永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築
photo©阿野太一 楠瀬友将

永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築

永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
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永山祐子建築設計が設計した、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」です。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプになることを目指す建築です。店舗の公式サイトはこちら

アイウエアブランドJINSのロードサイド店舗の設計。
ECサイトでの買い物が日常化しつつある時代に実店舗が持つ役割は、物を売る場所から体験を提供する場所へと変化しています。

このプロジェクトでは眼鏡の購入以外にも、この場所へ訪れる目的となるような滞在型の空間やコンテンツを提案し、地域と共生した新しいロードサイド店舗のプロトタイプを具現化することを目指しました。

建築家によるテキストより

敷地は群馬県前橋市、利根川や敷島公園の程近くの国道沿い。
緑に囲われた芝生の前庭の奥に赤城山の赤茶色と呼応する銅板葺の箱が浮いています。エントランスから入ると、三角形の大階段が斜め上へと視線を導き、その先に前橋の青い空が広がります。

大階段は席になっており、高さのある視点から店内、そして外の庭を望むことができます。
大階段先の屋上テラスは子どもが思う存分走り回れる広さに加え、腰掛けたり寝っ転がったりできる段々が囲みます。心地よい季節には庭に面した 6連のガラス引き戸が大きく開け放たれて店内が庭と一体化し、大階段の吹抜けを通って屋上テラスへとそよ風を運びます。
全ての場所がパノラマに広がる公園のように開かれた空間の中で、ピクニックをするように各々がお気に入りの場所を見つけて、過ごせるようにと考えています。

建築家によるテキストより

ここJINS PARKは、眼鏡だけでなく、美味しいパンやコーヒーを販売したり、地域住民が主催するマルシェやトークイベントを開催したりと、公園の広場のような場所になることを想定して計画されました。

それらのコンテンツは青空マーケットのように、連続的な体験として訪れる人に巡る楽しさを与えながら、その時々によって、それぞれの出店ボリュームを柔軟に変動できるようにする必要があります。それぞれのコンテンツに決められたゾーンを与えるのではなく、中心にコアを設け、その周りをざっくりと売場とすることで、様々な体験やイベントを許容するおおらかな空間を設計しました。

建築家によるテキストより

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永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
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永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 photo©阿野太一 楠瀬友将
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 image©永山祐子建築設計
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 image©永山祐子建築設計
永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築 image©永山祐子建築設計

以下、建築家によるテキストです。


概要
アイウエアブランドJINSのロードサイド店舗の設計。
ECサイトでの買い物が日常化しつつある時代に実店舗が持つ役割は、物を売る場所から体験を提供する場所へと変化しています。

このプロジェクトでは眼鏡の購入以外にも、この場所へ訪れる目的となるような滞在型の空間やコンテンツを提案し、地域と共生した新しいロードサイド店舗のプロトタイプを具現化することを目指しました。

ロードサイド店舗の新たな価値
敷地は群馬県前橋市、利根川や敷島公園の程近くの国道沿い。
緑に囲われた芝生の前庭の奥に赤城山の赤茶色と呼応する銅板葺の箱が浮いています。エントランスから入ると、三角形の大階段が斜め上へと視線を導き、その先に前橋の青い空が広がります。

大階段は席になっており、高さのある視点から店内、そして外の庭を望むことができます。
大階段先の屋上テラスは子どもが思う存分走り回れる広さに加え、腰掛けたり寝っ転がったりできる段々が囲みます。心地よい季節には庭に面した 6連のガラス引き戸が大きく開け放たれて店内が庭と一体化し、大階段の吹抜けを通って屋上テラスへとそよ風を運びます。
全ての場所がパノラマに広がる公園のように開かれた空間の中で、ピクニックをするように各々がお気に入りの場所を見つけて、過ごせるようにと考えています。

ここJINS PARKは、眼鏡だけでなく、美味しいパンやコーヒーを販売したり、地域住民が主催するマルシェやトークイベントを開催したりと、公園の広場のような場所になることを想定して計画されました。

それらのコンテンツは青空マーケットのように、連続的な体験として訪れる人に巡る楽しさを与えながら、その時々によって、それぞれの出店ボリュームを柔軟に変動できるようにする必要があります。それぞれのコンテンツに決められたゾーンを与えるのではなく、中心にコアを設け、その周りをざっくりと売場とすることで、様々な体験やイベントを許容するおおらかな空間を設計しました。

また、国道沿いの店舗に多く見られる、前に駐車場、後ろに平屋の店舗という構成を変えたいと考えました。
敷地を通り抜け後ろに駐車場を配置し、前庭から屋上テラスまでを立体的に構成することで新しい空間体験を生み出しています。

■建築概要

プロジェクト名称:JINS PARK 前橋
建築設計:永山祐子建築設計 (担当/永山祐子 小森陽子 池上里佳子)
構造設計:金箱構造設計事務所(担当/金箱温春 岡山俊介 蔭山快)
設備設計:ピロティ
外構:SOLSO(担当/齊藤太一 板垣雄太 藤野菜々恵)
照明(アドバイス):岡安泉照明設計事務所 (担当/岡安泉)
照明計画:大光電機 (担当/宇賀かなこ 穗積里菜)
サイン・グラフィック(JINS PARK):高い山 (担当/ 山野英之 金本紗希)
アートディレクション(エブリパン):菊地敦己事務所 (担当/菊地敦己)
建築施工:冬木工業 (担当/横田拓志)
什器サイン施工:スペース (担当/余佳)
構造規模:鉄骨造 地上2F
敷地面積:1720.64㎡
建築面積:442.45㎡
延床面積:499.33㎡
建蔽率:25.71%
容積率:29.02%
設計期間:2018.10-2019.12
工事期間:2020.05-2021.04
竣工:2021.04
撮影:阿野太一 楠瀬友将

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁

硫化銅一文字葺き(新星商事

外装・屋根屋根

硫化銅一文字葺き(新星商事

内装・床床1

フローリング オーク 特注色(望造

内装・床床2

Forboマーモリウム田島ルーフィング

内装・床床3

防滑性床材NSシート東リ

内装・壁

VIVO大雪山のナラ安多化粧合板

内装・水廻りトイレ

パブリック向けタンクレストイレLIXIL

内装・照明照明

LZD-92807YW(大光電機

外構・床ウッドデッキ

ウッドデッキ サンドリーフIOC

外構・照明照明

LZW-91602LTE(大光電機
LP-7127 LU(大光電機
AD-2989-L山田照明

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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タカトタマガミデザインでは、設計スタッフ・事務スタッフを募集しております。

当事務所は住宅、オフィス、商業施設、医療施設等、様々なジャンルの建築設計、インテリアデザインを行う少数精鋭の設計事務所です。

ここ数年は建築の設計に限らず、水上バスのデザインを手掛けるなど話題性のある様々な用途のプロジェクトを受注しています。
また、工務店と丹念に作り上げる小住宅のような仕事だけでなく、大手ゼネコンとの組織的に作る巨大物流施設の供用エリアの設計なども手掛けているので幅広い実務に関わることができます。

空間やその関係性を構築していく建築設計と、既存の箱のなかに空間を構築していくインテリアデザインとではアプローチが大きく違いますが、人の心を動かす空間をつくりたいという想いをもって、どちらにも積極的に取り組んでいます。そしてグローバルな社会に必要とされる幅広い対応力をもった設計事務所を目指しています。

2016年には当事務所の作品集が出版される等、国内外メディアへの露出も増えています。建築、インテリアが好きで、どのような仕事でも向上心と誠意を持って明るく取り組んで頂ける方を募集しています。

<参考情報>
タカトタマガミデザインウェブサイト
http://www.takatotamagami.net/
タカトタマガミデザイン作品集
https://takatotamagami.net/publication/takato-tamagami-architectural-design/
作品掲載誌
新建築、新建築住宅特集、商店建築、モダンリビング、建築ジャーナル、FRAME等

二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫・豊岡市の住宅「城崎の家」
二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫・豊岡市の住宅「城崎の家」 photo©水崎浩志
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二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫・豊岡市の住宅「城崎の家」 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、兵庫・豊岡市の住宅「城崎の家」です。

目の前に一級河川を臨む敷地での木造住居の計画。
川は勾配が非常に小さく流れが緩やかで、施主はこの川を眺められるような住まいを望んでいた。

また一方でこの河川には洪水など水害の歴史があり、私たちはこれらを考慮した上で計画を進める必要があった。そこでまず、住居の機能配置としては1階に倉庫や水回りなどを、2階に寝室やリビングダイニング、テラスといった機能を設け、水害時の安全を確保しながら平常時に景色の良さを感じられる住まいを考えた。

そしてテラスから景色を眺められることはもちろん、ダイニングテーブルの向かいにも大きな開口部を設け、生活の中心に川の風景があるような構成とした。2階上部には、一日を通して安定した光を取り入れられるよう北側にハイサイドライトを計画。さらに自然光の入射部分を深さのある断面形状とすることで、上部から滲み出るような、柔らかな光を取り入れることを意識した。

建築家によるテキストより
吉村靖孝による論考「動物の住まい考──ピッグシティからチキンビレジへ」。研究室で取り組んだ養鶏施設の写真も掲載

吉村靖孝による論考「動物の住まい考──ピッグシティからチキンビレジへ」が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。研究室で取り組んだ養鶏施設の写真と画像も5枚掲載されています。

こちらはtwitterに投稿された養鶏施設の写真。

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