SHARE 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京の住宅「南荻窪の家」
all photos©太田拓実
二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京の住宅「南荻窪の家」です。
1階部分にオフィススペースを持つ、建坪約15坪の2階建て木造住宅。南側からの採光を十分に取り入れるため、ボリュームは可能な限り北側である前面道路側に寄せ、その分オフィス・住宅のアプローチを出入りは分けつつも、一つにまとめて建物に挿入するように確保している。一方でファサードにも大きな大開口を設け、一日を通して変化の少ない、北側の安定した光を取り入れることを考えた。内部はメイン動線の吹き抜け階段を中央に、2階はひとつながりの大きなワンルームとなっている。キッチンからダイニングにかけては切れ目のないカウンター収納をレイアウトし、より空間の開放感や奥行きを感じられることを目指した。1階にはオフィスの他に寝室や子供部屋など、よりプライベートな機能を配置。オフィスは南北を貫く奥長い空間として、狭小ながらも外部の景色を最大限取り込むことを考えた。
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■建築概要
南荻窪の家(2016年/東京)
計画種別:新築
用途:住宅+オフィス
計画期間:2015年8月~2016年10月
構造:木造
規模:地上2階
建築面積:48.6平米
延床面積:97.2平米
敷地面積:100.0平米
計画地:東京都杉並区南荻窪
設計:ケース・リアル 二俣公一 大仁田雄輝
設計協力・施工:吉田工務店
照明計画:BRANCH lighting design 中村達基
写真:太田拓実