吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」
photo©くすきはいね

吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」

吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」 photo©くすきはいね
吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」 photo©くすきはいね
吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」 photo©くすきはいね

吉田裕一建築設計事務所が設計した、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」です。

神奈川県厚木市の駅からは少し離れた小鮎川のほとりに建つ、小さな焼き菓子屋さん兼住居です。
1階はお菓子工房及び店舗で半分以上の面積を使い、住宅としては玄関と水回りがあります。
2階は全て住居スペースで、夫婦と猫3匹が暮らしています。

かつて商店街に軒を連ねていた長屋の店舗兼用住宅という形式と違い、こうした郊外の住宅地の中にさまざまな用途の兼用住宅が点在していくような状況は、周辺の地域にとっても生活を豊かにする要素だと考えました。

建築家によるテキストより

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吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」 photo©くすきはいね
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吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」
吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」

以下、建築家によるテキストです。


神奈川県厚木市の駅からは少し離れた小鮎川のほとりに建つ、小さな焼き菓子屋さん兼住居です。
1階はお菓子工房及び店舗で半分以上の面積を使い、住宅としては玄関と水回りがあります。
2階は全て住居スペースで、夫婦と猫3匹が暮らしています。

かつて商店街に軒を連ねていた長屋の店舗兼用住宅という形式と違い、こうした郊外の住宅地の中にさまざまな用途の兼用住宅が点在していくような状況は、周辺の地域にとっても生活を豊かにする要素だと考えました。

建築は店舗としてのアイコンになり、かつ、さりげなく地域に溶け込んでいけるよう、シンプルな切り妻屋根の白いボリュームとしました。店舗部分は通りの角に向かってやや距離をとって開き、存在は感じるけれど、押しつけがましい商売っ気は感じさせない。でも、今度寄ってみよう、と思えるような雰囲気を出しています。

住居部分は人の生活はもとより、猫たちの暮らしも重要視しています。
走り回ったり爪とぎを想定しての塩ビタイルの床、落下防止ネット付きの階段手すり、ちょこんと座って外を見れるようにした窓台など、猫と人が共に生きていくのにささやかな仕掛けを施しています。

お菓子を買いに来る人の笑顔と相まってこの地域を豊かにする建築になることを期待しています。

■建築概要

所在地:神奈川県
設計監理:吉田裕一建築設計事務所(担当:吉田裕一、安藤聖)
構造設計:ASD
施工:村上建設
敷地面積:245.53㎡
建築面積:49.68㎡
延床面積:99.36㎡
構造:木造2階建
設計期間:2018.04〜2019.02
施工期間:2019.03〜2019.07
写真:くすきはいね

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

コロニアル遮熱グラッサ クールホワイトKMEW

外装・建具サッシ全般

アルミサッシLIXIL

外装・建具店舗入口

木製引き戸(特注)

内装・床1階店舗及びお菓子製造室床

モルタル金鏝押さえ

内装・床1・2階住居部全般床

コンポジションタイル フェイソールプルス東リ

内装・壁お菓子製造室壁

アクリル樹脂塗装

内装・壁店舗及び1・2階住居部全般壁

珪藻土塗り(自主施工)

内装・その他1・2階壁及び屋根全般断熱材

高性能グラスウールアクリアネクスト旭ファイバーグラス

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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y+M design officeによる、兵庫・姫路市の住宅「軸組の家」
y+M design officeによる、兵庫・姫路市の住宅「軸組の家」 photo©笹の倉舎/笹倉洋平
y+M design officeによる、兵庫・姫路市の住宅「軸組の家」 photo©笹の倉舎/笹倉洋平

y+M design officeが設計した、兵庫・姫路市の住宅「軸組の家」です。

兵庫県姫路市にあるJR姫路駅からほど近い敷地で、周辺には店舗や住宅だけでなく工場などが多く建て込んだ地域である。
間口は約6mのいわゆる「鰻の寝床」である。

建築家によるテキストより

まず敷地いっぱいに木造の軸組を造り、約6mの間口を2等分し、奥行き方向に細長い2つのスペースをプランニングしている。

東側半分を屋内空間とし、西側半分を半屋外空間として生活を豊かにするバッファーゾーンとした。半屋外空間は通りに面して開放的にすることで、屋内空間と通りをつなぐインターフェースとなる。

1階の半屋外空間は駐車場・駐輪場と小さな庭を配置した。寝室は小さな庭に面し、書斎スペースはお気に入りの車を横目に通りの気配も感じることができる。2階の半屋外空間は大きなテラスとして、キッチン横のガーデニングスペースやリビング横のアウトドアリビングとして屋内空間を拡張する。

半屋外空間の屋根は野地板のスキマにグラデーションを持たせることで、屋内への日射所得をコントロールしている。2階テラスの床も格子状にすることで1階への採光だけでなく、1・2階をつなぐインターフェースにもなる。

建築家によるテキストより
「トヨタ/ウーブン・シティ整備(静岡県裾野市)/大林組らで施工進む」(建設工業新聞)

「トヨタ/ウーブン・シティ整備(静岡県裾野市)/大林組らで施工進む」という記事が、建設工業新聞のサイトに掲載されています。こちらのプロジェクトは、BIGが進めていることでも知られています。
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以下はその動画。

こちらはBIGのビャルケ・インゲルスによるプレゼンの動画。その手法も注目されました。

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