SHARE トラフによる、銀座・資生堂のディスプレイデザイン『SHISEIDO THE STORE 「水」の章』の写真
トラフのウェブサイトに、銀座・資生堂のディスプレイデザイン『SHISEIDO THE STORE 「水」の章』の写真が14枚掲載されています。
銀座 SHISEIDO THE STOREのウィンドウディスプレイ。 2018年の年間テーマである”木火土金水”の中の”水”がテーマとして与えられた。 展示時期がクリスマスのため、水の中でも「雪」をコンセプトに、藍師・染師BUAISOUとコラボレーションしウィンドウの空間演出を行った。 BUAISOUは、阿波藍の産地、徳島県上板町を拠点に、藍の栽培から染色、製作までを一貫して行っている。 中央通りのウインドウは、屋根に雪が積もったような家型のオブジェをつくった。金属の細いパイプを用いた、変形した家型のフレームに、藍で染められた屋根をかける。 藍染は白が際立つようなグラデーションを臈纈(ろうけつ)染めという技法を使用し、屋根に積もる雪の立体感を演出する。また、雪が地面に不定形な形で積もっている様子も表現している。 花椿通りのウインドウでは、染色した木や糸を使って作られた丸いパーツを繋ぎ合わせ、雪の結晶と雪だるまに見立てたオブジェをつくった。雪の結晶と雪だるまは、モビールのようにゆらゆらと揺れ、藍染の染め重ねによる濃淡や、裏表の素材の違いで、多彩な表情を見せる。 背景には暖色のメタリックなストライプを配し、無限の階調を持つ藍染のオブジェが際立つようなウインドウを目指した。