、明治期に煉瓦がつくられるようになった経緯やその特徴を見ることができるため、これらの施設も併せた見学会を企画致しました。
煉瓦は焼き物であることから一つ一つ多様な表情を持っています。その個性・特性を見極め、美しく積み上げるために、職人の技がどのように生かされているのか。ぜひ現地で、積む様を見学してみませんか。
より詳細な情報は以下。
【GS素材色彩分科会主催・上州富岡駅煉瓦積現場見学会】
2013年11月23日(祝・土)、上州富岡駅の煉瓦積の様子を現場で見学する会、を開催します。
本件は2011年、提案設計競技においてTNA(武井誠+鍋島千恵)が最優秀賞を受賞し、2014年1月の竣工に向け、工事が進められている現場です。
事前に富岡製糸場の見学と合せ、明治初期の煉瓦製造の製法等を学び、午後から煉瓦職人・高山登志彦氏の案内により煉瓦を積む、という仕事を紹介頂きます。
高山氏は三代続く煉瓦職人で、槇文彦氏の風の丘葬祭場をはじめ、数々の著名な建築やランドスケープの現場に携わられています。
煉瓦というラフなマテリアルの特性と向き合い、その空間に最適な積み方を考えるという職人の哲学。
つくる側ならではの空間や場に対するアプローチを、伺ってみたいと思います。
●日時 11月23日(土・祝)11:00 上州電鉄・上州富岡駅集合
●行程
11:30~ 富岡製糸場見学 ※ガイド40分つき
13:00~ 昼食(各自)
14:00~ 煉瓦積現場見学
15:30~ 質疑応答
16:00 一旦現地解散 ※その後、希望者は周辺まちなみ散策
17:30~ 高山氏を交えた懇親会
●募集要項 定員:25名(先着順)
●参加費
NPO法人GSデザイン会議会員:無料
※現地までの往復交通費、昼食、富岡製糸場見学料400円は各自負担
非会員:2,000円
※現地までの往復交通費、昼食は各自負担。富岡製糸場見学料込。
●持ち物
ヘルメット
※ご用意できない方は、申し込みの際その旨お書き添え下さい。
一括してレンタルします(実費徴収)。
●参加申込・問い合わせ先
加藤幸枝 gssozaishikisai(アットマーク)gmail.com