STA土屋辰之助アトリエによる、東京・港区の住宅「House MA」

1,296.79 STA土屋辰之助アトリエによる、東京・港区の住宅「House MA」

STA土屋辰之助アトリエによる、東京・港区の住宅「House MA」 photo©井上登
STA土屋辰之助アトリエによる、東京・港区の住宅「House MA」 photo©井上登
STA土屋辰之助アトリエによる、東京・港区の住宅「House MA」 photo©井上登
STA土屋辰之助アトリエによる、東京・港区の住宅「House MA」 photo©井上登

STA土屋辰之助アトリエが設計した、東京・港区の住宅「House MA」です。

典型的な東京の山の手である「麻布」は起伏に富んだ地形で構成されている。古川の流れによってつくられた台地と谷地、その支流により襞のように入り組んだ地形によりいくつものエリアが多様に存在している。敷地は有栖川記念公園の近く、大使館も多く、インターナショナルな雰囲気と緑豊かな自然に包まれている。

一方で、高台住宅地としてのスケール感を維持しているエリアでもあり、その双方の性質を引き受ける、町と緑に対して開放的かつ連続的な住空間を目指した。

建築家によるテキストより

また、クライアントは住宅建材・設備機器メーカーに勤務していることもあり、この住宅もそのメーカーの製品を中心に構成されている。いわゆる「既製品」を使って建築家作品をどこまで追究可能であるかも設計の重要なテーマであった。

新建材と住宅建築の歴史は日本の住宅を語る上で欠かせない。特に戦後、東京オリンピックを契機に発展を遂げたユニット製品、工業製品としての建材は新築=大量生産のフェーズから改修=選択のフェーズへと既に変容している。

この住宅においても建材の付加価値を含めた機能、意匠や質感、施工性を評価しつつ採用可能な製品を取捨選択した。結果、かなりの部分を既製品で構成することができた。更には、メーカーの想定している標準的な納まりや簡易な施工方法の中だけで設えるのではなく、周辺の「手づくり」の部分と組み合わせることでお互いの価値を高められていると考える。

建築家によるテキストより
ネリ&フーによる、中国・蘇州市のチャペル「Suzhou Chapel」

1,162.63 ネリ&フーによる、中国・蘇州市のチャペル「Suzhou Chapel」

ネリ&フーによる、中国・蘇州市のチャペル「Suzhou Chapel」 photo©Pedro Pegenaute
ネリ&フーによる、中国・蘇州市のチャペル「Suzhou Chapel」 photo©Pedro Pegenaute
ネリ&フーによる、中国・蘇州市のチャペル「Suzhou Chapel」 photo©Pedro Pegenaute

ネリ&フーが設計した、中国・蘇州市のチャペル「Suzhou Chapel」です。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

このチャペルは、大きな村の中に存在する特徴的な建物です。幹線道路やウォーターフロントから見える一等地に建っています。その建築言語は、起伏のあるレンガ壁や浮遊する白いボリュームなど、プロジェクトの他の場所で見られる同様の要素に由来していますが、ここではそれらが別レベルの明確な表現になっています。レンガの壁は、さらに洗練されたスケールへと変化し、異なる高さの壁が互いに織り成すことで、建物へと続く風景の旅を演出しています。

白いボリュームも特別な扱いを受けており、ここでは2つの層で構成されています。内側の層はシンプルな箱で、四方に散りばめられた窓があり、外側の層は折りたたまれ穴の開いた金属の皮で、隠したり見せたりする「ヴェール」となっています。昼間、白い箱は太陽の光を受けて優しく揺らめき、中身をさりげなく見せてくれます。夜になると、白い箱は宝石のようにプロジェクトの道しるべとなり、さまざまな窓から四方八方に柔らかな光を放ちます。

建物内では、プレファンクションエリアを経て、高さ12mの光あふれるメインチャペルスペースへと誘導されていきます。高さ12mの光あふれる空間です。ピクチャーウィンドウには様々な人工物や自然の風景が映し出され、周囲の自然とのシームレスな融合を実現しています。中2階には、ゲストの人数に合わせてキャットウォークが設置されており、360度見渡せる空間になっています。中二階は、部屋の上部全体を包む木製のルーバーケージに組み込まれています。光る電球のグリッドと繊細なブロンズのディテールが、静かな修道院のような空間に豪華さを与えています。グレーのレンガ、テラゾ、コンクリートなどのシンプルな素材感に、特注の木製家具や細工された木のディテールが映えています。礼拝堂のもう一つの特徴は、メインスペースとは別に階段が設けられていることです。この階段からは、風光明媚な湖を一望できる屋上に出ることができます。この階段に沿って様々な開口部が設けられており、内部と外部の両方から思いがけない景色を楽しむことができます。

最も注目を集めたトピックス [期間:2021/4/26-5/2]

216.52 最も注目を集めたトピックス [期間:2021/4/26-5/2]

最も注目を集めたトピックス [期間:2021/4/26-5/2]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/4/26-5/2)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介
  2. 二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫・豊岡市の住宅「城崎の家」
  3. 平田晃久・加藤耕一・曽我部昌史・山田紗子・吉村靖孝が審査した「住宅建築賞2021」の入賞者が発表
  4. 末﨑潤一建築設計事務所+久曽神倫による、愛知の「豊橋の住宅」
  5. 齋藤隆太郎 / DOG+高栄智史による、東京・新宿区の設計者自身のオフィス「街に寄り添う設計事務所」
  6. OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁による、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」。写真家 大竹央祐による、改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介
  7. 永山祐子建築設計による、群馬の、アイウエアブランドJINSの新店舗「JINS PARK 前橋」。地域と共生する新しいロードサイド店舗のプロトタイプを目指す建築
  8. 芦沢啓治建築設計事務所の内装デザインによる、東京・渋谷区の「ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ」
  9. SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載
  10. 隈研吾による、東京・港区のシェアオフィス「SHARE M-10」の写真
  11. 小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・中央区の、タワーマンションの一住戸の部分改修「勝どきの2枚壁」。商品化された住戸をパーソナライズする試み
  12. 長坂常 / スキーマ建築計画による、アメリカ・ユタ州の別荘「パウダーマウンテンのシャレー」
  13. 三井嶺建築設計事務所による、神奈川・逗子市の住宅「逗子の家『森の図書館』」
  14. タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所による、大阪の「宮本町の住居」
  15. 内藤廣建築設計事務所の建築設計による、奈良市の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」。素材と寸法の操作によって歴史的町並みと対話することを意図
  16. ザハ・ハディド・アーキテクツがコンペで勝利した、中国・深センの高層タワー「Tower C at Shenzhen Bay Super Headquarters Base」。低層部が公園と一体化し市民にパブリックスペースを提供
  17. 井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、東京・港区の集合住宅「はつせ三田」
  18. 新居千秋都市建築設計が最優秀者に選ばれた、埼玉・越谷市の「(仮称)緑の森公園保育所」設計プロポの提案書が公開
  19. 保坂猛建築都市設計事務所による、東京の、延べ床約18m2の自邸「LOVE2 HOUSE」の高クオリティな動画
  20. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・台東区の、くら寿司のグローバル旗艦店「くら寿司浅草ROX店」

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