SHARE 川嶋洋平建築設計事務所による、宮城の店舗「JINS 仙台泉店」。ロードサイド風景に馴染みつつ埋没しない事を意識し、構造計画と雁行するガラス面によって透過と反射がファサードに複雑な表情を生む建築を構想
川嶋洋平建築設計事務所が設計した、宮城の店舗「JINS 仙台泉店」です。ロードサイド風景に馴染みつつ埋没しない事を意識し、構造計画と雁行するガラス面によって透過と反射がファサードに複雑な表情を生む建築が構想されました。店舗の公式ページはこちら。
宮城県仙台市に設計した店舗の計画です。
敷地は車通りの激しい道路と大型駐車場に接しています。各方向迫った隣地建物はなく見通しのいい郊外のロードサイドに位置する店舗です。そんなある種ありきたりのロードサイドの景色に馴染むような、ただの店舗として風景に埋没しないように設計しました。
計画としては全面ガラス張りの開放的な長方形の箱を設計しています。ガラス高は3400 mmとし、アイレベルからの見通しの良さを壊さないように計画しました。またガラス面をギザギザと雁行させて設置していることも特徴的です。構造としては柱を建物中央に一列に配置し、その柱からやじろべえのように両側均等に伸ばした梁により屋根を支えています。
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以下、建築家によるテキストです。
宮城県仙台市に設計した店舗の計画です。
敷地は車通りの激しい道路と大型駐車場に接しています。各方向迫った隣地建物はなく見通しのいい郊外のロードサイドに位置する店舗です。そんなある種ありきたりのロードサイドの景色に馴染むような、ただの店舗として風景に埋没しないように設計しました。
計画としては全面ガラス張りの開放的な長方形の箱を設計しています。ガラス高は3400mmとし、アイレベルからの見通しの良さを壊さないように計画しました。またガラス面をギザギザと雁行させて設置していることも特徴的です。構造としては柱を建物中央に一列に配置し、その柱からやじろべえのように両側均等に伸ばした梁により屋根を支えています。
雁行したガラス面は視点の動きや日差しの角度、明るさに応じ、周囲の風景を反射させたり透過したりと変化します。ガラスのもつ存在感と透明性が、明るく開放的ながらも複雑な表情の建物になればと思っています。
■建築概要
建物名:JINS 仙台泉店
竣工:2019年12月
用途:店舗
所在地:宮城県仙台市泉区高玉町9番144
敷地面積:602.24m²
建築面積:163.32m²
延床面積:155.16m²
構造規模:S造 平屋
意匠設計:株式会社川嶋洋平建築設計事務所 川嶋洋平、鈴木直
構造設計:深澤大樹
設備設計:ピロティ株式会社
施工:シンコー株式会社
撮影:阿野太一
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・壁 | 外壁 | |
外装・建具 | 鋼製建具 | St-2.3t 曲げ粉体塗装仕上げ(林サッシ工業) |
内装・床 | 床 | |
内装・家具 | 収納家具 | |
内装・照明 | 内部照明 | |
外構・照明 | 外部照明 |
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