SHARE 吉田裕一建築設計事務所による、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」
吉田裕一建築設計事務所が設計した、神奈川・厚木市の、菓子店舗兼住居「妻田南・HOUSE・A」です。
神奈川県厚木市の駅からは少し離れた小鮎川のほとりに建つ、小さな焼き菓子屋さん兼住居です。
1階はお菓子工房及び店舗で半分以上の面積を使い、住宅としては玄関と水回りがあります。
2階は全て住居スペースで、夫婦と猫3匹が暮らしています。かつて商店街に軒を連ねていた長屋の店舗兼用住宅という形式と違い、こうした郊外の住宅地の中にさまざまな用途の兼用住宅が点在していくような状況は、周辺の地域にとっても生活を豊かにする要素だと考えました。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
神奈川県厚木市の駅からは少し離れた小鮎川のほとりに建つ、小さな焼き菓子屋さん兼住居です。
1階はお菓子工房及び店舗で半分以上の面積を使い、住宅としては玄関と水回りがあります。
2階は全て住居スペースで、夫婦と猫3匹が暮らしています。
かつて商店街に軒を連ねていた長屋の店舗兼用住宅という形式と違い、こうした郊外の住宅地の中にさまざまな用途の兼用住宅が点在していくような状況は、周辺の地域にとっても生活を豊かにする要素だと考えました。
建築は店舗としてのアイコンになり、かつ、さりげなく地域に溶け込んでいけるよう、シンプルな切り妻屋根の白いボリュームとしました。店舗部分は通りの角に向かってやや距離をとって開き、存在は感じるけれど、押しつけがましい商売っ気は感じさせない。でも、今度寄ってみよう、と思えるような雰囲気を出しています。
住居部分は人の生活はもとより、猫たちの暮らしも重要視しています。
走り回ったり爪とぎを想定しての塩ビタイルの床、落下防止ネット付きの階段手すり、ちょこんと座って外を見れるようにした窓台など、猫と人が共に生きていくのにささやかな仕掛けを施しています。
お菓子を買いに来る人の笑顔と相まってこの地域を豊かにする建築になることを期待しています。
■建築概要
所在地:神奈川県
設計監理:吉田裕一建築設計事務所(担当:吉田裕一、安藤聖)
構造設計:ASD
施工:村上建設
敷地面積:245.53㎡
建築面積:49.68㎡
延床面積:99.36㎡
構造:木造2階建
設計期間:2018.04〜2019.02
施工期間:2019.03〜2019.07
写真:くすきはいね
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・屋根 | 屋根 | |
外装・建具 | サッシ全般 | |
外装・建具 | 店舗入口 | 木製引き戸(特注) |
内装・床 | 1階店舗及びお菓子製造室床 | モルタル金鏝押さえ |
内装・床 | 1・2階住居部全般床 | |
内装・壁 | お菓子製造室壁 | アクリル樹脂塗装 |
内装・壁 | 店舗及び1・2階住居部全般壁 | 珪藻土塗り(自主施工) |
内装・その他 | 1・2階壁及び屋根全般断熱材 |
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません