SHARE 佐藤総合計画+SUEP.のチームによる宮城の山元町立山下第二小学校新築復旧設計プロポーザルの最優秀賞案
以下、建築家によるテキストです。
「山元町立山下第二小学校新築復旧工事基本設計・実施設計業務」プロポーザルにて、佐藤総合計画+SUEP.のチームが最優秀に選定されました。
宮城県亘理郡山元町で4月23日「山元町立山下第二小学校新築復旧工事基本設計・実施設計業務」公募型プロポーザルの2次ヒアリング審査が行われ、佐藤総合計画+SUEP.を最優秀者に特定。
このプロポーザルは、平成23年3月11日の東日本大震災により被災した山元町立第二小学校が、山下小学校と併設状態となっているのを受け、併設状態の早期解消と震災前の学校運営・生活に戻すため、新山下駅周辺地区(同町浅生原)へ移転の上、新築復旧する提案を求めたもの。
提案は、中庭を持つコンパクトな木造校舎を南側の目抜き通り沿いに地域の顔となるよう配置。エコルーフという太陽熱を集める傘状ストラクチャーの屋根、それと一体化した田の字型平面の教室ユニットで構成したもの。東北の建設費高騰や職人不足による不安定な状況の中、アトリエ系と組織事務所とチーム体制や、在来木造を使った構造によるコスト工期の短縮なども評価された。
敷地面積は、約16,470㎡、延床面積約4950㎡。2016年度の完成を目指す。