SHARE ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsが設計した、千葉・我孫子市の「双葉保育園」です。
千葉県我孫子市にある双葉保育園の新園舎のデザインである。
幼児たちは大人が想像する以上に感性豊かで、日々多くのことを学び、感じとっている。
保育園は感性を育む大切な時期に日々を過ごす空間である。今回の計画では「成長に合わせて思い出に変化を与える保育園」をコンセプトに、視点によってモノゴトの見え方・感覚が変化することを直感的に学べる空間を提案した。
壁面に設置された、葉っぱを連想させる穴からは、4色の色が見えてくる。
見る方向や高さによって異なる色が重なり合い、さまざまな表情が現れ、記憶に残るような強い印象を与える。小さい時に見上げた時、大きく成長し見下ろした時など、その時々によって見え方が変わり、日々過ごす空間が成長と共に変化する。
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以下、建築家によるテキストです。
千葉県我孫子市にある双葉保育園の新園舎のデザインである。
幼児たちは大人が想像する以上に感性豊かで、日々多くのことを学び、感じとっている。
保育園は感性を育む大切な時期に日々を過ごす空間である。今回の計画では「成長に合わせて思い出に変化を与える保育園」をコンセプトに、視点によってモノゴトの見え方・感覚が変化することを直感的に学べる空間を提案した。
壁面に設置された、葉っぱを連想させる穴からは、4色の色が見えてくる。
見る方向や高さによって異なる色が重なり合い、さまざまな表情が現れ、記憶に残るような強い印象を与える。小さい時に見上げた時、大きく成長し見下ろした時など、その時々によって見え方が変わり、日々過ごす空間が成長と共に変化する。
僕と君とではモノゴトから受ける印象が違う。そういった空間体験を通して、世の中を多面的に捉えることの大切さ、多様性を受け入れる豊かな感受性を養ってもらいたいと思っている。
空間全体には、自然素材をふんだんに使用している。
保育室の壁は園児の年齢ごとに身体スケールに合わせて色や目地の幅を変え、無意識のうちに成⻑を実感できる空間とした。
また、空間デザインに合わせたサイン計画/グラフィックもデザインした。
双葉の形をした室名サインは、壁面プレートと羽出しプレートと分けることで、進行方向からの視認性、壁面正面からの視認性の両方を確保した。また、プレートのグラフィックには、子供が直感的に理解できるように、年児ごとにサイズを変えた鳥のピクトグラムと平仮名を併記している。
(ジャクエツ + 2id Architects)
■建築概要
所在地:千葉県我孫子市
工事種別:新築
構造:木造
規模:地上2階
用途:保育園
敷地面積:1792.21㎡
延床面積:639.98㎡
建築設計:ジャクエツ / 青柳大祐
内装設計:2id Architect / 岡田宰、荒井隆太郎
サイン計画:2id Architect / 岡田宰、荒井隆太郎
構造設計:シェルター
設備設計:ビームス・デザイン・コンサルタント
施⼯:上村建設工業
クライアント:双葉福祉会
設計期間:2019年5月~2020年5月
施工期間:2020年6月~2021年3月
撮影者:木田勝久 / FOTOTECA
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・床 | 廊下 | |
内装・壁 | 廊下 | 不燃デジタルプリント壁紙+NC加工パネル(ダイライト t12 突板 + クリア塗装仕上げ) |
内装・天井 | 廊下 | EP塗装+躯体梁現し |
内装・床 | 保育室 | 複層フローリング |
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