SHARE 「建築家のレム・コールハース氏は、パンデミックの前に公共空間の再設計が必要だったと語る」(TIME)
「建築家のレム・コールハース氏は、パンデミックの前に公共空間の再設計が必要だったと語る」というインタビュー記事が、TIMEのサイトに掲載されています。英語の記事です。
「建築家のレム・コールハース氏は、パンデミックの前に公共空間の再設計が必要だったと語る」というインタビュー記事が、TIMEのサイトに掲載されています。英語の記事です。
『アフリカ出身・京都精華大サコ学長 コロナ問題でわかった「日本人のホンネ」』という記事が、AERA dot.に掲載されています。ウスビ・サコは、京都大学大学院建築学専攻博士課程修了・博士という経歴を持ち、空間人類学を専門にしているとの事。京都精華大学は私立の美術学校で、現在建築学科では高松伸が客員教授を務めたりしています。
LIXILギャラリーとLIXIL出版が、その活動を終了することを発表しています。LIXIL出版は「現代建築家コンセプト・シリーズ」など建築家の活動を特集することで知られていました。2020年3月で更新を終了した10+1websiteもLIXIL出版の活動の一部でした。
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、1981年伊奈ギャラリーとして開廊以来、40年に亘り活動を続けてきたLIXILギャラリーは今秋をもちまして閉廊いたします。
2013年よりLIXILギャラリーと名称変更した後も「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」(東京・大阪)、「クリエイションの未来展」、「やきもの展」と977回もの展覧会を開催してまいりました。皆さまの多大なるご支援により、これまで継続してこられましたことを改めて厚く御礼申し上げます。
またLIXIL出版も、建築文化を中心に400タイトルを超える書籍を刊行してまいりましたが、ギャラリー閉廊とあわせ活動を終了いたします。書籍の販売については当面の間、継続してまいりますので、引き続きのお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、 今後もINAXライブミュージアム(愛知県常滑市)を中心にLIXILの文化活動へのご指導ご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡・北九州市の「九州女子大学」です。
公園のようなキャンパス
新校舎の建設に伴い古い校舎群が解体され、その結果キャンパス内に広大な屋外空間が生まれた。
広大な屋外空間に特徴の異なる5つの広場を計画しそれらを緩やかに繋げることで、学生たちのアクティビティがキャンパス全体に広がっていくことを期待した。
ファニチャーやパーゴラ、シェルター等、各広場のポイントとなる要素に対しては、あえてモニュメンタルなデザインを施すことによって、学生たちに活動の拠り所を明示したいと考えた。
屋外空間の面的な広がりと緩やかな高低差の中に、モニュメンタルな活動の拠り所を点在させることで、キャンパス全体が公園のような大らかなで開放的な環境になればと思っている。
中尾彰宏+齋藤慶和 / STUDIO MOVEが設計した、福岡・糸島市の駐車場「#ジハングン」です。施設の場所はこちら(Google Map)。
海辺に突如現れる駐車場。
車を停めるためのスペースを考えるにあたって、ひとつひとつの要素をオブジェのように捉え、広大な敷地に点在させることにより、海辺という大きな空間に目には見えない美術館のような場所を浮かび上がらせることを考えました。
この場所の進入口には、まるでゲーム感覚でゲートをくぐるように、その世界観への出入口をあえてカタカナ表記でデザインし、サイン計画として統一されたバーチャル感溢れるフォントや、前面に広がる青々とした空や海の色と対比させた黄色をコードカラーとすることで、この場所の世界観を表現しています。
東日本旅客鉄道+JR東日本建築設計+隈研吾建築都市設計事務所(デザインアーキテクト)による、東京・港区の駅舎「高輪ゲートウェイ駅」の写真が10枚、隈研吾のウェブサイトに掲載されています。
東京の環状鉄道、山手線の新駅で、山手線30番目の駅となる。2020年のオリンピックにあわせて開業し、13haの駅前の敷地に計画が進められている「新しい街」と一体となって、東京の新しいゲート、海と陸とをつなぐ新しいゲートとなることが期待されてこの駅名となった。
街と駅とをシームレスにつなげることを目的として、駅の上に、膜構造の大屋根を架け、膜は鉄骨と杉の集成材で作られた折り紙形状のフレームで支えられている。
駅構内は、従来の駅と異なり、天井も高く明るく開放的な空間が出現した。木のフレームと白い膜の組み合わせは、和紙を用いた日本の「障子」を想起させるものとなった。
壁面には、木の板を凹凸をつけて貼る、「大和貼り」と呼ばれる伝統的技法が用いられ、それによって従来の駅舎にはないようなヒューマンスケールで暖かい空間が出現した。
隈・安井設計共同企業体が設計を進めている、滋賀の「守山市新庁舎」の基本設計書(案)と解説動画が公開されています。
下記リンク先のPDFでは概要版(2ページ)と基本設計書(案)合計28枚が公開されています。2019年8月に隈・安井の優秀者選定が発表されていました。
以下は解説の動画。
このたび、新庁舎整備事業に係る基本設計を行い、「守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備基本設計書(案)」をとりまとめました。
つきましては、より良い新庁舎とするため、「守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備基本設計書(案)」を公表し、市民の皆様のご意見と情報を募集します。
ヘレスバック・メラニー+ルノー・セバスチャン / 2m26による、京都の築約100年の長屋を改修した「2m26 Kyoto House」です。
「2m26 Kyoto House」は家であり、オフィスであり、木工のアトリエであり、イベントスペースでもある。
2m26は100歳になる京都独特な長屋を完全にレノベーションした。長屋の特徴は、職人、店主、労働者など庶民の住居として細長い列に建てられ、粘土壁で繋がっており、それぞれの屋根も補助する仕組みになっている。
この家が育んできた魂をを大切にするため、2m26は元の類型、構造、素材に多くの注意をはらった。 年々も放置された状態だったため、壁と屋根の構造は深刻な損傷を受け、最優先に修正する必要があった。次に家の土台を補強し、空間の可能性を広げるために、新しい木造建築が建設された。
60平方メートルの細長い土地は、地元の公園の真ん中にある。 南北方面に建築をしないことで、京都の暑い夏でも風通りが良くなり、家が開放的になる。これにより、周囲の庭園が自然と家の一環となり、室内の空気の流れや質が独りでに入れ替わる。2m26はこの建築をうまく利用し、家の中からでも青空が、温かい直射日光が、差し込んんでくる構造になっている。
このような要素に重点を置き、さらに伝統的な日本の長屋にインスパイヤーされ、2m26は土地の長さを活用し、家を2つのパーツに分けた。庭で始まり庭で終わるこの家は、高い天井が続くオープンな構成である。そのため、屋根の梁が家を走り、それが全体的に見えるようになっている。
永松淳建築事務所が設計した、大阪・南河内郡の住宅「大宝の家」です。
職住一体の住まいをご要望された。
執務空間と生活空間とは玄関を必ず経由する計画とし、職住の切り替えを図った。
夫婦2人が職住を共にする住居として、職住の切り替えそのものよりも大切に思えたのは、2人きりで1日中を共に過ごす上で、各々がその時の気分によって細やかにボリューム調整するように2人の間の心地よい距離感を図る事ができるように空間構成や造作を設える事であった。
ハンナ(HANNAH)による、ニューヨーク州の、3Dプリントコンクリートとデジタルファブリケーションの技術で作られた、その工法の特徴を意匠に生かした小屋「Ashen Cabin」の写真が10枚、dezeenに掲載されています。建築家のサイトには図面を含む12枚の画像が掲載されています。
竹中大工道具館が、期間限定で常設展示の内容を動画で公開・解説しています。2020年8月31日までの限定公開だそう。新型コロナウイルス感染症予防対策による臨時休館中の企画のようです。
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