SHARE ミースのバルセロナチェアが、バウハウス創立100周年記念で、世界限定365脚発売。日本では約170万で2脚を販売。
ミース・ファン・デル・ローエのデザインによるバルセロナチェアが、バウハウス創立100周年記念で、世界限定365脚発売されるそうです。そのうち日本では約170万で2脚を販売されるそう。この椅子は1929年のバルセロナ万国博覧会でのミース設計のドイツ館(バルセロナパヴィリオン)用にデザインされました。展示販売場所は、Knoll Japanショールームとの事。また関連展示も行われるそう。
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが校長を務めたドイツの総合的造形教育機関バウハウスの創立宣言(1919年)より今年で100年となったことを記念し、ノルはミースがデザインしたバルセロナチェアを限定製造しました。このアニバーサリー・エディションのバルセロナチェアは全世界で365脚のみ製造され、バウハウス創立100年およびノルとミース作品との長年にわたるパートナーシップを記念して、エディションナンバーがつけられています。日本では、ショールーム(東京都港区北青山)にて全世界限定365脚のうちの2脚を10月18日(金)より展示販売いたします(バルセロナチェアとスツールのセットでの販売となります)。
バルセロナチェア&スツール(数量限定・エディションナンバー刻印 *スツールには刻印はありません)
[仕様]クッション:バウハウスレザー ストラクチャー:ブラッククロームフラットスチール
[価格]¥1,704,000-
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このチェアは、1929年、バルセロナ万国博覧会のドイツ館として建設されたバルセロナ・パビリオンの設計をミースが手がけた際に、スペイン国王のためにデザインしたもので、世界の注目を集めた作品です。ミースは、イリノイ工科大学で、のちにノルの創業者の妻となるフローレンス・ノルの指導者であり、友人でもあったため、1953年にバルセロナチェアの製造権を正式にノルに譲渡しました。以来、このモデルは、建築史のみならずデザインの歴史においてもノルの名を世界に知らしめる象徴となったのです。20世紀を代表するこの偉大な建築家の才能をバルセロナチェアが持つ本質的な優雅さから感じ取ることができると同時に、このチェアは、歴史や世界を越えたモダニズムのシンボルになっています。誕生から90年以上を生き抜いたバルセロナチェア。そのモダニズムと優雅さは、少しも色あせることなく、デザインの歴史を飾っています。
合わせて、このアニバーサリーイヤーに新しいファブリックやレザーにリニューアルしたMRコレクションの販売をスタートします。MRコレクションのバウハウス創立100年アニバーサリーエディションにも、100周年の特別な刻印が押されます。
また、同じくバウハウスで活躍したテキスタイルデザイナーのアンニ・アルバースデザインのファブリックを使ったベルトイアサイドチェアのシートパッドも限定発売します。
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以下は、『「Knoll celebrates Bauhaus ミース・ファン・デル・ローエとマルセル・ブロイヤー」展―織田コレクションより』の概要。
【展覧会基本情報】
会期|2019年10月18日(金)~11月2日(土)
時間|11:00-19:00 *会期中無休・入場無料
会場|ノルジャパンショールーム 〒107-0061 東京都港区北青山1-2-3 青山ビル1F (地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目」駅0 番出口直結) Tel. 03-6447-5405 Fax. 03-6447-5406
主催|ノルジャパン
企画協力|織田憲嗣 東川町
企画・運営|株式会社インターオフィス
バウハウス創立100年アニバーサリーエディションの発売に合わせて、ノルジャパンショールームでは、バウハウスを代表するデザイナーであるミース・ファン・デル・ローエとマルセル・ブロイヤーの2⼈に焦点をあてた特別展⽰を⾏います。
現在もノルで製造・販売しているミースのブルーノチェア、ブロイヤーのチェスカチェアやワシリーチェアなどは、バウハウスの時代に誕生したプロダクトです。その当時、カンチレバー(⽚持ち構造)とスチールパイプを使った椅子の開発・量産化はとても革新的な出来事でした。そこにフォーカスしながら、ノルの現行プロダクトの展示だけでなく、ミースのトゥーゲントハットチェアやブロイヤーのS35などのヴィンテージプロダクトを合わせて展示し、バウハウスのデザインスピリットをご紹介します。この特別展示のプロダクトは、椅子研究家の織田憲嗣氏が長年かけて収集、研究してきた、膨大な20世紀のすぐれたデザインの家具コレクションの一部をお借りし、展示いたします。織田氏は1946 年生まれ、高知県の出身で、百貨店宣伝部勤務、フリーのイラストレーターなどを経て、椅子研究家、東海大学教授として教鞭を執りました。現在は東海大学名誉教授となり、北海道東川町にて「織田コレクションアーカイブ事業」として、自身の1300以上にもおよぶ椅子のコレクションをもとにデザインミュージアム設立に向けて尽力されるほか、デザイン関係の展覧会の企画、家具メーカーのアドバイザー、雑誌、書籍等の執筆など多方面でデザイン文化の向上に努めています。