SHARE noizによる「エルメス台湾2015A/Wウィンドウディスプレイ」
all photos©Henry Jen
noizによる「エルメス台湾2015A/Wウィンドウディスプレイ」です。
エルメスの2015年のテーマは 「フラヌール――いつでも、そぞろ歩き」。ノイズのウィンドウデザインは、街行く人々を台湾の街に息づく思いがけない自然を発見する散策へ誘います。
ビルの配管から顔を出す樹木。壁を覆いつくす豊かな緑。台湾独自の魅力的な街の風景をモチーフに、PVCパイプと植物をデザインエレメントとしてウィンドウに取り込みました。
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以下、建築家によるテキストです。
エルメスの2015年のテーマは 「フラヌール――いつでも、そぞろ歩き」。ノイズのウィンドウデザインは、街行く人々を台湾の街に息づく思いがけない自然を発見する散策へ誘います。
ビルの配管から顔を出す樹木。壁を覆いつくす豊かな緑。台湾独自の魅力的な街の風景をモチーフに、PVCパイプと植物をデザインエレメントとしてウィンドウに取り込みました。
パイプの色は、エルメスの2015A/Wコレクションのカラーパレットから、タークィン・ブルー、イエロー・オーカー、インディゴ、カプチーン・オレンジの4色のグラデーションを選び、パイプは直径1,2,4,6,8インチと様々な太さのパイプを用いて構成しています。
パイプはウィンドウの空間を構成し、プロダクトをフレーミングする彫刻的な役割も果たします。街路を思わせる力強い構成には太いパイプを、繊細な彫刻のような構成には細いパイプを使い、エルメスのプロダクトの繊細な美しさと背景の明解なコントラストをつくりだしています。
それぞれのウィンドウは台湾の豊かな自然と都市のインフラが共存するドラマチックな風景を切り取り、街を行く人々の「そぞろ歩き」のひとときを演出します。